025 医術篇(9)

夜と医学

“今迄は今迄の医学でよかった。西洋医学は解剖学、細菌学等の功績を認める。全部を否定するものではない。又、夜の世界に於ては浄化すべき(溶して出す)力がなかった為抑へた方がよかった。固めた方が早かった。観音様とても東方薬師如来などと申し上げ、薬を用ひせしめられた事があり、お経にも法華経の後薬草彙本といふのがある。昼になると固まらぬ。故に溶して出す方が早く根本的に治る事となった。私の方は早く知った。それでその方法を説いた。まだ(?)医者に対しては医学も注射も結構だといふべきだ。今でも少し固まる。気胸療法は片肺の運動を止めて浄化を止める。  (S23)

医術に於ける霊体、(宗教と科学)

“現代医学を宗教的に解説  或いは誤診を指摘する様式を御垂示下さい。

“現代医学は唯物的に発達したものであるから、宗教的でも科学的でも合はない。民間療法の頃の行り方は霊的医学であった。人間は霊と体で成立っているから体のみでは解決しない。霊を無視して体のみでは治らぬ。又、背は霊であり腹は体であるから、背中が治らなくては本当に治らぬ。腹膜も背中である。又、感情は霊で理性は体である。感情の発達した人は喜怒哀楽の感情に富む。狐などは理性の本拠をとる。考へる時、煙草をのむと鼻の神経を刺激して頭部へ働く。実行は腹で、頭と相談し合っている。智慧は頭、感情は後頭部、勇気は腹である。科学は宗教の一部なりといふのが本当である。仏教に徹底すると極めて隠遁的となり、科学文明を嫌ひ、否定する事になる。タゴールの如き森林の瞑想といって……。今の人が皆斯んな事をしたら皆食って行けない。(S23)

精神的浄化と肉体的浄化

“御浄霊を致さずとも、精神的に苦しむ事によって必ず肉体的にも浄化は起きるものでせうか。又、自然浄化は全てその人の精神的浄化の現はれと見て宜しいでせうか。それとも少しも精神的な浄化なくしても起るものでございませうか。

“精神的と霊的と違ふ。最初霊的に浄化が起り体的になる。精神的はその人の考え方である。(S24・6・3)

溶・凝の両浄化

“私はお道の御手伝いをさせて戴きたく大浄力のお守りを拝受いたしましたが、四月末頃より邪霊がつきまして首、肩に苦痛を感じ、御手伝いの邪魔をいたします。何卒御守護の程御願い申し上げます。

“凝るのは浄化である。霊の作用でない。浄化も凝るのと溶けるのとある。(S25・5・18)

浄化後の大疲労感

“私は幼時に三回肺炎に罹り何れも医療により治しました。昭和二十一年三月入信致し、本年三月大先生に御面会直後に強度な肺炎御浄化を戴き、約二十日程で快復致しましたが、  其の後浄霊をさせて戴く時、心身共に肉体労働以上の疲労感を覚へます。(以前は何でもありませんでした)如何なる訳で御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“前に固めたものが今度溶けて来た。浄化作用の為である。悪いものでもなくなると疲労する。中には人事不省になる者もある。(S24・6・6)

浄化休止の形

“御浄霊の場合、御浄化が一旦停止する場合が御座いますが、これはどの様な意味があるもので御座いませうか。お伺ひ申し上げます。

“停止ではなく又浄化が起る。それを溶かせばよい。毒が分裂してある。(S25・4・22)

酒飲みの浄化

“私の主人は毎日相当量のお酒を飲んで居りますが少しも浄化を頂きません。お酒を沢山飲む者は浄化しにくいものでしょうか。御伺い申し上げます。

“酒飲む人は後れるが、一ぺんに来る。  (S24・9・16)

毒素の種類

“霊に曇りが生ずると物質化されて毒微粒子になりますが、その毒素は、何毒素と称せられますか。

“至小、至大といって、宇宙はどれだけ大きいか分らぬし、微生虫はどの位小さいか分らぬ。顕微鏡で見えるのは余程大きいものである。体内にもどの位菌の数があるか判らぬ。世間では知らないから名を付ける者はなかったが、毒素は大体一種である、老廃物と毒素とは違う。(S23・11・12)

蛇毒の特徴

“土谷ツネ(五十歳)、十七年前に腎臓を悪くし、医師の診断を受けた所、下腹部に拳大の塊が有るので手術を奨められましたが致しませんでした。其後何の異常もありませんでしたが、今年六月入信直後下腹部が肥大し、以前の塊の他に、臍の右横に直径一寸五分位のと、もう一つは鳩尾の下に直径一寸位の塊が出来ました。時々その一つが胸の方に突き上り、両肺の中央に二寸位も腫れ上り、同時に腰から腹部にかけてきつく腫れ、息苦しくなり、身体を起すと下りますが、今度は腹部が苦しく張って来ます。其の前後、唾の様な痰を一日に二乃至三合出します。霊的でしょうか。原因と浄霊法を御教え下さい。

“よほどの毒がある。蛇の毒らしい。気長にやれば治る。相当暇がかかる。蛇を呑んだりなどした毒で、蛇の毒は、泡やヌラになって出る。(S24・11・8)

結核菌

“一、結核菌が毒素の多い人体に入った場合でも誘発はしないものでしょうか。

二、又、小児結核等は如何に考えさせて頂いたら宜しいでしょうか。

右、御教示御願い申し上げます。

“結核菌が入っても伝染しない。(私など菌をなめても伝染しない。)痰が古くなって湧く。黴菌というものは極く弱いものである。医学は痰を古くする。人造病である。(年頃で治らない病気は皆結核という)    (S23・10・18)

曇りと黴菌の種類

“霊の曇りが肉体に反映して  病気が発生すると御伺いして居りますが、現代医学に於て赤痢、コレラ、チフス、梅毒、結核等分類せられて居る如く霊の曇りにもこの様に分類せられて居るものでしょうか。

“勿論そうである。いろんな種類の毒素により黴菌も種類がある。それに適当した黴菌が働く。黴菌は人間の血液の毒素を食って繁殖している。(S23・7・13)

春先の多病

“春先には病気が多いと言われますが、如何なる訳で御座いましょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“木の芽時は起り易い(のは意味がある。)春は何でも上昇する。御本にもある如く、地球の呼吸が春夏秋冬となる。春は吐く息であるから中へ潜んでいるものが出る。であるから病気といっても多くおデキである。おデキは苔のようなものである。(S24・1・18)

季節と精神病・自殺者

“春に精神病及び自殺者の増加する事は  統計的にも現はれて居ますが、季節と関係あるものでせうか。

“季節と関係はある。春は物が燃へ立つ。上昇する。人間とても上ずるから起り易い。秋は気が澄む。大気が澄むから、人間の気も落着き、沈む。然し、これは誘導的、補助的原因で、根本的原因ではない。起る人は必ず何時かは起る。ただ春は促進されるだけである。

対寒暑に強弱ある理

“寒暑に強い人と弱い人とありますが、如何なる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“健康な人と弱い人、意志の強い弱い、鍛練の出来不出来による。(霊的には)生れた時の夏か冬かによる。(S24・2・9)

午後より浄化強くなる。

“浄化の場合午後より夜にかけて熱が高く、浄化が激しくなるのは如何なる原因によるものでせうか。

“朝起きた時は身体を静止している為浄化が弱っている。起きると身体をどこか使ふ。その運動によって浄化が起る。であるから、医者は絶対安静をせよといふ。静止状態なら浄化が弱る為である。昼間太陽の照ってる時は霊界に火素が多いので浄化強く、夜は火素が少いから固まる方の意味になるから浄化は弱い。(S24・1・22)

