016 浄霊篇(下)

「医療へ走る者」ある事実に対する教導師の心得

“一、最近原因不明の高熱二、三週間続くもの続出、患者並びに其の家族はこれに耐え得ずして医師を頼る者多し、斯くの如き病の浄霊に当り特に注意すべき点あらば御教示下され度し。

二、右の如き場合、当今の御趣旨に依れば、医療に懸りつつ浄霊するも可なりと承り居れど、浄化療法以来の会員多き故、「固めんとするを溶かしては云々」等申し、浄霊を拒否するものあり。宗教として医療を否定する事能はずと雖も、真実、医療は是か非か、当面せる教導師の心得に就き御教示下され度し。

“一、原因不明の熱とは医者のいふ事である。必ず原因はあるべきものである。局部の熱を浄霊すれば必ず治る。もし冷めねば的外れである。浄霊で治らぬから医者へ行く。教導師の責任である。

二、夜の世界では止めた方がよい。観音様も薬師如来といって薬を服ました。釈迦は薬草喩品を著はした。今の人に急に言っても判らぬ。 (S23・10・25)

薬毒を説く事に就て

“今迄は御浄霊の場合「薬を使う事、医師にかかる事、  注射をする事」等を否定しない様に、法規に触れない様に注意致して参りましたが、此の度の「結核と神霊療法」中に「医学の誤謬」に対する明確な御言葉を拝読致しまして、之は時期切迫に基く御神意と拝するのでございますが、教導師も感情的に医学を非難しない様に注意して、一般の方方に医学の誤謬をはっきり御話し致しましても宜しうございましょうか。右、御教示御願い申し上げます。

“本は学説であるから、学説は構はぬ。言葉で出すと違ふ。法規に触れる。原則としては法規に触れぬ事、後は臨機応変である。当局も前ほどでない。観音教団も世間で信用するようになった。ちょっとした言い方である。「薬を服んではいけない」といふと法規にふれるから、言ふ事は出来ない。服む、服まぬは勝手だ。(S24・7・3)

浄霊と薬服用の問題

“前回「此のお道に未だ入っていない病人でも薬を使用している場合は御浄霊は当然中止せよ」との御言葉を頂きましたが、その場合薬の使用を中止させる事は世人の誤解を招き易いと存じますが、此点如何でせうか。

“これは難しい問題で、薬を服んでいては浄霊は出来ない。一番いいのはサンザ医者や薬をやってよくない人ならいいが、そこは相手によって臨機応変に処すればよい。邪神は本教を医学の方で今やっつけようとしている。

予防注射を避けるには

“予防注射を強制さるる場合、最も適切なる処置に就て御垂示御願い申し上げます。

“どうしても嫌と思ったら、心臓が悪い、注射すると痙攣が起るといふとしない。それを請合ふ確信がないのである。どうしても避けられぬ時は、すぐにお浄めを受ければよい。予防注射は軽いものである。もし害をするとすれば、足へおデキが出来る位のものである。   (S23)

難症に対する応答(カリエス、癌、底翳)

“開拓にまいりまして結核、カリエス、胃癌、底翳等、重症患者のそれぞれが浄霊にて治りますかと尋ねられた時に、何と答へたらよろしいですか。

“浄霊する人の力の関係や、病気の悪性と良性とか、治りいいのと治りの悪いのとある。  であるから、皆治ると断言は出来ぬ。大抵は治るかズーッと良くなるといふ事は言える。結核でも衰弱しないうちなら治る。薬毒の入ってる場合浄化が起る。  カリエスは気長にやれば、衰弱のない限り治る。十中八、九人は治る。癌は真症と擬似があり、真症癌は十人中二、三人である。判明法は、ヌラの出るのは真症で、之も衰弱の程度によって治る。  底翳なども治る。目薬を点さねば割合い簡単に治る。

病人への虚言

“初めて病人を診た場合、その本人には元気づけるため実際の状態より軽く話した方が宜しいかと存じますが、如何でしょうか。

“正直に言ってはいけない。軽く言った方がよい。嘘の働きが良ければよい。正直の為に結果の悪い事は言はぬ方がよい。  (S24・1・18)

死の病人に知らす事

“はっきりと死ぬと知れる程衰弱して居る病人には死ぬ事をはっきり知らせるべきでせうか、最後まで死ぬと言はない方がよろしいでせうか。勿論家内の信仰の程度にもあると思ひますが、はっきり死期を知らせた方が霊は救はれますでせうか。最後迄、観音力に御縋りなさいと云ふ程度でよろしう御座いませうか。御教へ下さいませ。

“どっちへも決められぬ。死ぬと言っていい場合、そう言った方がいいか無闇に言えぬ。ことによると難しいから覚悟した方がよい、死の間際でも観音様にお縋りすれば助かる事もある位に言ふといいであらう。然し斯ういふ事もある。死の覚悟を決めると病人が助かるし、生きるつもりの病人は死ぬ点もある。(S24・8・25)

手を切るべき病人と邪神

“左記について、代理にて御伺ひ申し上げます。三十六歳の女、矢野よりゑ、三年前より入信し御神体も奉斎し熱心に信仰致し居る者でありますが、丁度四年程前胸部を少し患ひ、御利益を受けて居りましたが、一昨年夏より小便がだんだん近くなり、最近では十分間位しか持たなくなり、午後四時頃より夕方まで熱が三十八、九度に上りますので、親戚の者が無理に病院へ連れて行き入院させました。医者は淋毒が膀胱を犯し(多少梅毒性もあり)黴菌が腎臓を犯し、レントゲン診査の結果右の腎臓は腐敗し、活動していない。  今この右腎を手術除去せざる限り左をも犯し、生命は五ケ月位より持たぬが、目下衰弱している為、手術は出来ぬからとて、ペニシリン注射をし、  輸血等をなして居ります。(入院は本年四月一日より)本人は信仰により浄霊を受けたいと念願しつつも、親戚の勧めと医師の言葉に迷いを生じ、手術を受け様か、もしくは手術を受け却って命を縮めては子供(三人あり)に対して可哀そうだしと大いに迷ひ、私は相談を受けましたが、国立病院へ入院してよりの話故に私も手術するなとも言ふ自信がありませんし、共に迷って居ります。何とかして、救って頂き度いと思ひます。  本教反対派は、かく信者の入院する事を悪宣伝の種としますし、又、万一退院を勧告した結果、本人なりその家の罪穢の重荷に耐えかねて治らない時は、因果を考へず御利益なしと逆宣伝しますが、この場合、 

(イ)、本人の意志に任せ、手術する意志なればさせるより致し方ないでせうか。

(ロ)、退院を勧告し、浄霊を致した方がよろしいでせうか。

(ハ)、淋菌又は結核菌が侵入し腎臓が腐敗する様な事があるでせうか。 

右、御垂教を謹んで御願ひ申し上げます。

“斯ういふのは浄霊しても手術しても駄目である。手を切るべきである。病院へ入院しているのは唯物世界へ入っている。それを救ふのはおかしい。どうする斯うするといふのは道が違ふ。スッパリ関係を絶つ事である。斯ういふのは退院しても駄目である。反対している霊が邪魔するのが一番悪い。反対派がよくないから、危い。諦める外ない。救はれる因縁がないのであるから、可哀そうだが止むを得ぬ。  係わり合ってると邪神界で悪用する。その不結果を悪用する。邪神はよくそういふ事をやる。(S25・4・17)

浄霊患者死ぬ者多い場合

“私は昭和二十年末から御用をさせて戴いて居りますが、私の行かせて戴く所は死ぬ人が多いので御座いますが、どういふ訳で御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“危険性のあるのは手を出さぬようにする。経験を積むにつれ要領がよくなる。  (S24・3・14)

不治とみらるる病人の扱い

“御浄霊の時、この病人は治らないかも知れないと感ずる場合もありますが、その様な時には如何致すべきでせうか。

“来ないようにする。兎角問題を起しやすい。(S24・9・23)

