028 霊学篇一 霊的病気(2)

死霊による脳膜炎

“十九歳の娘、時々三十八度位の発熱と共に喘息の様な咳が出て脳膜炎的な症状となり、数分間呼吸が出来なくなる事が幾度もありますが、脈は不思議な程平常です。この娘の祖父が喘息で死んで居ります為か、祖父のうわごとをよく云ひますので、霊的とは思ひますが、新薬の阿片麻を十五本も注射して居ますので、右肩及び腰部が強く痛みます。長い時は四、五時間も気が付かない事がございます。右、御救ひ頂けませうか。

“死霊が憑いて脳膜炎的症状を呈する。肩などの注射の為、阿片麻など毒薬である。浄霊で治る。仏壇を早速祀るべきである。

脳梅毒の夫(御神書)

“私の夫行雄(当年三十八歳)は一昨年十月頃医師より脳梅毒陽性と診断されサルバルサン四十本程を打ちましたが思わしくなく、マハールゾルをこれも約四十本打ちましたが症状は悪化するのみなので一時中止し、昨年末より浄霊を受けるようになりましたら、よく眠る事も出来、食欲も普通になり、体力は回復しました。約二ケ月前より下痢の御浄化を頂いておりますが、病状は変化なく、嘘をよくつき、非常に欲の深い事を言っており、勝手にそれを実行し反って損のいく事ばかりをし乍ら本人はそれが分りません。私は本年二月に、又、夫の実妹は四月に入信させて頂き、今月初めには光明如来様、屏風観音様ともに奉斎させて頂きました。尚、私の家は実兄がおり乍ら盲目のため別居して、家督は弟である夫の行雄が継いでおります。然し戸籍面では夫が長男になり兄が養子となっております。実父は型紙彫刻を業とし、母は十年程以前に破傷風で亡くなっており、生前は夫行雄を特に可愛がったそうです。家には兄の参拝していた稲荷神社大麻と書いたお札と以前の家の持主の祭っていたらしいお稲荷様が神棚にそのままになっております。右の次第ですが、如何なる原因で、又今後どの様にすればよろしいでしょうか。又治るでしょうか。御教示を御願い致します。

“下痢しているのは非常に結構である。嘘をつくのは狐である。御神書を読ませれば治る。稲荷神社のお札は処理した方がよい。一年はそのままにしておき、月に一度位お祀りしてやる。(S25・5・27)

唖の真因(木龍、前世、欧氏管通風)

“唖の発生の原因に就いて御教え願います。

“耳が聞えて物言えぬ事もあるが、普通は耳が聞えず物が言えぬ。木龍の場合と、前の世で死ぬ時頭を砕いて死んだり、脳震盪の内出血が耳へ出て死んだ場合とか、又、服毒して舌が硬化して死んだりする。それ等のものが生れ替ったものである。木龍は耳があるにはある。例えば、神社の木などに憑いてる龍で、それを伐って祟る場合がある。だから木龍の方が治りいい。又、耳下腺或いは鼓膜の奥に塊のあるのは治りいい。非常に長くかかるのと治り易いのとある。欧氏管通風というのがある。耳と鼻の間に何か詰っているとして通す。するとこれによって鼓膜の裏側の所を通し、全然聞えぬ。生れつきの唖は肚の中にいるうち龍が憑く場合もある。龍神が人間に生れた場合、結婚出来ぬ。龍女も信仰して徳を積めば結婚も出来る。唖は木龍である。盲も殆ど蛇の罪――。生れつきの盲など、腹にいる時憑依するものである。先天的唖は祀るといい。 胎児、五ケ月以上の子は人間として扱う。(S23・8・12)

口利けぬ子(木龍祟り)

“当年八歳の男の子、生れながらに口がきけませんが、耳は聞えます。ラジオの歌などよく覚えて調子をとります。二十二年十月、私が入信以来浄霊を続けておりますが、現在記憶力がなくなってきました。何か霊的原因がありませうか。又、御浄霊により治りませうか。御伺ひ致します。

“治る。木龍か何か憑いている。普通の木龍ではなく何かの祟りである。その執着が龍神になっている。前頭部と首筋の塊を浄霊する。耳が聞えれば口はきける。(S25・2・5)

狐霊による唖

“唖の原因に狐霊の場合がありますか。

“狐の場合は滅多にない。狐がなぐられ、ブチ殺されて耳をやられたのが憑く。そういう場合もあり得る。大体は蛇である。

痙攣・歩けず・口きけぬ小児麻痺(赤子か動物霊)

“四歳の子供(森けい子)、小児麻痺で浄霊を続けていますが、痙攣、歩けず、口がきけず――癒りますか。

“相当重そうである。憑霊であろう。(老霊)治らぬ事はないが長びく。気長にやると年々よくなる。赤ン坊か動物霊かどっちかで、母なら母が信仰に入り、徳を積む。(二、三年前大阪の人が来たが、最初来た時は随分ひどかったが、此前来た時は立てた。それと同じような症状である)

幼児遠眼(鳥転生)

“室蘭市の白坂秋子(十歳)、現在眼病にて悩んで居ります。三、四歳頃には何ともなかったが、六歳頃からそれと気がつき、病院へ行き院長先生に見て頂いた処「生れつきだから切開せねばならぬ」と申されたそうです。現在電気や光はとてもまぶしがります。夜なら普通の光なれば三里ばかり先でも見えます。昼でも老眼鏡をかけるとよく見えるのです。浄霊の際の手は二寸位先まではハッキリ見えます。又、平常は眼の玉が左右に動き通しです。此の様な病人も治るでしょうか。又、浄霊法をお教え下さい。

“動物霊の生れ替りである。治る。夜活動した動物で、鳥であろう。鳥には遠くが見えるのがある。前頭部の奥を主に浄霊する。気長にやれば治る。(S24・11・8)

鳥眼と鳥胆(転生)

“鳥眼の患者に鳥の胆を食べさせてよく治ったと言ふ事を聞きますが、どんな訳でせうか。

“斯んな事はない。鳥眼の原因は前世に鳥だったのが転生し、その性能が残っている。浄霊で治る。鳥の胆とは関係はない。鰻の胆などといふが、あまりうまいものではない。

鳥眼より失明状態となる

“私は少年時(十二歳頃)より眼が悪く、夕方より段々に視力弱くなり、夜間に至っては全く見えなくなりましたので、医師に診断を受けると鳥眼との事でした故に家伝薬は勿論、其他凡ゆる医薬に親しみましたが全く効果なく、三十年程前東京一流の専門医に診察の結果、盲膜炎変性と診断され、眼球に注射する事約五百本、其他眼球手術右四回、左一回致しましたが全然効果なく、五年前より更に悪化し、昨年暮迄の全くの失明状態となりました。昨年正月入信、浄霊を戴きましてより、極く少時間ではありますが見える事がある様になりました。全快の可能性ありましょうか。

“治る。目は少しやって僅かでも効果があればきっと治る。効果のないものでも気長にやれば治る。ただ手術の薬毒でどうなるか、問題はそれだけである。鳥眼とは鳥であった時代の習性が残っている。人から鳥となり、それから人間になったものである。医者にかからなければ鳥眼だけで済んだであろう。医者へかかって失明するまで悪くしてもらった。全く医学禍の被害者である。之位大きな間違いはない。それを救う手段方法も神様から与えられた。之を知った以上じっとしておられない。(S24・6・18)

色盲・夜盲症(動物霊)

“色盲や夜盲症は御浄霊致しましても相当長くかかる様に存じますが、早く御救い頂くにはどの様に致しましたら宜しいでしょうか、右、御教示御願い申し上げます。

“動物霊時代のものが残っている。軽いのと重いのとあり、事実ははっきり言えぬ。いくらかづつ良くなる。

色盲男子に多し

“十四歳の男の子で御座いますが、父が入信しましてから色盲になりました。そのお宅には祖父より伝はる狐の舌(実物)が御座いまして、狐憑き等はこれを布団の下へ入れるとすぐ離れるとの事で重宝がられて居ります。この狐の舌と色盲とは何か関係が御座いませうか。又こうした場合、色盲は治らないもので御座いませうか。尚、色盲は男子に多く女子には殆どないのは如何なる訳で御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“色盲は前世の動物の性能が残っているのである。動物は一色か二色の単一色に見える。馬なども赤一色である。音声でも一色か二色である。一番種類の多いのは人間である。入信した為動物の分子が浮いて来たのである。スッカリなくなる。狐の舌とは関係はない。獣の性能は男の方が濃い。  (S24・8・22)