症状・発作の変化の重病人

“一般の重病人ですが、午後より苦しみ、明け方になれば楽になりましたが、快方に向ふに従ひ、朝が苦しく午後の方が楽になるのです。如何なる訳で御座いませうか。御教示下さい。

“斯ういふのは種々変化するもので、(説明すれば)理由はある。(重大な事でないからよす)薬毒の為もある。  (S24・8・8)

夕方に限り痛む

“姙娠八ケ月の妻、十日程前より耳の中が痛み、又同じ左の方の下歯が痛みます。それも夕方六時から七時に必ずあります。耳の方は四、五日前から膿が出てまいりましたが、痛みは発熱と共に未だありますが、時間を限って痛むのは如何なるわけでしょうか。

“普通の浄化である。人間、起きると新陳代謝が旺盛になる。そして夕方四時すぎ頃は高潮に達する訳だ。必ず治る。  (S24・4・28)

一地方に流行の奇病

“愛媛県下上浮穴地方山間部に甲状腺腫病が集団流行し、現地へ医学調査団が参り原因にメスを入れても一向不明、遂にサジを投げたという状況です。同病の原因又同地方のみに流行の訳、浄霊法を御教示下さい。

“バセドー氏病であるが、霊的であろう。何かの霊が目的がある。祀ってもらいたいなどで、眷族に命令してやらすのである。それが原因である。病気の状態で分る。(S24・6・25)

肺患多い地域

“三重県の雲出川、川口三角州にある部落、香良洲(カラス)町には肺患者が非常に多いのですが、此の地に何か因縁があるのでせうか。

“デルタ地――烏(カラス)神社は稚姫君を祭ってる。霊的にしても多すぎる。特殊の薬を多く用ひるとか、食物とかである。

眼病多き土地

“私の導いた信徒、教導師ですが、妻と母親と娘二人の計四名を残し布教のため暫く遠方へ出かけておりますが、其の留守中仏壇の供養が出来ません。其れは先祖に対し如何でしょうか。御教え下さい。月二、三回は娘と交替にて家に帰り供養致しますが、如何でしょうか。新しき土地に布教に出かけておりますが、眼病が多いのですが、何かその土地に霊的関係があるかお教へ下さい。

“トラホームか何かで、目薬を入れたもので、薬を入れた人などは必ず頭へゆく。そして溶けて目へ行く。ノーシンなどそうである。(S24・11・8)

集団小児麻痺

“最近(六月)朝日新聞に北日本各地に集団的小児麻痺発生の記事が掲載されて居り、予防衛生研究所の説は伝染と申して居りますが、霊的病気が集団的に起るのは、霊界と如何なる関係があるので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“沢山出来る場合は伝染と思うのである。(S24・7・21)

医療禍による小児の多病

“当年満一歳になる男児、二十四年五月乳児脚気と言われ、四十日医療を加えましたが発育悪く、首に薬毒の塊と思われますグリグリが、大きいのが三つと米粒位のが無数にあり、又脱腸と臍は大人の拇指程の大きさで、硬く、ホーズキの様に出て、泣き出しますと破れそうになります。御浄霊を頂いて居りますと青便に痰の様なものが混ります。耳も遠い様に思われ、眼の動きがにぶく、寝かせて居りますと一日中黙って寝て居ります。私の父親は六年前家庭の不和から首をくくって死にました。この児は霊的なもので御座いましょうか。若しそうでしたら実家の方で御守様を頂き、お屏風観音様を御祀りさせて頂けばよろしゅう御座いましょうか。御守護お願い申し上げます。

“医者に斯ういう具合にされた。薬毒の為である。グリグリは親の薬毒で、熱が出る元気がない。脱腸は腹に塊があり圧迫される。親子の薬毒である。  (S25・3・29)

タンソ病(地方病)の浄霊

“現在北陸方面に発生中の「タンソ病」は何処の浄化で御座いませうか。御浄霊は何処を重点的にすべきでせうか。

“此地方で、特殊の薬を服むとか、注射した等で、その薬毒の浄化である。腎臓をする。  (S24・8・6)

集団小児麻痺

“現在青森県の八戸方面に集団的に発生、蔓延している小児麻痺の霊的原因とその浄霊法を御教え下さい。

“本当の小児麻痺は滅多にない。大抵足が多い。足は歩けない場合、足の裏に毒の塊がある。集団小児麻痺は注射の毒が重いので足の裏へ溜ったものである。子か母かである。(S  (*)・7・8)

鼻骨附近の致命筋

“面疔の手術の場合、天庭は生命にかかわると言いますが、顔面の他の場所でも手術の際即死するものがあります。如何なる原因でしょうか。御伺い申し上げます。

“真中でなくとも、顔の横にも恐ろしい筋があるという。蓄膿の毒を除ろうと手術しようとしてよく死ぬ。よほどこの近くに重要な腺がある。(鼻横骨附近)先に児玉博士が新潟医大で、鼻の手術をした際、筋を間違えて切った所、室内を狂い廻って死んだという。(S24・6・28)

治病の時は音がする(骨と膿)

“或る入信しています婦人、子供の頃より関節リュウマチの気があり、五十歳過ぎまして特に悪化し、今歩行困難となり、夜になると痛みを感じ、足が自然に曲って、伸ばそうとすると節がボキボキ音がします。何か霊的でしょうか。何処を浄霊いたしたらよろしいか、お教え願います。

“凡て病気は治ると音がする。膿がとれて間隙が出来、ブツかって音がする。それがくっ付いてすっかり治る。その中途で音がする訳である。(S24・9・28)

魚の目と死、人体の微妙

“魚の目が内側に出来ますと家族の者が死亡し、外側に出来ますと親戚の者が死亡すると言われて居りまして、然も其の魚の目は死亡と同時に無くなるそうで御座いますが、霊的に何か意味が御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“魚の目(イホ)――正守護神が知らすものである。相応の理で、いろんな事が相応するものである。故に人相など或程度あたる。細かに研究すれば相当あたる。例えば、目の上下は上は祖先等であり、そこに目下等の想念が何等かの形で表われる。画相などはそれをよく見る。祖先の執念なども表われる。人間の身体は洵に微妙なものである。(S24・2・1)

日本人と英米人の体躯の相違

“日本人の体躯が英米人に劣る理由を御教示下さい。

“環境が影響している。坐る事と漢方薬が影響している。椅子へ掛けるのと薬を服まぬようにするとズーッと大きくなる。坐るのと薬をやめれば、日本人は外国人より大きくなるかもしれない。(S24・2・23)

五臓六腑

“五臓六腑とは何を言うので御座居ますか。

“心臓、肺、膵、肝、腎(脾)を五(*)臓といい、胃、腸、頭、胆臓、子宮、睾丸等を六(*)腑という。いい加減なものである。(S24・2・23)

睡眠覚醒の観念作用

“明朝は何時に是非とも起きねばならぬという様な場合、夜寝みます時に神様にお念じ致しますと、丁度其の時刻寸分の違い無く醒して戴ける事が御座いますが、之は(其人格或いは仕事に依って)御神霊か或いは唯の霊かが来て起して下さるものと存じますが、如何なるもので御座いましょうか。夜遅いとか、浄化中とか、他の特別の場合は別と致しまして、未だ眠かったり時間の余裕があったり致します場合が御座いますが、朝パッと目を醒しました時が最も起るのに適した時刻で御座いましょうか。勿論少し眠いのは当然で、起きれば解消致しますが、起きましても未だしきりに眠気を催し、体の調子が一日中悪く、仕事に差支える場合が御座いますが、如何なるもので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“正守護神が起してくれる。不思議と思う位お蔭がある。朝眼が醒めたら起きた方がよい。一日中差支える事はない。神経である。迷信的観念が災いするのである。睡眠不足はあまりしてはいけない――という観念があるからである。原因はその人の観念の相違である。(S24・12・1)