気の向かぬ病人の浄霊

“私が御浄霊していた病人を都合により他の人に依頼した所、其の後その病人に御浄霊を行ふ事が堪らなく嫌になるといふ一信者がありますが、如何なる理由でせう。

“之はよせという事である。気が向かぬとか嫌とか思うのは、守護神がよせという事で、それを我慢して行く要はない。

御浄霊一ケ月効なき頭病

“或信者で毎日六時迄眠れば気分が宜しいのを、何時も午前三時頃に必ず目を醒ましてしまい、一日中頭の具合が悪く、苦痛で八ケ月御浄霊させて頂いてますが、  一向に変化がないのは何か霊的原因でせうか。

“一ケ月やって効果がないなら、外に理由があるのであるからやめた方がよい。霊的である。こういふのは御神書を読ますのが一番よい。

医学に走った人に就て

“御浄霊によっても治癒が長びく場合、焦って医学に頼る人もあり、中にはたまたま一時的にもせよ治る事があるのは、御浄霊により毒素が軽減した為、薬が浄化を一時的に抑へ得た為と考へて宜しいでせうか。

“それでよい。そういう人は手を引くべきだ。医者の提灯もちしても何にもならぬ。

医療受けしものの浄霊

“信者平野嘉明の子供(二歳)でございますが、一月の初めより肺炎になりペニシリンや其の他の注射は出来る限り致したそうでございます。其の後二月初め両親が御教修を頂き、同時に光明如来様も御祀りさせて頂きました。引続き母親が御浄霊をさせて頂いておりますが、大した変化はございません。最近、医師は慢性肺炎との診断を致しました。両親は御浄霊と医者と両方を致しております。時々私が出張させて頂き御浄霊をしております。子供は元気もございますし食欲もございます。只今までの御浄化は発汗と咳だけでございますが、特にお乳を飲んで居りますときは頭部だけ流れる様な汗でございます。如何致しましたら宜しうございませうか。

“手を引いた方がよい。医者にかかっているなら、無駄な努力である。

注射する病人の浄霊

“今年十九歳の男子、二、三日前から頭痛(軽痛)の為休養していたところ、昨日医者にかかり、注射致しました。三時間後にひきつけ、手足をばたばたさせ全身冷たくなり、眼玉を吊り上げておりました。早速御浄霊さして戴きましたところ三十分位で体も温まり落着いてまいりましたが、時々発作的に手足をばたばたさせます。現在尚昏睡状態であります。

“注射する人はよした方がよい。(S24・7・29)

薬服用者の浄霊

“御浄霊を頂きつつ一方では薬を服用致して居りました場合、それは回復に手間取るだけで御座いましょうか。或いは苦痛を増し悪い病状となりますでしょうか。

“服薬者に浄霊は無駄である。  (S24・2・8)

入信せぬ父子の浄化

“二十三歳の娘、慢性胸膜炎入院中を救はれ、退院致しました。その後、喀血十回に及び、浄霊を受け漸次良好となりつつも、食欲少なく寝たり起きたりしています。右、浄霊法を――。母は入信してますが、父親は入信の意志ありません。

“父親の想念が邪魔するから治りがわるい。おかげばなしなど読むようにする。

反対者ある浄霊

“松江市の産婦人科の病院長、医博森本昇(六十九歳)、二年前肋膜炎を発病、昨年秋中風になり、左半身不随、口が利けなくなり、四十度前後発熱し、昏睡状態に陥り、日赤病院長も死は時間の問題と匙を投げました。其の直後御浄霊に通ふ様になり、其の後相当激しい浄化もありましたが段々快方に向ひつつあります。現在までに御浄霊約九十回施しました。左半身も相当自由に動きますし、口も利ける様になりましたが、意識があまりはっきりしません。食欲は全然ない時と非常に沢山食べる時とあります。所が妻及び娘は非常に熱心にお縋りしていますが、長男の医師が全然本教を否定し、且つ神様に対し御無礼な言動もありますが、今後御浄霊を続けるべきでせうか。

“長男が反対なのはまずい。頭に溢血の血が固まっている。充分浄霊すればよい。本当に縋ればやるし、反対者があると治りが悪い。賛成者が多ければよい。(S25・5・3)

反対者ある病人、(卵巣除去と失明)

“私の母(八十五歳)が昨年十一月に肝臓が痛んで注射で止め、後で目が見へなくなってまいりました。私が浄霊を致しますと大変喜びますが、兄が反対ですから時を待っておりますが、現在は母は床についたままです。今目以外の浄化はありませんが、毎日紙々と言って紙遊びをします。霊的でせうか。お伺ひ致します。

“卵巣を除去すると失明する事がある。反対者なく頼まれれば、やってやる。反対者の霊は邪魔をする。(S24・10・28)

反対の父に隠れて浄霊

“子供の百日咳が良くなりましたので、母親は喜んで昭和二十二年七月入信し、其の後二十三年五月男児を安産しましたが、其の子が時々発熱し、目の附近に腫物が一面に出来て一年位になります。夜も熟睡せず未だ歩けません。母親は耳が遠くなり、乳房が化膿し、之が治りますと、今度は乳首が切れて痛むので、授乳出来ず、遂に止ってしまいました。父親は世間の悪評を聞き妻子の浄化をガミガミ叱るのですが、御浄霊を受ければ楽になるので、父親に隠れては時々浄霊を受けにまいります。父親に見付かれば叱られるので続けては出来ません。母子の指導法並びに御浄霊法を御教示ください。

“子も母も薬毒が沢山ある。之は止めた方がよい。父が反対するとやりにくい。でないと素晴しい大神様を侮辱する事になる。だから、勿体ないからやめた方がよい事になる。(S25・1・27)

共産党霊の御浄霊妨害

“近所の小児を出張して御浄霊致しました処、右母親は喜び明日御宅へ伺ひますと申しました。その晩私は夢で黒い手が私の左肩をぐんぐん押し付け「そんな仕事は止めてしまへ」と云ひましたので、私は「嫌だ」と申しました処、益々ひどく押し付けましたので一心に御浄霊させて戴くと、白い御光によって黒い手は消えて楽にして戴きました。処が翌日来る筈の病人は来ません。その場合、病人宅へ行ってやるべきでせうか。なお、病人の父親は市会議員、その弟は熱心な共産党員だそうです。

“共産党の霊とみらるる。先方で呼ばぬ限り行かぬ事である。

御浄霊嫌になる時の因由

“大勢の方を御浄霊させて戴いて居りますと時々御浄霊することがいやになる人が御座いますが、如何なる訳で御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“先方に憑いてる霊が邪魔する。今一つは副守護神が苦しんで嫌がるのが此方へ映る。祖霊など憑いているんで、他の信仰などしてる人は嫌がる。霊が他の信仰者である場合など嫌ふ。気にせず、どんどんやってよい。(S24・11・22)

霊的原因探知法

“病気の霊的原因探知法――。他宗教が霊媒により病気を知ります。その可否をお教え下さい。

“病気の原因はなかなかすぐには判らぬものである。であるからら医家でも診察といって推察するのである。よく病原が判らぬとすぐに霊的原因とする教導師もあるが、これはいけない。霊的のも体的のもあるので、判らぬものは判らぬと率直にいふべきである。

唖の治癒、肩耳下の重要性

“三歳の男、唖であります。浄霊によりよくなりますでせうか。

“早く治るのとなかなか治らぬのと、すっかり治るのや、半分治るのや、種々ある。極くヒドいとみて浄霊で半分位は治る。私の健康診断は肩と耳下である。耳下腺をする事である。どんな病気も耳の下が柔かくなっていなくてはいけない。肩の固いのもいけない。成功した偉い人は必ず肩が柔かい。之は精力がある訳である。人間の健康は肩が柔かく、次は耳の下を柔かくする事である。

毛と健康、(肩と陰毛)

“毛と病気、毛と因縁について御教へ下さい。

“病気になると毛が薄くなる。頭に毒が多いと毛が薄くなる。弱い人は陰部の毛が薄い。濃い人は健康である。結核などやってる人は長くなると薄くなり、死期になると全部無くなる。月経も無くなる。月経が無くなると余程芯が弱ってる。健康診断の一番よく判るのは、肩の固い人はどんなに健康でも早死する。非常に固まっていて身体全体が弱いのである。肩の固い人は危い。成功した人ほど肩が柔かい。精力があるのである。又、肩の柔かい人は病気も治り易い。であるから健康診断は一は肩、二は陰毛である。弱い人でも、健康になると陰毛が太くて殖える。弱い人は赤くなっている。