肺炎と鳥眼(憑依と発熱)

“肺炎の患者で御座いますが、食事もろくろく頂かずに居り、家人の者より勧められて食事をしようと致しましたら急に眼が見えなくなりました。昼間は見えず、夜分電燈の光線になると見える様になりますが、如何なる御浄化で御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“鳥か猫の霊か何か憑いたのであろう。夜見える霊である。肺炎というのは――、そういう霊の憑いた時はキッと非常に熱が出るのを間違えたものである。きっと治る。頭を浄霊する。  (S24・6・21)

夜盲症(鳥、猫)

“本年五歳になる男の子で御座いますが、三歳の頃大病を致しましてから日中は目がよく見えないで夜になるとよく見えるそうです。最近針金で眼を突きさし、色々手をつくしましたが見込みがないとの事で五日程前から浄霊をいただいて居りますが、毎日の様に眠り続けて居りますが、何か霊が付いて居るので御座いましょうか。

“鳥とか猫の霊かであろう。治る。前頭部の奥――。(S24・2・24)

蛇形眼に映る

“私は右眼の御浄化中御浄霊により御救い頂き、今年春入信させて頂きました。其の後左眼に見るもの総てに黒点で虫の様な形をしたものが見え、その黒点を見つめていますと蛇の形に変ります。又、空中を見ますと手足のついた蛇の形をしたものが見えるので御座いますが、如何なるわけで御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“蛇の霊である。浄霊でとれる。(S24・9・29)

眼球脱出と青大将

“満二歳になる男の子が、出産後十日余り母乳を吸ったのみにて、三ケ月目には母親が腎臓炎にて亡くなりました。其の後一年を経た昨年の五月、子供の右眼の黒玉の下の方に白い星が出来ました。私はその頃入信、御浄霊をさせて頂いて居ります。それから二、三日の間に両眼とも閉じて了い、食物もろくろく食べませんでした。やっと一ケ月を経て瞼を開きましたが、目玉が蟹の様に飛び出して沢山の目脂が出続けました。其の後、目は大分引込んで参りました。今では黒玉が白赤色を帯び少し飛び出て居る程度で、全然見えないまま目脂の御浄化を頂いて居ります。これには何か霊的に原因があるので御座いましょうか。尚、子供の母親は二年前鶏を取りに来た蛇(青大将)を二匹殺した事があり、其の後間もなく産後が悪くて死亡致して居ります。これと何か関係が御座いましょうか。又、如何すれば宜しいでしょうか。御教えを御願い申し上げます。

“関係がありそうである。(青大将を殺すと斯様な事がよくある。蛇は殺す時頭を叩き眼が飛び出る)母が亡くなったので子供の目へ来たものだと思う。盲蛇になって霊界にいるからである。目脂が出れば必ず治る。眼薬は目脂を出なくする。(S24・6・21)

盲続く家

“大光明如来様を御祭りしてから母(六十五歳)が目を病み、約五ケ月になり先生の浄霊も受け、私も毎日の如く浄霊致しますがはっきりせず、私の家は古い家を買い受け住んでいますが、前住者家族に二人盲にて死んだ人(七、八十年前)があります。又、私の家は現在龍神様が祭ってありますので、先祖の因縁か龍神様の因縁か、関係ないでしょうか。御伺い申します。

“霊が制えるのである。それも霊が曇ってるからである。出来れば祝詞がいい。声が出なければ心で奏げてもいい。

腺病質児(死霊)

“私の妹(八歳)、本年一月にお光を頂いて居りますが、子供らしくない程おとなしく、又依頼心も強く小心者です。食欲も至って少ないので身体も痩せて居り、殊に胸がせまいのですが、余り病気はしないのです。成人する頃には胸部疾患にでもなるのではないかと心配致して居ります。早く明朗活発な子供になれないでしょうか。お伺い致します。

“死霊が憑くと腺病質になる。  (S24・7・28)

食欲ありて痩せる(死霊)

“三ケ月前に入信した二十三歳の男子で御座いますが、継母は一年程前に入信し、光明如来様を御迎へして熱心に御浄霊に従事致して居りました。父親も漸く共鳴して一生懸命やらせて戴く様決心し、同人も有難い事がわかり、六月初めに会社をやめ御手伝いにかかりましたら胸の御浄化を戴き、不思議な位よく食事が進むのに痩せる一方で、夜になると死んだ実母及び親戚の死んだ人々が蒲団の中へ入ってきて何とも訳の分らぬ事を云って賑やかな事だそうで、死んだ実母は夢に出て「お前は親戚中のはねのけものだ」と云ひます。何か訳があるので御座ひませうか。今後如何様に致したら良くなりませうか。御教示を御願ひ申し上げます。

“霊界で救はれぬ人が大勢いる。祝詞が一番いい。肺で死んだ霊であらう。浄霊の際祝詞を三回宛霊に聞かす。前頭部を浄霊する。或程度まで行ったら治る。(S24・7・26)

水死霊憑依の肺病者

“一年程以前より肺病の診断を受けて居ましたがはっきりせず、二十日程前から浄霊を受けていますが、浄霊を受けますとうつ向きになり、前後へよろめき、又水の中で何物かが苦しむ様な様子をしたりしましたが、五日目頃に欠伸が沢山出て体の動くのがやみました。今は未だ声が出ず、道等歩くと呼吸が苦しくなります。これは何かの憑きものでせうか。声は出る様になりませうか。

“水死の霊である。欠伸は悪のビ━霊で、浄霊して欠伸の出るのはいい。欠伸の沢山出るのは霊の悪いのが出る。肺病などで衰弱すると霊が憑き易い。之は衰弱してから憑いた霊である。だから割合い簡単に出る。衰弱が問題で、之さえとれれば治る。すでに喉頭結核になっている。出す古い痰に毒があり、それが喉にカタルを起さすのである。それで声の弁が腫れる。

結核の霊的因縁

“肺結核の霊的因縁を御教え下さい。

“霊的も多い。大抵は身体が弱った時に憑く。兄弟の霊が一番多い。霊界では淋しいのでどうしても呼ぶ。風邪等の何かの動機で身体が弱った時に憑く。すると肺病の通りになる。又、元気の時に憑く場合もある。此方に曇りがあるから憑く。霊が抜けるとすぐ治る。憑いて長くなると離れ難いが、憑いて間もないとすぐに離れるものである。

結核再浄化(霊祀による解決)

“妻はる子(教修生、三十一歳)、本年七月頃より結核症状の御浄化にて、御浄霊により一時良くなりましたが再浄化頂き、だんだん衰弱して来ます。食欲はあまり有りません。脈は百四十程数えられます。御浄霊後は大変に楽になります。生家で三人、私の方で七人結核で死亡致して居ります。最近、大光明如来様、御屏風観音様も奉斎させて頂いて居ります。御救い頂けますもので御座いましょうか。

“霊はお祀りを形式的にやってもちっとも有難がらぬ。だからお祀りしていいというものでない。霊の承知せぬ場合がある。どれかの霊が憑っている。結核は必ず再浄化する。或程度衰弱を越すといけない。方々に固まっている。延髄に固まっている。見当違いを浄霊すると反って平均浄化が起って咳がよけいに出る事がある。(S24・11・13)

結核者で肉親は癌

“今年四十五歳の女子、昨年八月より肺結核に罹り一ケ年間三十八度の高熱が続き、本年五月迄医療を受け、その間ストレプトマイシン九本を注射して居りますが効果なく、五月以降は医療を止め就寝して居ります。最近本教の御浄霊を受ける事となり、本月三日より私が御浄霊をして居ります。そして本日迄に次の様な事が判りました。

(イ)、昔から観音様の信者で、本人も御主人も大変喜んで、本月四日早速入信して御縋りして居ります。此の患者の父親は胃癌で、母親は子宮癌、兄が口内癌、姉が子宮癌で死亡して居ります。

(ロ)、此の家は、五年前に岡山市に居りました。その屋敷に湊川の戦ひで戦死した霊が出て、仏に祀れと云はれ、祀ってありますが、現在芦屋に居るのですが、現在は祀って居りません。