無くなった歯生えるか

“みろくの世に、無くなった歯が生えるでしょうか。

“歯は生えぬ。老人が若い者になったら一体どうなる。

刺青

“刺青も御浄霊によって消して戴けますで御座居ませうか。

“刺青は消せない。(S24・2・4)

人体と宇宙

“あてはまってる。日は霊、月は体――。宇宙の中心たる高天原の型として、人体には頭と、臍は地の高天原となっている。火の熱、水の冷もある。すべてよくあてはまっている。

男子と婦人の顔色

“食糧不足の折でも  男子より婦人の方が顔色が良いのは何故でせうか。右、御教示御願ひ申し上げます。

“男はムキ出し、今の女は頬紅つける。

血液型

“血液型A、B、AB、Oの区分――

“医学で別けたもので、吾々には全然必要なく、寧ろ馬鹿々々しいと思ふ。

霊統と血液型

“霊統と血液型とは関係が御座居ましょうか。

“霊統と血液型とは関係はない。霊統は一貫して変りない。血統はいろいろ混る。真理は一定不変であるが血液は違う。霊と体、経と緯の意味にもなる。具体的に言えば、道徳なども随分変わる。始終変わる。日本でも終戦前と今とは変った。今は忠君愛国思想はなくなった。真理は不変だが、道徳は変る。

血液型と体質

“血液型によって性格及び体質が異なる理由――

“霊的関係がある。日本には支那系が一番多い。他にアイヌの如く、胸毛のあるようなコーカサス系も、南洋系もある。白人系は信長時代に入った。血液型とは要するにこれである。

血液型と性格

“血液型は性格や健康に影響するものでせうか。右、御伺ひ申し上げます。

“性格に影響はあるが、健康に影響はない。大体人種的――。日本人には日本、支那、朝鮮の三型がある。(S24・10・3)

血液型と人種

“血液は霊の物質化と伺っていますが、血液にA型、B型、AB型、O型がありますが、之に就て御説明御願ひ申し上げます。

“厳密にいふと人種的関係がある。日本には大体四種ある。日本、支那、朝鮮と土匪(コーカサス地方から入り込んだ)である。何れ発表するが、時期の関係で未だ早い。はっきりすると天皇に関する事が根本になっているので――。(S25・5・5)

血液型と血球

“血液型のA型、B型等申しますのは如何なる根拠が御座いましょうか。尚、白血球、赤血球に就いて御教えを御願い申し上げます。

“之は医学で説明してもらうべきで、私の方では輸血なんて必要ない(輸血の為にAB型が決められたのである)が、A型B型以外のもあるがはっきりしてない。私の方では霊を入れると輸血と同じ意味になる。又輸血の量が多い。血は霊の物質化であり、霊が濃くなれば血が殖える。白、赤血球は出鱈目である。よく白血球が段々増して、顔面蒼白になり、衰弱してゆく人があるが、之は死霊の憑依である。不死身というのは切られても血が出ぬ。霊的である。之は死霊が憑くので、死霊の通りになる。段々蒼くなり、赤味がなくなる。(S23・10・21)

血液の霊体

“白血球、赤血球のある如く、  血液を霊体に分ける事が出来ませうか。

“出来る。白血球は体、赤血球は霊。医学は大いに間違っている。白血球は膿、赤血球は毒血で、浄化により白いのを分離する。赤い血の中から毒分(白血球)を分離する。よく毒血といふが、医学でよく赤(*)血球を白血球が食ふといふが、之はそういふ風にみへるのである。白い膿でも固まると溶け難い。(S24・3・12)

赤血球と白血球と食菌作用

“血液は霊の物質化と御教え戴いて居りますが、赤血球、白血球に就いて具体的に御教えを賜り度く御願い申し上げます。

“赤血球は霊―日―血。白血球は体―月―膿と思えばいい。食菌作用などはない。(S24・5・21)

赤血球と白血球

“赤血球と白血球に就て何か霊的に意味がありますか。

“無論意味がある。医学では食菌作用といって、赤(*)血球が白血球を食ふといふ。赤い粒子の血の中に純血と濁血とあって、濁血の毒素が離れる。であるから白血球は悪いもので、白血球が多くなると病気が治るといふのは、それは固まる作用であるからで、医学は固める方法だからで、即ち赤血球は減ってゆくから治った形になるのである。血膿が出るといふのは、その血は毒血で、膿は毒素ばかりで、その膿を白血球と思っているが、白い方は毒素ばかりである。浄霊すると白血球はなくなり、赤血球だけになる。

出血の清濁、死体の血、人間の体

“血液と霊に就きまして左の点を御教へお願ひ申し上げます。

(イ)、出る血液は全部濁血の様に思はれますが、大出血の場合止血を行ふ事は人情として自然の様に思はれます。従而自然に一応その個所を押へて止血を行ひ御縋り致します事になりますが、此の場合の止血は自然であって唯物的とは思はれませんが、如何なもので御座いませうか。

(ロ)、死にました場合、浄血は霊化して後に体内に残ったものは濁血で御座いませうか。

(ハ)、気合術等で腕に火針を突き通しましても出血致しませぬのはどの様になるので御座いませうか。右、お伺ひ申し上げます。

“(イ)、自然に出るのは毒血である。怪我して出るのは良い血も出る。毒血と浄血は体内で別々になっていないから、多少は浄血も出る。

(ロ)、勿論濁血である。

(ハ)、人間の体は練習するとさうなる。人間の体は凡ゆる万象の要素を備へている。動、植、鉱の分子を全部もっている。水泳の選手など魚の性能である。爪など鉱物、ひげなどはカビや苔のようなものである。  (S25・5・22)

出血に浄血ありや、貧血と衰弱

“肛門より多量に出血した場合、貧血又は衰弱するのは、毒血と同時に多少とも浄血が降る為で御座いましょうか。

“浄血も混るが、大体毒血である。毒血でも一時に出るとガッカリする。悪い奴でもその家からいなくなると一時淋しいと同じようなものである。(S24・6・3)

輸血は罪か

“輸血は大体生命が危急の場合使用し、或程度効果があるように云われますが、矢張り罪になるものでしょうか。

“罪にはならぬが、何れ浄化が起る。霊的輸血が一番である。血液の霊化が霊気である。五分間浄霊する方が体的輸血よりズーッと多く血が入る。霊を足すから血が出来るのである。医学などは蕃人のやる事で、文化人は器用にやるだけである。外科医は職工である。単純な野蛮人的考へ方以外の何物でもない。アメリカではソ連の細菌爆弾を恐れているが、侵される身体であるからで、不燃性家屋なら燃える心配はない。

輸血と混血

“危篤状態の時輸血を致しますが、霊的には何等関係はないものでせうか。御伺ひ申し上げます。

“霊的の関係はあるが、一時的で反って病気の原因になる。血液は霊の物質化で、顔の異ふ如く血は皆違ふ。輸血しても、少しは混るが決してその人の血と混る事はないので、暫く経つと大体血の排除作用が起る。浄霊は大変な輸血となるのである。輸血は普通二百グラムであるが、普通の輸血は浄霊五分間位で出来る。血は霊で、霊が殖へると血は殖へる理である。(S24・6・27)

輸血の効果

“輸血は実際にいくらか効果のあるもので御座居ましょうか。

“いくらか効果はあるが、確かにありとはいえぬ。一時効果があって助かるとしても、先へ行けばその異物の浄化が起る。神の輸血の方が効果がある。光は血の霊である。血液は体である。

輸血の浄化

“最近の新聞で、輸血した結果、梅毒になった記事が載っていたが、之は浄化が激しくなって来たのである。人間は顔の異る様に輸血しても血は混らないから、それが斑点と表はれて、梅毒症状となったのである。浄化の激しくなった結果である。京都の注射事件も実際数は三、四千人である。大阪日赤病院の製造である。浄化は昭和六年頃から始まった。来年位は激しくなるだらう。(S23・11・24)