頭髪の硬軟と健康・性格

“頭髪の軟質と硬質とありますが、  之は性格に関係が御座いませうか。

“性格と健康と両方に関係がある。健康のものは硬い。弱い方は柔かい。柔かい方が性格も柔かい。硬い方は性格も硬い。柔かくなったり硬くなったり変化する。硬い方は白髪になるといふが、そうらしい。(S24・4・3)

分枝せる毛、(毛の精力)

“枝毛(毛髪の先が二本三本に分れているもの)は如何なる訳で御座居ませうか。お伺ひ申し上げます。

“五本も六本も分れているのもある。毛はそういふ性質のもので、枝である。その人の精力が強い訳である。(S24・5・12)

健康と月経・陰毛

“昭和二十年入信の平井菊枝(三十三歳)と申す信者、本年六月風邪の御浄化で床に就き、段々肺病の様な状態になり、衰弱もひどく、食事は辛うじて一杯ずつ位頂いております。殊に二、三日脳貧血の状態になりますが、主として何処を御浄霊致したらよろしいでせうか。今迄の主な患いは大腸カタルと扁桃腺の手術で、一年許り月経がないと申し、薬毒はかなり多く入れており、今後御浄化は如何な様になりませうか。何卒御守護をお願ひ申し上げます。

“余程前から悪いのである。月経のないのは貧血の為である。次には陰毛が減ってゆく。女の健康は陰毛の如何で判る。弱い者程薄い。先ず請合えない。衰弱次第である。  (S24・12・18)

月経の多寡と健康

“月経の多い人と少ない人では  霊的に如何なる原因が御座居ませうか。御教示御願ひ致します。

“体的である。月経が多いのは血が多い。血を作る機能が強いのである。故に多い方がよいし、健康である程多い。肺病になって月経がなくなると余程悪くなっている。衰弱が増してるから、注意を要する。陰毛など進む程薄くなる。(S25・2・7)

歯と健康

“虫歯は如何なる理由で起りませうか。

“歯がわるいのは必ず身体のどこかがわるい。(S24・9・23)

歯の弱い事

“光明世界には歯科医はある程度必要で御座居ませうか。

“今よりズーッと少なくなる。歯が弱いのは身体が弱い事である。(S23・10・23)

爪と健康

“爪と健康と如何なる関係がありませうか。

“之は本当。健康不健康が最もよく判る。私など疥癬してから三日月形がなくなった。拇指が一番よく判る。爪に艶がないのや色のわるいのは皆貧血しているので極くいけない。薬を沢山飲むとそういふ色になる。

半月弁

“爪の半月は健康に関係が御座いますか。御教へ下さい。

“大いにある。外の指は一番肝腎である。

小爪と健康

“小爪と健康状態とは関係がありませうか。

“健康の時ははっきり大きく出る。病気の時は白い処がなくなるか、又は薄くなる。全然ないのは最早余程衰弱しているのである。

鼠蹊下部の脈動と健康

“私の経験では鼠蹊部の下部の脈動が誰でも全身中常に最大の様に感じますが、脈動の大小が其の人の健康と病の軽重に関係あるのでせうか。如何なものでせうか。御伺ひ申し上げます。

“之は痩せた人の事で、肥った人は脈動を感じない。臍の横又は上に塊があり、強い動悸を打つもので、別に差支えないものである。(S24・11・18)

肩をお揉ませになる事

“光新聞特集号の中に、真に畏れ多い事で御座いますが、大先生様が奉仕者に肩を御揉ませなさるとの御言葉が御座います。それに就きまして信者から質問がありましたが、如何様に答へたらよろしう御座いませうか。

“差支えない。未だ薬毒があるから、揉むと良い気持である。按摩がいないし、按摩は強いから、揉みつけるとよけい強くなるから、普通に揉ます方が心地よい。肉体があるから人間と同じ事である。(S24・6・19)

浄霊と按摩の可否

“一、光新聞の記事に、大先生様が日常按摩をさせて居ると書かれておりますが、按摩の効用と御浄霊の併用に就て御教示御願ひ申し上げます。勿論各資格者が患部に体を用いず、御浄霊のみに依ることは承知致して居りますが、患部以外の箇所をやる時や、若しくは疲れた程度の人々をやる場合、つい浄化療法時代の魅力が捨て切れず体と併用致して居る者も沢山あります故、失礼とは存じますが、御伺ひさせて頂きます。

二、按摩に依って兎も角毒素が動き、分散の状態になった時、御浄霊で更に溶解することは一応合理的に考へられますが、如何でございませうか。

“一、浄霊は絶対体を使はぬ。手を触れれば民間療法になる。按摩は構はぬ。気持がいいから揉ませる。  凝る時は気持がいい。そういふ意味ならよい。(S24・6・3)

肩揉む事

“肩や首の非常に凝った場合力を入れて押したり摩ったりしても差支えないでしょうか。

“強く揉んでも差支えない。(S24・5・13)

咳に関する重要知識(頭・歯齦)

“同一人を御浄霊の場合、御浄霊致します人によって咳がはげしく出る場合と、発熱して悪寒が来る場合と、直ぐ楽になる場合等違いますのは如何なる訳で御座いませうか。お伺ひ申し上げます。

“之は知っておかなくてはならぬ事が種々ある。一番多いのは毒の固まった所が溶ける。こういふのは頭である。痰になって出る。柔かく溶けぬ。溶けただけは一旦肺に入る。そして固い場合は咳が激しく出る。も一つの場合は平均浄化である。一ケ所が溶けると共に他の部に自然浄化が起る。之が、激しい咳が起る。自分自身の力で浄化するから非常に激しい。溶けるに従って他の塊が出る。咳の出る所は決ってる。一番気のつかぬのは頭で、人間咳の一番出るのは頭である。歯齦からでも咳が出る。割合いに多い。身体中どこからでも出る。医学は喉がわるいから咳が出るといふが、之は逆で、良いから出る。腸捻転などガスである。屁が出れば治る。(S25・2・22)

三毒の霊化

“物質の霊化、霊の物質化と言ふ事を伺った事がありますが、人体の三毒も霊化する事がありませうか。又毒素が霊化する時は必ず肉体的の浄化を伴ひますので御座ひませうか。  御教示を御願ひ申し上げます。

“此通りで、三毒が霊化する。肉体と両方である。脊椎カリエスは霊の物質化である。物質の霊化もある。(S24・7・17)

病気は二度になる。

“四十五歳位の子宮癌の人が医師に見放され、尿も出なかったのが御浄霊に依り尿も出る様になり、すっかり元気になりまして早速入信致しました。処が入信後三日目に又尿が止り、苦しみ出しました。今度は幾ら御浄霊致しても出ませんが、如何なる原因で御座居ませうか。又、体の何処を御浄霊致したら宜しいのでございませうか。御伺ひ申し上げます。

“病気は大抵二度の形式をとるものである。膀胱辺を浄霊すればよい。小塊――結石のようである。膀胱の入口と出口をする。腎臓は無論である。小便の止るのは皆これである。(S25・1・15)

最近の浄化状態

“最近浄化熱が非常に高く(四十五度位)出る患者が多くなりましたが、これは火素の増量によるものと存じますが、これに就きまして、今後の病気症状の変化並びに霊界の状態に就きまして御教示御願ひ申し上げます。

“(体温計は四十三度まで)――。ボツボツこういふ徴候が見えて来た。今朝新聞に赤痢五千人出たと報道している。以前から疥癬が一ぺんに出ると言ったが、赤痢も疥癬が一ぺんに出たもので、出切れずにあったものである。まだまだこれからうんと出る。教導師もボヤボヤしているのは危い。(S24・8・9)

浄化苦続くのは

“最近非常に大きなおかげを戴く者のある反面、いろいろ手当をつくした人の浄化が厳しく、然も長期に渡り、とめどなき苦痛の状態が続く人もございますが、浄化が厳しくなりますと段々その様な場合が多くなるものでございませうか。

“だんだん斯うなる。浄化して苦痛の状態が続くのは、毒を除るのが手間どるのである。  (S24・3・4)