(ハ)、次に、昨年霊友会に入り、親類の仏様の戒名を書き、自宅の仏壇に祀ってありますが、家族の者は之を気にして居ります。

以上の事実は、此の病気と関係ありませうか。又、今後如何にしたら救はれるのでせうか。本人に代りて御伺ひ申し上げます。

“(イ)、結核だから癌の霊は作用してない。憑れば死霊と同じ状態になる筈である。

(ロ)、祀ってやった方がよい。強いて祀らずともよい。

(ハ)、霊友会のやってる事は嘘故、よくお礼をいって止せばよい。(S24・9・15)

妻の死後結核となる

“私は金藤家に生れ、十五歳の時親戚の菅家の養子となり、更に五十嵐の娘と結婚致しました。妻は結婚後六ケ月で(昭和二十三年五月二十六日)結核で死亡(妻は双子で、妹も昭和二十一年結核で死亡)しました。私は昭和十四年肋膜となり、昭和二十二年一月、初めて喀血し、同年五月又喀血致しました。更に昭和二十三年及び二十四年に、何れも一月と五月に喀血しました。妻の死と私の結核との霊的関係並びに浄霊法を御教示下さい。因みに私は昭和二十四年一月入信させて戴き、浄霊を受けて居ります。

“関係がないとは言えぬ。夫婦は、兄弟はよく霊が憑る。(S24・5・16)

肺患の霊――難症

“当年二十八歳の福永弥生と申す者、最近結核になり、養母が入信して御浄霊をさせて戴いて居りますが、この人は養女で三回目の結婚を致したのであります。最初の許婚であった男の人は結婚前養子として入籍しましたが、間もなく結婚前に結核で死亡致しました。その後本人が養女として入籍し、やがてその家の職人を婿として二度目の結婚をしましたが、その婿も幾何もなく女の子一人を残してやはり結核で死亡致しました。次にその家の養父も間もなく中風で死亡しましたので、本人は三度目の結婚をし、男児を生み、今度は自分が結核に罹りました。唯今の主人は月給は全部家に入れず、養母とは折合いが悪く、又、前夫の女児を邪魔にして家中風波が絶えず、いっそ離婚した方がよいとさえ思って居るそうですが、今後如何にしたらよいでしょうか。病気の原因は霊的でしょうか。又、今後させて戴いたら御救い出来ましょうか。御伺い申し上げます。

“簡単にはゆかぬ。肺で死んだ婿の霊が憑いたのである。請合う事は出来ぬ。やってみる。そして少し良くなってから入信さす。見込みのつかぬうちはまずい。(S24・11・17)

肺病霊の障り

“光明如来様をお祭りすればよい。朝晩祝詞を奏げれば肺病の霊の障る事もなくなる。(S  (*)・10・16)

蛇霊による喘息症状

“右の者、四ケ月以前より食事の時になると急に咳が出たり或いは気持が悪くなって食事が進まず、追々衰弱して危険な状態にまでなったので御座います。此の間自宅で懸命に浄霊致しましたが、思う様に行かず、唯今でも夜分は横臥する事が出来ないで炬燵によりかかって休みますが、時にひどく咳込んで苦しみ、水をよく飲みたがります。この際水か白湯であると不思議に治ります。右の者は約十年程前に父の生家の庭に於て長さ一間余りの青大将を殺した事がありますが、可哀相だと思いながらも殺してしまいました。此の病気は蛇の障りでありましょうか。又、如何にすれば御守護戴けましょうか。

“蛇による喘息である。祝詞(善言讃詞)が一番よい。自分で唱えても浄霊者が唱えてもよい。度々奏げてやるとよい。こういう蛇はいろんなものを呑んでいるから、その霊が蛇に憑いている。その蛇が憑くとやはり腹で呑まれた諸霊がゴチャゴチャしている。水は大いに呑んでよい。之も幽世大神様にお願いしてやるとよい。又、御讃歌か信仰雑話を本人が読むか朗読してもよい。霊的病気の時は信仰雑話の中の適当なものを読んで聞かすとよい。(S24・12・25)

掃除の時発作する喘息

“会員牧野豊(二十四歳)、九歳の時より喘息にかかり、昨年九月、母親と共に入信致しましたが、今日に到るまで余り目に見えて治る様子もございません。日常は発作も起りませんが、掃除などする時ハタキを自分でかけるとその翌日激烈な発作が起り、又それが必ず五日続き、六日目は平常通りになり何の発作も起りません。これは如何なるものでございましょうか。御教え賜り度く御願い申し上げます。

“喘息で死んだ霊が憑いている。掃除するのを嫌がり、止せという事であるから、やめよ。それで治らねば他に原因がある訳である。 (S24・10・1)

狭心症と猫の奇象

“大井照子(三十三歳)は数年来狭心症に苦しみ、一寸した刺戟にもすぐ手足が冷くなり、仮死状態になります。医師に色々みて貰っても原因が分らない由です。一ケ月前入信致し、恐怖心は大分取れましたが胸の動悸は未だ取れません。身体が大変腫れて居り、動悸の打つ時は手足の裏が熱くなるそうです。此の家には主人の兄が水死して居ります。今月十四日夜夢で黒白の斑の猫に拇指の先をきつく噛まれ、醒めてからもその指がザクザク痛んだ由、又先日私と話して居りますと黒白の猫が部屋を横切りました由、尚先月私が行くと夢に水死の兄が裸で四つん這ひになって走って行くのを見た由です。この夢と本人と何か関係がありませうか。又浄霊上の注意を御教示願ひ上げます。

“祀ってもらひ、祝詞を奏げてもらひたい訳である。それでなくては救はれないから、いろんな手段でこんな事をする。黒白の猫は兄の霊に憑いている猫かと思ふ。(S24・11・18)

水の出ぬ肋膜と霊

“或信者ですが、戦争中婚約者死亡、帰還し他の女と結婚後病気を得(肋膜炎)、或る祈祷者に尋ねたところ、最初の婚約者の霊の障りとの事ですが、其の霊を祀るには如何すればよいでしょうか。配偶者と死んだ婚約者とは親しい友達だそうです。

“肋膜は霊と関係はない。肋膜で水の出ないものなら霊と関係がある。昔からある祀り方でよい。尚、医者の誤診だといけないから祝詞を奏げてやるとよい。もし霊ならばそれで治る。 

胃潰瘍(青大将)

“本年一月十七日入信致しました林安三(三十八歳)の妻林東(未入信)で御座いますが、一昨年の五月頃から胃が悪く胃潰瘍症状で嘔吐、喀血致し、薬で辛うじて抑え、昨年十一月頃迄は少しはよくなって居りましたそうで御座いますが、今年の一月になり愈々悪化致し、床に就き、現在では相当衰弱致して居ります。安三さんは毎日一生懸命御浄霊を続けて居りますが、却って良くなりませず益々衰弱し、最近では重湯しか頂けません。先日御屏風観音様をお祀りさせて頂きましたが、安三さんに憑霊現象があり、質問致しました所、安三さんの父林福太郎(十七年前に胃が悪く七十八歳で死亡)と腹違いの母林ハマ(五十五年前、胃が悪く死亡)及び兄林安治(三十九年前胃が悪く九歳にて死亡)の三人が御屏風観音様をお祀り致しました事を感謝致して居りました。現在の母(七十九歳)は、五十九歳の時(今から二十年前)に片眼が、六十九歳の時(今から十年前)に他の片眼が失明し、現在では電燈の光が微かに分る程度で御座います。又、昭和十九年九月に城井川の氾濫で家が完全に流失して居ります。不思議に今迄の不幸が九の数字と関係が御座います。尚、安三さんは十八、九歳の頃、自宅で青大将が鶏を取りにくるので四匹程殺した事が御座います。東さんの腹は幽門からアバラにかけて拳大のしこりがあり、御浄霊をする度に膨脹移動し、時折茶色がかったヌラを吐きます。本人の症状は胃癌と推察されますが、右の母の失明、家の流失等霊的に相当訳が御座います様に思われますが、御教えをお願い申し上げます。

“青大将が祟っているらしい。胃病は薬が原因である。腹ばかりやってるからいけない。背中、肩、頭をやる。胃は背中をせねば絶対に治らぬ。(S25・5・11)

排尿減量―兄弟霊

“安斉和美(二十二歳)、三年前ネフローゼにかかり、種々手当を致しましたが思はしくなく、今年六月頃より御浄霊させて頂き、現在では大分良くなって参りましたが全身のむくみが中々取れず、又塩分を摂りますと目に見えてむくみが強く、又身体が冷えると尿量が半減致し、腰から下の方を大変寒がります。御浄霊法を御教授願ひます。又、病人の兄も同病で一年前死亡致して居りますが、霊的に何かの関係が御座いませうか。お伺い申し上げます。