輸血に就て、(血液の種類)

“医学では血液に四つの型があるとし、重態の際輸血致しますが、之が適否を御説明下さい。又、先般貧血症の少年を浄霊し大変よくなりましたが、最近再び強い浄化を戴き、親も驚いて一旦中止したる医療をやり輸血した処、二、三時間後猛烈に悶へ苦しみ、遂に寝て居れない様な状態になり一、二時間後にやっと落着きました。此れは如何なる理由でありませうか。

“血液は何億とある。顔形が違ふ如く血液も皆異ふ。馬の顔なども大変異ふといふが、血液も全部異ふ。輸血などもたんと異はぬのは暫くは何ともないが、沢山異ふのは浄化が起る。浄霊すると一人の分だけの輸血は二、三分やれば出来る。血液は霊の物質化であり、血液が少くなれば霊が薄くなる。浄霊は霊の輸血と同じ意味になる。而も霊は上等の血液であるから、霊が濃くなるから浄化が起って新陳代謝が行はれる。

鼻血出血・動悸す

“頭に非常に毒があり、頭の毒血が鼻血になって出る。溶けたものが背中へ流れ、お腹へ流れたものである。頭の血がなくなると心臓に影響し、ドキドキする。頭を主にして浄霊する。毒血など想像つかぬほどある。(S24)

鼻血

“薬毒である。鼻血は頭の浄化で、毒血が出る。毒でも出ると顔色が悪くなる。出るだけ出ねば治らぬ。

頭浄霊で出血

“今年二十三歳になる男子、頭部が浄化した時早速全身に浄霊致しますと肛門が浄化して血が下ります。この様な変化は頭部が浄化する度にあらはれます。その頭部の浄化は一回の浄霊にて全治致しますが、肛門より血が下る量は少くて盃一杯位で半ケ月位続きます。これは如何なものでせうか。

“頭の毒血はよく出血する。後頭部に多い。非常にいい。こういふのはあまり痛まぬ。(S24・3・20)

血管に空気入れると死ぬ

“血管に空気を入れると死ぬと申しますが、如何なる訳でせうか。

“これは空気など入れるべきものでないから死ぬに決ってる。別に訳はない。

健康時の排尿量

“健康時に於ける排尿量及び回数はどの位が普通で御座居ませうか。

“之は医師に訊けばよい。労働した時は少いが、湯水を沢山飲んだ時などは別である。然し、特に汗など多い人もある。気のつかぬ事だが、小便を我慢するのは極くわるい。女学生などの固太りはそれである。(S24・3・12)

冷えと排尿

“冷えると排尿量の増加致しますのは  如何なる訳で御座居ましょうか。御伺い申し上げます。

“皮膚からは絶えず水分を発散する。その濃いのが汗である。寒いと発散が少くなる。それで水分は尿で出す外ない。(S24・6・23)

天候と尿と痛み

“神経痛、頭痛及び尿量が天候に左右される理由――

“之は確かに関係はあるが大してない。元来汗は小便と同じものであって、寒い時には冷えるので、汗になって排泄されぬ為に小便が頻繁に出るのである。女学生には肥っているのが多いが、それは学校へ行って小便を我慢する癖がついている。その為尿が腎臓から外部へ滲出して、それが身体へ溜る。それで身体が肥るので、之が健康と誤られるが、実は俗にいう小便肥りであって、之が病気の原因になる。斯んなのは固肥りで、一見丈夫そうにみえるが、病気がおこると弱いものである。この好例として私の治療時代中村某という娘があった。之は固肥りの好例で、神奈川県の優良健康児で表彰されたが、浄化がおこり始めたら治りがわるく、遂に死亡した。余剰尿は腎臓部から背中を伝わってよく背中に溜り、諸病の原因となる。よく背中が張って筋肉隆々と見ゆる人があるが、之が実は尿毒である。小便を我慢するのは不可であるが、頻繁に排尿するのも本当でない。之は腹膜の為膀胱が圧迫され、萎縮している為である。神経痛、頭痛等が天候に左右されるのは、天気の悪い時は太陽の光線が少なく、霊界に火素が少いから、毒が固まり、それが圧迫するから、痛むのである。天候に左右されるのは固まる痛さである。(S23・12・21)

寒季の鼻汁・尿

“寒い時に鼻汁や小便が沢山出ますのは如何なる作用でございましょうか。

“浄化作用である。寒さに堪えるべき浄化作用である。気候の激変の為身体が適応すべき浄化である。汗や小便は寒いと汗として蒸発しないから小便が出る。

大小便の普通回数

“尾籠な(ビロウ)な御伺ひで恐れ入りますが、小便及び大便は健康な人で一日何回位が普通でございませうか、御伺ひ申し上げます。又、冷へると小便の回数が多くなるのは  如何なる原因によるので御座いませうか。右、御教示をお願ひ申し上げます。

“大便は一日一回乃至二回である。小便は近い人と遠い人とある。平均二、三時間おきである。寝る時は違ふ。夜中一回位で、それ以上は多すぎる。尿道の刺戟などで短い人がある。汗かくと小便は少ない。(S24・12・8)

生後・死後の黒便

“誕生後最初の便と死後の便とは何れも黒いと申しますが、何か意味があるので御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“最初の便は古血を呑んでる為で、二、三ケ月経って吐く事がある。医学は之を胃潰瘍という。又、悪露を呑むが、之は泡のようなもので、これが百日咳で出る。死後は熱がなくなるから、冷たくなると血液が黒くなるからである。  (S24・7・21)

黒便

“私が浄霊させて戴いている人(三十五歳)で、浄霊後間もなく黒い大便をする様になり、本人は気持が良いと申して居りますが、近所の人は黒の大便が出ると命が危ないと言いますが、如何なる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“危ないのでなく、生命が危ないのを助かるので、逆である。黒便は血液が漏れて出たのである。即ち、胃が多いが、胃とか十二指腸とか膵臓等に小さい無痛のおデキが出来て出血する。血は時日が経つと黒くなるので、それが出たものである。又、血は空気に触れるとすぐ黒くなる。そういうものが出ると後具合よく、気持よい。浄霊した為に浄まって出て来たのであるから結構である。そういふ場合、驚いていろんな事をやるので悪い結果になる。(S24・6・28)

睡気と欠伸・涙

“眠くなると欠伸が出、涙が出ますのは如何なる訳でございませうか。

“欠伸は悪い霊、浄化作用の一種、霊的浄化作用である。涙が出るのは霊の汚い所が欠伸になって出る、すると肉体の毒が出る、つまり欠伸が出ただけの涙が出る訳である。ゲップが出るのも今のと同一の意である。それだけずつ浄まっている訳である。(S23・12・29)

欠伸

“私は本年五月十五日入信しました。光明如来様の御祭並びに朝夕礼拝の際欠伸が出る事が一ケ月程続きました。今では普通になっています。如何なる訳か御教示お願ひ致します。

“欠伸は結構である。  (S24・11・18)

欠伸

“退屈したり物に倦きたりすると欠伸が出ますが、これは邪神の仕業でしょうか。

“欠伸は悪霊である。  (S24・7・23)

感情により青赤となる

“人により感情が高潮すると青くなる人と赤くなる人がありますが、之はいかなる訳でございましょうか。又、酒など飲んだ時にもそう云う人がありますが、如何なものでしょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“全くある。逆流は上へ、反対は下へ――。(S25・5・23)

赤面恐怖症

“何か注意をされたり、小言を言はれると暗い所に行きたがり、顔を真赤にしているさうで御座います。赤面恐怖症だとの事で御座いますが、何かの霊で御座いませうか。御教へを御願ひ申し上げます。

