七 御浄霊について

世界救世教でとなえるところの御浄霊は、 これは全く、 わが教祖が神より授けられた秘法でありまして、 これに解説を加えることは出来ません。ただ全国幾十万の人々が、御浄霊によって病が癒え、現に多くの人々が、病を癒されて居る事実を見て、これを信ずるほかないのであります。が、それにつけても思い起すのは、『聖書』に誌されてあるイエスの奇蹟であります。「イエス、ペテロの家に入り、その外姑の熱を病みて臥しをるを見、その手に触り給へば、熱去り、女おきてイエスに事ふ。夕になりて、人々、悪鬼に憑かれたる者をおほく御許につれ来りたれば、イエス言にて霊を逐ひいだし、病める者をことごとく医し給へり」(マタイ伝第八章一四-一六節)等を始めとして、病をいやした奇蹟が沢山誌されています。

『聖書』 の奇蹟を信ずる事が出来ないと言う人もありますが、 内村鑑三先生は『聖書』 から奇蹟をとり除けば、『聖書』の価値はない……といわれました、若しまた、かりに、イエスの奇蹟を信ずるが、世界救世教教祖の奇蹟は信じないと言う人がありとしても、その人は、現に全国に幾十万かの病を癒やされた人々のある、厳とした事実を否定することは出来ますまい。

私は、科学者の発見した調和の法則に照らし、また教祖が、真善美の調和を神の御経綸だと説かれることに思い合せて、 御浄霊によって病の癒やされる理の一端を窺い知るような気もちがするのであります。

(終)

(世界救世教教義解説 昭和二十六年六月一日)