“兄弟の霊は一番憑き易い。腎臓外部に毒が固まっている為腎臓の活動が弱っているんで、膀胱へ小便を送るのが弱っている。腎臓を主にしてする。塩分を急にやらなくても少しづつ摂ってやる。(S24・11・8)

血と泡の下痢する児(老婆霊)

“四歳の男子、一ケ月前に突然下痢を三日続け、以前死んだ老婆の様な姿をし、次に痙攣を起しましたが御守護を頂き全快致しましたが、すぐ続いて下の子(三歳)が突然下痢を三日続け、次に痙攣を起し死亡致しました。その死亡の時にも外の二人の子が次々霊憑りの様な異常な行動を致しました。処が昨夜より又前の四歳の子が再び、殆ど血と泡のみの下痢を始めました。之はやはりその老婆の霊と考へて宜しいでせうか。(今度この霊を御祀り致しました)

“祀らなかったのが原因である。症状は疫痢である。前頭と腹と背をする。霊が憑れば祝詞奏げて大丈夫である。(S25・5・3)

下痢続き痩せる小児(龍)

“私の子供(次男二歳)は生後三ケ月位で次の子供を姙娠した為か乳も少なくなり、人工乳で育てて来ました。食欲は普通ですが下痢ばかりして骨と皮ばかりに痩せています。最近一ケ月位程毎夜十二時頃より朝迄に水を一升位飲みます。又、夜寝ると時々後頭部へ五つ位グリグリの球の様なものが出来、朝になるとなくなります。霊的の様に思われますが如何でしょうか。又、如何様に致したら救われましょうか。御教示を御願い申し上げます。

“龍神の生れ代りか、憑ってるかである。人工乳で差支えない。下痢するのは毒がある訳である。いくらやせても子供は割合い間違いない。(S24・10・26)

移動(シコリ)の便秘

“四十四、五歳の婦人、下腹部に拳大の固いシコリあり、無痛なるも圧すると少しの痛みあり、浄霊の都度右左及びその大きさも大小に移動し便秘致します。右は霊的のものと考へて差支へ御座居ませんか。尚特殊な御浄霊個所が御座居ませうか。

“亡くなった亭主の霊かもしれない。(S23・10・22)

上昇する下腹の塊

“神経痛の患者で、左下腹部に固い塊があり、其の塊が一日に二、三回胸へ向って上って来て熱を持ち苦しみますが、此の塊は何でございましょうか。右、御教示の程を御願い致します。

“大抵蛇の霊である。塊へ向って浄霊すると動く。移動する所をやる。根よくやっているうちに治る。あまり長くはかからぬ。上昇の場合吐くのは胃へ霊が行った時で、前頭へ霊が行く時も吐く。(丸く痛いのは蛇がトグロを巻いている)  (S24・10・8)

腹部塊と地の神

“六十三歳のおばあさん、現在腹膜炎にて就寝中で御座いますが、腹部に大きさが拳程の塊があります。御浄霊させて頂いておりますと動いて位置が変ります。この御宅では去る四月十五日、或る物見に見て貰って地の神様の位置を変えました。其の前は極く小さな塊であったので御座いますが、其の後塊も大きくなり病気も悪化したと云っておりますが、この事に就きまして何か関係が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“地の神はない事もないが(どうという意味はない。)動くという事は霊だが――。気長にやれば治る。(S24・8・11)

疥癬薄紫に腫脹、腰力なく起たず(毒死)

“男(二十五歳)、女(四歳)の入信疥癬患者、男は手首が腫れ、薄紫に変って居り、熱も無く、化膿の様子もなく、痛みも大して無い様ですが、腫れがひどく使ふことが全然出来ません。最近は一段と悪化の状態。女は昨年八月頃迄何等異常なく歩く事が出来ましたが、現在は腰がきかず、立つことも出来ません。御浄霊の効果が少しも現はれて参りません。如何したら宜しいでせうか。

“薄紫に変って腫れてるのは結構である。腫れるだけ腫れて治る。浄霊を幾度もすれば早く腫れて排膿する。女の方は霊である。出来るだけ祝詞を奏げてやり、頭と腎臓をよくやってやる。足も頭の浄霊によって治る事がある。死ぬ時に、毒死が多いが、自殺などで身体が痺れて動かなくなって死んだ霊である。

座骨神経痛と殺生霊

“今年三十八歳の男子で、昨年九月より座骨神経痛で右足をひどく病み、現在右足を動かすと腰骨が一緒に動き、丁度叩きのめされた様な腰をして痩せて居ります。筋がひどく引攣(ツ)り、すっかり伸ばすことが出来ず、松葉杖にてやっと歩行する有様です。御浄霊はまだ四回より致して居りません。他聞すれば、商売でないのに二、三年前に馬、牛、犬、猫等を殺し、肉を闇売りしたそうです。それで最近夜中に家の中の梁(ハリ)の辺と思ふ辺に時計のセコンドの様な早い音が高く、はっきり聞え、本人もそれが気になり、悪い事をした祟りではないかと思ひ、又十六歳の時より山の木を数知れず切ったと申します。どの様に致しましたなら宜しいでせうか。御教示お願ひ致します。

“これこそ早く入信して、光明如来様をお祭りし、お願いすると、殺生した霊は救はれ、反って為に働くようになる。(S24・9・8)

両手足の震え(霊)

“長女、当年三十歳で、十九歳頃より両手が震え始めまして、二十一歳頃より両手両足が共に震えて歩行困難となり、筋が攣る様になりました。二十三年四月に当観音様へ入信致しまして、毎日御浄霊をさせて頂いて、今日此頃では少し良好になり、気分は大分よくなりましたが、倒れる様で未だ歩行は充分ではありません。霊的病気と思いますが如何なるものですか。又、全快致しますか。如何なる浄霊をすればよろしいですか。御伺い申し上げます。

“霊的である。一年一年良くなるから気長に浄霊する。頸筋の後ろ、前頭部、後は腎臓である。(S24)

発作的片足不自由・擬似小児麻痺

“本年二歳の女の児、先月半ば頃より突然片脚が不自由になり、所々診査致しました処別状なく、不思議に思ひ親に尋ねましたらば、その児の姉が四歳にて小児麻痺にて死亡致せし由、その霊の憑依と思はれますが、御浄霊のみにて宜しいで御座居ませうか。

“亡くなった児の霊であらう。腎臓、腰、足の裏等を浄霊する。擬似小児麻痺である。(S24・2・2)

膝関節炎で引攣る(祖霊)

“本年八歳になります娘で御座いますが、三歳の時に麻疹になりました時左の股が腫れまして注射を一日二本位の割で多数致し、遂に切開し、その際多量の膿が出まして、その後一年を経た頃から左足膝関節の痛みを覚へ、関節の裏側が引き攣って或程度足が曲ったまま伸ばす事が出来ず、次第にビッコが目立つ様になりました。その後指圧及びオケツ療法等を致しましたが、二十三年に娘の父母が入信致し、御浄霊によってだんだん状態がよくなって参り、八ケ月以内には一度患部の関節の裏側が紫に膨れ上り今にも出膿する様に見へましたが、出膿もせずそのまま引っ込んで固まって了ひました。それ以来今日迄一年半の間殆ど毎日、主に両親が御浄霊させて頂いて居りますが、症状は変らず、痛みは御座いませんが最近になりまして目立って又引き攣りがひどくなりました。因みに娘の母親の父は十九年前に左足膝関節リュウマチで、娘の症状とは逆に足が曲らないで伸びて固まったまま胃癌で三月七日に死亡致し、娘の父親が入信致しました日は丁度その祖父の十七年忌の日で御座いました。又、この娘の足が急に悪くなり始めましたのは八月の七日であり、その後御浄霊を初めて頂きましたのは九月の七日で御座いました。この様に祖父の死亡致しました七の日と色々の事が関連して居るので御座いますが、この娘の症状は霊的のもので御座いませうか。又は毒素によるもので御座いませうか。お伺ひ申し上げます。尚、この家は御神体をお祀りさせて頂いて居り、先日娘の母親は実家に参りまして、実家のお位牌を残らずお祀り致して参りました。