“医学は状態に名をつけるが、非常に恥ずかしがりやで、気の小さい人である。今多いのは税恐怖症、共産恐怖症もあるし、鉄道、女房、ユスリ恐怖症等々ある。(S24・9・2)

緊張による震え

“十六歳の男子が生来緊張すると手先が震えます。其の浄霊法及び霊的原因を御教示下さいませ。

“これはよくある。吃驚したり何か衝動があると震える。この人は神経の感受性が鋭いのである。それを中和すべき――。(S24・7・18)

腰の抜ける事

“びっくりして腰が抜けて立てなくなる訳――

“之は一時的のもので、驚いて去勢されたようになる。衝動の為の生理的なものである。

食物とガス

“薯、牛蒡等を食べますとガスが余計出るのは如何なる訳でしょうか。又、ガスは毒素の気化したものでしょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“ガスは腐敗から出る。メタンガスは芋などの食い過ぎである。芋や牛蒡は腐敗し易い。消化し難いから体温によって腐敗する。(病気の毒とは違う)人間の毒素からもメタンガスが出て、火がつき燃える事がある。(以前あった。結局ガスの発生する毒が附近にあるので、食べすぎると出る)(S23・10・18)

放屁・虫歯の原因

“放屁、虫歯の原因――

“先に煙草の火を点けて口中の燃える人があったが、放屁は腹中の食物の腐敗する時に発するメタンガスが直腸を通って出るのである。ゲップは上から出る放屁である。歯齦から薬毒などが栄養妨害し、歯を滲みてゆく。痛みは神経以外は皆歯肉で、浄霊も歯肉である。

泣く時の鼻汁や咳

“大人でも子供でも泣きますと  鼻汁が出て咳や痰の浄化を頂きますが、如何なる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。

“浄化ではない。涙が出るんで影響する訳である。飽きてくれば欠伸が出る。大した問題でない。  (S24・10・1)

口演時の鼓動

“口頭試問又は壇上等に立った時、顔色が変り心臓の鼓動が早くなるのは如何なる訳でしょうか。

“最初は誰しもこうである。思う事が口へ出ないものだ。やはり慣れである。

腰抜ける事

“非常に驚いた様な場合、腰が抜けるというのは如何なる訳で御座いましょうか。

“滅多にないが一時的のもので、本当に抜けるんでない。驚きに――。(S24・5・11)

御朝食後の甘藷、お茶漬

“明主様は御朝食後甘藷を、御就寝前にお茶漬かおしるこを御召上りの由承りましたが、之にはどの様な効果がありませうか。

“効果より、栄養が多過ぎるから調節せられるのである。今の人は栄養過重で病気になる人が多い。野菜は霊が強い。肉や魚は体的栄養が強い。(S24・12・3)

栄養食総論

“栄養食の摂取は病人に良いことと存じますが、如何なものでしょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“医学の栄養食はより完成した食物で、人間の身体は完成した食物が入ると機能は働かなくてよい。未完成なものを完成せしむる働きが臓器であって――。(勿論極端に弱ってる時は或程度完成食物を与えてもよい)果物など汁気のあるものがよい。(林檎より蜜柑の方がよい)医学は西洋人の食物や身体を元にしている。(胃の弱い人に餡こはいけないというが、之は西洋人にないから医学書にもない)大先生の方は霊気の強い事を栄養という。之は身体の力になる。日本は霊気が強いから栄養の強いものがあり、西洋は霊気が弱いから本当の栄養食はない。(洋菜など地霊が少い。松茸など最も霊気が強い)(胃潰瘍は流動物にする)下痢の場合、便と相応したものを食わす。ジャガ芋など精力が少ない。汁気のあるのが栄養は強い。故に柑橘類など強い。(香りの高いものは強い)  (S23・11・18)

食物の霊気と元気

“食物を食べると、その霊気が体内に漲る為急に元気が出るのだと伺って居りますが、御仏壇にお供えした後、有難いと申して食べておりますが、此の場合、霊気を吸収された後の食物と普通の食物との体内に及ぼす影響についてお伺い申し上げます。又食物の霊気と、医学上言われている栄養素との関係について御教えを御願い申し上げます。

“食物の霊気のみでなく身体の中の機械が働き出すから元気が出る。活動するには食――。霊気は人間の霊体へ入るので、一時的元気になるから、霊気の強い物を食べた方がよい。仏様に上げた物はまずい。神様に上げた物はうまい。(S25・1・11)

にんにくと食餌法

“「にんにく」には薬毒と云ふ事はございませんでせうか。

“薬毒はないが、臭いものを沢山食ってはいけない。味のないものは沢山食はなくてはいけない。次に味の薄いもの。強いものは少し食べる。子供のうちから食べているのは慣れてるからよい。神様に上げるのは嫌ふ、臭いから。(S24・5・13)

食物と性格

“或信者の弟(二十八歳)で御座いますが、数年前より朝食三合三勺を食べ、昼食と夕食は普通の食事をとらず紅茶を湯沸し一杯(一升位)飲みます。此の様な偏食を致します様になりましてから当人の性質が次第に陰気に変り、家族の者ともめったに話を致しません。かかる偏食は体質にどの様に影響致しますもので御座いましょうか。お伺い申し上げます。

“食物は性格に影響する。菜食を三ケ月やった事があるが、物質欲が薄くなり、静かな所で隠遁的になる。肉食と菜食の違いは動物で判る。鳥でも、鶯は生食であり、目白、カナリヤなどは植物性のものを摂る。飛ぶのでも植物性を食うものは遅い。魚屋は威勢がよく、八百屋は威勢が悪い。(S25・3・22)

牛乳と日本人

“生後母乳なく牛乳又は山羊乳で育てた子供は普通の者に較べて何か変った点が出ては参りませんでしょうか。御伺いさせて頂きます。

“日本人と西洋人とは根本的に違う。日本人は獣乳で育てるのは違う。唯物的になりやすい。身体が弱いとか、大きくなって病気が出やすい。牛乳の中の獣の部分が一所へ集っておデキになる。それが牛乳の毒分である。外人はそうではない。祖先からそうなっているし、霊的に違う。  (S24・8・22)

偏食の嗜好

“家族八人中四人は信者になって居りますが、全員好んで日頃より生米の製粉や御茶の葉等を赤ん坊に迄食べさせて居り、止めようとしても我慢が出来ないので、平素よりそれを用意しておかねばならぬとの事ですが、如何なる理由でせうか。光明如来様を御祀りしてありますが未だに直りません。

“嗜好だから、それでいい。(S24・11・17)

茶葉を好んで噛む(霊)

“お茶の葉を常にそのまま噛んで居る者があります。近頃では次第に顔面が青白くなりました。再三注意致しますが聞きません。如何したものでせう。

“好きなものは仕方ない。よく蜜柑の好きな人は黄色くなるのがある。霊に関係がある。或時期までである。何か必要がある。(S24・2・16)

豆腐のみ食べる子

“五歳になる男の子で御座いますが、乳離れをして食事をする様になりましてから、御飯を食べずに豆腐ばかり食べており、健康で居りますが、霊的に何か御座いますでせうか。又御浄霊で治るもので御座いませうか。御教へを御願ひ申し上げます。

“よく斯ういふ事があるが、自然に治る。壁土など食ふ子供もある。(S24・7・12)

嗜好と副霊(脳力と鼻)

“煙草、茶等を非常に好む人が御座いますが、之は酒飲みに龍神、天狗等がいる様に何かの憑依霊の為と存じますが、  如何でしょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“そうではない。その人の身体の内部の必要上好む。煙草は兎も角お茶はそうである。煙草は癖である。好むのは内部の器能が要求する。煙草は喫むと頭がよくなる。頭の悪い人には喫ますとよい。(吸うのはよく、呑み込むのはわるい)子供でよく口を開けっ放しのものがあるが、斯ういうのは鼻が高くならぬ。馬鹿面している。鼻が悪いと頭が悪くなる。鼻と頭は関係がある。(S24・1・18)