病気の峠

“本年三月上旬風邪の御浄化を頂き、引続き四月上旬より発熱、寝汗多く寝たり起きたりの状態で居りましたが、四月十八日大先生御面会参上後ほとんど起床できなくなり、原先生の御浄霊を受けて参りました。四月二十五日、強い御浄化の為御守護御願い申し上げました。続いて発熱発汗烈しく、泡の様な痰が多量に出て、喉が痛み食欲次第に細り、五月十七日に至り全く起床不能となり、食事も流動物以外はほとんど摂れなくなりました。十年程前に肋膜炎を固めました御浄化かと思われます。以上の容態一日も早くお救い戴き全快致します様御守護御願い申し上げます。

“之は結構である。もう一息である。衰弱を増さないよう注意する。病気の峠は、もう駄目だと思ふ時である。(S25・5・18)

肉腫の両原因と治癒

“肉腫は霊的な病気で御座いましょうか。霊的で御座いましたら其の理由を御教えの程御願い申し上げます。

“霊的体的両方ある。体的肉腫はじきに治る。毒が固まったものである。

淋巴腺肉腫

“中隊長として部下三百二十二名と共に戦闘、沖縄島戦場にて三百八名戦死、十四名生存、戦死者の遺髪の代りとして戦場附近の土、砂、小石を拾い遺族に届けましたが、内六名は家族行方不明で渡せず、非常に気にして居る淋巴腺肉腫患者、霊的でせうか。

“関係はない。淋巴腺肉腫などといふ病気がある訳はない。ただ毒が溜ったのである。浄霊で治る。固いのと大きいので医者が間違えるのである。肉腫はおなかだけである。

結核者の透明膚と癌の皮膚色

“重症の結核患者の身体は非常に透き通って見えますが、これは如何なる訳でございましょうか。御教えをお願ひ申し上げます。

“貧血しているからである。癌と結核の貧血は違ふ。癌は油っ気がなくなり、結核は油っ気があるから透き通って綺麗に見える。(S24・12・1)

顔面蒼白と胃癌(癌の診査)

“本年四十五歳の女、今年一月以来顔面蒼白となり、一カ月前に医診を受けたところ胃癌の初期との事にて手術を奨められましたが、御浄霊を知り一週間程になりますが、本人は何の苦痛もなく又御浄霊により食欲も普通以上に有り、体力も充分に有ります。然し未だ顔色が良く有りません。今迄に薬及び医療を受けた事はないとの事です。御浄霊いたしますと生唾が出、吐気を催すとのことですが、  霊的でせうか。

“顔面蒼白は貧血で、真症癌の場合もある。癌は触って固まりがあるからすぐ分る。顔面蒼白が特徴で、全然血の気はない。慣れぬとはっきり判らぬ。癌らしい点はあるが、塊が問題である。(S25・5・3)

(子宮癌と言はる)、癌の見分け方

“真性癌と疑似癌の見分け方に付き御教示をお願ひ致します。三十九歳の女、本年七月医師より子宮癌と診断され、以後脊柱矯正療法並びに食餌療法等を行ひ、一ケ月前より臥床今日に至り、一週間前より浄霊を致して居りますが、拇指大の固結を始め大小種々の固形物が出血と共に下って居ります。食欲は一回一杯半、脈搏九十四、五、皮膚の色は黄黒色、掻痒苦、痛苦を局部に訴へ、腰部も痛みます、以前「ほうずき」の根で人工流産をした事があるとの事です。真性癌で御座居ますか、疑似で御座居ますか。右、御伺ひ致します。

“脊柱は子宮癌とは関係ない。食餌も関係ない。之は古血が溜ったもので、子宮癌ではない。食欲や脈搏は関係がある。癌を見分けるには、血の気がなくなり、青黄色く、赤い所がなくなる。又非常に痩せるのが特徴である。掻痒苦や痛苦は毒血が溜っている訳で、  之は割合い早く治る。ホーズキは関係がある。(S24・11・28)

(卵巣水腫)、癌の成分と本質

“本年五十五歳、四年前入信、光明様も御祭りし、多くの人を助け非常に信仰に厚い人です。此の四月頃、突然喉が浄化し声がたたなくなり、四、五日御浄霊を頂くうち、元通りになりましたが、そのうち次第に腹部が膨張し、現在では胸から腰にかけ太鼓の様な太さになってまいりました。それでも余り苦しがらず、食事も二杯位ずつ美味しく頂け、日に何回か起きては小便にも行き、  風呂へも二、三回入ります。これという痛みの個所はありません。最近、以前手術した脱腸が時々痛むと申します。腹部は張り返す様な固さでしたが現在では柔かになっております。小便は昼間は五、六回、夜間は四、五回位の回数はあっても少量しか出ません。最近、憑依霊と思われる様な言動が度々ありました。色々調べてみました処、稲荷を御粗末にした事など分りましたので、元通り御詫びしお祭り致しました。御先祖様の御供養も致しました。然しまだ自分の腹には何かの霊がかけ廻る様な気がすると申します。小便か下痢がどんどん出て来ればよくなるのではないかと存じますが、果して何かの霊が邪魔しているもので御座いましょうか。或いは癌が浄化して来たのでしょうか。それとも卵巣水腫等という病気なので御座いましょうか。御救い戴けるもので御座いましょうか。御伺い致します。

“癌では絶対ない。癌は膿ではない。革の重なった踵のようなものである。故に少しづつ溶けるが、溶けて拡がる事はない。医学では癌は黴菌なりといっている。卵巣水腫で、何かの罪であらう。危い。癌は霊――蛇の霊。毒血と膏が癌になっている。脂肪の塊である。ヌラは蛇毒である。  (S24・7・23)

真症子宮癌と肛門、(癌の進行性)

“先日御教示頂きました子宮癌の女、腰部の痛みは大変楽にして戴きましたが、局部の痛みと共に肛門が脱肛、痔の為激しく痛みます。癌との関係が御座いますでせうか。御教示御願ひ申し上げます。

“本当の癌なら関係がある。癌は進行してゆく。真症癌なら局部から肛門へ移行してゆく。薬毒と癌と混合しているものである。(S24・12・8)

直腸癌(特色、原因と食餌)

“入信前、祖父母が直腸癌にて、それぞれ手術後半年程にて他界致し、今又、父が同病にて就床致し、入信後母は排便無し、腹部がつかえ食欲なく、現在危篤の状態にあり、家族三名入信、光明如来様は御奉斎致し、父母共に唯浄霊には御縋り致して居りますが、何か霊的起因と、御浄霊法御教示御願ひ申します。

“直腸癌は腸へ固まりが出来て圧迫する。真症癌は少ない。排便不可能にしてしまふ。手術は絶対やってはいけない。半年や一ケ年出なくとも心配はない。元は腎臓である。私のしたので二年近く排便のないのがあった。流動物、お茶漬がよい。流動物は便秘し易いから茶漬がよい。(S25・5・25)

胃癌腹部膨満、(癌毒溶解による症状)、黄疸を伴ふ

“十五年位の胃癌、三ケ月位前より御浄霊を致しまして、現在大変小さくなったように思われますが、腹部膨満してまいりました。ヌラを含んだ嘔吐が一日一升五合位御座居ます。排尿は僅少、排便は少量ですが日に三度御座居ます。食欲旺盛、御守護戴けましょうか。御伺い申し上げます。

“食欲旺盛なら必ず治る。  普通、癌毒が溶けると腹が膨満する。大抵胆嚢が浄化し黄疸になる。ヌラは癌の症状である。入院してるならやめよ。(S24・8・23)

胃癌と下腹膨満

“胃癌と下腹膨満に就て――。胃癌と言はれた四十七歳の男子、当方にまいり御浄霊を続ける内、六日目になり胃痙攣を起しました。それから胃の固まりが小さくなり、十二日目に御浄霊を致して居りますと掌に何か二度ばかり突上るような感じを受けました。その後は大変宜しいのですが、ただ下腹が張って居りますが、仲々浄化致しません。如何な訳で御座居ませうか。

“胃癌などを浄霊すると必ず腹が膨れるもので、溶けたものが濃いので、溶けてお腹へ溜る。(S24・6・3)