“注射の薬毒が固まった。そこへ霊が憑ったのである。祖父の霊が救はれたいので、自分がやってる事を知らしたい為そうしたのである。足の裏を浄霊する事が肝要である。後は人助けする事。それによって救はれる。  (S25・5・2)

中風霊

“六十九歳の女、七、八年前より神経衰弱に罹りましたが次第によくなりました。今年五月頃より頸が前屈し胸に着き不自由となりました。浄霊七回目の直後箸が握れなくなり、更に五時間後右手が胸の横に二つ折になってくっ着き、言葉も出なくなり、足は動くが立てず、四十度内外の熱が続きましたが、四日目に熱は下り、浄霊中に手が動き出し、一週間後言葉もかなり言へる様になりましたが、横にも向けずうめいています。食事は少量戴けます。家人は軽い中風の様に思っていますが、此の患者の娘、幼児の時脳病を患ひ、それ以来白痴の様になり、時折乱暴します。此の母子の間に霊的関係がございませうか。此の病気の原因並びに浄霊法につき御教示願ひます。

“中風の霊である。赤ン坊の脳病とは関係ない。気長にし、成可く祝詞を聞かせる。少しづつよくなる。(S24・9・18)

吐瀉より中風症状

“信者岡部政一(二十七歳)、去る十六日午後二時頃寒気及び左顔面神経痛にて勤め先より帰り、御浄霊を致しました。同日夜少し吐瀉いたしました。全身的に発熱致し、特に前額部左コメカミ及び延髄に痛みを訴えました。十七日は一日中前日と同様な状態でしたが、夜食事を致しますときどうしても箸が握れず、以来右手は丁度中風の如く利きません。夜六時頃便所へ行くと申し起しますが、立つ事が出来ませんでした。夜中一時頃便所に行って出たとき「今地獄の一丁目に居る」と突然申しました。十八日朝まで普通に寝ましたが、九時頃起きられず、便器にて二回続けて大便あり、此の頃より舌が回らず、意識は有りますが話が出来なくなりました。午前十一時十分前頃一度危篤状態となり、教導所へ御守護御願い致しまして、午後二時頃より意識がつきましたが舌が利きません。其の後少しづつ回復に向いましたが、夜九時頃医師が参り注射を一本打ちました処容体が悪化致し、意識は多少ありますが危篤状態が続いて居ります。熱は三十八、九度位ございます。食事は全然通りません。右、宜しく御守護をお願い申し上げます。

“中風で死んだ霊の憑依である。気長に浄霊すれば治る。(S24・11・19)

中風霊による症状

“五十五歳の婦人ですが、去る九月三日食後急に突き上げが来まして、それ以来血圧が非常に高く手足が不自由になり、後に医療を加へて居りましたけれど、少し動く様になりましたが、頭が他人のものの様になり重くて、就寝は隔日にしか出来ません。又、時々強く動悸がして、眩暈がして娘の手を固く握りしめ「淋しいから離れないでくれ」と申します。夫は十四年前に中気になり、七年目に死亡致しました。又、話し方は狂人の如き状態で何か霊が憑依している様であります。何か霊的に関係して居りますでせうか。又、浄霊の方法を御教示願ひます。

“中気の夫の霊らしい。右頸部が凝っている。頸を主にし、全身の苦痛の個所をする。祝詞を奏げてやる。(S24・11・8)

中風と物欲

“二十六歳の女、本年四月十八日、突然左半身不随となり、婚約も駄目になりました。お浄めで今辛ふじて歩行が出来ましたが、未だ手が不自由で御座居ます。何かの因縁でせうか。お教へ下さい。

“中風の霊が憑ったのであらう。二十六歳で中風は早すぎる。四十過ぎでなくては起らぬものである。気長にやれば治る。中風は物質欲がいけない。物欲をとらなくてはいけない。であるから症状は手(拇指)を握って胸へくっつける。罪の金があると本当の金は入らぬ。私など二十年間借金で苦しんだ。諦めてお任せすると入って来た。

拇指より霊入って中風症状となる

“五十七歳の婦人、七年前――戦時中、常会の際左足親指より頭頂部にスウーと何か入った様な感じがして同時に左膝がガクガクとなり、それより三日間意識不明となり、左半身不随となりました。因みに本人の父親、林業に従事致し、商売繁盛を仙台の三吉稲荷にお願い致しました。其の後好転致しまして、相当の財産を作った由、其の後三吉稲荷に御礼せず、後心臓病にて死亡致しました。近親者は狐の祟りと言って居ります。尚本人は左手を握ったままです。アクビをする時手指を延ばします。浄霊によって霊体共に救われますか。又、浄霊の急所をお伺い致します。 

“狐ではない。人間の霊で、中風で死んだ霊である。足の拇指から入るのは地獄の霊である。左手を握ったままでも、霊が憑ったのであるから普通のよりは軽い。狐は手の拇指から入り、龍神は人差指から入る。祝詞を奏げてやる。入信して御奉斎せよ。(S24・7・17)

毒死霊の中気

“長島清一(四十八歳)、昨年十一月、軽い中風発病後口中より甘いネバネバした唾が出て、何を食べても皆一様に同じ味がします。どれも皆美味しいそうです。空腹感も満腹感もなく、お湯を飲んでも水を飲んでも酒を飲んでも甘いそうです。入浴しても熱いぬるいが判りません。身体は右半身が少し痺れます。如何なる原因で御座いましょうか。お伺い申し上げます。

“普通の中風ではない。霊が憑っている。毒死の霊である。砒素剤系の毒は全身神経麻痺するから、無感覚になる。(S25・3・18)

中風で呼吸困難・舌を出す(猫)

“五十七歳の婦人、昨年十二月七日中風発病、特異症状としては、夜分時間を限り二、三回は呼吸困難となります。その時は一寸舌を出すようにして息をし、何か食物を欲しがります。本人はその節、歯に力が入り、歯が浮くような感じがすると申します。三十年前にある悪戯な野良猫を戸外の電信柱に縛ったまま殺してしまった事がありますので、その祟りではないかと気にして居ります。若しそうだと致しますれば、御浄霊の他に何か特別にお祭りの方法がありましょうか。

“猫の祟りである。中風の外に猫が憑っている。祝詞を奏げてやるとよい。(S25・3・3)

真症小児麻痺

“真症小児麻痺になった場合、霊が物質化して毒となり、腕や脚の神経、血管等を圧迫し、その成長を妨げるのでしょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“真症は脳溢血などで死んだ霊である。霊の物質化したのが脊髄――。(S23・10・18)

脳溢血霊の小児麻痺  講話集補  836

“当年十五歳の少年で御座いますが、三年程前から首は右に曲り、背は彎曲して、体は斜めで、手は全然利かなくはありませんがぶらぶらして蟹の様な恰好をして歩きます。現在御浄霊をさせて頂いて居りますが、如何なる原因で御座いませうか。父親は轢死、祖父は脳溢血で死んで居ります。

“脳溢血の霊である。この通りの恰好で死んだものである。気長に悪い所だけ浄霊する。光明如来様をお祭りしなくてはいけない。でないと霊が救はれぬ。

中風霊(歩行不能)

“私が半月程前より近所の小児麻痺の九歳になる女の子を浄霊致して居ります。右半身の方がひどい様で御座いますが、どの様に浄霊すると早く歩ける様になりませうか。父親は浄霊を始めてから四日目に入信致しました。

“中風の霊である。足をよく査べよ。足の裏にきっと痛い所がある。割合よく治る。(S24・9・7)

中風霊小児

“今年九歳の女児、昨年春脳炎を患ひ、御浄霊により全快致すと同時に半身不随になりまして、御浄化を頂いて居りますが、未だ何の変化もございません。其の父は六年前南方に於て戦死致して居ります。どの様な事で御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“中風霊、脳溢血の霊である。頭、頸筋、腕の付根――。(S24・3・14)

脊髄性小児麻痺

“九歳の男子、生後六ケ月頃風邪を引き、薬を飲ませて居りました処、ハシカの様な状態となりましてより三日程して全身クラゲの様にクタクタになり、其の状態が三日程続き漸次良好に向ひました。其後半月程に左手の肩の所が脱臼した様になりました。指先が多少動くが腕の上下は出来ません。日赤病院で診察して貰ったら脊髄性小児麻痺と云はれました。二十二年十月御守を頂き、浄霊を続けて居りますが大した変化はありません。原因と浄霊法を御教示下さい。

