この婦人は長い間の地獄の境遇から、一躍天国に救われたその経路を詳しくかいたもので、一般人にとっては好適な参考資料であろう。この人は最初一寸腕が痛んだだけなので、浄霊なら二、三回で治るし、放っておいても先ず二、三カ月で全治するものを、医療を受け注射をされたため再発し、前より悪化の状態になり、その上どくだみを多量に飲んだため、遂に不治の難症となったのである。以上の如くこのどくだみなるものは、その名の如く毒溜めであって非常に悪いものだが、それが分らないため再び医療を受け、注射を射たれる等で益々悪化し、迷いに迷い色々な療法をすればする程悪くなるばかりで、地獄の責苦に遭っていたのである。
処が偶々浄霊を受けるや忽ち一変、天国生活に救われたのであるから、その感謝の気持は文字に溢れている。この様な不幸な人が充満している今日の世の中は、全く生地獄である。この事実を読んで何の感じもないとしたら、医学迷信の亡者というより言葉はない。
誤診による苦悩の過去より
更生させて戴いた喜び
(本文省略)
(栄光二百五十六号 昭和二十九年四月十四日)