再び、発刊に就て

由来宗教新聞といふものはどうもうまくゆかないのが多かった。之は読者層が偏在的でもあり記事がどうも堅過ぎて一般的には興味に乏しいといふ訳でもあるからであらう。之等に鑑みこの光新聞は最も開放的で、興味津々たるうちに不知不識良い感化を受けるよう編集に意を払うつもりである。

故に本紙は、地球上に存する限りの宗教も思想も主義も決して排撃も異端視する事もない、何宗教でも構はないからドシドシ投書なり原稿なりを送って大いに利用してもらいたい。本教を攻撃する記事であっても反対の説でも差支えない。紙面の許す限り出来るだけ満足を与えたいと思ふのである。それが言論の自由であるからである。また政治経済教育芸術等に関する記事も、大いに歓迎する処である。

(光新聞二号 昭和二十四年三月二十日)