027 霊学篇一 霊的病気(1)

発狂の原因

“互井操、主人戦歿後実家にかへる。主人弟賜暇にて来たりたるも姉夫婦祖母虐待す。その後操発狂す。それは主人の死霊の為か、又先祖との関係でせうか。浄霊により大変よくなりましたが完全に癒りませうか。なお操は入会致し、母は入信致して居ります。右の事御伺ひ申し上げます。

“頭に血が少いのだから、頸の周りを浄霊すれば治る。光明如来様をお祭りする。(S24・12・25)

狐霊の命令服すべきや(精神病)

“当年二十二歳の女、本年一月二十八日夜精神に異常を来し、二ケ月間意識不明にて、凡ゆる信仰に頼った後、本教浄霊にて平常になりましたが、憑依霊が体内にて種々話をし、又命令も致します。此の命令に反対しても、心体に影響を及ぼす事は御座いませんでせうか。又、本人の縁談(婿取り)も度々良縁が結ばれますが、その都度先方より断られます。如何にしたら良縁を得られませうか。御教示下さい。

“命令に反対した方がよい。あくまでも反対する。命令を聞くと人間の霊が負ける。経験によれば、その霊はだんだん肛門へ来てから脱ける。その時肛門がムズムズする。死ねば素晴しい極楽へ伴(ツ)れて行くと、先に川があるから飛込めと狐がいふ。そういふ事で生命をとるなど随分ある。(S24・7・15)

精神病治癒

“私の二女(二十五歳)は約五年前肝臓を患ひ、半年位にして大体治癒いたし、職について居りましたが、約三年前、気狂ひになりましたので、婦人科に十日間位通はせましたが変化がありませんで今日に至って居ります。私も本月六日入信受光いたし、先生をお願ひいたし浄霊を頂く傍ら、私も浄霊いたして居りますが、格別の変化が御座いませんが、今後如何程経ちましたら治りませうか。御伺ひいたします。

“病の軽重や浄霊者の如何であるから分らぬが、浄霊を続ければ治る。延髄と前頭部の奥を気長に浄霊し、祝詞や神書を読ませれば必ず治る。(S24・9・17)

精神病と憂鬱

“二十八歳の男、本年一月頃より精神病になり、耳もとで「お前は親殺しだから死ね」と言う声が聞え、自殺を数回も計り、その度に又耳もとで「死んではいけない」と言う声が聞え、心臓へ五回ナイフを刺しても死ねず、此頃いろいろ訊ねても何時の間にかわからなくなって了い、全然気持がまとまらず、絶えず淋しそうに考え込んでおります。医学では遺伝性のものとして全快の見込みなしと言われている様で御座います。御浄霊によって完全にお救い頂けるもので御座いましょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“治る。耳に聴えたり、眼に見えたりする。狐がからかうのである。延髄に固まりがある為、血液が少ししかゆかぬのである。精神病の型は、最初暴れ過ぎると次は憂鬱になる。

乱暴する半狂人、(罪とられるには)

“普通の常識もなく精神病者ともつかざる私の兄、母親を見れば腹を立て殴ってかかります。幼少の頃より変った男でありましたが、本年四十三歳になります。どうすれば救はれませうか。

“よく精神病でもなく普通でもないのがある。私はよく正気の気狂いと言った。精神病者の軽いのである。之は兄に祖霊が憑って母を良くするといふ意味である。罪穢があってそれを除られる場合など霊的に種々訳がある。斯ういふ場合は普通ではない。祖先の霊が親より位が上であり、生きてるうち暴力を揮ふ習性のある人は死んでもその癖が出る。それで暴力によって矯めたりなどする。信仰を熱心にすれば早く解決がつく。本人が悪いのみでなく、親自身苦しみに遇ふだけの罪穢がある。悪口を言はれる方はそれだけ罪をとられる。悪口を言はれるほどよい。だから、本当に分れば感謝してよい。沢山の罪穢は急に除れぬから、気長に時期を待って、お任せすると、何かの機会に除っていただける。(S23)

改姓と精神病

“或信者の家で御座いますが、先祖が和泉家より別家致しましたが、本家との関係がうまく行かず、近くの別な所に家も移転致しまして、妻の実家増田姓を名乗って今日に到って居りますが、娘が一年余り前より精神病になって居ります。一生懸命御浄霊を続けて居りまして、大分良い方に向って居りますが、何か祖霊との関係が御座いませうか。又、和泉家を名乗るべきが本当で御座いませうか。それとも現在の増田のままで宜しう御座いませうか。又、和泉家を名乗るべきで御座いましたら如何致しましたら宜しう御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“先祖によっては気に入らぬと、僅かな事も気にするのがある。和泉家を名乗るべきである。和泉はいい名で、由緒ある名である。(S25・2・2)

不純関係による子の精神病

“私の指導している信者の息子で、本年二十八歳の男、十九歳の時より神経衰弱となり脳病院に半年程入院しましたが、何等変化がない為断食法を十五日続けました処、白痴状態となり、現在迄持続致して居ります。平常は非常に無口で、絶えず指先を動かし、着物等は殆ど破ってしまいます。尚、本人の母は、三歳の時家出し、現在生きて居るそうですが住所は分りません。現在の母は継母で、父は後妻の外に妾を持って居り、殆ど妾の方に居ります。尚、霊的関係がありますでしょうか。又、浄霊にて治るでしょうか。方法を御教示をお願い申し上げます。

“精神病である。父親と妾との関係である。浄霊だけでは難しい。父が入信して斯様な関係を絶たなくてはいけない。(祖霊が息子に憑っている)(S24・8・8)

誇大妄想狂

“最近私が浄霊させて戴いている患者で、精神病者ですが、左の様な事があります。

(イ)、年令は幾つかと聞くと九十歳(本人は三十歳です)と答へ、常に口走る事が厖大な数字のみ申します。

(ロ)、一日中家の周りをぐるぐる回って居る。

(ハ)、当家の仏の位牌を見ますと真黒で解らないのが沢山あります。此の位牌は他家ので先祖の人が持って来たので、現在の人では分らないのです。此の精神病者と位牌と何か霊的関係がありませうか。又、治る見込みが御座いますでせうか。御伺ひ申し上げます。

“誇大妄想である。(黒くて分らないのだから古い。まあ分らない。祖霊に狐が憑った協同作用で、位牌と関係はない)(S24・9・18)

言葉発せぬ精神異状(幻聴)

“十九歳の寺の娘ですが、五年前より不眠症、その後精神異状を来し今では全然言葉を発する事も出来なくなり、食欲もほとんど無くなり、黙って一日でも二日でも坐ったきりの事もあります。又、その父(住職、五十歳)は三十年位前から耳が遠くなって居ります。その寺の前住職が二十年程前首吊りで死んで居りますが、それに関係ありましょうか。

“狂人になった方は普通関係ない。首吊りの坊主に狐が憑いてれば、それが憑る場合がある。罪の多い寺である。信仰へ入らなくてはいけない。不眠症は頭に血が少なくなる。後頸部の多く右である。送流の血管を圧迫される。狐が頭へ来た時は連続的にいくらでも想念が浮く。他の部へ狐が居て喋る時はその声が本人に聞える。狂人がいろんな行動をするのは狐が交代々々で憑くからである。

複雑な精神病

“若い時サーカスの蛇使いをして居たと言ふ四十五歳の女、三年前より霊憑りの様になり、気が狂ひ、医者も祈祷師も凡ゆる事をやっても駄目でした。一ケ月程前より御浄霊を致して居りますが、一時非常に良くなりましたが、十日位前から以前より一層激しくなりました。身体も大分やつれて居ります。御浄霊をして居ても何者かと話して居るやうなことがあります。又、此の女は十三年前に先夫が罪を犯して十五年の刑にて入獄した時に、今の夫と結婚したのですが、何か之と関係がありませうか。先夫は生きて居ります。現在の夫は下駄職人で生活は至って低く、現在貧乏の極にあり、毎日二、三時間腹痛があります。如何なる事でせうか。御教へ願ひます。

“今の夫が入信して人助けをする、それが根本である。先夫の執着が強ければ先夫の生霊も来ているかもしれぬ。何れにしても単純な精神病ではなさそうだ。(S24・4・28)

温暖季に発する精神病

“或る未入信の現在脳病院に入院中の男の方、毎年暖かくなると精神病になり非常に暴れますが、寒くなるとそれが収まり、普通人と大差なく退院致します。その退院の時には子供もないのに、よく玩具等を買って来るそうで御座います。火素の増えていると言われます時、春から夏にかけて浄化が旺盛に見受けられる様で御座いますが、一年のうちにて火素の多い時季と少ない時季、及びそれにつれて病気治癒の遅速があるもので御座いましょうか。御教え御願い申し上げます。

“精神病は暖かい時に多い。軽い方の精神病である。霊が暖かい時に居た霊――即ち暖地の狐である。それで暖かくなると活動する。子供の霊も憑いている。両方憑いている。それで玩具など買うのである。(S24・10・11)

死霊狐霊両憑の精神病

“横浜港北教導所教導師補田中喜一母(五十二歳)、四月二十三日以来何らかの霊(死霊と狐霊)の為御浄化中三度(投身、自殺、他殺)迄偉大なる御守護により御救い戴きまして、有難く御礼申し上げます。近頃、右未だ復活致さず、肉体の衰弱の為其の様子は一見下男の風で、御浄霊致しますとつぶやく様に「だめだだめだ」と申します。又近頃十日程全然食物を摂らず、口に無理に入れますと非常に苦しがり、白い痰と共にはき出します。一日中土間に、外にふらふら立って居ります。食物は何を入れても「にがい」と申します。当地は二度目の教導所として発足したばかりの土地です。右、御教示、御守護を御願い申し上げます。

“精神病で、死霊と狐霊と両方憑いている。延髄の固結をとかす。(S24・7・29)

陰部へ食入れる精神病

“小山久己(クミ)、三十一歳の女で、九年前から精神病の者で御座います。去る二十一年三月頃に現在の家に来りましてから一層悪化致しまして、隔日発作の状態で、毎度の食物は半分食べ、半分は陰部へ押込みます。又、着物は男物の柄模様を好み、全裸体の時が多う御座います。何の霊がかりで御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“狐である。治るには治る。陰部にも霊がいる。狐の子のようである。子に食べさせるといふつもりであらう。男物を好むといふのは男狐である。(S24・5・12)

笑い泣く精神病

“三十歳の娘の精神病者で御座いますが、毎日三十分間位続けざまに笑ったり泣いたり、マッカーサーのバカヤローとか、ジモンが居るから取ってくれ、と頭を手で払ったり、頭からお腹の方まで電信柱の様なものが入って居てそれが色々と話を言わせます、と本人が申しますが、ジモンとは何を意味するもので御座いましょうか。御教示御願い申し上げます。

“電信柱のようなものは霊である。狸は笑う。泣くのは狐である。であるから、右二つの霊が憑いているかもしれない。ジモンは霊に直接聞いてみよ。

狂暴と発作的精神病

“本年三十五歳の男子ですが、昭和二十二年一月に入信致し、二十三年に光明如来様をお祭り致して居ります。暇を見て他人の浄霊を致して居りますが、何か気に入らぬ事があると狂人の如く、火の入っている火鉢や手にさわる物を投付けたりして荒らし、その後は昼夜なく寝転んで居り、仕事は全然せず、食事は一人前以上食ひ、干魚類をそのまま食ふ事を好みます。本人の浄霊は妻が毎日やって居ります。又、時折分会の先生方にお願ひして居りますが、何の変りもありません。この人の兄は狂人にて死亡致して居ります。之は霊的でございますか。お伺ひ申し上げます。

“狐である。  発作的精神病で、兄の霊も憑いてるかもしれない。いろいろ食ふ霊と精神病の霊とは違ふのが憑いている。相当罪穢があるから出来るだけ祝詞を奏げる。浄霊は右延髄である。癇癪を起すのは人霊である。(S24・9・8)

乱暴な精神病

“島根県の信者、岩田さんという方の長男が精神病で御座いまして、御浄霊の結果稍温順になり、喜ばれておりましたが、其の後又暴れ出しまして、御浄霊中立ち上り仏壇の御屏風観音様を、畏れ多い事乍ら引破り、裏庭で焼きました。家族も恐れ入って途方に暮れ、座敷牢を作って入れておりますが、手当り次第に物を掴んで投げ付けます。其のくせ他人が行くと比較的温順(オトナ)しいので御座います。御神体をお祭り申して一生懸命ですが、益々病勢は募ります。如何にすればよろしゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“暴れるだけ暴れさす。長くても二十日か三十日にする。後祝詞をせいぜい奏げる。又は近くで浄霊する。段々よくなる。(S24・10・1)

乱暴する精神病の対処

“今年二十歳になる娘ですが、仏壇の中の物を放り出したり、御経の本を粗末にしたり、時によっては仏様の位置も変えたり、それも家だけなれば良いのですが他家へ行っても同様な事をします。又道を歩きながら大きな声で人の悪口を言い、御書体をいじり、御守様の袋を破り家の人の言う事は絶対に聞き入れない状態でございます。浄霊は嫌います。これはどうした事でしょうか。治りましょうか。御教え下さい。