薬として食う事

“柿や茄子は浄化作用を促進させると承って居りますが、それはそれ等が時期に適し、効果があり、これ等を薬物の如く常時使用する、との考え方は間違って居るので御座居ましょうか。御伺い申し上げます。

“間違っている。食物はうまければ食えばいい。薬と思って食うのは嘘である。沢山なる事は沢山食えとの御主旨である。食べたいだけ食べればよい。薬は世の中にない。  (S24・6・23)

卵と麻疹

“最近当地に麻疹が流行して居りますが、鶏卵を食べさせると経過が長引きます。医師に聞くと、毒になるのだろうが、科学的には解らないと申します。これは如何な訳で御座居ませうか。

“卵と麻疹の関係は知らない。(S25・3・3)

腫物に馬鈴薯とうどん粉

“腫物には  ジャガ芋とウドン粉とを練り合せて付けると多量に排膿し、あとにもならないと申しますが、如何なる訳で御座いませうか。

“説明の要はない。うどん粉で治るなら、うどん粉の方が神様より偉い事になる。(S24・6・3)

病人へ与えるべき野菜

“病人が野菜を多食致します時、どういう野菜が一番宜しいでしょうか。

“好きなものがよい。  果物がいけないのは下痢の時だけである。(S24・2・3)

黄疸と蜆

“黄疸に蜆がよいとされていますが、如何でしょうか。

“差支えはないが、食べたくなければ食べぬ方がよい。黄疸は肝臓の圧迫――。(外部)胃へ輸胆管により胆汁が注がれる。そして食物の消化が助けられる。肝の毒塊は蜆では減らぬ。蜆は食っても食わなくともよい。ただ美味しくて食いたければ食ってもよいが、薬だからというので食うのは嘘である。 

絶食期間

“八年前富士教を信仰し、その時私の屋敷内で武士が腹を切って死んで居るとの事で、富士徳寿明神とある行者が祭り込みしてありますが、それから開腹手術を致しており、今度たびたびの浄化にて、都度御守護御願ひ致しましたところ、最近その霊が出て本人に憑ってまいりました。後は口頭にて申し上げます。

“衰弱さえなければ食物が入らなくてもよい。今少しくそのままにして様子をみておく。何か訳がある。何十年食はなくとも何ともない人もある。いろいろ実例がある。(或る女、十年以上飲まず食はずでいた。薬瓶に水を入れ布をかけておくと病気の時薬になるといふ。神様拝んでる丈――。最近ドイツで約二十二年飲食せぬ人があった)  (S23・12・21)

大食して痩せる、倦怠

“二十一歳の男子、食事は普通以上にとりますが非常に痩せていて太れません。身体は常に倦怠を感ずる程度ですが、如何なる訳でございませうか。

“熱が始終あると痩せる。熱は消耗する。(頸周り、肩に熱があると痩せる)(S24・7・29)

食欲と熱

“四女住枝(スミエ)(七歳)、風邪の御浄化で大した事もなく過ごさせて頂いて参りましたが、去る十二日夜吐瀉致しましてより床につき、御浄霊のお蔭で蛔虫二匹が口より出ました。左腹膜より胃にかけて張って参りましたが、大分よくなりました。頸部、肩の凝りがひどく、熱は特別に高熱ではありませんが頭痛が続いて居ります。咳は時々出る様になりましたが、痰は出ません。十六日昼現在までみかん、リンゴ、少量の御茶、砂糖湯以外は口に入れません。食欲が無いので困って居ります。光明如来様に御願ひして御浄霊を続けて居ります。何卒宜しく御守護をお願ひ申し上げます。

“食欲のないのは熱の為である。(S25・2・18)

歯磨き・石鹸の使用

“歯を磨く事は朝夕して良いでせうか。石鹸は世間並に使ふのは良いでせうか。右、御教示御願ひ申し上げます。

“朝だけでいいと思ふ。石鹸は普通でよい。ブラシの為に歯の悪くなる事はない。それは薬入り歯磨きの為である。歯は歯齦を磨かなくてはいけない。歯が丈夫になる。  歯の痛む事はなく大抵歯齦が痛む。(肉)激痛は肉の膿が歯へ孔を開ける。八重歯は順調に出すべきものを邪魔物がある為外の側へ出る。

歯に塩の使用

“歯を磨くのに塩を使ふのは如何でせうか。

“塩もよろしい。薬入り歯磨きは歯が弱る。薄荷(ハッカ)の沢山入ってるのも歯を弱らす。

糖分と歯

“糖分を多く摂ると虫歯が多くなると言いますが、何故でしょうか。

“糖分が一番腐敗し易い。子供など含嗽せぬ為虫歯が出来る。歯でも何でも人間の健康と平均してゆく。歯が弱いのは身体が弱い。薬を入れぬようにすれば健康になる。親が薬など飲まねば子も健康で、丈夫になる。

温泉の実益

“草津の温泉の人体に及ぼす害――

“害といふ事はない。硫黄だから疥癬の出来てる時は引込むから悪い。(S24・8・19)

石灰分水の使用

“滋賀県長浜市附近は石灰の産地で、石灰山が多い為井戸水が石灰分を含み居ります為、薬缶の内側へ石灰分がこびり付きます。此様な水を一般に使用致して居りますが、只今迄の処では別に何とも有りませんが、毒になり、体に障る様な事になりますでしょうか。現在は此水を使用すると川の水よりも少しく手が荒れると申して居ります程度でございます。又此井戸水で氷を製造致して居りますが、衛生上からも役所では何とも云われた事は無いと申して居りました。

“差支えはない。  (S24・12・3)

茶、湯、水何れが体によいか

“茶、湯、水の中何れが体に宜しいのでしょうか。

“どれがいいという事もない。欲しいものを飲めばよい。(S24・5・23)

化学糖の使用

“甘味剤として、或いはパンを作るためにサッカリン、ズルチンや重曹等を使う事は差支えないでしょうか。

“少しは差支えないが、多いのはいけない。重曹も「フクラシ粉」の代用位ならよい。

天花粉使用

“赤ちゃんの汗止めや爛れを防止する為に天花粉を使用致して居りますが、如何なもので御座いましょうか。お伺い申し上げます。

“此位は構わない。(S25・5・11)

薬毒量と運動

“肺結核の患者、半年程就床して居りましたが、十日間の御浄霊で起きられましたが、咳が多く出て大分衰弱して来ました。浄霊法を御教示下さい。

“急にするからである。薬毒の少ない人は急に良く浄霊した方がよいが、でないと衰弱せぬようゆっくり少しづつやる。安静を続ける。(S24・5・26)

安静の程度

“腹膜炎と肺を病んで居る青年です。上の先生が無理をするなと申されますので最近は無理はしない様にして居りますが、自宅で他人を浄霊したり、又、少々無理し、熱海や小田原へ御参りしたいと思って居りますが、此程度は差支えないでありましょうか。御教示御願い致します。

“常識的でよい。苦痛がなければ何してもよい。すべて病人の行り方は自然がよい。苦痛がなければ何してもよい。

事務者と運動

“青年男女にして事務的な仕事の為  終日あまり体を使わない様な人は、仕事の合間の適当な時間に軽い運動をした方が健康上よいかと存じますが、如何でございましょうか。

“勿論そうである。  理想としては身体全体を使うのが一番よい。(S25・5・13)

酒と禿頭―古代に禿なし

“頭がはげるのはどういふ訳でせうか。大酒飲みは頭がはげる者が多い様で御座いますが、どうしてはげるので御座いませうか。御伺ひ致します。

“頭を使ふから、頭へ毒素が寄る。毒素は薬毒である。故に薬を飲まぬ時代は禿はなかった。古代人の絵には禿頭はない。禿頭の頭は常に熱がある。酒毒は上昇するものだからである。(S24・6・8)