不熟練浄霊と衰弱

“本年三十六歳の男子、戦争で右肺貫通銃創を負い、右手は不能、三年前より医療を受け、胸が悪いと言われ乍らも会社に勤務致して居りましたが、安静をすすめられ、昨年九月より休務療養致して居りました。本年三月頃より毎日発熱、食欲も減退致しますので、アメリカ製の薬を注射致しましてから咳も出ず、食欲も旺盛になり体重も増して参りました。七月初旬より毎日私の所へまいり御浄霊を受けて居りましたが、  二週間位で、十三年間も軽痛のあった右手の痛みもなくなり、それにより本人は益々信仰を深め、その後も引続き御浄霊を受けて居りますが、御浄化の為、発熱多く段々弱りますので、御浄霊も私の方より出張するようになりました。八月下旬、本人の希望により夫婦して御光を拝受させて頂きました。食欲は現在相当にありますが、痩せ過ぎますので心配して居ります。尚、以前医者に移動性盲腸と言われて居りました。お腹の痛みも殆どなくなりました。御守護頂けましょうか。お伺い申し上げます。

“固まっている所に浄化が起る。その浄化で弱る。然し、食欲があればいい。不熟練の浄霊は、浄化を起さす事は出来ても峠を越さす事は出来ぬ。峠の辺で停滞さしてるから衰弱する。(急所にふれぬ2のでないか)(S24・9・3)

衰弱者の尿閉口

“非常に衰弱した患者が良く尿の閉口状態になることがございますが、これの原因と浄霊方法に就て御教示下さい。

“膀胱の入口、出口が塞がる。膀胱中に石や膿塊が出来る。浄霊すると石は砂になって出る。有痛と無痛とあり。

執拗なる発熱―胸苦し

“本年二十六歳の女、一日中数回にわたり熱のふけさめが起って胸が苦しいのです。二週間程御浄霊を続けましたがまだお許しが有りません。霊的関係は如何でせうか。

“急所外れと、毒が非常に固まっている。肩から背中を根気よくする。(S24・7・29)

発熱と見当違い

“花柳界の楼主(入信者)、一月四日頃より夜間微熱が出て、教導師が浄霊を続けて居ますが熱は下りません。入信前肺浸潤に罹り安静の結果浄化停止したのが、入信後再発した様です。一、二回教師補の方が浄霊した夜は熱が出ずに楽だったと言っています。先妻が戦時中爆死し、子供が一人病死しています。先祖の供養はこの家では仏壇を祭らずにいたので、最近造らせ、屏風観音をお祭りする運びになっています。床の間は階下で小部屋ばかりで、光明如来様を未だ奉斎して居りません。霊的の為長引くのでせうか。

“営業上二階へ奉斎出来ぬなら、も少し成行きに任しておく。熱の出るのは浄霊の見当違ひで、  見当違ひしていると余計出る。急所へ行けば少しづつ冷める。症状からみて、霊でない。  (S25・2・17)

虚弱―息苦し―発熱し易し、(導き方)

“八歳の男の子、体が部分的に赤紫色に少しはれ、其部が固く、一見象の皮膚の様に見え、無痛、時々かゆみがあり、心臓附近の胸骨下端が突出て居ます。又、睾丸が両方共直径三寸大に腫れ鼠蹊部迄腫れ上り、睾丸の毛穴から血が吹き出ます。両親はカブレの木をまたいでから其の様な状態になったと云ひます。身体は弱く、息苦しく、特に土曜日、日曜日に三十八、九度の熱が出ます。今日までに三回浄霊し、皮膚の色や爪の色がよくなりましたが、母親が仲々頑固であります。原因と浄霊方法をお示し下さい。因みに此の家族は戦災者で、現在の場所に移転して来た晩に荷物をとられ、それ以来病人続出して本年十一月十九日次男が腎臓病及び気管支炎にて死亡、妹は百日咳をやり、それ以来腸を病んで居ります。母親は宗教では散々だまされているからと申し、信仰心がありません。父親は比較的によくわかるのですが、今後如何に導いたらよろしいでせうか。

“毒血が一所へ集(ヨ)って、浄化力が弱いので、段々固まったものである。胸骨の突出ているのは差支えない。かぶれなどはすぐ治る。毒血が非常に多いので、始終浄化が起るのである。治れば親の考へ方も変ってくる。又、罪が沢山あるので始終浄化が起る。子供の病気を治すといふ考えでよい。

多病種患者の浄霊

“六十歳の女、十数年前より神経痛、膀胱炎、腎盂炎、喘息、胆石、胃痙攣に苦しみます。浄霊法を承ります。

“薬が沢山入っている。  薬をやめ、その時一番苦しい所をやる。方々借金している訳である。

前頭浄霊で腹・足治る

“当年五十歳の婦人ですが、前頭部を二、三分浄霊致しますと全身に強く汗が出、湯煙が出ます。これは如何なる原因でせうか。御伺ひ致します。

“前頭部は非常に肝腎で、お腹や足の悪い人など、ここに原因のある人がある。(S24・4・7)

前頭と腹

“私は以前に七ケ年間胃腸病を病みました。  胃痛から始まり腸を病み、アミーバ赤痢と悪化致しました。本年一月入信し、浄霊を受ける事五ケ月にして大分よくなりました。現在腹部及び頸部、頭部の苦しみが取れません。常に肉眼でかげろふの様な光が見えたり、浄霊中又は常に目をふさいでいても開いていても自然の景色そのものが見える様になりました事、もう一つは頭部を浄霊して戴けば腹部が苦しく、腹部を浄霊して戴けば頭部が苦しくなり、又手に電気の様なものを強く感じる様になりました。  この現在の私の浄化は霊的でありませうか。又、私が浄霊を戴く際の心構へ及び注意を御教示下さいませ。

“胃腸でもアミーバでも薬毒の為である。頭と腹は繋っている。前頭と横腹をやるとお腹が溶ける人がある。(S24・9・15)

眼の浄霊

“昭和二十一年十二月十六日  一家揃って教修を受けさせて頂きました。其の後毎日浄霊を致して居りますが、母の眼病は良くもならず悪くもなりません。其の上逆睫(サカマツゲ)が生へて痛みます。若い頃二度手術をした事があります。原因と浄霊法を御教へ下さいませ。

“瞼を手術したものである。治る。浄霊者の霊力が不足している。眼をするには霊力が必要である。延髄から背中をする。

精神病浄霊個所

“二十二歳の男、発狂して十年で目下馬鹿の様です。四年前祖母を殺しました者です。浄霊で良くなりますでせうか。

“良くなる。十年も経ってると固まっているが、気長にやれば治る。固まりは右の方が多い。頸の周り、前頭部の真中、後は背中と腎臓をする。

憑霊個所―無嗅覚

“局部的と全体的とある。局部的が全体になる事がある。頭へ来ると全体を支配出来るから憑くと同様に、鳥の霊が頭へ憑くと無嗅覚になる。鼻へ憑く事はない。(S23)

吃りの浄霊個所(前頭と側頸)

“二十四歳の男、子供の頃「吃り」の真似をしている内に本当の吃りとなり、半月位の浄霊でも変化ありません。その前三歳頃脳膜炎をした事があります。

“吃りの素質はある。その上癖をつけたものである。長くかかるが治る。浄霊は前頭部の奥、横頸部の塊。

吃音の浄霊個所

“三十九歳の男子、ひどい吃音にて苦しんで居ります。御浄霊により楽に話せる様になれるでせうか。御浄霊法と原因を御教へ下さい。

“御浄霊個所は 前頭部、 延髄、 頸部(横)。(S24・7・6)

浄霊時背の両側動く(胃)

“胃の悪い方で、胃の後ろの所を御浄霊致して居りますと、背骨の両側が呼吸して居る様にプクプク動き出しますが、どう云う訳で御座居ましょうか。御伺い申し上げます。

“胃の後ろの動く所をやればよい。霊がいる。――といふのはそこに毒がある訳である。(S23・10・19)