“凶暴性の霊が憑っている。狐のようなものである。気長にする。光明如来様をお祭りし、その部屋へ寝かすようにする。祝詞を聞かせ、御著書を読ます。(S25・1・26)

暴れる精神病

“五十一歳の男子、昭和十六年に発狂し、精神病院に入院すること九回に及び、常に狂ふと暴れてどうにもならない状態でありましたが、昨年光明如来様を戴き、御浄霊の御蔭で最近大分よくなりました。平素甘いものや油揚等を好み、病気になって以来、歩く事はなく這って居りました。去る十七日、先生の御浄霊を戴きましたら物凄く浄化して激しく荒れ狂ひ、致し方なく医者にかけた処、本人曰く「私の居る処がない。病院でも庭の隅でもよいからやってくれ」と申し立てるのです。それからは医者に行ったり浄霊をしたりして少しよくなり、落着いて参りました。之は如何なる原因でせうか。又、今後どのようにしたら救はれるでせうか。御教へ願ひます。

“医者へかかると遅くなる。暴れるだけ暴れさすと治りが早い。借金を月賦で払ふのと一時に払ふのとの違ひである。(S24・6・5)

狂暴性精神病、春日明神の祭神

“四十八歳になる女子、前にも気狂ひになり、今度で三回目です。今度は大変に狂暴性になって居ります。本人はしきりに「春日様が来る来る」と申し、自分には狐が憑いていると言ふ事を自覚して居りますが、今度実家の方をしらべて見ました処、親が夫婦養子に行き、その家の親になる人が日蓮の信者で、自分が死ぬ前に裏の庭にコンクリートで型どった四角なもので、右側に天照皇大神、左側に十二天、その左下に八幡様、右下に春日大神の四柱の御姿が彫ってあり、その春日様の後ろにその養ひ親が自分で自分を彫りつけてあるのです。その親の霊がそこに祭ってあるために狐霊になっているのでせうか。

“親は狐霊にならぬ。親に狐霊が憑いてる場合はよくある。いろいろ査べるのは面倒だから、狐霊を浄化させるのが一番いい。春日様は武甕槌神、春日は土地の名をとったもの。(S24・6・19)

自殺の恐れある憂鬱症

“二十四歳の男子、昨年一月憂鬱症にて入院致し、三ケ月半にて全快退院致しました。其後御教修を頂き勉学中のところ、去る四月、再発致しましたので、朝夕二回御浄霊を致して居ります。両親は此度御教修を頂き、御屏風様も頂きました。就きましては次の事御伺ひ申し上げます。日数は長くかかりますでせうか。一日中殆ど無言で机の前に座って居りますが、自殺のおそれはございませんでせうか。

“日数は長くかかる。自殺の恐れはある。浄霊と御本を読ますといい。之が一番いい。霊が憑っている。はっきり判らぬが、何れ分る。段々治る。必ず治る。(S24・6・9)

陰気な精神病

“私の浄霊させて戴いて居る未入信の四十三歳の男、昨年五月頃痔出血一週間程続き、其の後同年八月頃医師より神経衰弱とて現在臥床して居ります。絶えず暗い部屋を好み、右手にて左手の親指、中指、薬指(べに指)等の爪を掻き、現在爪は無くなって居り尚掻き続けて居ります。「自分は手当が遅れた」とか「罪穢が多くて心が沈んで行く」等と言って居ります。右の者十年以前精神異状の時、二、三年続いた事がありました。今後の御浄霊の方法に就き御教示下さい。

“延髄の塊を溶かせばよい。(S24・10・28)

憂鬱性精神病

“三十二歳の男子、三年前に結婚致し、其の妻実家へ帰り出産致しました。本人は度々妻の実家へ行き、其の都度木箱製造業の資金をねだられ、遂に無一文になりました。本人はそれを苦に致し、憂鬱になり、約一年半前より一室にとじこもり、一口も口を開かず、現在に到るまで時々ニヤリニヤリと笑ふのみです。妻は其の後前非を悔い、一生懸命に農業に従事致して居ります。食事も普通にて衰弱致して居りません。家族は現在迄天理教信者でした。浄霊により霊体共に救はれますか。浄霊の急所を御教へ下さい。

“治る。右延髄の塊が急所である。精神病の憂鬱症である。天津祝詞を出来るだけ奏げてやる。(S24・7・17)

木石的精神病(龍神)

“埋田ぬいと申す信者の次男薫(三十二歳)と申す人で御座いますが、十九歳の時精神病にて静岡脳病院に入院致し、効果無く退院し、現在御浄霊を頂いて居りますが、発病当時より全然口をきかず、人に言はれた通りに行動致します。立てば立ったまま、坐れば坐ったまま、食事をする様に申せば一回に一升位は平気で食べ、食ふなと申せば三日でも四日でも食べません。又大小便共出放しで御座います。母親が入信致しまして三ケ月程は経過もよく、御守護頂きまして食事も両便も自分で足りる様になりましたが、其の後又以前と同じ状態となり、母親が一心に御救ひ頂き度いと御浄霊致して居りますが、現在の所変化御座いません。如何なる箇所を御浄霊致しますれば宜しう御座いませうか。又、如何なる原因に由るので御座いませうか。御教へをお願ひ申し上げます。尚、御屏風観音様をお祀りさせて頂いて居ります。

“一旦よくなり又悪くなるといふ経過をとるもの――。石龍とか木龍が人間に憑くと木石のような人間になる。浄霊して祝詞や御讃歌を聞かせると少しづつ生き返ってくる。親が一心になる事である。(S25・5・22)

笑う精神病

“十八歳の男子、昨春より精神病に罹り、医療の為段々悪化し、薬毒を知らされ昨年十一月より御浄霊を受け、家内中御光を戴き、光明如来様も奉斎させて戴き、五月には常に変らない迄に御利益を戴き喜んで居りました所、亦御浄化を戴き、一生懸命浄霊をさせて戴いて居りますが、最近朝から夕方四時頃迄眠り続け、夜になると聞取れない様な事を喋り、座敷を引繰り返して居ります。食事は食べさせてやらねば食べません。時々大きな声で笑ひ続けます。又狐の様に一足飛びにとび歩きます。なほ兵隊の真似をしたり、米国へ出征する等と言ひます。如何なる霊の仕業で御座ひませうか。

“狸である。前頭の奥と延髄の塊を溶く。はっきりするのは二、三年はかかる。気長にすれば治る。「日本人は全部精神病」といふのを今書いている。(S24・8・6)

狸霊は治り難い(精神病)

“一昨年入信致し昨年五月光明如来様をお迎へ致しました三十歳の男子で御座いますが、二十歳頃より精神病状態となりまして、人の言葉はよく判りますが時々ゲラゲラ笑ひ出します。仕事は全然致しません。昼間の出来事に関係した事を寝床の中で大声で喚きます。祝詞を奏上致しますと次第にしずまります。六年前、父、兄、妹と一年間に三人結核で死亡致して居ります。ちなみにこの家の附近に稲荷の祠があり、中身は何時か失くなって居ります。この稲荷と右の精神病と関係が御座いませうか。又父、兄、妹の死と関係が御座いませうか。お伺ひ申し上げます。尚、稲荷は村で祀ってあったものと思はれます。

“狸霊である。狸はよく笑ふ。狐よりは治りにくい。(S25・4・22)

猫霊による精神病

“三十六歳の男、黒猫の憑依らしい気狂いです。常に食事を残します。浄霊法をお教え下さい。

“犬の精神病も偶にはある。猫は喉を鳴らす。犬は手首を下げる。とにかく、先刻の方法でよい。

馬霊憑依

“二十三歳の女、昨年十二月から精神病になり、色々な事を言ったり泣いたり笑ったりし、又、刃物で首を切るやうな事も致します。此の外に足が曲っていましたが、これは三、四回の浄霊で伸びる様になり尚浄霊を続けて居ります。此の家では四年前に借りてきた馬が自動車に首と腰を轢かれて死んで居り、昨年又もや馬が死んで居ります。そして病人も又首と腰を非常に痛がります。此の家の馬の死と本人の病気と関係ありますでせうか。病気を治すには如何様に致しましたら良いでせうか。御伺ひ致します。

“馬の霊である。精々祝詞を奏げてやるとよい。延髄附近を浄霊してやる。(S24・5・4)

馬霊憑依(戦場馬―口きかず)

“昭和十五年北支方面より脳病の為帰国した四十七歳の男子、帰郷以来自宅の二階に籠り切りで、奥さん以外他人の面会を絶対謝絶し、又昭和二十一年末より口をきかず、掌に文字を書き用を弁じて居ります。尚九年間冷水をつけてタワシで身体全身をこすって居ります。之等は如何なる原因でありましょうか。次に最近私は三回程御浄霊を致し、私だけは面会する様になりました。その奥さんは最近御光を戴きましたが、此の人は御浄霊に依ってよくなるものでしょうか。浄霊法を御教示下さい。

“戦地で死んだ馬の霊であろう。馬であるから人間の言葉が言えない。気長にやれば治る。前頭部を中心にしてする。馬の霊もなかなかよく人間に憑くものである。

一家九名精神病

“去る二月十五日、北海道北見市外、相ノ内部落の一家九名精神病になりましたニュースは、其の土地、若しくは北海道の大浄化の一つの型と受取らせて頂いてよろしいでせうか。

“そうである。稲荷か何かが祟って、眷族などが憑ってそうなったのであらう。(S25・3・3)

着物に関する精神病

“満二十四歳になる者、気が狂って居ります。早速、信者に入れました。一時は非常に良くなりました。二、三日前より非常に浄化し、当人が云うには空襲中に親戚の者が気が狂って居た時、爆弾にやられ、その方の着物を戴き、その着物の事、非常に気にするのです。此の着物と関係ありますか。又、以前に霊友会に入っていて、突如経文を燃やして、それより気が狂ったそうです。  此れにも関係あるでしょうか。

“着物に霊が憑いていたのである。霊がその衣を好んでいたもので、死んでから憑いたのである。昔の振袖火事の如きはその為である。よく着物に執着した霊で、箪笥の側にいるものがある。反って早く気が狂った方がよい。早い程軽くすむ。

大食精神病

“三十二歳の男、親譲りの毒素の塊が後頭部にあり、以前兵役服務中に、電気治療を受けたる事あるも治癒せず、本人の身体は至って頑健にて、現在では農業に従事中なるも、言語動作は常態を失し普通人の如くならず、一例を挙げれば、飯は大食にして一時に飯櫃一杯を食する位にて、食事の際誰も居ないのに外に対してお出でお出でとさし招き誰も来ない時には、飯櫃を家の上り口迄持って行き食する有様です。(本人には何か見えるらしいのです)現在右の者を浄霊治療中でありますが、果してよくなるものでしょうか。浄霊法を御伺い致します。

“之は電気をかけた為に治り難い。軽い精神病である。霊が憑いている。多分動物霊で、狐狸などは大食いである。一番近い者が熱心に信仰する。延髄附近の毒を溶かすとよい。(S24・11・5)

精神病で食欲なし

“十八歳の男子、精神病発病以来医療を続けて来ましたが、元来食欲がなく、衰弱するばかりです。昨年十一月より浄霊を致して居り、幾らか言行が静かになりましたものの、食欲が進みません。引続き浄霊を致しますれば救われますでしょうか。

“治る。特に頸の周りをする。後右の延髄をする。この固結の為前頭部へ行く血が少くなり稀薄になる。それが精神病の原因である。胃の周りにも毒がある。(S24・1・6)

癲癇より精神病となる―戦死霊

“今年三十歳の青年、戦地で癲癇になり、約九年前護送されました。発作を起しますと顎をはずし、約一時間程苦しみます。以後一、二日はぼうっとして殆ど何も判りません。二、三年前より精神病になり、昨年二月烈しく狂ひ、二ケ月程入院、やや落着き、昨年八月入信致し、光明如来様をまつらせて頂きました。狂ふ度に「殺すぞ、俺を殺せ」と怒鳴ります。其の様に烈しく狂っても、祝詞を奏上させて頂きますとひざまづき一緒にお祈り致します。そして喜んで浄霊を頂きます。又、乃木大将、東条さんの写真を大切に保存し、私達に見せます。最近は夜間御神前で小学校読本を読みます。以前日蓮宗を信仰致し、狂ふと前の御経をあげたり致します。又、兄弟が肺結核、脊椎カリエスで死亡致して居ります。如何なる霊の為で御座居ませうか。又、今後如何にしたら早くよくなりませうか。

“戦死した霊で、霊が離れると一日ボーッとしている。死の時の状態を表はす。浄霊、祝詞、神書がよい。後頭、延髄を気長にすれば治る。(S25・1・16)

復員後発狂

“当年二十六歳の男子、入隊当時より苛酷なる生活を続けて居りました所、終戦により復員、帰郷後発狂し、時々人を見て乱暴をするのです。現在ぶらぶらして居ります。四年後の今日も同じ様子です。如何なる訳でせうか。本浄霊により治るでせうか。尚、本人の気持は、人の言ふ事、歌等は良く理解致します。本人も家族も未だ入信して居りません。

“家族の一人が入信するといい。延髄、前頭部の浄霊と神書、祝詞等――。(S24・6・8)