“中風の霊が憑いたらしい。真症小児麻痺である。気長にやれば治る。前頭部の奥を浄霊する。腕の付根もする。少しづつ良くなってゆく。 

蛇霊の毒(出血後痛)

“二月二十二日一度御面会に上らしていただきました顎の脹れた信徒、御面会翌々日八合余り出血、激烈な痛みで一時危篤状態になりましたが、御守護により回復致しました。光明如来をお祭りして大変気持よくなりましたが、又二、三日前に大量出血、初めより合せて三升位出ましたが、顎は元通り固く腫れて痛みも激しい様です。夢うつつに、「痛みを祀れ、三つ祀れ」と本人に聞えたさうです。この二、三日頭上半身を痛みが移動します。蛇の霊の様に思ひますが、祀った方がよいでせうか。御伺ひ申し上げます。

“蛇の霊かもしれない。普通の浄化なら大量に出れば治る訳である。祀ってやるとよい。板に名をかいて祀る。三守明神がよい。光明如来様の前に祀る。尚、之は蛇自身の毒である。  (S24・3・12)

胃中の蛇霊

“私の御浄霊しています三十七歳の男子、四年程前より胃を患ひ、天理教信仰をしていましたがよくならず、ずっと床について食事も流動食に近いものを取っていました。三月半ばより浄霊し始めましたが、忽ち起きられ普通食をとる様になりました。早速入信致し光明如来様もお迎へ致しました。その後次々と御浄化を頂き、時に耐えられない程の苦しみを覚えますと胃の辺がゴテゴテして蛇の動く如くに見えます。この家は以前表にあった井戸を埋めてしまひましたが、この事と関係がございますでせうか。又、如何致しましたらよろしう御座いますか。御教示お願ひ致します。

“蛇の霊がいる。祀るのは面倒だから祝詞、御神書を続ければ人間に生れてくる。浄霊は背部――。(S25・5・27)

動くグリグリ

“私、二十日程前より猛烈なる神経痛を起し、目は狐の如く引攣り、太股の辺よりグリグリが起り、アチラコチラを動き廻りましたが、御浄霊の結果ピタリと治った途端、今度は音声が少しも出なくなり、引続き御浄霊を戴いておりますが目立って治ってまいりません。私は薬はあまり服んで居りませず、健康そのものでした。右の原因及び浄霊法を御教示下さい。

“斯ういふのは蛇の霊が多い。身体中逃げて歩くんで非常に痛む。音声の出ぬのは喉へくっついている。その場所を浄霊する。祝詞を出来るだけ奏げ「幽世大神守り給へ幸倍賜へ、惟神霊幸倍坐せ」を二度づつ奏げる。蛇の霊は段々逃げて小さくなり、そのうち又起り、又小さくなって治る。

腹部逃げる塊

“大野やゑの(四十六歳)と申す信者で御座いますが、一年位前より月一回位腹痛の御浄化を頂き、御浄霊させて頂きますと親指位の固まりが腹部を逃げ廻りまして、消へますと痛みも楽になります事が度々御座いました。本年一月中頃より腹の具合が悪く、咳と下痢(日に五、六回)の御浄化を頂き、二月初めより床に就きまして、三月初め頃より食事を頂きますと腹痛が御座いますので流動物(重湯、果物の汁)を頂いて居ります。三月末より咳は止り、下痢の御浄化を頂いて居ります。其の後手足の甲にムクミが来まして大変衰弱致して参りました。御浄霊を致しますととても苦しいと申しますので、善言讃詞を五回程奏げますと楽になります。四月十一日手足のムクミは引きましたが、口、唇、舌、咽喉が脹れて痛み、話をするにも苦しく、一寸危険な状態で御座います。本人の申しますには腹の中が縄になってうねうねと動く様に痛むので気持が悪いと申します。之は薬毒の浄化で御座ひませうか。或いは霊的な関係が御座いませうか。お伺ひ申し上げます。尚、御神体は一昨年三月御祀りさせて頂いて居ります。

“腹部に蛇がいる。根よく浄霊する事である。蛇を殺した祟りか、その人に近い者に殺されたかで、頼ってくるのである。(S25・4・22)

移動性腹痛

“野村次雄(十六歳)、一月十日頃突然腰抜けの様な浄化を頂き、浄霊を続けて居る内に二十日頃快方し、ぶらぶらとして居りました。三月一日大光明如来様を奉斎した処、当日大変な腹痛を致し、先生に御浄霊を頂きました。当夜もとても苦しみ、翌二日隣の先生(教導師)に御浄霊を御願ひ致しました時、全身に震いを始めました。「蛇の霊がついて居る様ですから」と申され、善言讃詞を三回お奏げ致しました処、嘘の様に腹痛はなくなりましたが、以後肩、手首、膝等処々が痛み、御浄霊を続けていますが、其の痛みが方々へ移動する様になり、御浄霊中も一方が良くなると同時に又他の一方が痛むと云ふ様な次第で、其の後三月十日頃より十日間程は全く元気になり、学校へも通へる様になりました処、二十日頃より又も浄化にて肩、背中、腹等に痛みを感じ、四月一日より疣痔が出来、日に三時間程しか睡眠出来ません。食事は少量にて体は弱っていません。因みに両親、兄、本人も御守様を頂いています。昨年十二月、屋敷周りの石垣を積む時、沢山の小蛇が居て、其の内何匹かを殺しました。右、原因及び御浄霊法を御教示下さい。

“蛇霊である。方々逃げ廻るから根気よくやる事である。(S25・4・6)

リョウマチ

“リョウマチの人、節々が痛み、そこが腫れ、手や足に丁度花模様の如く血走りますが、如何なる訳ですか。霊的に関係があるでしょうか。浄霊方法を御教示願います。

“リョウマチは蛇の霊が噛みつくのである。リョウは蛇、マ(魔)、チ(血)。毒血が皮膚面へ出ようとして花模様のように見えるのである。(S24・6・7)

眼光る幼児(龍)

“七歳の男児、眼が光り(俗に猫眼)、医師は「十万人に一人の眼病で、手術しなければ二ケ月位にて死ぬ」と申し、その兄(三十一歳)は教導師にて断乎浄霊にて御縋りすると頑張りますが、母親は無理解にて医師の言葉に迷ひ、手術を要望して争ひます。母親を理解せしむるには如何に導いたらよいでせうか。

“龍神の憑依である。(S24)

グニャグニャの子手術す

“新潟市大川前、古川正明、当年十歳の男子、六歳位迄普通でございましたが、七歳位から腰及び両足が蛸の様にクニャグニャ致し、爪先で漸く歩行致して居りましたが、医師の診断の結果腰の筋か頸の筋に引攣らされる為だと云ふので、両耳の下の頸筋を手術致しました処、今迄満足でありました両手も幾分蛸の様にクニャグニャする様になりましたので、其の後二、三ケ月浄霊を続けて居りますが、少しも快方に向ひませんが、尚引続き御浄霊を戴きましたら治るものでせうか。之は普通の小児麻痺の様なものでありませうか。又は神仏の戒めか、又動物霊の祟り等でもあるものでせうか。其の家庭は十年程前に家屋を新築して分家致し、立派な仏壇はございますが未だ位牌は祭っておりませんが、毎日御詣りは致して居ります。又、不具者の母親は観音様信仰者で、三年前に御光を戴いております。

“グニャグニャは、龍神が憑ったものである。手術の程度によるので判らぬが、大抵は治る。(過去帳は位牌の代りになるが、抽出へ入れてはいけない)(S24・8・9)

定時に熱感

“六十二歳の婦人、二十年程前より昼は一時間おき、夜は三、四回程身体中が湯をかぶった様に暑さを感じ、夜は床の中に涼気を入れないと眠れないそうで御座居ます。最近特にひどくなって来たそうで御座居ますが、霊的に意味が御座居ましょうか。御伺い申し上げます。

“寒い所にいた霊が憑る。龍神である。龍神は三寒三熱といって、一日に三回暑い事と寒い事がある。相当大きい龍神である。(S24・6・2)