手足の浄霊個所

“患者で足の甲の一部が痛み医師の診断では血管が細くなる病気とのことです。鼠蹊部を手術しましたが結果は同じです。霊的に関係がありませうか。

“医学は現象だけの説明であるから、如何にして血管が腫れるかといえば、答えられぬだらう。足の一部に毒が固まってる訳である。手、掌の病は上膊の内側、指は肱の内側に毒がある。足の膝は裏側。  足痛、踝は鼠蹊部。踝より下の甲が鼠蹊部以下となる。膝のガクガクするなどは足の裏を浄霊すると治る。(S23・10・26)

感電の浄霊個所

“感電した重態者の浄霊個所――

“苦痛の個所、それがヤケドした所になる。色の変ったような所をやればよい。(S24・4・2)

溺死者の浄霊

“水に溺れた時、医学では五十分位迄は普通人工呼吸をすれば助かる様に聞いて居りますが、この場合浄霊法は如何にすべきでせうか。お伺ひ申し上げます。

“斯んな事はない。もっと早く死ぬ。長いのがその位だといふ意味であらう。浄霊は頭と心臓である。呼吸は(*)止ると心臓が止るからで、肺は水、胃はいろんな物を食ふので、三位一体になっている。心臓の丈夫な人は肺も胃も丈夫である。 (S24・5・25)

幽世大神と鎮魂

“鎮魂の際「幽世大神守り給へ幸倍賜へ」を御唱へしなくてもよろしいとの御言葉を、去年春頃熱海に於て伺ひましたが、其の意味を御開示戴きとう御座居ます。

“「幽世大神守り給へ幸倍賜へ」と御祈願する。幽世大神は今は大国主命である。霊を救ふ場合、霊憑りなども「幽世大神守り給へ幸倍賜へ」と唱えるべきである。霊は幽世大神の主宰下になっているからお願いすべきである。鎮魂の姿勢は――。観音様は仏であるから、今は神道形式をとらぬ。霊の病気の時やる。

突上げ浄化と祝詞

“五十歳位の女の方、頭が痛み脇腹から突上げる痛みがあります。浄霊した処夜中より猛烈に突上げが来て苦しみます。尚一時間位一心に浄霊致しましても止まらず、遂に医者が来て二本注射をして一時間半ばかりで治りましたが、後がすっと致しませぬ。浄霊では治らないでせうか。お知らせ下さい。

“癲癇などと同じ理屈である。浄霊なら絶対治る。相当霊力が強くなくてはいけない。霊力の強いのは古くからやった人である。もし止らなければ祝詞を奏げる。祝詞でも清魂者でなくては力が違ふ。霊に曇りのある者は力が弱い。注射なら止るに決っている。麻痺させる訳である。然し又起る。モヒ中毒になる。之は霊であらう。(S24・9・7)

霊的病気の浄霊個所

“霊的の病の御浄めに最善の道はどうすれば治るものでせうか。死霊の場合の方法、生霊の場合の方法――

“霊的病気だけでは判らぬ。どんな病でも、霊的のものは前頭部をする。斯ういふ場合は違ふ。蛇が憑いたのは身体中移動する。浄霊すると逃げる。これは局部である。中には食いつくのがある。之は頭だけではいけない。精神病、癲癇、小児麻痺等は頭を浄めればいい。死霊の場合身体全体に憑るのと、一部に憑る事がある。死霊の場合背中が寒い。新しい死霊などの時は水かけられた如くゾーッとする。これは頭と胸、背中をする。背中が一番いい。割合い離れやすい。生霊は何でもない。胸と背中である。生霊は殆ど恋愛関係である。生霊の中でも一番恐いのは、愛人を捨て他の女と結ぶと、愛人が嫉妬を起して関係させないようにする。子宮に憑く。先に子宮脱出症をやった。之が治らねば離縁になるといふ。一週間程したらすっかり治ったといふ手紙が来た。結婚の時、夫を他の女が愛していて、邪魔したといふ。(高崎)夫婦仲を妨害しようとして陰部を犯した。(S23・10・26)

憑霊患者の治癒

“霊憑りの場合、患者の浄霊に対し霊媒を使ひ行ひますと大体一度にて治癒しますが、  その時、その患者に別の霊が憑ってまいりますので、之を完全に治癒させる事が出来ず、又元に戻ります。何か良い方法はないでせうか。又、右の霊媒となった身体には支障ありませんか。御教示願ひます。(尚右の患者も霊媒も十月入信致しました)

“一つの黴菌のようなものであって、曇っているとそこへ憑る。霊の入れぬ身体にする事である。(S24・11・8)

祀って治る霊的病気

“霊的病気で、浄霊してもよくなりませんので無縁祭をしたら直ぐ治りました。浄霊で治らない時はこの方法でよろしいでせうか。又、他の方法はありませんでせうか。

“之は祀った方が早い場合がある。然しどれも之もそういふ場合があるとは言えぬ。浄霊だけで速く治る。無縁でない霊が憑いてる時もあり、それを判らなければならぬ。神様は何かによってその場合は知らされる。判ったら祀れといふ事であるから祀ればよい。  狐、龍神等もある。祀り方は、常識的に祀ればよい。すべて、霊と思ったら、祝詞を沢山奏げてやるといい。三度づつ一回にする。そうすれば大抵の霊は救はれる。

霊的患者の霊査法・鎮魂

“霊的患者を御浄めさせていただいて居りますが、原因が解らない場合、霊査法等に依って知る方法があると伺って居りますが、私達で出来るでせうか。御伺ひ申し上げます。

“霊査法の要なく、又鎮魂はやらぬ方がよい。その霊は必要あれば、若しくは時期来れば、観音様から知らされる。

霊査方法の要

“霊査法の施行方法――

“診断のためか、治療のためか、何れにしても、霊査法を行はずとも二、三尺離れた所で、手から霊光が出ると思ってその霊光を放射する気持でやればよいので、浄霊するうち憑霊は萎縮するようになる。

霊査法と修行

“霊査法はどうして行ひますでせうか。

“いろいろあるが、浄霊も一種の霊査法である。之によって普通の浄化か霊的か判る。勿論両方の場合もある。その他細かい事は修行を積まねば判らぬ。霊的知識が進まねば直ちに判らぬ。浄化と霊的と両方の場合もある。之もすべて経験、修行である。(S23・10・26)

浮霊の鎮め方

“近来浄霊中、被浄霊者が意識を失ひ、死霊、生霊等が浮び出ます。是れに就て左の如くお伺ひ致します。

一、近来著しく浮び出る原因。如何に処置すればよろしいか。

二、被浄霊者が半意識にて、なかなか浮び出そうで出にくいものは如何にすればよろしいか。

三、霊の浮ぶ前、被浄霊者が合掌の手を上下に振り出す原因。

四、憑霊の時、がたがた体がふるへ出す原因。 

五、仲々自己意識が失せぬ人、すぐ意識を失ひ霊の浮ぶ人の相違。

“霊界で浄化が激しくなり、霊が落着けず、人に憑って救ってもらはうとする。前頭を一番よく浄霊する。あまり出る場合は「お鎮まり」と云ふ。手を上下すると鎮まるもので、効果がある。上下に手を動かすのは、大抵狐である。それは「お鎮まり」させて、口をきかせぬようにすべきである。ガタガタするのは良くない。霊が浮かぶのである。やはり鎮める。神や正守護神の働き――。嘘を云ふのも随分あるが、そのまま聞く事である。要求に邪がなければ通してやる。贋物は行詰るものである。疑はぬ方がよい。

霊媒現象に就ての扱い

“村田操が最近救われた白狐の霊が浮き、御神業の御邪魔をして居る霊に警告を与える様になりました。又、霊媒等もいたします。尚、天津祝詞、善言讃詞、御讃歌等非常に喜び、特に夫一生の事になりますと涙を流し注意をいたし、御神業専一に努力する様種々の欠点等を発表いたします。二十五日の鎌倉支部教話会の折、一人一人信者に御神徳の有難い事、霊界の状態等知らせて居りました。浄霊の際、操自身が天津祝詞及び善言讃詞を奉誦いたしましても霊が浮きますので、特に注意をいたしました処、  それからは霊が浮かない様になりましたが、今後の取扱いに就いて御垂示を御願い申し上げます。

“取扱いにどう斯うはない。ありのまますればよい。(S25・4・28)