軽精神病

“牧田角治(二十八歳)、十六歳頃より大師様が肉体につき信仰せよと言われてより時々山に入り、走り歩いたり、普通の人と変らず働いて居る時もあります。過る十月二十八日御守を戴く時にも非常に体をふるわせ、今鼻より邪霊(狐等)が入って来ると言います。普通は精神病者の様には見えませんが、実際に邪霊がかかって来るのでしょうか。此の様な人は毎日浄霊すればよくなるでしょうか。お尋ね致します。

“極く軽い精神病である。光が行く。(S24・11・8)

人を見て隠る精神病

“三十六歳の女、現在精神病者の様な状態です。此の人は昭和二十二年入信後、間もなく日本脳炎の様な御浄化を戴き、御浄霊にて全快致しましたが、今度又御浄化を戴きました処、その状態は人を見ると急いで隠れます。此の頃では家の人が止めるのもきかず逃げ出し、知人を探して宿泊し、「私は人を救うのだ」と申します。行者は明神様(村の氏神)のキツネが憑いて居るらしいと云います。その明神様は昭和二十二年の水害で流され、新築したのであります。此の明神様は昔此の家の先祖が祭ったものだそうです。或る拝み屋の話では、此の明神様は流されて或る島に在ると云う事ですが、如何にしたらよいでしょうか。御教え願います。

“明神様を探す要はない。浄霊すると或峠迄行ってから良くなる。人を見ると隠れるのは狐である。悪い時は天津祝詞を出来るだけ奏げてやる。少し良くなると善言讃詞でよい。(S24・6・5)

癲癇と精神病

“四十歳の男子、時々癲癇の様な症状で発作が起き、又気狂ひの様に変な事を口走る人がありますが、如何なる訳で御座いませうか。御教示を御願ひします。

“刹那的精神病である。

小児癲癇と癲癇の種類

“四歳の女子、昨年十一月頃より一日一回から三回位発作を起して、発作の時倒れ、両手を握りしめ痙攣し、目は据(ス)へて動きません。約一分間位にて起き上り、何食わぬ様子して遊んでいます。浄霊は教導師が二ケ月続け、現在母親が御光を本年一月受け、毎日浄霊しています。右は霊的でせうか。浄霊はどこを良くしたらよいでせうか。又、治りませうか。御教へ下さい。父親が癲癇で、発作の時は泡を吹きます。父親の弟他家へ養子に行き、養母が水で死んでいます。その他無理死霊等ありません。

“霊が前頭部の奥へ上った時発作が起る。水死の霊である。泡を吹くのは土左衛門の霊である。すべて死の様相を表はす。他にも、無人癲癇、人癲癇、火癲癇等がある。延髄部等浄霊する。(S24)

地縛霊と癲癇

“水死等不慮の死に遭った人の霊は地縛の霊となる様に御教えを戴いて居りますが、癲癇に憑って来る霊は地縛の霊とはどんな関係になっているので御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“癲癇はその人の系統で、関係はない。地縛の霊は必ずしも癲癇にならぬ。地縛の霊は一定部以内しか動けぬ。(S25・2・21)

癲癇発作と治癒

“癲癇に就いて、

一、周期的に来る理由、

二、喜怒の情に関係して惹起す原因、

三、それが治った時は憑いている死霊も救われているのでございまょうか。

右、御教示御願い申し上げます。

“一、癲癇は死霊の時間的憑依で、之が続いているのが精神病である。死んだ時の恰好をするし、死んだ時刻に起す。夜中に――。その時間に起して知らす。又その時――。それは出鱈目も多い。身体のどこかに憑いている。頭に来る。長くいられぬので下る。

二、人間は激情すると脳細胞が薄くなり上へ昇る。カーッとなると頭の霊細胞が薄くなる。

三、勿論死霊が救われるから治る。(祝詞奏げるとよい)(S24・6・23)

癲癇と脳切開

“十二歳の少女です。三年前より月数回の発作が起ります。浄霊を続ける様になりましても効果がはかばかしくありませぬ。如何にしたらよろしう御座いませうか。(名古屋医大にて脳切開及び腸肉移殖手術を行った事があります)

“脳切開をした為だと思ふ。之をやったのは実に治りが悪い。名古屋医大に此専門家がある。霊的のものをこんな事するので反って悪い。切開すると霊が反って活動し易くなる。然し治らぬ事はない。治るには治るが、癲癇を浄霊するとよけいに起るようになる。それを過ぎて段々快くなる。その人に憑いてる霊が、浄霊すると霊は苦しんでもがくからである。頭へ行くと霊は非常に愉快で面白い。癲癇の霊などは浄霊すると苦しいので、頭へ上らう上らうとする訳である。段々やってると、起り方が少なくなり、段々軽く、時間が短くなる。回数は減らないものである。気長にやれば治る。脳切開の具合では何ともいえぬ。発作しない時は普通と変らぬなら、それ程に脳は犯されていないとしてよい。

癲癇の発作

“私は三年前から癲癇の発作が起る様になり、二十年八月教修を受け、浄霊を受けて居りましたが、はかばかしくありませんでしたので半年位で鍼医にかかりましたが、益々間近に起る様になりましたので、今年六月より又浄霊を受け始めました。発作は幾分軽くなった様に思われます。憑依霊も中風の人、水死の人等三人位あると教導師の方は申されます。此のまま浄霊を受けておれば治りますでしょうか。又、どれ位の期間を要するものでしょうか。お伺い致します。

“浄霊すると発作がふえるので迷ったものとみえる。前頭部をよく浄霊する。早いので半年か一年はかかる。外に治すものがないから、浄霊する外ない。(S24・9・7)

癲癇の治癒年数

“本年三十歳の女、二十歳の時癲癇で苦しみ、二十八歳の時入信させて頂いてから殆ど快くなったのでしたが、最近又発作の回数が多くなりました。此の癲癇をお救ひ頂くには如何致したら宜しう御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“癲癇は治りきりに簡単にゆかぬ。段々遠のいてゆく。普通五、六年、長いのは十年かかる。頭をよく溶く。額の元――。(S25・3・28)

癲癇の治癒

“最近、癲癇患者が二人も参り、二人共夜中に熟睡中も発作を起し、昼間は六、七回起き、五ケ月にもなり、一向治る形勢が御座いませんが、如何なる訳で御座いましょうか。

“結局は治る。(S25・2・3)

癲癇の治癒(黒影をみる)

“私が浄霊している知人の妻の妹(二五歳)は、五歳頃より癲癇にて毎日一回程の発作があります。医師に掛った事もありましたが、効果なき為そのままにして今日に至って居り、最近浄霊を受ける様になりました。以前その知人が就寝中胸元に黒い影が立ち、苦しさの余りもがけば黒い影のものは羽の生えた白い馬に跨がり壁に吸込まれる様に消えるのがありあり見えた夢を見た事があります。何か癲癇と関係がありましょうか。又、如何にしたら救われましょうか。御教示下さい。

“癲癇とは関係ない。浄霊すると余計起るものである。前頭部の中へ来ると起る。(S25・2・17)

癲癇で手足荒れる

“本年二十五歳の青年で、四年前突然癲癇のような発作を起し、昨年末まで医者や薬にて療養して居りましたが、毎日二、三回発作が起り、頭が痛み、舌が痙(ツ)り、手足が七十歳位の老人の様に荒れ、アカギレが出来、夢を全然見ませんでした。御浄霊を始めて一ケ月位になります。最初一週間位は別に変った症状もなく、最近約二週間の状態は発作三回、頭の方は全然痛まず、夢を見る様になり、毎日下痢を三回位致します。医者は病名が無いとの事ですが、一種の癲癇で御座いましょうか。

“無論、癲癇である。七十歳位の人の霊である。治る。脳溢血霊――。(S24・1・29)

痙攣と溢血霊

“六歳の子供、一昨年春と秋に痙攣を起し、昨年春一回起しました。その時には浣腸でよくなりました。昨年八月又痙攣を起し、その時から右手右足が不自由となり、いまだに数分づつ痙攣を起します。これはどう云う因縁でしょうか。

“脳溢血で死んだ霊である。浄霊で治る。額へ行った時痙攣を起す。入信して光明如来様をお祭りしてお願いすれば治るが、相当時日が掛る。霊を浄化すると共に子供も助けるのであるから、大変いい事である。痙攣は前頭部をする。そして延髄をする。前頭の中心へ曇りが行くと痙攣する。延髄に毒(曇り)があり、始終前へ行くものである。(S24・1・27)

言語不明瞭の癲癇

“二十八歳で癲癇を病んで居ります。信仰させて頂きましてから一年になり、大分良くして頂きました。言葉が従前通りはっきり言へません。治りませうか。

“中風霊である。出来るだけ光明如来様の御軸の部屋へ寝るようにするとよい。

癲癇より失明

“私の長女(十九歳)が十三歳の頃から癲癇が月に七、八回起りました。(最初の頃は夜明けが多かった)現在は二、三回位になりました。之も大先生の御霊徳の賜と感謝して居ります。処が昨年一月頃より眼が見へなくなり、半身手足が不随の状態になりました。之は霊的でせうか。如何なる訳でせうか。如何にしたらよろしいでせうか。

“立(*)つ春の霊である。中風で眼が見えず死んだ霊で、癲癇もその霊である。治癒するであらう。頭、特に前頭をよくする。

急死の霊

“五歳の時右半身不自由になり、現在十一歳になりますが、右手首、右足先が不自由です。何かの現象でしょうか。御教導下さい。

“「天国の福音」にある如く、中風で死んだ霊である。急死の霊は生きてるつもりでいるが、肉体がないから探す。霊線の繋りあるものに憑く。子供は一番憑きやすい。人間は急死したのは不仕合せである。反って仕合せだなどというのは間違いである。霊界あるを信じ、覚悟があれば、霊界へ行っても間誤つかぬ。小児麻痺は簡単に治る。(S23・10・26)

尿毒症か(中風状の頭)

“尿毒症ではない。中風の霊が憑った。霊の魂は前頭へ憑る。霊が憑依して長くなると密着する。前頭部、頭の周りへ憑った。(S24)

中風癲癇

“満二年四ケ月になる男児、生後七ケ月の時縁台より落ちて左の耳の上を強打、意識不明になり、それから右半身不随の小児麻痺となりました。一ケ年間種々手当をしましたが効果がなく、昨年夏御道にお救ひを頂き、両親共入信、御浄霊を続けて居る中、八月末には物につかまって歩く事が出来、十月には独りで立って歩ける様にして頂き、御力の偉大さに感謝致して居りますが、右の手だけは未だ握ったままで余り変化が御座いません。一月頃より一日に三回位軽い癲癇の様に不意に倒れる様になりました。二月御屏風観音様を御祀り致し御先祖もお祀りさせて頂きましたが、倒れ方は却って多くなった様で、尚最近は時々恐しい者にでも遭ったかの様におびえて、泣きそうな顔をする事も御座います。倒れたりおびえたり致しますのは小児麻痺と関係が御座いませうか。又、如何致しましたら早くお救ひ頂けるので御座いませうか。お伺ひ申し上げます。

“中風霊が憑いたのである。気長に徳を積むと治る。前頭部をする。(S25・4・12)

引付けの真相

“小児に於ける引付けは霊的及び体的に見て如何なる解釈をしたらよろしいでせうか。某教導師の先生は此れは霊的と言ひ、又一人の先生は体的と言はれますが、日々御浄霊を続けて居りますが、未だに時々発作的に起りますが根本は何が原因なのでせうか。諸先生に御浄霊を受けて居りますが、一向に周期的に現象が起りますけれど、此の場合、如何なる処置を取りましたらよろしいでせうか。

“霊的で、死んだ霊が始終憑いていて頭へ上ると引付ける。身体に居る場合と傍に居て入って引付ける事もある。浄霊により発作は殖へる。最初は回数が多いが、段々時間が少なくなる。死の状態を表はす。無縁の霊とか、流産の霊で、三月位で流産した霊が偶には浮ばれずに憑く場合もある。何れにしても原因は死霊である。大抵赤ン坊の霊が多い。大人の霊だと表はれ方が違ふ。単なる引付けなら赤ン坊だと思へばいい。(他人の子で迷ってるのが憑く場合もある)(S24・1・19)

引付けの原因

“井上徳太郎と申す信者(光明如来様御奉斎)の二歳になる娘で御座いますが、先日午後四時頃より引付け始め、母親が明け方その子の戦死した従兄が嬉しそうな顔をしてその家に参りましたので、祝いの盃をさそうとした時四回目の子供の引付けの泣き声で眼がさめ、その後は何とも御座いませんでした。この引付けと従兄弟の霊とは何か関係が御座いましょうか。尚、御屏風の観音様は未だお祀りして御座いません。

“従兄の霊が憑いた。子供の引付けは全部霊である。高熱で引付けるのは皆霊である。お屏風観音様を早く祭らなければならぬ。何か要求がある。(S24・10・12)

腹部に玉あり引付ける

“現在十八歳になる昨年夏受教した娘さんですが、幼い頃より腹部に小さな玉がありまして、だんだん成長するにつれ大きくなり、現在腹部の半分を占めている状態で御座いますが、最近二、三回癲癇の様に引付けを起しましたが、何か霊的に意味が御座いませうか。御教へを御願ひ申し上げます。

“霊である。頭へ行くと癲癇を起す。気長に浄霊すると治る。(S24・7・12)