飲酒で貧血

“最近小野田先生が清酒を盃に二、三杯飲んだだけで他人から見て全身が貧血状態となり、心臓の前後周囲だけ温く、気分は平常よりは幾分悪く、翌日は気分は変りなきも貧血状態は持続致します。この様な状態の御浄化はどういうので御座いましょうか。

“飲みつけない人が飲むとそうなる。貧血状態になる。胸に毒があると酒飲んで青くなる。(S24・12・13)

酒酔いの赤青色

“酒を少し飲んで赤くなる人、多量に飲んで青くなる人がありますが、如何なる訳で御座いませうか。

“赤くなるのが本当である。青くなるのは腹中の客が飲むからで、青色の霊が顔へ出る。青天狗といふのがあり、河童も青い。(S24・10・28)

喫煙に就て

“煙草を喫むと人体にどう云う影響があるのでしょうか。又、有害、無害、種々と説がありますが、如何なものでしょうか。御伺い致します。

“吹かすのはいい。のむのはあまりよくない。のみ過ぎは何でもいけない。のみ過ぎぬ程度にのむのはいい。考える時一服やろうというのは自然にそうなっている。文化生活をする時代になって、頭を良くする為神様が造られたものである。(S24・2・27)

喫煙の害

“煙草を喫ふと頭が悪くなり、又、未成年者に於いては発育が止まるとの説がありますが、それはニコチンによる血液不浄の為でせうか。又、味噌汁を飲めばニコチンは消へると言ひますが事実でせうか。或いは煙の刺激が浄化を促進する為の一時的頭脳混乱でせうか。右、御教示御願ひ申し上げます。

“頭が良くなる。頭の悪い人には奨励している。のんではいかぬ、吹かすのはいい。鼻は前頭の中心である。未成年者はたしかに発育が止まる。味噌汁はよく知らぬが、よからう。煙筒(キセル)を掃除する時、味噌汁を入れると早く除れるからであろう。  (S24・10・3)

無制限の喫煙

“煙草は無制限に喫んでもよろしゅう御座いましょうか。

“何事も無制限はいけない。すべて物には程がある。山岡鉄舟の「程――人間万事此一字にあり」とあったが、いい言葉だと思った。片寄らぬのがいい。中庸がいい。煙草も禁欲的に喫まないのも感心しないが、あまり喫んでもいけない。煙草を喫むと頭がよくなる。煙草で、その香を嗅ぐと頭を刺激して良くなる。

喘息と煙草

“喘息患者で煙草をやめたら治ったと云ふ事をよく聞きますが、此の点如何でせうか。

“咳を煙草で促進するので、やめた為一時良くなったので、全然良くはならぬ。

咳と煙草

“本年六十一歳の母親、長年薬を服んで来ましたが、昭和二十一年十二月私が御光を受けて以来薬は止め、毎日御浄霊をさせて戴いて居りますので肩の凝り等なくなり、大変元気になり喜んで居りますが、咳がどうしても止りません。然し不思議な事には、咳出しますと直ぐ煙草を喫みますと止ります。此の理由と御浄霊法の御教示を御願ひ申し上げます。

“煙草中毒である。酒の中毒と同じである。喫んでも喫まなくても同じといふのが本当である。咳が出るのは気長にする。一時的でも、煙草で止まれば結構である。煙草は普通喫んでるのは結構だが、腹へのむのはいけない。鼻を刺激して頭がよくなる。前頭部が活動する。(S24・5・25)

煙草と咳

“咳の御浄化の時煙草を吸うと尚更咳や痰が出るのは、煙草が浄化を促進するのでしょうか。

“咽(ム)せるからである。咳や痰が出るから、いくらかは促進するが、それは明日出る咳が今日出る位の促進程度である。

愛煙の霊関係

“大酒家は霊的であるに対し愛煙家の大量に好む人は霊的関係は如何なるものでしょうか。御伺い申し上げます。

“人間は癖である。酒とは違う。(ビールなども苦いが、飲みつけると段々うまくなる)前の世で煙草好きの人は此世でも好きである。一つの中毒である。(S24・7・28)

喫煙中毒と荒み

“六十二歳になります私の父が一昨年中風になりましてから御守護を戴きまして大変良くなりましたが、煙草を非常に喫ひたがり、喫ひますと言葉が大変荒くなり、又動作も幾分荒くなります。なるべく慎ませておりますが、隠れて喫みます。如何なる訳でございませうか。御伺ひ申し上げます。

“煙草の中毒である。急には治らぬ。信仰してるうちに段々治る。言葉の荒くなるのも治る。朝寝坊一つ治す事でも容易ではなかった。明烏阿呆としてから段々治った。(S23・12・9)

ニコチン中毒

“ニコチン中毒、アルコール中毒は何故起りますか。右、御教示御願い申し上げます。

“のみすぎである。それだけのものだ。  (S23・10・18)

性と出生

“(イ)、生殖作用は種族保存と快楽とを兼ねたものと存じますが、その場合快楽だけを追求する事は罪になるものでしょうか。

(ロ)、夫婦共健康であり乍ら子供を授からぬ人がありますが、如何なる訳でしょうか。

(ハ)、この御道には龍神系の人が多いと御伺いしましたが、婦人でも同様でしょうか。又その場合結婚等は如何でしょうか。

(ニ)、夫婦仲がよすぎて子供が出来ないと世間で申しますが、如何でしょうか。

(ホ)、精虫と卵子の数に就て。

(ヘ)、精液を不浄扱いするのは罪だという方がありますが如何でしょうか。

(ト)、中性というのは如何なる訳でしょうか。

(チ)、双児には頭の良いのが多い様ですが如何でしょうか。

(リ)、血族結婚は避ける可きでしょうか。

右、御教示御願い申し上げます。

“(イ)、快楽の為でいい。作ろうと思っても出来ず、寧ろ欲しくないと思っても出来る。

(ロ)、大抵子宮の位置が変っている人が多い。後屈とか前屈で、子宮口と食い違う。子の出来ないのは方法にもある。男の方の発射する力の多少にもある。済んだ後の位置にもよる。

(ハ)、龍神系は婦人の方が多い。結婚を嫌う。精神的恋愛はするが結婚はしない。(龍神系は完全に夫婦生活が出来ない。天狗も偶にはある。豪傑女子など天狗である)

(ニ)、子供の出来るのは夫婦仲の善い悪いに関係はない。(暴行しても出来る事がある)機能の弱る事はない。

(ホ)、大変な数で、卵子もそうである。医学のいう如く何億といふ。

(ヘ)、不浄扱いした方がよかろう。(きれいにした方がよい)

(ト)、中性は治らぬ。熱烈な恋で心中したものの生れ更りなどである。

(チ)、そうでもない。偶にはある。(松竹の大谷、白井は双生児。之等は異例である。三つ子は動物の生れ更り。双児は心中、同性心中等)

(リ)、(構わぬ。親子兄弟はいけない)(S24・2・18)

病気と性交

“肺病患者など生理的には夫婦隔離して性関係を断った方が良いと一般に申され居りますが、御浄霊をさせて戴く以上そんな事にこだわる必要ないと思いますが、如何なものでしょうか。

“浄霊する、しないに関わらず差支えない。嫌でない限り結構である。嫌でやる人はないが、よくいけないというがそんな事はない。意欲が起るのは、して差支えない事である。又、妊娠してもいい。それは子供を生んでも差支えないから胎むのである。又、生殖作用の量を決める、これも意味ない。夫婦生活は決して構わぬ。寧ろ一緒にした方が病気にいい。医学では、栄養を阻害するように思うから夫婦生活を禁ずる。夫婦関係は意欲の起った時にした方がよい。胃弱の人などは非常にいい。新陳代謝が旺盛になる。つまり自然である。(S24・7・29)