水を呑む祖父

“家族全部入信し昨年三月御神体をお迎へ致して居ります家で御座いますが、その家の祖父(七十歳)が本年二月十日より突然「ウンーウンー」と唸り出しまして最近は床に就き「ヤアヤアヤア」又は「ヤアー苦しい」と夜昼大声で叫び続けて居ります。食物は殆ど食べず、水をよく呑みます。自分の言った事は意識致して居ります。又「困った困った何もかも行詰ってしまった」等と申し、咽喉をかきむしる様に苦しみます。霊査法を致しましても霊動は御座いませんが、まぶしそうに目を閉じまして口は利きません。発病直前より鼠が居なくなり、遠かった耳がよく聞へる様になり、火を燃す事を非常に怖れます。御神体の別の間に伊勢大神宮と、秋葉三尺坊と、祖父の若い頃病気した際龍神よけにお祀りした金勢大権現(四十年前お祀りし外に有ったもの)を神棚へ並べてお祀りして御座います。この祖父の状態は何かの霊の憑依で御座いませうか。御教へを御願ひ申し上げます。

“龍神の憑依である。入信して気長にすれば治る。(S25・3・2)

動けず水呑み続く

“私の祖父(八十四歳)は十月程前より急に動けなくなり、夜十一時頃より夜明け迄水を呑み続けて居ります。如何したものでせうか。

“龍神の霊が憑依せるものである。前頭部の奥を浄霊し、時々御讃歌を奏げるといい。(S24・1・26)

毛深い事(前世)、腫物後の発毛

“毛深い人は弱いと申しますが真実で御座いましょうか。又、御浄化のあと、腫物の跡に毛が生える理由も御教え下さい。

“毛深いという事は前の世に獣であって、それが残っている。女でも前の世に男であったものは毛深い。浄霊と信仰により毛深いのが治る。つまり人間になるのである。腫物の跡毛が生えるというのは滅多にない。一時的のものである。疥癬などのは前には毒があって毛が生えなかったのは、毒が除れて毛が生える訳である。頭が浄化され、毒がなくなると毛が生える。

禿頭の女

“三十二歳の女、教修生ですが、十五年前突然頭髪が全部抜け、時々就寝時うなされましたのですが、如何なる理由で御座いませうか。

“坊さんの霊である。  (S23・7・13)

若白髪の原因

“十五歳の女子、白髪になって行く訳――。

“年寄りの霊がついたのである。浄霊で治る。(S24・4・2)

無意識で外出

“昨年急性肺炎をしてより  二月目の十五日に就寝後ひどい痙攣が起き、無意識のまま外へ出て行きます。何か霊的に関係がありましょうか。

“之も霊で、本人の意識はなく、霊の意識になる。立派な夢遊病である。身体が衰弱すると憑き易い。肺結核など、最初からの霊は少ない。大抵は衰弱した所へ霊が憑く。頸の周りと頭をする。私など疥癬の時に憑いた。弱ったのは稲川の霊であった。(S23・10・26)

夢遊病

“今年五歳の女児、夜中に急に起きて歩き出し、大声で訳も分らない事を色々と寝言に申して居ります。如何なる原因で御座いませうか。又、浄霊法について御教示を御願ひ申し上げます。

“夢遊病といふのである。延髄部をよく浄霊する。子供でも精神病がある。以前、六歳の子で、部屋中飛び歩くのがあった。(S24・9・18)

長い夢遊病

“私の教導所に泊って御浄霊を受けている霊的発作の起る娘ですが、先日汽車で二時間半かかる実家に帰り、三晩泊って教導所に戻って来て、通常と変りなく実家の様子や汽車中の出来事を色々私に報告した後、発作が起り意識不明になりました。気がついてから不思議そうに部屋を見廻し「実家にいると思っていたのに何時の間に此処に来たのだろう」と考えて居りますので、発作前の事を色々思い起させる様試みましたが、漸く汽車に乗る迄は分ったがそれからは苦しくなって全然意識が無くなったと、何度聞いても答えます。又、本人は発作中に突然起きて、目をつぶったまま二階から階下の便所へ行き、用便して元に戻り、再び発作を続けることがあります。この様な無意識の行動は一体本霊がさせるものでしょうか。それとも憑依霊がさせるものなのでしょうか。御伺い申し上げます。

“本霊はさせぬ。勿論憑依霊である。之は夢遊病で、一種の長い癲癇である。大抵赤ン坊の霊である。本人の霊なら判らぬ事はない。信仰してれば段々治る。早く治すには霊を解決しなくてはならぬ。(S24・9・3)

夢遊病(動物霊混憑)

“夢遊病は如何なる人が罹るのでございませうか。  又そうさせる霊は、如何なる霊界に居る霊で御座いませうか。

“前頭部に霊が憑る。癲癇の一種である。殆ど赤ン坊の霊である。それ故何にも知識はない。丁度フラフラと赤ン坊と同じ性格になる。足だけは利くから、アテもなく出かけて何をしたか自分で判らぬ。歩ける赤ン坊である。動物霊が混ると(その人にある副守護神)犯罪などを犯す。(S23・10・28)

舞踏病

“舞踏病の原因、体的急所――“ひまさえあれば動いているという特殊の動物の憑依。前頭部を中心に首周の塊、背中等が肝腎である。血が充実すればよい。

眼球動かず(憑依)

“未入信(十三歳)の子、去年より眼を患ひ両眼共に全然動きません。顳 (コメカミ)と下瞼に一寸熱が有り、圧すと痛みます。只今迄に半月程御浄霊して、いくらか動いては来たが余り目立ちません。右、理由――

“之は霊的である。眼の動かず、つぶらぬ動物霊の憑依である。気長にやれば治る。

筋無力症(突上げ)

“長年筋無力症と云ふ医師の申す病気にて苦しんでおります。近時浄霊しておりますが、下の方から胸に突上げて苦しむのです。如何致したらよろしいのでせうか。お伺ひ致します。

“病名は現象にあてはめる名称にすぎぬ。然しそうも云へないのがある。眼脚気などそれである。産後に特に著しい症状がある。胸に突上げてくるのは霊的である。(S・11・15)

低能の三子

“私は二十二年一月入信致しまして三男二女が御座います。男の子三人共女の子に比べて智能の働きが悪く(学校の成績三人共中以下)心配しておりますが、浄霊を続けたら成績が良くなるでせうか。御伺ひ致します。

“良くなる。霊的関係がある。前頭部である。普通にはなる。(S25・2・7)

リットル氏病

“リットル氏病に就いて――。三歳の女子にして脳神経と運動神経が一致せず、歩行も不能、口も利けざる状態です。御伺ひ致します。

“生来の状態なら霊だと思う。逆神経で、物を食べようとすると口を閉じる。物を言はうとして物を言はぬといふ訳である。霊的には簡単でない。子供の霊で、或いは流産か早産かの霊かもしれない。主に頭を浄める。どうしても数年になる。そして完全に治るかどうか疑問である。それは霊の目的による。流産なれば祀ってやれば案外早く治らう。主人公が他に女を作り、流産せしめた場合憑いてる事もある。(S23・8・12)

ジフテリヤと猫

“十四歳の男児、約二ケ月前にジフテリヤに罹り、引続き小児結核と診断され療養中白血病となり、現在の医学では手当の方法がないと言はれて居る時、丁度私が行き、家族の了解を得た上で御浄霊をさせて戴き、約十日程にて死亡致しました。其の死に際に水を飲みたいと言ひ、コップ一杯飲んだ上に止めるのも聞かず台所へ這って行き、杓柄(ヒシャク)で二杯も飲んだ後、私の横びんに向って猫が爪を立てる様な恰好をし「これだぞ」と言って突き立てた後息を引取りました。如何なる意味でありませうか。又、白血病とは――

“之はジフテリヤだけで斯んな事はない。猫の霊である。猫が多い事はよく言ったが、それにジフテリヤの注射をする。之は非常な毒素で実に恐い。間違いなくジフテリヤの注射である。白血病といふ名をつけたんだらうが、ジフテリヤの注射の強いのだと血が変るから、その名があらう。私もジフテリヤ――、強い注射の経験はある。ひどいのは一週間位人事不省になり、気付いてから精神病になり、私の家へ来て――五、六年来て、今はすっかり治った事がある。猫が放れずにいて、水を飲み、爪を立て「これだぞ」と言ったのは、猫である事を知らしたのである。祀ってもらいたい――。猫といふのが斯ういふのもよくある。二十年位前の事、先にやった五、六歳の女の子で、訳なく治る筈のが治らぬ。おかしいと思って鼻を浄霊した。鼻へ向って浄霊すると猫のように喉を鳴らす。(クサメした)これで猫はすぐ判る。査べてみるとその子供の祖母さんは若い時芸者をした。それが救はれたい為にジフテリヤになった。早く芸者をやめるならいいが、長くやると猫になる。(S24・6・18)