引付けと治癒順序

“生後一ケ年半の女児、日に二、三回引付けました。八月下旬、母児共入会なし浄霊を続けていますが、最近七、八回位となりました。祖霊の戒めと聞きましたが、如何なる戒めでせうか。観音様のお救ひをいただくには如何様におすがりいたしたらよろしいでせうか。

“小児の癲癇である。癲癇は浄霊すると一時頻繁に起る。霊が浮いてくる。つまり浮いて浄化するのである。それを通り越すと治ってゆくので、経路として仕方ない。心配せずやればよい。段々よくなる。勿論死霊で、体中に居て頭へ行く。霊が憑ってると額部へ行きたがる――人体全部を支配し得るからで、額へ行くと死んだ状態を現はす。祖霊の戒めとはちょっと違ふ。全然戒めでない事はない。単なる戒めでない。斯ういふのに憑ってるのは無縁の霊又は急死の霊である。

発育不良・引付けある子

“加藤正勝(四歳)、普通より頭が少し大きく、それにひきかえ身体の発育やや不良にて遊んでいてよく転び、二、三日前より一夜に六、七回の引付けがありましたが、其の後は平常と変りありません。この状態は霊的なものでしょうか。御浄霊法を御教え下さい。尚、夫婦共入信致して居ります。右、御願い申します。

“これもどっちか憑いてるかもしれぬ。中途で憑く方が多い。(S25・5・6)

引付け(嬰児)

“生後三ケ月より引付けの病状を現わし、二歳になりますが、毎日一回か二回引付けます。如何したらよろしいでせうか。

“之も霊で、頭へ行った時引付ける。赤ン坊の癲癇である。(S23・10・26)

引揚げ後引付け

“私は台湾から昭和二十一年四月引揚げて参った者で御座いますが、私の長女(てるよ、十二歳)が、引揚げてから二ケ月位たって引付ける症状を三ケ月乃至四ケ月に一度位起しますが、引付けてから十分乃至二十分位で元に復し、後頭痛がひどくします。最近は一週に一度位引付ける様な症状を起しますが、前よりずっと軽く済みます。今後の浄霊の方法及びこの引付ける原因を――。この子は右手が弱く、重いものは持てない状態でございます。

“死んだ霊が頭へ憑るのである。台湾で死んだ霊である。憑いた時に祝詞を奏げてやる。段々治ってゆく。浄霊は前頭部をする。手は大体腕の付根の中である。(S24・8・17)

火を掴む癲癇

“十九歳の男子、火癲癇で普通人と異なり、火を見ると身体硬直し、やがて火を掴みに参ります。身体中火傷だらけで御座います。普通火のない場合でも一夜に二、三、四回も発作が起る事が御座います。御浄霊により快方に向いつつあります。祖霊が憑依する事もありますが、火については何も申しません。これは如何なもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“火癲癇は沢山ある。死の時火を掴んだもので、焼死の時の状態を表わすのである。(S24・9・11)

原因不詳の水癲癇

“今年二十七歳の男、中安政治と申す者、明けて三年目に成りますが、時々癲癇の様な引付けが起ります。それが初めは二ケ月に一回ぐらいでしたが、最近私が当家に御世話に成り、浄霊を行ふ様に成ってから月に二回から三回位起きる様に成りました。そして段々激しく成る様に思ひます。病態は、泡を吹き手を振り、泣く様にわめきます。家内の者に誰か水死をした者がないかと尋ねても、知らぬと申しますが、他人の家の霊でも憑る事があるものでせうか。又、一丁程はなれた所が汽車踏切りですが、そこで幾人もの人が死んで居るそうです。それとは関係ありませんでせうか。又、どの様にしたら宜敷う御座居ませうか。

“癲癇は浄霊を始めると一時余計に起る。制へられていたのが除れるのである。段々時間短縮され、発作は軽くなる。そして段々治る。水死の霊も何れ判る時期が来る。他人の霊の憑く事はない。元使っていた人間とか、知ってる人で、家が絶へたりした場合とか、死人で行方不明になった場合とか、海で自殺して血統が絶へた場合とかである。そういふのが一番近い所へ、祀られたくて頼ってくる事がある。判ってから祀ってやれば早く治るし、功徳になる。本当に泡を吹くのと、泡を吹く真似をするのとあるが、これは水死でなく、脳溢血で倒れた霊である。

人癲癇

“三十五歳の男子、人混みの中や疲労した時等フラフラと倒れて仕舞ひます。面と向って話をしている時は別に気が違って居る様にも見へませんが、時々夜中に裸で外に出たりするのです。頭と肩が相当に固く、又、数的観念がとても薄いのです。平素は病気だと申し仕事もせずブラブラして居ります。如何なる理由でせうか。御浄霊法を御教へ願ひます。

“死霊が懸る一種の癲癇である。人癲癇といふのである。(S25・2・7)

癲癇(死霊)

“本年四十三歳の女、十五、六歳の頃より癲癇となり、当時は一ケ月に二、三回の発作がありましたが、現在は一、二回位の状態です。御浄霊は未だ一、二回受けただけですが、信仰心厚く観音様のお話を聞き一心に御縋りして居りますが、よくなるでせうか。御浄霊の方法を御教示下さい。

“治る。死霊の癲癇である。(S24・4・6)

犬霊による癲癇(夜のみ発作)

“十九歳の男子、昭和十四年より癲癇の発作が起り医学、既成宗教、按摩等にかかり翌年三月二十六日に一寸治り、六月初め再発し、八月二十五日第一回の御浄霊を頂き、現在も続けて頂いて居ります。九月八日に御光を戴きました。現在矢張り二時間おき位に発作が起って居ります。霊も再三浮いて来ましたが、はっきりしません。

一、右の様な場合、祀らなくても御浄霊だけで宜しいでせうか。

二、就寝時左半身がだるくなる訳。

三、夜発作が起った場合、念頭に明主様、念被観音力が浮びますので発作は直ぐ治ります。昼はそれが中々浮びません。一ケ月前迄は昼と夜と反対でした。就寝中も二時間置き位に発作が起ります。右理由―。

“犬でその人の所へ来たい。或いは祖先かもしれぬ。霊界で救はれぬのでくっつく。何か希望があるから聞いてやる。返事出来ねば首の振り方によって知るといい。祝詞を奏げてやるといい。浄霊すると、発作増え頻繁に起る。念被――、明主様と浮ぶのは正守護神が助けてくれる。あまり霊が磨けていないので、明るい時は憑れぬ。清まった霊でないと昼間力が出ない。犬の霊がよくなると、昼間かかれるから昼間発作がある。

四つん這いになる癲癇

“当年十歳になる男子、九月に母親が入信致し、去る九日御礼参りに参上させていただきましたところ、その留守中癲癇を起しました。それ以来、毎朝母親が御浄霊致しますと「アッこわいこわいこわい母ちゃん母ちゃん」と泣きわめきます。そして蛙が這ふ様な四つん這いになってこわいこわいと申したり致します。三日前より私が御浄霊させて頂いて居りますが、額を御浄霊始めますとやはりこわいこわいと申しますが、別に何も見へないと申します。尚、その子の実母は死亡致し、現在は二度目でございます。現在の母の実子(二歳)も癲癇が有りますが、御守護により大変良くさせて頂きました。如何なる訳でございませうか。

“四つん這いになるのは動物霊で、前頭部に憑いている。祖先中四ツ足に生れたものの霊――祖先の中四ツ足に落ちたものがあり、祖先が之を救はれたい為に憑る。祝詞を奏げてやる。(S24・10・19)

額打つけ、蹴る癲癇 

“二十二歳の青年、癲癇にて柱や物に額を打付け、押さへやうと致しますと足で蹴倒します。何の霊で御座居ませうか。

“動物霊で、牛か何かである。牛の死霊であらう。気長に浄霊すれば治る。(S24・11・19)

就寝中起る癲癇(死霊)

“長男良一儀は九歳の時疎開して以来癲癇になり、十三歳の今日も直りません。発作は月二回程で夜寝てから少しして起り、起り出すと寝乍ら一日中七、八回も起します。右の原因と浄霊法を御教へ願ひます。

“病気でなく、死ぬ時に寝ていたものの霊である。首の周りを溶かす。

光の玉見て倒る(癲癇)

“三十三歳の男子の信者、十三歳より癲癇が起き、毎年一、二回位倒れて居ましたが、出征中七年間は倒れず、復員後又倒れる様になりました。倒れる時直径五分位の光の玉が眼先三尺程の処に現はれ、だんだん近づいて眼の所まで来ると意識がなくなり倒れるとの事で、光の玉は何でせう。

“昼間太陽に向っている時殺されたか、死んだかした人の霊に想念が滲ついている。首のまわり、肩などを浄霊する。

性交時意識を失う(癲癇となる)

“三十三歳の未入信の男子で御座いますが、八年前工場でパイプで腰を打ちましてから、妻と関係致しますと左半身が暖かくなり、五分間位意識不明になり、又、一週間に一度位癲癇を起す様になりました。医者に診て貰ひ注射や薬を用ひて居りましたが治らず、左手の拇指が重く感ずる様になり、後頭部が痛む様になって参りました。医師は脊髄から水を採り、後頭部に孔を開け、レントゲン検査をしましたが病名が解りません。現在では左半身が不自由で、感じが御座いません。火や水には敏感で御座います。左後頭部と左腕付け根が痛み、胸が一日数回苦しくなり、顔の痙攣が御座います。今から十年程前に養子に行く事になり、妻も定って居りましたが、反対して現在の妻と結婚致しました。或る所で見て貰ひますと、養子先の祖父が憑っているとの事で御座いますが、霊的に関係が御座居ませうか。又、御浄霊に依って治るもので御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“腰を打ったのは、霊が打たしたのか此人の罪があって打ったのかだが、癲癇は霊である。指、後頭部、左腕、顔等の症状は全部薬毒で、医者が作ったものである。浄霊で治るが、長くかからう。神様の御用して、手柄を立てる事をしなくてはならない。(S24・9・12)

畳の上のみで発作する癲癇

“永瀬正子(当年二歳、昭和二十三年一月九日生れ)本年五月頃突然畳の上に腹這ひになり、足をからませ、一種の癲癇の様な状態となり、口からよだれを流し苦しがりました。名前を呼んで居りますと三、四分位で平常と変りなくなりましたが、以後毎日発作を起す様になりまして、医師に診せました処小児のムシとの事で心配ないと申して居りますが、最近では回数が多くなり、一週間程前より御浄霊を致して居ります。発作を起す場所は戸外では全然なく、畳の上だけでございます。尚、当人は長女でございまして、肉体的には四歳位に発育致して居ります。何か霊的原因が御座いませうか。右、御教示をお願い申し上げます。

“畳の上で死んだ死霊による癲癇である。(S24・12・8)

癲癇より狂暴症状

“相楽(サガラ)武夫(三十八歳)と申す四月に入信予定の癲癇の者、変った症状を起します。発作は十五日目くらいに起り、最初の症状は普通の癲癇の様ですが、数分間にして立ち上り、発狂状態となり、手当り次第の刃物特に出刃や鎌等をもって人に立向ひ、時々大怪我をさせて居りますので、家人も困って居り、本人も後悔致して居りますが、此の様な症状を呈しますのは、如何なる訳で御座いませうか。御教へをお願ひ申し上げます。

“癲癇は死霊が憑く。切合いをして殺された霊である。未だ切り足りず、大勢殺そうと思って死んだもので、大勢殺そうといふ執着が残っている。ヤクザなどである。前頭部と頸の周りをよく浄霊する。気長にすると治る。光明如来様をお祭りして祝詞を奏げる。(S25・4・12)

跛行の癲癇

“私方へ三ケ月以前より毎日浄霊を受けに来ている本年二十三歳になる女ですが、十七歳の年より癲癇になりまして、一ケ月五、六回癲癇が起き、同時に右脚が跛行になりましたと申します。私方へ来る様になってから今の処、癲癇の発作も少なくなり、少し脚も楽になったと言って居ります。本人は来月は入信の運びになっています。私はこの病気は霊的だと思ひますが、今後如何にさせて戴けば早く全快するでせうか。御教示をお願ひ申し上げます。

“死霊が憑っている。その死霊は足を打つ等何か足に関係したもので死んだのである。(S24・9・18)

手足伸び切りの発作

“本年三十一歳の男子の信者で御座いますが、入信前には毎月一回発作が起りまして、一週間か十日間位手足が伸びて動かなくなり、首だけがかすかに動く様になって居りました。昨年九月受教致しまして後は一度だけ其の様な状態が一週間位続いて癒りました。其の後現在迄起きて居りませんが、まだ本人は起きそうな気がすると申して居ります。何か霊的な原因があるので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“一種の癲癇で、死霊が憑く。死霊の状態の通り表われる。大抵毒で死んだもの、砒素剤のようなもので死んだものである。起りそうな気がするのは、未だ霊が憑きそうになっている。祝詞、御神書を読む事、霊も救われてくる。(S25・1・11)