性欲減退

“四十五歳の男子、十年以前より性欲がございませんが、御浄霊により普通人になり得るものでしょうか。又、此の原因は如何なものでしょうか。

“普通になる。腎臓萎縮の為であろう。  (S24・8・23)

夢精

“夢精について御教へ下さい。

“精力が余るのであるからよい。神経衰弱といふが、そんな事は気にしない方がいい。

食閊える(衰弱と首・肩)、胃病

“二十二年前から胃が悪く、三年前から浄霊いたし居りまして、一年間は苦しまなくなりましたが、其の後二年間は浄化激しく、浄霊致しましたが以前にも増して苦痛が有ります。又、二年間毎日三、四回位便が下り、御飯、間食がしたくて堪りませんが、少し食べますと胸に閊えて苦しみますが、いかが浄霊いたしたらよいでしょうか。

“訳ない。然し相当衰弱している。病気は治るが衰弱で参る。故に衰弱に堪えれば必ず治る。固めると溶かすのとは違う。溶けると食欲がなくなる。衰弱には或線があり、線を越えるとどうしても駄目である。一番よくみるのは肩、首である。固めたものの肩は石のように固い。肩が柔かければ大丈夫である。肩を溶かせば治る。肺病の熱は殆ど首である。後背、お腹等をする。胃病は全部消化薬の為である。やめれば治る。薬が垂れて背中へ固まる。如何なる病気でも後ろにある。そこをせよ。急所が外れている。(S24・11・26)

肋膜再浄化の衰弱

“昭和二十二年八月頃より発熱して、  診断の結果肋膜と言う事でした。約一ケ月位でよくなりましたが、又二十三年一月再発、今度は病院にてカルシューム注射約三十本を打ち、又レントゲンをかけたりして漸く治りました。その後もよく具合が悪くなるので困って居た処、観音様の御利益の事を聞き六月入信し、お縋りして居ります。本年三月十七日光明如来様をお迎え致しましたが、其後腹痛、下痢となり、食欲がなくて起きられません。毎日母や先生方の御浄めを戴いて居りますが、昨今は咳が甚しく、胸が痛み困って居ります。右の原因と浄霊法を御伺いします。

“固めただけであるから溶けると再発する。浄霊によって溶けて腹痛や下痢になったので、その為に食欲不振になった。咳で排痰すると衰弱する事となる。その衰弱が怖いから衰弱せぬよう努力する――善処する。その為には野菜食など良い。浄霊者に力があればドシドシ治るが、中途半端の力では衰弱する。

生死と潮、発咳の急所

“生れる時は上げ潮、死ぬ時は引き潮である。人間の肉体はすべて月が支配している。日と月が凡ての元である。人体の七割は水で、熱は心臓である。火水で光になる。光のみでは力が薄い。土(肉体)を通して火水土となる。大自然に習ふのである。咳の一番出るのは頭、次が股、横隔膜等である。片睾は高所からの転落による。(S23・9・2)

急死の因縁

“急死するのはどう言ふ因縁のものでせうか。狭心症、脳溢血、脳充血等の場合――

“種々な訳である。一度に浄化が来るからで、霊界へ行って迷ふから人間に憑く。故に死期を知る事が一番よい。急死は健康な人に限る。脳溢血は延髄部の毒結が急激な浄化により出血して脳中へ入り、手足へ流れて固まる。之が中風で、脳へ入らず下へ行く。逆中気もある。よく卒中の起きた時、剃刀で血を出すとよいといふが、之では間に合はぬ。指一本圧して死ぬ事がある。之は危険だから教へぬ。よく柔道などで、無意識に押して死ぬのがある。  (S23・11・27)

死期に絡む痰

“死期に直面した病人がよく咽喉に痰が絡んで来ますが、之に就いて御伺ひ申し上げます。

“身体が弱り、痰を出すだけの力がない。

死前の快復

“人間が死ぬ直前に一時よくなることが御座居ますが、如何なる訳で御座いましょうか。

“霊が死ぬ前に抜ける。するとズーッと楽になる。気の抜けたような楽である。すると一時治るかのような状態を呈する。(S24・5・11)

老人の過眠と死

“七十一歳の老人が最近とてもよく眠ります。老人が死ぬ時はよく眠る様になると言う事ですが、如何なる理由か御教え下さい。又、右の様な場合の御浄霊法を御伺い申し上げます。

“体力――精力がなくなって来たのである。糖分が身体中へ廻らず衰弱したものであろう。糖尿病でよくそういう事がある。膵臓は糖分を処置する機能であるが、糖尿病は膵臓が圧迫されるので働かなくなり、糖分がそのまま出るのである。糖分は非常に体力をつけるものである。(S24・7・7)

死臭の強弱

“六十一歳の男子、二年前に半身不随で肛門部に直径一寸位の瘤が出来て大変膿が出ました。  浄霊も受けては居りましたが遂に死にました。死後かまどを炊くと膿の臭いが一週間位続きました。何か霊的に関係ありましょうか。御伺い申し上げます。

“膿のひどいのは死んでも臭う。死臭は人により非常に強弱がある。強いのは悪性の毒が多い訳である。(S24・12・25)

寿命に就ての一説

“人間の寿命につき文芸春秋(雑誌)で読みました事につき御伺い申し上げます。本田博士は最近、科学的に百二十五年説を、米国医学界のポーツは百五十年説を説いております。犬は二年で成熟し、平均寿命十二年、馬は四年で成熟して寿命は二十五年、此の比例で行くと二十五年で発育完了の人間は当然百五十年は生きられる性質のものであると説明されておりますが、心臓、腎臓、脳動脈に起る退行変性に就て、三十歳を越したばかりで心臓は四十歳位、腎臓は五十歳位に老衰してゆく場合が多く、動脈硬化と寿命との関係も大いに注目すべき点があると記され、医学界でも重要な問題とされているという点――。右は如何なる意味で御座いましょうか。俗に人生五十年と謂われておりますが、日本人の平均寿命は男四六・九二歳、女四九・六三歳、米国人は男六四・四歳、女六九・五歳で、此の差約二十年とありますが、右は如何なる意味で御座いましょうか。

“人間の寿命は短くなった。薬の為である。全部毒である。薬を服まねば百年位生きる。  薬なら服む程いい訳だが、毒だから、当る程毒である。強いていえば米の飯は薬である。薬を服まなくなれば長生きする。ブルガリヤの長命者は百五十幾歳、仙人は八百歳が最長年という。(今迄の記録である)仙人は年をとらず身体が軽くなる。老衰したりなどするのは栄養を摂りすぎるからで、未完成のもの程いい。竹内家の人の最年長者は三百四十九歳という。  石楠花の花を煎じて飲めという遺言がある。然しだんだん短命となり、明治で百二十歳、九十歳から八十歳となった。石楠花の為長生きなのか、その為に短命になったのである。その代り菜食にすると無欲になるが、美食をすると闘争心が起る。年とるに従いウンと粗食すると若返る。(S24・5・9)

食餌と長寿、隠居

“喀血は菜食すればすぐ止る。敗血症は野菜不足による。穀類、野菜は陰、魚肉等は陽、之を半々にするとよい。偏らぬ事だ。野菜食のみだと物質欲がなくなる。仙人のようになる。菜食すると長生きする。竹内家には最高三百七十九歳とある。代々石楠花の花を煎じて飲む――之が長寿薬としている。然し、徳川時代には百二、三十歳、明治は八、九十歳と段々短命になるから、之は疑問である。 何時死ぬか分らぬ不安の為、一般は隠居が多い。吾等にはその安心がある。  (S23・7・1)