狐霊に対する心構え

“狐の霊など、こっちで騙されるものかと警戒してはいけない。騙されなければいけない。その方が早く暴露する。霊的病気には祝詞に限る。三回宛とする。霊的関係といえば、何でもその関係がある事になる。人間なら死霊、生霊、精霊などあり、物質は単なる霊である。(S23)

死霊憑依の結核の場合

“死霊憑依のための結核患者を御浄霊した場合の治癒過程はどの様でせうか。又、治癒した場合、憑依した死霊は救はれて居りませうか。右、御教示御願ひ申し上げます。

“憑いて間のないのはすぐ出る。実にはっきりしている。死霊が憑依せず、身体が弱ってから死霊の憑くのがあり、健康の時は憑けない。衰弱して血が少くなる――霊が薄くなる時憑けるのである。聞いて答えさす。霊に訊問する。  観音様にお願いして査べる。(S23・8・28)

滅ぶべき運命の家系

“結核で悩んでおった或る女の人、一年程で楽にして頂き深く感じ、入信の上お手伝いをさせて頂いて居りました。その人が本年四月頃、十八歳になる結核の娘を浄霊しておりましたら、一時良くなりましたが、その家の人達が反対し注射を打ちましたので浄霊をやめました。其の後娘の容態が悪くなり、愈々死ぬ直前、その人に是非一度会いたいと云ふので行きますと、娘は縋り付き、親達がわからない為こうなったのだから親を怨んでやる。あなたもつれて行く、と云ひました。その帰途、子供を背負ったまま転んで胸を強打した為喀血し、その後どっと寝ついてしまひ、子供の顔までが死んだ娘の顔にみえ、転んだ時が娘の死んだ時間だそうです。又、その娘が夢枕に立って救ってくれと言ひます。現在その人は食事も一膳位しか頂けず、咳が出る為仰臥出来ず、布団にもたれております。如何致したら宜敷いでせうか。御伺ひ申し上げます。

“斯んな事は聞いた事がない。第一、親を怨むのはよくない。祝詞を出来るだけ奏げ、信仰雑話を朗読する。言って聞かしてもよい。そうすれば治る訳である。死んだ執着の恐ろしさを説いて聞かす。余程罪があるらしい。(前問の人と兄弟)病気も治っていない。審判にかかって、斯ういふ家は滅ぶべき運命にある。(S24・7・26)

浮魂多し

“最近御浄めによりて霊の浮くのが非常に増へて来ましたのは如何なるわけで御座いましょうか。

“霊界が明るくなるにつれ、  早く救ってもらいたいからである。

御光により霊の浮く事

“或る熱心な信者さん、主人が御面会を戴く日にはその子供(六歳で軽い癲癇)がヒキツケます。先日御写真をお迎へ致しました時もひどくヒキツケたそうです。如何なる訳でせうか。

“鎮まっていたのが、御光を受けると浮くのである。よく浄霊をすると神憑りになる事があるが、之はやむを得ぬ。 

浄霊好む人嫌ふ人、同棲を嫌ふ

“浄霊を受けるのを嫌ふ精神病でありながら、我が子の浄霊は頼まれるのですが、それは如何なる訳でせうか。又、浄霊を嫌ふ人でありながら、私の家の仏壇へは留守の間にお礼参りをするので御座居ます。又、病人の奥様がお光を受けられてから同居するのを嫌うのは如何なる訳でせうか。

“浄霊を嫌ふ人と好む人があり、浄霊願いたくとも嫌ふのがある。嫌ふ方は動物霊で、副守護神で、浄まって改心してくると貰いたくなる。正守護神がして貰はす場合と、本守護神が希望する。弱ってくる事があって、副霊を制える力がない時に望む。あまり嫌ふ場合はしない方がよい。機会を待て。段々好くようになる。奥さんは龍神である。龍神は主人を持つと――夫を持つと行(ギョウ)の妨げとなる。それで独身を通すのがある。長くやってるとそういふ事はなくなる。

祝詞浄霊を嫌ふ児

“私の孫娘(三歳)は私が光明如来様にお参りして善言讃詞をお奏げしておりますと、外で遊んでいる時でも突然発狂した如く暴れます。又、教導所へ行って先生に浄霊して頂きますと、眠っていてもすぐ目をさまして同じ症状になります。之は如何なる訳でせうか。

“之は霊が憑いている。之は善言讃詞が怖いのである。どうせ悪い霊だが、狐のようなもの――外へ行っても判るのだから狐に違ひない。段々霊が萎縮してくるから焦らずにやる。暴れる時は一時やめる。時が経つに従ひ少しづつよくなる。早く治そうと焦ってはいけない。

祝詞で苦しむ場合

“御神体をお祀りさせて頂いて居ります信者で御座いますが、昨年夏以来肺病の状態で床について居りますが、最近は御守護で大分落着いてまいりましたが、浄霊を致しますと浄化がきつくなり、苦しみまして、祝詞、善言讃詞を奏げさせて頂いただけでも苦しみますが、此の様な場合如何させて頂きましたら宜しう御座いませうか。御伺ひ申し上げます。

“やめていればいい。小さい声か、心の中でやる。無理してやるのは神様に対し勿体ない。(S24・1・28)

神光恐れ暴力揮ふ精神病(狐)

“私の実家では家族の者が狐使ひの信仰者に操られ、皆迷はされて居りましたが、最近長男(三十一歳)の外は皆気がついてよくなりましたが、長男のみは何等気づく事なく、漸次悪化して発狂状態となり、先祖の事と、先祖が信仰して居た石鎚大権現を口にし、皆を騒がせて居ります。その上、光明如来様や、「五六七」「地上天国」の御額を掲げる事を拒み、善言讃詞を奉唱すると益々暴力を揮って狂ひます。如何にしたらよいでせうか。

“狐の親方であるから力がある。無理に早くよくしようとせずに気長にやる。イヤがる場合はやらぬ。次の間か何かで浄霊する。口の中で聞こえない程度に善言讃詞を奏げる。面倒みながら気長にやれば結局往生する。悪化しても長く続かぬ。峠を越すとズーッとよくなる。極く悪いのは大抵一週間位と思えばよい。  (S24・6・28)

御浄霊嫌ふ精神病

“二十一歳の男子の信徒(二十三年八月入信し、両親は二十二年十月入信し、二十四年三月光明如来様御奉斎と同時に幽世大神様の御姿も御祀りさせて戴きました。  本人は本年二月八日御面会に参上させて頂き、一斉礼拝の後御讃歌奉唱中に霊が浮いた様になり、それから御浄霊を嫌ひ始め最近は極度に嫌ふと共に両親に対し反抗的態度が強く、仕事に関しても指図がましい状態を続けて居ります。此の家庭は以前日蓮宗でありましたが、前回明主様に御伺ひ申し上げた時に御答へ戴きました御言葉通り、日蓮宗関係の凡ての物を焼却致しました。今後御浄霊は強制的にも続けてもよろしゅう御座居ませうか。又、極度に嫌ふ時は大光明如来様に祝詞、善言讃詞を奉唱して御願い申した丈でよろしゅう御座居ますか。右、御垂示御願い申し上げます。尚今後の御守護を御願ひ致します。尚又、一昨日仏壇を据へた棚を毀し、昨日は光明如来様を自分で外して置床を毀しました。

“狐が憑っているから無理にやってはいけない。(同化霊)  (S25・4・8)

浄霊を嫌ふ病人(霊友会)

“私は救世教に三月一日入信させて戴き、光明如来様、屏風観音様、「地上天国」を戴き、四月十一日に御祭りをさせて戴きました。私は十五年程前より霊友会の信仰を致し、法座主となっておまんだらも戴きました。此の信仰に転換致しますのに如何致しましたら宜敷う御座いますか、御伺ひ申し上げます。尚病人が居り、一人は六十八歳の婦人にて、心臓、腎臓病にて余り働く事も出来ません。今一人の嫁に当る四十八歳の女は神経痛にて七年も働かずに入院致したり、医薬、灸等にて療治致しましたが一向に良くならず、入信以後、御浄霊を致して居りますが、時折「浄霊は要らない」などと悪口を申します。之にかまわず御浄霊を致せば宜敷う御座いませうか。  御伺ひ申し上げます。