定期的に暴れる癲癇

“三十七歳の男、癲癇の為昭和二十一年入信致し、七人家族の中五人迄お光を戴き、光明如来様(昭和二十三年二月)及び大光明如来様(昭和二十三年十月)をお祭り致しましてから、毎月や、定期的に一週間置き位に繁しく浄化致します。昨年夏の事、暴れたり、時には口笛を吹いて犬でも呼ぶ様に右手の人差指で招く様子をしたり、夜間起き出しては子供を起し、行かう行かうと手を引くので、妻が止めたところ、お前は何時も俺のやることに反対をすると云って強くなぐりつけたので、妻は気でも違ったのではないかと思ひ浄霊をしたところ、今度は蚊帳を出て座敷をぐるぐると約三十分程廻り、其後間もなく手を引かれた子供(六歳)は水遊びに行って溺死致しました。特別の因縁があるので御座いませうか。如何に致しましたら宜敷いで御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“癲癇は、精神病と同じもので、時間的精神病である。癲癇の長く続くのが精神病である。浄霊をすると、今迄の制へがとれて、余計に起る。その霊は生きてる時犬が好きだった。そして子供の生命を奪らふとした。子供は罪穢が沢山ある場合、お恵みを下さるのに罪をとらなくてはならぬ。そして極くひどいのは子供をとられるのである。(S24・6・5)

死臭ある癲癇

“昭和二十年頃入信致しまして、大光明如来様を御祭りして居る上田正一郎と申す元教導師ですが、入信以前から癲癇で大きな声を出して唸ったり、口から血の混じった泡を出したり、手足をバタバタして苦しみます。又、其時に依り口笛を吹き乍ら犬でも呼ぶような手真似するやら、歩き出すやら、いろいろの事をやるのです。毎日浄霊をさせて頂いて居りますが、最近は以前より苦しむ様は一段と激しくなりました。発作は月に一回で、毎月二十日頃です。発作の二、三日前から本人の体が死人のような臭ひが致します。本年一月頃気狂ひの様になり、三日間の御浄霊で癒りましたが、其時の表情は、己は近所の法華だ、人に種々物を頼んで置き乍ら水一盃上げて拝んでも呉れない、と狐の様な手真似をしたり、其外他家の仏がかかって救ひを求めたり、又いろいろの生霊もかかりまして、本人の口から喋りました。本人は入信前に日蓮を信心した事がありまして、現在も日蓮宗の御札をはって居ります。四月三十日晩に又々発作が起りましたが、今度は以前より激しい浄化で御座いまして、床の間の花瓶の水を飲んだり、子供の口へ無理矢理に押込んだり、勿体なくも大光明如来様にお茶をかけたり、又外に馳け出す時など大人が二人位では止められない位で御座います。又、近所の者が集まって御浄霊を致しますと、本人は、お前達が幾人来ても離れないとか、どうしても癒らないとか悪口を言ひまして、相手に致しません。右は如何なる因縁でせうか。又、どうしたら救はれませうか。御教示お願ひ致します。

“お札ははがさなくてはいけない。狐霊はそういふものを本拠にして活躍する。日蓮宗に関するものは全部処分する。まとめて祝詞を奏げ、礼を言い、唯今限り元へお帰り願ふと手続きする。癲癇は、死んだ時口から血を出したりしたもので、他殺であらう。口笛を吹いて犬を招んでる時にやられたものである。死の時の状態を表はすものであるから、二十日頃に死んだもので、死臭が残っている。一時激しくなるのは結構である。癲癇の連続が気狂ひで、霊が憑り易くなると、いろんな死霊が憑るものである。全部撤去して、出来るだけ祝詞を奏げると、段々よくなる。(S25・5・5)

髪の毛の癲癇

“髪の毛にふれても癲癇の起るのがある。之は、髪の毛の原因によって死んだ霊である。(S24・3・20)

霊的・体的病気の見分け方

“御浄霊の際、その浄化が病的か霊的かを速かに知る方法に就て御教導下さい。

“病気によっては判る。非常に経験が要る。最初から判るのと、判り難いのとある。霊的と体的両方の場合もある。体的と思ってると霊的になる。体的でも衰弱して霊的になる場合がある。斯ういう場合もある――身体が弱ると霊が憑る。死ぬ時は霊的になる。血が稀薄になる為である。小児麻痺とか癲癇、精神病等は絶対霊的である。肺病などは両方ある。胃腸病は霊的は少ない。婦人病は霊的が多い。生霊が多い。一番は経験である。霊感でないと判らぬ。(叡智と感)(S24・3・12)

中風二種あり

“最近全身不随、頭も悪く口もきけなくなった患者を二人扱ひましたが、一人は死亡し、今一人も見込み御座居ません。此の様な状態の浄化が今後多くなるのでは御座居ませんでせうか。その場合、私達とすればどの様にさせて頂いたらよろしいでせうか。

“中風には二種ある。毒死した霊など憑るのと、薬毒と両方ある。薬毒のは皮膚面へ出たものであるから早い。じき治る。(S25・2・17)

言語使用不能の精神病の原因

“私は只今鹿児島県へ開発に参り、御世話になって居る家では、精神病で座敷牢に入って居る人と、耳は聞へて言葉が出ない人とが居ります。如何なる因縁のある家で御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“精神病は殆ど狐で、偶には狸もある。耳が聞へて言葉が出ぬといふのは、舌の運動が不能になっている訳で、舌は前頭部に元があり、その命令で動く。故に前頭部から舌へ通ずる神経に毒があって押へてる場合と、舌根の根部に塊がある場合とあるから、右両部を浄霊する。体的の病気はそれで治る。先天的の場合は、舌を切られるとか槍で突かれるとかで死んで、それが霊界ですっかり浄まらぬうちに生れたものである。又、神様に対し悪い事を言った、そういふ罪の為の場合もある。勿論前の世の事である。斯ういふ場合、よく先祖の罪といふが、その先祖といふのは自分であったかもしれない。霊的の罪は信仰によって消へる。又、他人を助ける事である。(S24・6・8)

頭肥大、人体の空虚

“当年五歳の男ですが、生後百ケ日目位より頭が段々大きくなり、頂天に直径約三寸程水が溜り、病院にて約六ケ月排水しましたが全然良くなりません。口は何でも言へますが、何分現在では頭が重くて歩く事も坐る事も出来ません。従って手足は二、三才位の大きさで御座います。如何なる原因でせうか。浄霊法を御教示下さい。

“水をとったのは最もいけない。とると屹度後へ祟る。癖をつけると溜るのが殖へ、期間も短くなる。気長にやれば治る。手足は使はぬから発達しない。但し先天性とすれば、殴られて死んだとかいふのが再生して空虚がある。そこへ毒が溜る。人間は空虚があると必ずそこへ毒が溜る。(S24・4・7)

脳病で偏食

“祖父もその子も脳膜炎で、孫はジフテリヤで死亡しました。只今孫の一人が頭の病気で美食を好み、偏食です。霊的関係ですか。

“頭に祟ってる。祖父の子供も、果して脳膜炎かどうか判らぬ。医者によって診断が違ふ。ジフテリヤといっても、ジフテリヤでないものもあるから不確実である。脳膜炎が治ると頭が良くなるから、決して心配はない。浄化の毒を固めるから白痴になったりなどする。そういふ恐れはない。又、殆ど治る。そんな間違った事ない。二十、三十でも脳膜炎になる事がある。前頭部が非常に激痛する。特徴としては、眼をあけない、痛む、浄霊すると非常によく治る。前頭部をよく浄霊する。霊的もある。胃に毒のある為の場合もある。線香や壁土など、又、虫を食ふのもある。之は動物霊である。普通の偏食は胃中に毒があり、こういふのは背中を浄霊すると治る。

頭重

“私が浄霊させて戴いて居る二十歳位の女(信徒ですがまだ入信は致して居りません)の人、二年前から次第に頭が重苦しく何かが頭を押へている様で、数人の先生方より御浄霊を受けましたが、効果が見へない様です。因みに同人の父が東京で医院を開業して居ましたが、十数年前に死亡して居ります。何か特別なる憑霊現象でもあるので御座いませうか。又、全治致しませうか。御伺い申し上げます。

“憑霊の場合もあるが、薬毒が頭へ上って固まっている。その塊を溶かすのである。額部等にも熱がある。(S24・5・28)

頭引感、腕足冷ゆ、息切れ

“六十一歳の婦人、頭の中がむしられる様な発作を起し、御浄霊致し大変軽くさせていただきましたが、其の後頭がすーっとして地の底へでも引かれる様になり、腕及び足が氷の様になり、息切れが致します。御浄霊中あくびが出ますと楽になります。右の症状が毎日一回、三、四十分位起ります。御浄霊法を御教示御願い申し上げます。

“頭の中に毒があるのと、毒があるから霊が憑いてるのとである。根気よく頭と首筋をすれば段々よくなる。あくびは霊的浄化。(S23・12・29)

低能児の原因

“十一歳の男児、三歳の頃より言語不自由、只今でも「キシャポッポ」「ジーヤ」「バーチャン」位しか云へません。知能も稍白痴に近い程度で、浄霊三年目です。三歳の折、転んでミシンで頭を負傷した為らしいのですが、其の浄霊法は――。

“之は二つに考へられる。転んで頭中内出血して固まったものか、智能程度の鈍いのは、前頭部の活動が鈍っている為か、赤ン坊の霊が憑いてる時にこういふ事もある。死んだ赤ン坊に対し親の執着の想念で引張られる。生きた人間に生れ代る能力なく、低能に生まれる。稀には霊界で、頭打って死んだ霊とか爆発物等で死んだ霊が充分浄化の行はれぬうち中途で生まれ代るのがある。

鈍感な子

“私の伜は今年十五歳になりましたが、幼時の時より口が戻らず、小学校に入りても普通より鈍感で、記憶力に乏しく、数学が出来ず、腹立たしくて、一年程前より此の道に入りて一家熱心に御浄霊を戴いて居ります。最近腹部の御浄化を時々戴いて居ります。今後尚御浄霊を引続き戴きたいと存じますが、大先生様の御指導を仰ぎ度いと存じます。

“急には治らぬ。気長に浄霊する。頭に毒が沢山あり、機関の活動が鈍い。霊の憑ってる場合もある。霊が憑っていても(毒素が減れば影響を受けぬ。)(S24・1・2)

十一歳より低能となる

“生後五十日位の時二、三日高熱が続き脳を犯された様でしたが、五歳位迄普通の子供と余り変りはありませんでした。六歳位より遅れが目立って参り、九歳で入学し、三ケ月で退学しました。それ迄言葉の発音ははっきりいたしておりましたが、十一歳頃から言葉が言へなくなり低能状態になりました。この様な者はいかがなものでございませうか。

“二様に考えられる。脳膜炎とすると、脳へ毒が固まっていて、智能器を制えているので、発育しない。霊が憑ると熱が出る。高熱の時霊が憑った場合もある。変死の霊などで、頭を犯されて死んだ霊が憑ると斯うなる。浄霊を気長にすると治る。(S24・3・4)

医師の子の神経衰弱

“昭和二十年六月一日入信致しました長男が、以前より神経衰弱でありましたが、毎日浄霊を致して居るに拘らず大して変化もありませんが、如何なる理由で御座いませうか。浄霊法を御教へ願ひます。尚、私の主人は十年程前に亡くなりましたが、元医者で、病院を経営しておりましたが、長男の病気と関係ありませうか。御教へ願ひます。

“症状を明記せよ。治る訳である。一番肝腎なのは延髄である。関係があるかもしれぬ。(S24・6・8)

禿の原因

“はげにも色々種類が御座いますが、すべて体的な毒素のためで御座いませうか。

“大体体的である。偶には霊的のものがあり、禿げた人の霊が憑くと毛が抜ける女などがある。(S(*)・2・24)

禿頭の原因

“禿頭病の原因及び其の御浄霊法を御教示下さい。

“禿頭は頭へ毒が固まる。霊的もある。(S25・5・7)

頭髪脱毛の因

“当年二十歳の男、二、三年前より頭髪が脱け始め、現在では全部脱毛して仕舞ひました。現在迄凡ゆる療法を試みましたが、効果がありません。右は如何なる原因で御座いませうか。

“体的は頭へ毒がよる。霊的は坊主とか禿頭の霊が憑く。(S24・4・23)

頭毛なき女児(指曲る)

“四歳の女の児です。一見して二歳位の発育で、頭の毛がないのです。その上親指が鷹の様な形ですが、如何なる因縁で御座いませうか。

“種々に考へられる。禿頭の人の霊が憑いたか、或いはそういふ人が又は生れ更ったか、又は頭に非常に毒のある人である。霊的でも体的でも浄霊で治る。昔、若い婦人を治療した所、山伏の霊であった。指は、霊が死ぬ時指を突いたりなどして、曲って死んだものと思ふ。(S24)

少年で白髪

“十六歳の子(鈴木美代子)、昭和二十一年頃より頭に白毛が出始め、段々増えて近頃では随分白くなりました。之は霊的でせうか、体的でせうか。現在迄に二、三歳頃感冒にかかったのみで、病気と云ふ程のものはやって居りません。右、御伺ひ申し上げます。

“薬で白くなる事がある。霊的なら、白髪の老父か老母の霊が憑ったのである。頭を浄霊する。  (S24・8・28)

