死霊の憑依による病気も色々あるが、左の例は最もハッキリしている。これこそ医師には分らないのも無理はない。これによってみても真の医学とは、霊と体の両方の病気がハッキリ分り、その治療が出来なければならないのは分り切った話である。処が今迄は医学は体的に偏り、信仰治療は霊的に偏るので、謂わばどちらも不具的療法であるから、一切の病気を治すことは出来ないのであって、茲に本教の素晴しい価値があるのである。
そうしてこの人の病気は、霊界で苦しんでいる霊が、救われたい為に憑依したもので、変なその症状は死ぬ時その儘であるから、それを知ってみれば、成程と思うであろう。
祖霊の導きにより救われた一家
(本文省略)
(栄光百九十四号 昭和二十八年二月四日)