“之も狐である。本人の嫌がる事はやらぬ方がよい。何れは好むようになる。霊友会は他信仰を非常に嫌ふ。(S25・5・25)

浄霊嫌ふ発狂児

“発狂した子供を御浄霊致したくも逃げて了います。寝ている所を御浄霊しましても直ぐ起きます。寝ている間に着衣を御浄霊致しましても直ぐ起きてひったくり、塩と灰とでゴシゴシこすります。如何致しましたら宜敷う御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“光明如来様のお部屋で寝かせよ。親に曇りがある。(S24・5・1)

浄霊嫌い痩せる子

“私の次女幸子(六歳)が一ケ月前より浄霊を嫌ふ様に成り、食欲なくだんだんやせて行きますが、毎日遊んでは居りますが熱もなく病気の様なところも見受けません。これは霊的でございませうか。どこを特に浄霊すればいいでせうか。御伺ひ申し上げます。

“無縁か何か、祀られていないものがあるか査べる。(S25・5・6)

霊光放射で行者卒倒す

“祈祷中の日蓮宗の祈祷師に向って霊気を放射すると卒倒することが屡々あります。(二人の祈祷者に試しました)如何なる理由でしょうか。 

“行者は殆ど狐の霊である。浄霊すると狐が苦しい。狐は非常に通力を使ふもので、通力を増そうとして法華経を使ふ。行者に限らず、狐霊に霊射すると倒れる場合がある。(S24・1・7)

浄霊で卒倒す

“浄霊をする度卒倒する人があります。  如何なる理由でありませうか。

“霊が光の為に萎縮する。すると卒倒したり倒れたりする。こういふ霊は弱い。やる人の霊は強い。

浄霊時倒る

“最近浄霊いたしますと、へッドを火の側に寄せた様に倒れる人が時時ありますが、如何なる訳ですか、御教へ下さい。

“霊である。直ちに治る。霊光により堪えられなくて倒れる。(S24・12・27)

浄霊すると発狂状態になる妻

“理髪業の主人で昨年入信致しましたが、未入信の妻は常には何の変りも御座いませんが、熟睡して居る時浄霊致すべく祝詞を奏上させて戴きますと、直ぐ目があき、御浄霊を始めますと怒ったり物を投げたりして発狂状態となります。  観音様にお念じ致しますと鎮まりますが、御浄霊は決してさせません。尚、夜中に主人が休んで居りますと枕元を何か鼠位の大きさのものが跳んで廻る様な気が致します。何か霊的と存じますが、如何にしたら宜しう御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。

“憑いてる動物霊が苦しいのである。鼠位とすれば、動物霊は管狐か何かである。段々弱ってくる。(S25・1・11)

次々に病死、淋し、浄霊で苦し

“私の主人は戦病死(結核性腹膜炎)、入信前、母は結核を病み不(*)眠の為散歩に出て河中に落ちて死亡、兄は結核にて死亡、弟は轢死(トラック)、長男は脳膜炎にて死亡、本年三月十八日、次男が結核性腹膜炎にて死亡してより、時々淋しくなって来ると共に全身が苦しくなって来ます。お浄霊を頂きますとその個所がよくなると、次から次へと苦しみが移動していきます。  お蔭様で最近幾分よくなって来ました。苦しんでいる霊がお救いを求めて来るのでしょうか。お教へ下さいませ。

“罪穢が溜り切っている。救ひを求めて来るのだが、それでいて浄霊されると、苦しいのである。その霊には未だ副守護神がいる。霊の淋しい気持が写るのである。浄霊で治る。(S24・6・29)

浄霊を断る末期患者

“結核患者、カリエス患者にて将に死せんとする前に、浄霊を止めてくれと言ふ者がありますが、何か意味がありませうか。

“良くない霊が憑るので苦しいのである。霊は人間が弱ると憑る。或程度衰弱すると憑る。霊細胞が稀薄になると、それを充実するだけの霊が憑る。浄霊していれば判る。

浄霊時の呼吸荒し、セムシの伸び

“最近入信した二十七歳の男子、十一歳の時よりカリエスにかかり、現在体は萎縮して足の発育が悪くセムシの様です。歩行は少しは出来ますが遠くは歩けません。治るでせうか。又、此の人を浄霊すると頭を上下に振動し息づかいも荒くなります。浄霊を止めると此の状態もすぐ止ります。どういふ訳でせうか。御教え下さい。

“霊が憑っている。霊を放射して息づかひの荒くなるのは霊の憑っている証拠である。カリエスは気長にやれば治る。セムシの様になっているのは、一寸や二寸位は伸びるが、それ以上治らぬ。(S24・6・7)

浄霊で震ふ、手の疼痛

“御浄霊を致しますと患者が震ひ出す人がありますが、如何なる訳でせうか。又、浄霊の時、手がピリピリしますが、如何な訳でせうか。御教示下さい。

“霊が憑っている。あまり口をきると具合の悪い事がある。精神病的になりやすい。霊が浄まると震えなくなる。感受性が強いのである。  (S24・10・3)

浄霊中身震ひ

“家族の者ですが、夜御浄霊の折、後頭部を霊射すると一度身震ひを致します。本人に聴くと寒いと申しますが、霊的に何か御座いませうか。

“そこに霊が居る。気長にやるとよくなる。(S24・11・27)

浄霊で冷たくなる。

“三十五、六歳の女(信徒)、浄霊を始めると身体が其の浄霊の順序に従ひ冷たくなり、浄霊が終り五分位経つと普通の体温になります。其の理由を御伺ひ致します。 

“死霊が憑るのである。此人に因縁の深いのが憑る。救はれたい為である。御浄霊が済むと脱けてしまふから普通になる。であるから、浄霊は、その人のみならず霊まで救ふ。(S24・11・25)

浄霊中冷感

“教導師にて、三ケ月前から浄霊を受けると必ず背筋に氷を浴びた如く感ずるのですが、如何なる理由ですか。御教示下さい。

“死んだ人、地獄にいる人が浄霊してもらいたくて憑る。何れ救はれると、そういふ事はなくなる。(S25・1・25)

仏障を知る事

“御浄霊を普通にさせて頂いて居りましても、仏の障り等がある場合それは判るでせうか。

“いろんな形で障りがある。仏が知らすのである。神憑りで口をきくのなどもある。必要があれば知らす。

浄霊依頼され動物の顔見ゆ

“私は昨年十一月二十一日入信して、数日前に大光明如来様を御祭りさして戴きました者で御座います。五月二十日頃私の親戚の者より気がふれたから来てくれと電報が参りまして、私が目を閉じると色々の動物の顔が浮んで来て息がつまる様です。如何したら治りませうか。

“此人が行って浄霊しなければ治らぬ。近くの教導師に頼んでもよい。(S24・6・26)

浄霊前祝詞奏上時の奇象

“集会所で御浄霊の前、祝詞を奉唱すると一人の女が約一寸位の金色の矢の形をした物が目前を沢山ぐるぐる回ったと申し、又一人の男が尻の方から上方に向ってボッと熱くなったと言います。何の意味でせうか。

“浄霊の御手伝いをするのである。位が低いので尻から入る。

浄霊で客増減す、腰痛起る

“或熱心な会員の喫茶店で、店内から店外へ向って御浄霊しますと客が非常に少なく、店外から店内に向って御浄霊致しますと客は反対に多くなり、店外から御浄霊の時には例外なく御浄霊する人の腰が痛みます。之は如何なる訳でせうか。

“後ろから浄霊すると恐いから中へ引込む。歩かせるのは腰に副霊がいて、光によってドカなくてはならぬ。その痛みである。

浄霊中白光の龍体脱出をみる

“兵庫県西脇町の或る患者を浄霊した時、  後で本人が申したのですが「後ろから霊射を受けて居た時自分の腹部の前方に長さ一間半位の白く光るものが出てうねって居るのが見えました。それは尾の方で頭部は自分の腹に入って居り足二本は自分の方に向いて居た……」と云ふのですが龍神でせうか。御伺ひ致します。

“之は龍神で、浄霊受け苦しいので、出ようとして頭だけ出し、尾の方が出られぬのである。又、龍神自身が救はれたい為かである。浄霊をしてもらいたい為といふのが本当である。