無言の霊(憑依)

“十五歳の少年、奇異な病気で、言語を発せず、枕元へ食事を置けば人目に触れぬ様に食します。暫時にして通常に恢復します。この状態が一ケ月乃至二ケ月位に起ります。それは霊的作用ですか。

“霊作用で、動物霊――言葉を発しない霊である。人間の転生又は憑依である。時々発作するのであるから憑依しているとみた方が正しい。

錯覚症

“之は憑霊現象で、二重人格である。頭に何かいて、自分と別に何か考える。狐霊は休みなく物を思う。狸は左脇腹である。

代々の引付け

“私の子供(三歳)、去る六月三日引付けの浄化を致しましたので御守護をお願ひ申し上げました処、お蔭にて救って頂きました。此の子供の兄(九歳)が同様引付けにて死亡、又祖母も同じ病気にて死亡致しました。何か因縁があるでせうか。又、今後如何にすれば良いでせうか。お教へ下さい。

“霊である。執着の強い霊が憑ると斯うなる。殆ど龍神が多い。龍神が憑るとすぐ死ぬ。この家に斯ういふ因縁がある。無縁が気付けしても気付かぬ事などもある。(S24・6・8)

双生児三代

“富山県の信者で御座いますが、此の家は申年生れの双生児が三代続いて居ります。現在は三代目で育てて居りますが、次のお産を心配致して居ります。之は何か霊的に関係が御座いましょうか。又、二代目の母親は出産後、世間を恥じて苦しみ、それがもとで死んで居ります。右に就きまして御教えをお願い申し上げます。 

“双生児は心中の男女とか親しい間柄のものが生れる。これはそうしたものが根本で、三代続くというのは、執着が強くてこういう事もある。入信すれば心配はない。(S25・5・21)

喘息遺伝

“私の家は祖父の代より他家に嫁いだ者も大抵喘息で死亡して居りますが、如何なる因縁によるのでせうか。

“霊が憑ってやるのであるから、その霊を救はなくてはいけない。(S24・7・16)

四人続けて呼吸器病

“十九歳の娘で、結核を病んでおります。出張して御浄霊しておりますが、初めて伺いました時第一に御先祖に御挨拶いたしましたところ新しい御位牌が四体ありました。見れば三年間に四つ葬式があった事に考えられましたので、病気を伺いますと皆、風邪から肺炎で、一人は結核の診断を受けた方でした。現在の患者は霊的に関係が御座いましょうか。

“霊的に関係がある。肺などで死んだ霊で、その通りになる。でなければ別である。原因ははっきり言えない。要するに間違った療法で生命を捨てる場合に沢山ある。ただ、死霊が憑いたかどうかは、霊と同じような症状なればそうである。風邪を引かぬよう、風邪を止めるのが肺炎の原因で、肺炎の小さいものが風邪である。風邪を引けば結核も肺炎もなくなる。

結核霊原因(続死)

“結核は霊的に如何なる関係にありますか。

“霊的からいふと兄弟の霊が多い。体的には医学で作る。之が多い。霊的の場合は次々死ぬ。以前滋賀県の校長で兄弟一人だけ残った人があった。霊界で淋しい為に次々連れてゆくのである。(S・12・15)

霊的結核に対する応処(兄の霊)

“二十六歳の男子、胸部疾患に悩み、昨年入信、浄霊を受けて快方に向っていましたが、本年一月頃より喉頭結核の様な症状となり、現在声が出ず、食事もお粥を一杯食べるのに半時間余りかかります。本人の家庭は一家四人何れも教修を受けています。本人の兄は数年前結核にて病苦のため自殺致しました。母は神仏に礼拝致しますと何か憑いた様な恰好になります。大光明如来様をお祭り致してから床に臥してしまいました。如何様に致しますれば快方に向いましょうか。原因と浄霊法を御教示下さい。

“兄の霊が憑いている。之を伝染というが、決してそうでない。執着が強くてなかなか抜けない。霊界にいると殺す事を何とも思わぬ。反って霊界の方がいいと思っている。善言讃詞や御讃歌など詠んでやる。それによって殺すのが罪である事を自覚すると改心する。霊は人間の身体が弱ると憑く。身体が弱ると霊も弱る。衰弱した時に憑く。之は一番厄介である。

夢と寝言

“夢と寝言とは霊的にどんな関係がありませうか。

“寝ると霊が脱出して霊界へ行く。霊が留守になると、普段思ってる事や制えられている事が開放されて喋るのである。殆ど副守護神で、いい現象ではない。昔から「寝言は聞いてはいけない」といふが、大した事ではない。(S  (*)・8・8)

寝言の原因

“よく寝言を言ひますが、如何なる理由で御座いますか。御教示下さい。

“人間は寝ると本守護神は鎮まり、副守護神が活躍する。寝言や歯ぎしりは皆副霊である。(S24)

寝言と霊の性格

“寝言に就て――

“憑霊が言ふ。人間霊も副霊もある。割合い正確なものと、馬鹿にしていいのとある。その霊の性格による。

激しい寝言

“寝言の激しい人は如何なる為で御座いますか。  御伺い申し上げます。

“大抵は副守護神で、寝言の激しいのは副霊が強いのである。(S23・10・19)

寝言、歯ぎしり、鼾

“就寝時に鼾、歯ぎしり、又は其の日の出来事等をハッキリと寝言を言って覚へない人がありますが、如何なる関係で御座いませうか。

“寝ると本守護神は霊界へ、お客様が残る為である。歯ぎしりは動物霊である。鼾は鼻孔に障りがある。(S24・10・28)

歯ぎしり・寝言・鼾の治癒

“就寝中歯ぎしりをしたり、寝言、鼾等をする人がありますが、之は如何なる原因でせうか。浄霊すれば治るでせうか。お伺ひ致します。

“歯ぎしり――動物霊が憑いている為である。動物霊によっては非常に口をよく塞いでいるのがある。厳格に言へば、副霊とお客様と動物霊が二つ憑いている。副霊は人間が寝ると霊界へ行く。するとお客様の方の正体そのままが出るのである。寝言も人間の死霊の場合と動物霊と二つあって人霊の方は割合いはっきりしているし、動物霊の方はよく判らぬ。鼾は鼻の通りが悪いのである。何れも浄霊で治る。  (S24・10・8)

歯ぎしり・鼾・寝言と本霊の統制力

“歯ぎしり、鼾、寝言の原因に就て御教えを御願い申し上げます。

“歯ぎしりは霊的で、動物霊である。動物は非常に歯を強く噛む。寝ると動物霊の勢いが出る。鼾は鼻が悪い。息がつかえる。浄霊すると治る。寝言は副霊を統制する本守護神の力が弱い訳である。浄霊により、本霊の力が出る。(S23・12・21)

歯ぎしりする憑霊

“眠って居る間に歯ぎしりする人がありますが、何故でしょうか。御教示御願い申し上げます。

“動物霊の歯を合しているものである。猫、牛、馬などの霊が憑いている人は歯ぎしりする。入信していると治る。(S24・1・28)

歯ぎしり

“就寝中歯ぎしりをするのは霊的作用に依るものでせうか。

“霊的作用で、動物霊である。動物は非常に固く口を閉めているもので、人間の方が開いている。(S23・12・22)

歯ぎしりと鼾

“就寝時に於きます歯ぎしり及び鼾に就て、その原因と浄霊法及びその他注意すべき事に就て御伺ひ申し上げます。

“鼾は鼻の穴が狭い。歯ぎしりは副守が勝ってる。副守の力が弱るにつれてなくなる。(S25・4・16)

歯ぎしりして足バタつかす

“大宮市在住の小川粂蔵様夫婦入信致し、御神体並びに御屏風観音様を御祀りさせて戴きました。夫粂蔵様は入信前より夜半毎夜歯ぎしりと同時に両足をバタバタ致し、御浄霊を戴きましてから大分落着きましたが、まだ毎夜此の様子が続いて居ります。之は如何なる訳で御座いませうか。御教へを御願ひ申し上げます。

“動物霊に未だ勢いがある訳である。歯を固く締めるのは動物である。両足をバタバタさせるのは特によく表はしている。(S24・10・22)