左眉白化す

“二十三歳の男子、左の眉毛のみ真白になりました。これは如何なる訳でせうか。

“頭に或毒素があって、眉毛の奥あたりで固まっていて、毛を作る血液のようなものが変っている。或いは眉毛の白い老人の霊が、その辺だけに憑っているのであらう。

赤縮れ毛

“八歳になる女の子供、生れて四十日目に髪の毛を剃りました処、極めて赤い縮れ毛が生へ、二、三寸位に伸びたきり未だにそのままです。頭はとても熱を持っています。御浄霊法を御教示御願ひ致します。此の子供の姉に二十三歳のカリエスの者が居り、又、その祖父は結核で死にましたが、存命中狐を殺した事もあり、或神様に拝んで貰ひました処、祖父は狐の祟りだと言はれました。此の祖父の死因と孫達の病気とは何か関係がございませうか。御伺ひ申し上げます。

“頭に毒がある。浄霊で治る。カリエスは祖父のみでなく、多くの罪の総積である。祖父の場合は狐の祟りかもしれない。(S24・9・8)

縮れ毛

“近所の娘さんで、頭髪が極度に縮れて居り、色々と薬剤を用いましても治らず、困って居ります。この様な事は如何なわけでございましょうか。御伺い申し上げます。

“薬をつけるからいけない。薬は病気保存法であるからである。頭に熱があれば毒の為であり、無熱の場合は霊的である。或いは黒人の生れ代りかもしれぬ。浄霊すると、そんな霊でも早く日本人になる。入信して極力浄霊する。

黒底翳の霊、眼球流るる事

“七十六歳の男、四年前より目が見えなく、医者は黒底翳との事です。霊的因縁か御教示下さい。

“霊的の場合は蛇である。蛇を祀ると治る。浄霊で治る。薬で固めたのは治り難い。目、頭、首、肩、腎臓を浄霊する。黒底翳は毒血であり、青白底翳は膿である。赤目――目から離れると白い膿になる。目は溶ける事がある。目を蒸した所、膿が集中し、裏から押出されて瞳が飛出し、落ちそうになった。確かに流れる事がある。

底翳の原因

“底翳の霊的原因に就て御説明をお願い申し上げます。

“普通、体的原因が多い。頭の毒が眼の裏へ固まる。たまには霊的もある。蛇である。蛇の霊が憑くと見えなくなる。浄霊だけで治る。薬を用いたのは手間がかかる。何にもしてなければ、それだけ早く治る。(S24・1・22)

視力異常(青龍)

“谷川みさ子(二十二歳)と云う娘は八歳の頃より電柱や樹木等一本の物が二本の様に見え、又その一本は現物通りですが、他の一方は光の様に写って見えるそうです。又、大光明の御軸の左右に白く同じ文字が見えたり、家の内でも外でも昼夜の別なく緑色の火の玉(直径一寸位)が見える由、右は如何なるもので御座いますか。

“二本に見えるのは眼の異常である。私は今でも二つに見える。それで片方づつで見る。左眼が上っており、右眼は上下に動く。御文字のかく見える人は沢山ある。青い龍神で、神格を得たのは光がある。

失明の眼に影像見ゆ

“本年二十九歳の婦人、八年前姙娠中発熱の為解熱注射を一本致しました処、間もなく失明致し、昨年九月入信、熱心に御浄霊を続けさせて戴いております。入信当時は本人の眼前に真黒い顔の影像が現われては消えして半年間位続き、その後段々影像は白い顔となりましたが、目の周りのみは真黒で御座いました。其の後目の周囲まで白く変りましたが、片方の眼は星が入っている様に見え、現在では、その片眼だけが時々現われ、暫くすると青い糸の様なものが現われ、その片眼は消えて了います。未だ本人の眼は変化が御座いませんが、益々御道の為精進させて戴いております。父も入信致し、御屏風観音様は本年三月お祭りさせて戴きました。本人の眼に映る影像は如何なるもので御座いましょうか。亦御浄霊によりこの失明をよくして戴けますで御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“薬毒である。薬毒は治るには治るが、眼は固まり易いので時間がかかる。影像は死霊か生霊かどっちかである。いろいろ変化はあるが、治るには治る。後と前頭部をする。(S24・11・21)

霊体因による失明(死霊)

“昭和二十二年十二月入信の私の妹(十八歳)、二十四年三月七日朝突然に盲となり、私が留守の為医師に診察だけを受けましたが、白内障と診断され、其の後私が長い間居りませんでしたので、母親より御浄霊を戴いて居りました処、頭痛と下痢の御浄化を戴き、それ以来週に一度だけ明るい感じのする状態になりました。二十四年十月三日私が帰宅、三回程御浄霊致しました処、十月七日一度だけはっきりと瞬間的に見る事が出来ました。其の後は一日おきに明るく感じる様になり、十一月上旬以来月に一、二度位私が御浄霊させて戴きました処、御守護を戴きまして現在は薄いカーテンが懸っている様な感じ位明るくなり、たまには電灯の明るさ、太陽の光が薄く白く見える様になりました。身体は発病以来不自由の状態になり、一人にて歩行不可能となり、腰が抜けた様な状態となって居ります。何か霊的の原因でもあるので御座居ましょうか。御守護御願い申し上げます。

“霊的と体的と両方である。霊が憑った。霊が治してもらいたいのである。段々快くなる。(S25・2・28)

霊的と薬毒に因る不眠

“本年五十八歳の女、四、五年前より第三種の健康状態でしたが、昨年あたりより回虫と軽い咳の為たまたま臥床する身となり、本年九月頃より本格的に床に就き、十月中旬より浄霊致して居ります。病源は左脛部を始め左肺尖部で、浄霊後二週間余りで平熱になり、食欲も出て参りましたが、突然三十九度以上の高熱が出て十日余り続きました。一週間前から高熱は下りましたが、現在三十七度から八度程度で高熱の御浄化の後の様な予期した程の結果が得られて居りません。夜は一時から三時頃迄睡眠出来ません。御浄霊前は薬を浴びる様に用ひ、特に鎮静剤は毎日の様に服用して居ました。家庭は非常に複雑で、霊的関係もある様に思はれます。主人は三人の妻を亡くし、現在は四人目の妻に当ります。一番目の夫人は舅姑が気に入らず家出、厭世自殺をして居ります。二番目の夫人は結婚後六、七年で結核にて死亡、三番目の夫人は結婚後十年余りで関節炎の為死亡、四番目の夫人は右記の状態です。仏壇には過去帳のみで位牌はありません。一番目の夫人は無縁状態です。右、霊的関係がありますでせうか。御教示御願ひ申し上げます。

“霊的と薬毒と両方である。一番目の夫人――。浄霊と光明如来様にお願ひする。(S24・12・8)

星眼は霊的か(罪)

“未入信の婦人、眼の御浄化(星眼)をいただき、又背に赤い二、三十の斑点が出来ておりました。一回の御浄霊でその斑点はなくなりましたが、黒眼が半分以上白くなって段々見えなくなりました。この星眼は霊的なもので御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“薬によって固まったのが溶けて来たのである。或程度拡がると目脂で出てくる。星眼は、霊的の罪の事もある。(S24・10・1)

角膜炎

“私は三、四歳の頃から右眼を病みまして見えなくなり、角膜炎との事で父は凡ゆる療法に手を尽して呉れましたが効果は御座いませんでした。昭和十三年末頃に真宗で祈祷して戴きますと、前世の業だと云われ、善徳を積めと教えられまして、以後真宗、生長の家の教えで一生懸命御奉仕致しましたが、何の変りも御座いません。本年一月二十五日入信致し、三月八日御神体並びに御屏風観音様をお祭りさせて頂き、一心に精進致しておりますが、何等変化御座いません。尚、昭和十一年の徴兵検査の時、色盲と云われましたが今日まで不便を感じた事は御座いません。之は霊的関係で御座いましょうか。それとも前世に於ける罪による不治のもので御座いましょうか。御教えをお願い申し上げます。

“霊的でもあり罪でもあり凡ゆる療法の為でもある。放任しておいても治る。一生懸命信仰し、人助けすれば早く治る。(S25・5・21)

漁師に多い赤眼の原因

“蛇を殺す事によりまして特に眼病を患ふとの御教へを承って御座いますが、名古屋地方に於きましては漁村に俗に云ふ「赤眼」他種々の眼病が多い様で御座居ますが、魚と眼病とは何か霊的な関係が有るもので御座いませうか。

“霊的もあるが体的が多い。波がキラキラするのを始終漁師は見るが、之は眼に悪い。光の刺戟で、眼へ毒素が集(ヨ)ってくる為に眼が悪くなる。(S25・2・2)

失明して諸獣見ゆ

“今年七十八歳の老母、昨年十月緑内障のため手術を致しましたが、遂に両眼共に失明致しました。今年二月頃より畠や田圃に寝かされる様な錯覚を起し、又時には人と対談中牛や馬や色々な獣類が沢山集って来て、その獣類が全部片眼がつぶれて居り、皆ニコニコして傍へ寄って来る等と申して居りましたが、先頃臭剥剤を服用致しました処幾らか落着きまして、凡てが錯覚と云ふ事が本人にも判る様に成りましたが、底翳で失明致しました場合、こうした現象の現れる事が御座いませうか。又、底翳とは関係なしに霊的なもので御座いませうか。又薬毒によるもので御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“手術の為である。悲観したりなどするとその隙に霊が悪戯する。薬毒は原因にはなっている。臭剥剤によって悪くする。七十八になって眼が悪くなるなど霊的とは言へぬ。一旦は快くなるが、反動で悪くなる。手術によっては治る。(S24・3・22)

うなされる原因

“うなされる事は、不自然な寝様でなる事もある様で御座いますが、他に何か霊的のものもある様で御座いますが、如何なる原因で御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“(霊的である。)寝る位置にもよる。仰向で、胸に手を当てるとうなされる。左下にしてもうなされ易い。(心臓が下になり、霊稀薄になり、霊が憑り易い。)霊の障りがなければ、そんな事はない。(S24・2・21)

睡眠時の開眼

“或る信者の子供(十三歳)、眠っているのに目が開(ア)いていまして、目の処で指を左右に動かしますと、目もついて動くので御座います。本人は何も知らずに眠って居ります。霊的で御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“薄目に開いているなどあるが、額の皮膚が強(コワ)いのである。霊的と体的両方ある。目の上に毒があると吊られて圧迫され、動きが悪い訳である。それに又、副霊が二つ憑いている。一つは寝ると出るし、一つは体に残っている。(S24・10・11)

目開けて眠る

“目を開(ア)けて眠るのは如何なる理由で御座いませうか。又、之は霊的で御座いませうか。

“いくらか締りのわるい人がある。霊的体的とあるが、大抵は体的で、目の皮に毒か何か塊があって硬化している為である。浄霊で治る。(S24・8・25)

睡眠時目開く

“眠っていても目を開いている人が御座居ますが、如何なる理由で御座居ませうか。御伺ひ申し上げます。

“動物の再生又は前生動物の場合もある。虫の場合もある。(S24・5・12)

顔面神経痛

“只今迄何事も無く居りましたが、風呂に入り温まりますと左眼の周りと頭半分が非常に痛くなり、お岩様の様な顔になったかと思ふ様で御座いましたが、湯から上ると何ともなく、又温まると又痛みます。夜分上向きに休みますと痛むと申しますが、顔には何の異常も御座いません。霊的で御座いませうか。

“顔面神経痛といふのであらう。霊的であったら、祝詞を奏げてやる。(S24・9・9)

顔面浮腫と紫色・浄霊で増す

“当年四十四歳の寡婦、数ケ月浄霊するも顔はむくみと紫色が増大、浄霊中がたがた震へる事もあります。如何なる訳ですか。如何にすれば治りますか。

“漢方薬中毒であらう。腎臓をよくすると小便で出る。それに霊も憑っているであらう。

首に瘤あり、青大将部屋に入る

“私が二ケ月以前より御浄霊して居る婦人、肩が凝り、握り拳程の瘤が首にある為か働く事が出来ません。御浄霊を始めてから御飯も通る様になりましたが、衰弱するばかりであります。此の人は後妻に行き、二年目に子供が生れ、四、五日でその子供は死亡致しました。その子供が生れて三日目に部屋に四、五尺の青大将が出て来たのが始まりで、よく出るようになり、又今年は特別多く出て参りました。蛇がよく出る理由及び病気と蛇とに霊的な関係がありませうか。又、今後如何にしたら此の人は救はれませうか。

“青大将は祖先である。救はれたいんで度々出る。首にあるのは淋巴腺が腫れてる。衰弱は微熱の為である。早く入信して光明如来様をお祭りし、そして出ないようにせよと言ひ聞かす。(S24・10・20)

喉頭結核と蛇の祟り

“私は三年前に肺結核で居りました処を御観音様にお救ひ頂き、その後松田教会の助手として日々感謝にて働かせて頂いて居りました。昨年十二月より結核と腹膜炎の浄化を頂き、一月中頃より喉頭結核になり、二月始めには、一時重体になりましたが御守護を頂き、日増しに快方に向ひ、最近では食事も二膳から二膳半位、三度づつ戴ける様になりました。御守護まことに有難う存じます。最近は主として喉頭結核の御浄化にて声が少ししか出ません。たまには喉が痛みます。私の祖母は大正十二年の震災で腹を打って死亡、母は腸結核、長兄が喉頭結核、三人目の兄が肺結核で夫々死亡致して居ります。尚、長兄が山で殺した蛇が祟って居た様でしたが、西山明神として祀りさせて頂きましたが、未だ甕の水が汚れますと喉が痛みます。言葉が前後致しましたが、家では明主様御写真、光明如来様及び屏風観音様も祀らせて戴きました。何卒もう一度御用に立たせて頂きたく、宜しく御守護御願ひ申し上げます。

