本農法に就いて数年前から実地調査研究されていた、農林省食糧業務第二課長山川達雄氏が主唱者となり、今回八名の共鳴者諸君に依って左の如き自然農法研究会が結成されたのであるから、国家のため慶賀の至りである。何しろ同省は農業界の本山ともいうべくこの方面の専門家がこれだけ認識されたという事だけでも、本農法が漸く軌道に乗ったと言うべきである。従って今後の進展は期して待つべきものがあろう。これに依って普及会会員諸氏にしても、百万の味方を得た感があると思う。
農林省自然農法研究会 趣意書
(本文省略)
(栄光二百五十六号 昭和二十九年四月十四日)