“喉頭結核は薬の滲みたものが出てくる。顎下部に薬の毒結がある。蛇も祟っている。(S25・3・28)

吃りと唖の霊的原因

“唖者や吃りは霊的の原因が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“霊的原因、体的原因と両方ある。霊的は、死ぬ時発声器官に障害を起したとか、首吊って死んだ霊とか、喉へ槍を突いて死んだのがそのまま生れ更ったものである。どもりは大抵体的で、霊的もない事もない。舌と頭と繋っている筋に毒が固まっている。頭辺に熱い所がある。(S23・12・21)

吃音

“私は小学校の五年の頃より吃音なのですが、如何すれば治るでせうか。

“霊的と体的とあるが、信仰次第で治る。光明如来様にお願ひするとよい。(S25・1・25)

吃音の原因と浄霊個所

“吃音は舌を動かす筋の毒障碍である。頭から来る。熱のある所をすればよい。(S23・8・21)

心臓神経衰弱と臥床

“心臓性神経衰弱の病状と御浄霊の要点――

“大抵は死霊で、異常の為今にも死ぬように思うが、死んだ霊そのまま人間に感ずる。寝ると反って動悸がして息が止る感じである。霊が離れるとケロリとする。故に心臓は大して関係はないのである。発作時祝詞を奏げるといい。浄霊は前頭部である。

脈搏下降

“四十五歳の肥満した婦人(但し未婚者)、二、三年前より脈搏五十に降り、余り激動には堪へられません。脈搏下降の原因に就てお伺ひ申し上げます。

“こういふ事はある。貧血しているのであらう。又は、救はれたい霊が此人に憑った。出来るだけ神書を読む。(S25・5・23)

カリエスで水一升飲む

“昭和二十三年三月受修の四十一歳の信徒(女)、二十三年十一月光明如来様御奉斎と同時に脊椎カリエス症状の浄化を戴き、浄霊の結果数日後治癒、本年一月右足非常に重苦しく、歩行困難となり、冷へを感ず。浄霊後右足に祝詞を奏上すれば其の症状が左足に移動して右足が治癒し、左足に祝詞を奏上すれば右足に移行することを繰返しつつ一週間にて治癒。二月中旬作業中に下腹部に急に苦痛を感じ多量の出血が始まり、三日間続いて後治癒。其の後血色悪く極端な偏食(魚は嫌ひ乾燥野菜等を好む)となる。其の後右下腹部固結及び左腎臓背面苦痛を訴へ、浄霊をして祝詞を奏上すれば苦痛の箇所が移動し、心臓及び首に移動せしも大体苦痛の箇所は下腹部と左足が主になって居ります。苦痛が始まると死者の名前を無意識のうちに言って居りましたが、御先祖の位牌をお祀りしてから止りました。其の後六月下旬三日程多量の出血あり、現在苦痛は隔日の状態にて食欲は一日茶碗一杯位を漸く摂る状態であります。尚、毎日一升位の水を飲んで居ります。左大腿部に拳大の腫物が出来て、両足の甲と少し上部迄むくみが生じて居ります。右、御守護の程をお願ひ致します。

“霊的体的両方である。食欲さへあれば治る。よほど浄霊しなければいけない。そして食欲をつけるべきである。(S24・8・29)

脊髄癆・下半身不随

“四十七歳の女の人で、昨年二月来約六ケ月脊髄癆なる病名の下に入院治療、ビタミン剤の脊髄内注射を受けて居ましたが一向よくならず、却って悪くなった位で、依然下半身不随、温寒の感覚がありますが、立つ事は殆ど不能でしたが、浄霊を始めてより約一ケ月半の現在、腰部稍感覚を取戻した様に思はれますが、完全に治るでせうか。又本人の夫、数年前同様な病気で死去して居りますが、その関係でせうか。今後如何にしたら救はれませうか。

“霊の関係もある。それも浄霊によって曇りを除ればよい。脊髄の注射など、垂れてくる。気長にする。(S24・3・15)

発汗と寒気の症状(霊体)

“私は鉄道連絡船員で、汽罐士をして居る者で御座いますが、本年五月頃より背部に悪寒がして、明方五時頃より七時頃迄の間に体中に玉の汗をかきます。浄霊をして戴き悪寒だけとれましたが、汗は相変らず毎日出ます。尚頭に手を当てた瞬間全身がぞっとします。現在元気ですが段々体重が減って参ります。如何なる訳で御座いませうか。何か霊的原因が御座いますでせうか。御教示を御願ひ致します。

“汗はいくらかいてもいい。之は霊的体的両方で、(頭へ手を当ててゾッとするのは)霊的で、汗をかくのは体的である。浄霊してれば霊も体も両方治る。(S24・8・8)

全身不自由・衰弱す、(脚気の特色)

“七月八日より全身疲労し、自由が利かず、段々と衰弱してきます。浄霊と養生の方法を御教示願ひます。

“死霊であらう。他の原因はない。もっと詳しく書け。本当は脚気らしいから、匙一杯づつ糠を煎ってお茶飲む時食ふといい。脚気は下唇が痺れる。手は拇指の内側が痺れる。足は膝から下、内側から甲へかけて痺れる。これは本当の脚気である。(口頭お伺)乳の出ぬのは腎臓と背中をする。(S23・10・26)

足前へ出ず如意ならず

“今年六十二歳の男ですが、若い時は舟乗りをして居り、丈夫でありましたが、三年程前よりどうしても中々足が前へ出なく、やっと歩ける様になるととても早く歩くので危い様です。止まらうとすればよほど手前の方から止まらうと思って足の方に気を付けなければ行き過ぎてしまひます。又、座ったり立ったりも不自由です。何か霊的の病気の様ですが、御教へ願ひます。又、何処を主として御浄霊すればよいのですか。

“よくある。霊的である。治る。足の股(マタ)の付根に必ず毒がある。気長に浄霊すれば治る。足の股(モモ)の辺を押すと痛い所があるから、それをやればよい。霊的も体的も結果は同じである。(S24)

リューマチと夢現する霊

“西田とき(四十九歳、本年二月入信)、多発性関節炎並びにリューマチにて連続浄霊致して居りますが、随分痩せて来まして中々捗々しく効果が現われません。近頃はその母方の叔母が夢に出て、合掌する如く縋って来るのです。何か霊的に意味があるので御座いませうか。又、御浄霊法を御教示御願ひ申し上げます。

“痛いのは霊的でないが、合掌するのは霊的である。薬毒が沢山ある。方々に起るから多発的といふ。治る筈だが、霊力が足りない。探ってみると熱や痛みがある所がある。(S24・9・8)

手足麻痺

“昨年十一月入信しました橋本キク(五十六歳)、五年前より手足が痺れ出し、次第に運動が重く、草履をはく事も時間がかかる状態でした。入信後暫くは体が軽くなり、動作が容易でしたが、最近又重くなって来て居ります。顔に濁血が浮いて赤くなって居ります。私が浄霊してあげますと後は楽になるのですが、遠隔地のため二、三度しかしてあげられず、普段は信徒の方にして貰って居ります。之は浄霊の力が足りないのでせうか。又は再浄化にて暫くすればよくなりませうか。本人の主人も同じ病気にて死亡して居りますので、霊的な原因もあるので御座いませうか。

“原因は薬毒で、多いから除っても除っても又溜る。主人の霊も憑っている。両方である。薬毒があると憑霊し易い。(S25・2・17)

足動かず細し

“当年四十一歳の女、昨年十月より右足が次第に動かなくなり、現在では細く柔く腰下全体が動きません。脊髄麻痺との事にてヴィタミン注射を致して参りましたが効果なく、最近では左足に移行しつつあります。当家には同病にて死亡せるもの又焼死、変死等もありますが、右は如何なる原因に依るもので御座居ませうか。

“足を使はないから細いのである。人造病である。股の外側、臀部の下をする。蛇霊なら前頭部をする。(S24・4・23)

手不自由・冷たし  講話集補  814

“六十三歳の男子、一昨年風邪がもとで病み、医師の手当を受けまして前記の病状は去りたるも両手共不自由になり、身の回りの事も出来ず、且つ両肩は五、六貫目の重圧を感じ、特に両肩の肉は落ち、手には暖かみなき状態です。二十四年二月頃より浄霊を戴いて居りますが、未だはかばかしくありません。右の原因及び御浄霊法を御教示願います。

“体的なら、注射の中毒。霊的なら死霊の状態のまま写る。治る。

リュウマチ

“リュウマチは霊的なものでせうか。又、十数年来の慢性固結性リュウマチの治癒過程は如何でせうか。特に詳細に御教示を御願ひ申し上げます。

“両方ある。割合い霊的は多い。蛇の霊が多い。蛇が食ひ付く。紅く腫れる。昔の人はリョウマチと言ふ。龍の悪血といふ意だと思ふ。動かすと痛いので、全然動かぬよう板を入れて固める。

足裏熱く股腹突っ張る

“左記の点御伺ひ申し上げます。六十七歳の男子、三ケ月前より足の裏が焼ける様に熱いと申し、時時内股から鼠蹊腺、腹へと突っ張り、うめき声まで出して苦しみます。寝返りは一度足を曲げてからでないと出来ません。去る七月一日、お光を代理で頂きましたが、その人が家に帰って来た途端にその病人は忽ち物凄い震ひが来ました。医者は神経痛と云いますが、如何で御座いませうか。原因及び浄霊法を御教示下さい。その病人は御光を戴きましてより顔が幾分優しくなった様でありますが、如何なる理由で御座いませうか。

“霊のようである。霊にしろ何れにしろ鼠蹊腺に塊がある。重い薬ほど足へゆく。足の裏――薬毒。浄霊――股と足の裏。(S24・8・15)

不姙の原因

“私は本年早々入信致したもので約十ケ月になりますが、結婚後八年で未だ子供に恵まれません。医師の診察によれば「ラッパ管閉塞故手術以外姙娠の見込みなし」との事ですが、之は如何なる理由でせうか。今後本教の御手伝ひを一生懸命やらせて戴けば子供が授かりませうか。唯今のところ家の方が多忙で思ふ様に御浄霊をして戴けませんが、このままでよいでせうか。御伺ひ致します。

“子宮位置の変動、大抵後屈が多い。前屈は滅多にない。臍下に塊がある。霊的原因からいふと神の許しがないと子は授からぬ――産土の神。死産や早死するのは霊的で、授かっていないのに出来たもので之は信仰によって除る事。(S24・11・18)

子宮癌としこり

“私の扱って居る信者(四十二歳、女)三年前に子宮癌初期で手術、其の後浄霊を受け入信、光明如来様を奉斎致し居りますが、本年三月頃から子宮の所へ小さなしこりが出来、現在は握り拳大になり、移動する様になりました。体的に、又霊的原因及び御浄霊法を――。現在自身には苦痛はありません。

“子宮癌は滅多にない。毒が固まったり月経の古血が固まったのを誤診される。もっと大きくなる所を、途中で切って後又溜ったものである。霊的関係の時は生霊である。手術しただけ治りが遅い。下腹部などを押してみる。(S24・11・27)

子宮脱出より足関節に瘤

“当年六十歳の女、約二年半前より子宮脱出になり、二年前より浄霊致して居りましたが、当年六月頃より左足関節に握り拳程の瘤の様なものが出来、熱も痛みもありません。治るで御座居ませうか。

“霊的と体的とある。子宮を吊ってる筋が自由にならぬ。筋の側へ毒の塊が出来ると動きを止めるし、引上げる力がなくなる。生霊は殆ど男女関係が原因である。怨んだ霊が生殖器に関係する方へ憑いて邪魔する。男女関係を不能にする目的である。何れも治る。拳大のそれも霊であらうと思ふ。毒なら痛みなどがある筈である。生霊か死霊か動物霊である。気長にすれば治る。霊が憑依している場合も大抵(関節に)水が溜る。大抵膝の裏が原因である。又、股の付根の外側の方に原因がある。痛む所がなければ霊である。(S23・12・26)

筋腫の原因

“子宮筋腫に医療を加へた結果肉腫に進み、更に癌にまで進むと診断され、手術を要すと言はれ、現在御浄霊に参って居ります。実は以前に人工流産を致した事が御座います。霊的原因が御座いませうか。

“筋腫は霊的と体的と両方ある。霊的は生霊で、多くは真中へ憑く。右へ寄ってるのは治る。右腎の下方に塊がある。肉腫は丸くない。デコボコ――。(S24・2・12)

子宮脱出

“子宮脱出は何処を主として御浄霊致したら宜しいで御座いませうか。又、霊的に関係御座いませうか。

“股を浄霊する。両方から吊ってる筋がゆるい場合と、筋が圧迫され伸び縮みしないのとある。多産の人に多いのはイキむ為である。之は日が経てば治る。霊的の関係もある。生霊は殆ど男女関係で、例へば約束した女と結婚しないなど、怨むと性器へ来る。そして男女関係の妨害をする。(S24・4・3)

子宮脱出

“六十歳の女、子宮が下るので困って居ります。御浄霊の方法をお教へ願ひます。

“子宮を吊っている筋が弛んで、その筋に毒が固まっているのである。子供を沢山生んだ人に多い。若い人だとじき治るが、老人だから厄介だ。一名「なす」と言ふ。股をよく浄霊する。以前に農婦でこの病気の者を治した事があったが、これは生霊のためであった。生霊は男女関係に多い。美人に多くある。子宮、卵巣等を犯す。

月経閉止期とヒステリー

“婚期が遅れた女性、又五十歳前後の月経閉止期に生理的にヒステリックになるのは霊的に関係があるでしょうか。

“関係がない事はない。霊的にも体的にも密接な関係がある。毒があるとそこへ霊が憑依する。浄霊すると霊は逃げる。毒の個所へ、毒のある所へと逃げる。そして綺麗になってしまえば霊は寄り付かなくなる。月経閉止期は女の大転換期である。血が動揺して安定しない。その為一種の不快感があってヒステリーになる。怒りっぽいのはどこかに毒があるのである。気持が悪いと物を悪意に解釈する。であるから、人間は不快感を除かなくてはいけない。毒が除れれば爽快になる。ヒステリーは狐霊が頭を占領するのである。(S23・12・12)

下腹に塊

“二年程前、お腹に妊娠四ケ月位の塊があり、浄霊二ケ月程にて治癒致しましたが、最近に至り又出来ました。痛みも苦しみも御座いません。何か霊的の原因があるでしょうか。

“生霊の場合がよくある。霊的の時は、臍から下膀胱附近が脹る。重苦しい。霊的でなく之は腹膜であるから、腎臓をよくする。腹部はそう浄霊の要はない。肩胛骨から背中である。(S  (*)・11・15)

不感症

“不感症に就て御教示御願い申し上げます。

“霊的と体的、両方ある。姙娠と多少は関係がある。姙娠率は少ないが姙娠する。霊的は龍神に関係があり、体的にいうと腎臓の活動が悪い。腎臓が固く板のようになっている。括約筋も同じで、大抵は腎臓で治る。

生後泣き続けて唖

“当年三十九歳の女、生後六カ月迄は病気と思われる位非常に泣き続けました所、七カ月より全然泣かなくなり、驚き医師の診断を受けしところ、唖故治癒不能との事にて現在に至って居ります。発音はどの音も出ますが、言葉になりません。頭は良く、物覚えもよいのですが、右は本当の唖で御座居ましょうか。御浄霊に依り話が出来、聞える様になりましょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“耳が聞えない為に言葉が出ない。先ず聞えるようにしなくてはいけない。霊的と体的と両方ある。頭の中心から前頭にかけて固まっている。霊的には木龍が憑ったのであろう。(S25・5・23)

赤ン坊の霊(骨なし症状)

“当年四歳になる男児、首がぐにゃぐにゃで、ものが言へず歩けもせず。這ひも座りもしません。如何なる訳でせう。如何にすれば治りますか。

“注射か、赤ン坊の霊である。

高熱・足腰起たぬ幼児(長男)

“今年十一歳の男の子、昭和十五年五月発病、当時二歳、四十二度位の高熱が続き、医者は小児麻痺らしいと云はれただけで、病名もはっきりせず、其の後種々手当をしましたが効果なく、現在まで足腰が起たず、最近入信させていただいて居ります。右の因縁関係をお教へ下さい。

“霊的体的両方に考へられるが、之は霊的らしい。祖先に高所から落ちたりなどで足腰起たず死んだ霊――。或いは――、注射の為腰の起たぬ場合もよくある。どっちだか、兎に角腰を気長に浄霊すれば治る。(S24・4・28)

発育せぬ小児

“二歳の男子、生れて以来半年経っても少しも発育せず、虫封じをやる人(漢方医者)の治療を受けました所、脳と気管支が悪いと云はれましたが、一年位経っても変化なく、現在は半年位御浄霊を戴きましたが之も変化ありません。最近は両親も一生懸命に御縋りしています。右の原因と浄霊法を御伺ひ申し上げます。

“霊的と体的とある。体的原因としては、生れて間もなく少し沢山注射すると二、三年発育が止まる。霊的原因は赤ン坊の霊、死産とか流産をした霊で、その霊の状態になる。之は非常に長く掛かるが治る。前頭部の熱である。寧ろ何でもない。身体全体、腎臓部、前頭部を浄霊する。(S24)

幼児の喀痰、座力なし、発育不良

“三歳の男児、生まれつき弱く、今尚座る事も出来ません。昨年十一月より御浄霊を受け、本人の父が入信、本年三月光明如来様を祭らせて頂きました。現在では握る力は付きましたが、毎日咽喉がゼイゼイし、風邪を引き易く、咳がたえず出て居ます。妻は後妻で、その子供が三人共生後間もなく死亡、叔母は卒中にて死亡、如何なる病気でせうか。

“生まれてすぐ注射すると発育が止まる。注射したんでなければ、姙娠中に薬を飲んだんだが――。死産とか流産(五ケ月以上)した赤子の霊の憑いた場合こういふ事がある。浄霊を気長にすれば治る。グニャグニャしているのは龍神である。座る力のないのは腰骨に毒がある。ゼイゼイいふのは、親の薬毒か、或いは赤ン坊の時、母体の汚露を飲む。肺中に痰が溜るとゼイゼイいふ。その場合、背中に熱い所がある。又、死んだ三児のどれかが憑る事あり。肺で死んだ霊がつくとその通りになる。

百日咳より憑霊

“死霊は始終憑りたがっている。衰弱を狙って憑った。百日咳の毒が腹部と背部に残っている。(汚露)の残部がある。(S24・7・9)

時間泣きの嬰児

“生後四ケ月の男児、数日前より毎日午後六時頃になりますと大声で泣き、三十分位泣き続けます。如何なる訳でございませうか。御教示お願ひ申し上げます。

“いろいろある。霊的である。体的の場合とある。祝詞を奏げる。そして泣き止めば霊である。でなければ、どこか痛い所か何かある。(S24・11・28)

尿道の奇形、早産流産

“大橋かよ子(六歳)、小便がチビチビ出続き、浄霊は半月位続けて居りますが今日に至るも変化ありません。全快致しますでせうか。又、食事を致します時に赤ちゃんの様にチュウチュウと御飯を吸込みます。如何なる因縁でせうか、お尋ね致します。尚、妹定子(二歳)、生後二十日頃より右眼横に豆粒大の赤い血豆様の物が出来ました。医者に診てもらったのですが治らないとの事です。浄霊にて全快の見込みが有るでせうか。又、霊的に因縁がありますか、お教へ下さい。

“尿道が細いのであらう。尿道の奇形である。霊的関係もあらう。赤ン坊の霊で、早産か流産の霊である。即ち普通の人間に完成していない霊で、乳を呑むようにチューチュー吸ふ。査べて心当りの者あれば祀る。赤いツブツブは毒血の塊である。浄霊で早く治る。(S24・11・7)

四肢使えぬ幼児

“生後一年四ケ月になる女の子、千鶴子と申しますが、生来手足がフラフラにて立つ事も歩く事も出来ませんが、これは霊的でせうか。此の浄霊法を御教示下さい。

“生後すぐ注射したのは斯ういふ事がよくある。でなければ霊的で、龍神の生れ更りである。蛇の性能が大分残っている。割合い治りいい。浄霊して、祝詞を奏げてやる。(S24・11・7)

疣、ほくろ、痣

“謹んで御伺い申し上げます。疣、ほくろ、痣は霊的で御座いましょうか。又、御浄霊法を御伺い申し上げます。

“霊的で、疣は先天的と後天的とあり。ほくろは前の世の徴し。痣は全部霊的で、後天的痣は内出血である。(S24・9・16)

蕁麻疹とカレー

“遠藤哲三(十三歳)、六年前カレーを食べ蕁麻疹となり、医師にもかけずそのままにしたところ、全身鳥肌となり、痒みのため夜も泣き通す現状で、手足は鶏の如く、爪は鶏そっくりで、その子が坐った跡はフケで真白くなります。此れは治るものでせうか。

“よく蕁麻疹といふが、カルシュウムを服んだり注射したりするものは必ず出来る。カレーの為鶏のようになるといふのは、カレーの鳥が人間の霊で、よほど執着の強い霊とみへる。珍しい事である。然し、治るには治る。(S24・3・20)

蕁麻疹より紫斑病

“喘息から蕁麻疹が出、其の後手足に紫斑病が出て、入浴の時ヒリヒリし、浄化致します。右の原因――

“薬毒である。紫斑病は医学で恐いようにいうが、毒血が皮膚面へ出る。蕁麻疹はカルシュウムである。霊的にいうと動物霊。体的にいうと皮膚が硬い。毒が皮下にあってノビがわるい。

紫茶色のシミ

“私の叔父、三年前より地獄の印と云われる一銭銅貨位の紫茶色のしみが沢山出て居りますが、どう云う訳でございましょうか。

“斑点がはっきりして――、血の中に毒があるのが出てくる。薬毒である。血の中の異物には違いない。霊的の怨み等の罪による事もある。(丸い――霊的)(S23・7・18)

シャックリ

“私の主人がシャックリが出て、浄霊しても止りません。何か霊的の原因が御座居ましょうか。お伺い致します。

“横隔膜か前頭部か延髄かを浄霊すれば治る。それで治らねば鳥の霊である。鳥の霊の場合は長い。その場合は咽喉の辺から浄霊する。(S24・5・28)

シャックリの原因

“シャックリの原因について御教示の程を御願い申し上げます。

“横隔膜に原因がある。食道とは関係がある。延髄をやると大抵治る。でなければ横隔膜、胃の噴門をやる。霊的のシャックリは七面鳥などである。(S24・2・8)

シャックリの原因

“シャックリは如何なる原因で御座いましょうか。霊的に意味が御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“横隔膜の真中あたりに原因がある。延髄部を浄める。又は前頭部(又は後頭部)又は胃の辺を浄めれば治る。先に七面鳥の霊が憑り、シャックリが連続的に起った。(男であった)鳥のように喉を鳴らす。(S23・11・21)

鳥霊によるシャックリ

“私が現在浄霊している女の人(三十六歳にて未だ入信して居りません)は浄霊を始めかけるとシャックリをやり出し、長く続けてると一層ひどく、五分間に百五十回もやります。その時はとても苦しく、息が切れそうです。霊的関係のものでせうか。何処を浄霊したら良いでせうか。御伺ひ致します。

“霊的には鳥の霊で、七面鳥などの種類である。七面鳥はシャックリするものである。喉からの中心線、特に胃部、横隔膜近所、背中と、気長にやる。(S25・5・5)

シャックリの霊原因

“シャックリの霊的原因に就いて――

“胃の噴門から横隔膜へ寄った所に原因がある。食物の消化の関係や刺戟などで起る。癖になるものである。頭を浄霊して治る。霊的は七面鳥の霊で、猛烈に大きく、喉が動く。之は生命に係はる場合がある。(S24・4・3)

白痴の霊原因

“白痴は霊的に如何なる原因でしょうか。

“霊的と体的とある。霊的に多いのは子供の霊が憑る。年をとっては憑らぬが、多いのは十歳以下で、十五歳位までは憑る。例えば二、三歳の霊が憑ると智能は二、三歳で続くのである。白痴は赤ン坊とか子供の状態になる。それで智能の発育が止る。子供の中に浄霊すると救われるか萎縮する。萎縮すれば肉体はその影響を受けなくなる。小児麻痺の場合もそうである。子供の霊又は卒中で変死の霊は頭悪くなる。脳溢血などで死んだのは頭が悪いと同時に身体に故障が起る。若田部は二歳位の霊、小便などし、全く子供の状態であった。(S23・10・13)

クレチン病

“クレチン病(俗に一寸法師)の霊的関係を御伺い申し上げます。

“人間の背の伸びる機能は脳髄にある。そういう機能が欠けているのである。霊的には、高所から落ち、頭をブッつけて死んだ。そしてそこだけ欠陥が出来ている。それが浄化されぬうちに生まれてくるので、その欠陥が残っている為である。又、頭を切られて死んだ為、脳の発育機関が壊されて死に、それが治らぬうちに生まれたものである。一寸法師ではないが、子供など発育の悪いのは、赤ン坊の霊の場合と龍神の憑ったのがある。龍神の方は足だけがグニャグニャしている。又生まれて間もなく注射を沢山打った為と、この三原因がある。

一寸法師

“背丈は二、三尺しかないので御座いますが、相貌は普通人と変らないような一寸法師を時折見受けますが、之は霊的にどのような訳があるので御座いませうか。御教へを御願ひ申し上げます。

“医学上と霊的と両方ある。脳下垂体といって、背の伸びる液体があり、これが足らぬと伸びないといふが、之は根拠がある。霊的では、前の世で拷問されるとか、牢獄で身体を縛られたりなどして虐殺された霊である。腰や首を叩いて不具にするとか、足を切られるとかで、完全にゆかぬのが新しく足が出来るといふような場合もある。それは体的にも新規に出来る場合がある。先におデキの為男根を切断した男があったが、そのうちに伸びて、結婚して子が出来たのがあった。(S24・7・12)