昭和二十五年十月十五日
【お伺】天津神、国津神の区別に就てお教へ願ひます。
【御垂示】天津神とは天系であり、国津神は地系である。勿論文字通り上下の位である。然し之を詳しくいふ事は今は出来ない。神秘があるからである。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】正守護神は専ら子孫の守護に任じ外の業務はないものでせうか。
【御垂示】正守護神とは、人間を守護する場合をいふのである。霊界で、外の御役になればその役目の名前がつくのである。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】神様は正しいから邪悪に対しては闘うべしとの御教と、又邪悪も主神の御経綸にして、善悪不二なれば大乗的に之を甘受すべしとの御教がありましたが、此闘うべき邪悪と甘受すべき邪悪との区別に就て御教を御願ひ申上げます。
【御垂示】それは、事情によるのである。どつちにも決める事は出来ない。その適確の判断が、叡智の力である。叡智とは、或程度信仰が進み誠の心の持主になれば、自から判断がつくものである。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】善悪と時節につきましてお伺ひ申し上げます。時を待てといふ御論文の中に「神も時節に叶はぬぞよ」と御座いますが、御布教の上におきまして私共が常識的に考えまして正しい事でも時節に合はぬ為失敗し、間違つた事でも神様の御都合上当分順調に行く場合がある様に考えられます。此点信者として余程深く考へて現象を判断して行動せぬと、嘗ての日本政府に対する国民の如き悲哀を味はされる事もあるやと思はれますが如何なもので御座いませうか、又例えば集会所の発展せぬ場合など何か自分に間違ひがあるからではないかと反省し、間違ひを発見して行詰りが打開される場合も御座いますし、有耶無耶の中に打開される場合如何なる態度で之に臨むべきかお教へをお願ひ申し上げます。
【御垂示】之は大乗と小乗の相違である。一言にしていえば、小乗の善は大乗の悪であり、小乗の悪は大乗の善である。従而、凡て大乗の考えで進めば必ず発展向上する。大乗小乗に就ては信仰雑話に出てゐるから、よく読みなさい。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】私の家族一同それぞれどこかに大きな「ほくろ」がござゐますが、これは霊的に何か因縁がござゐませうか、又ほくろとは一体何でございませうか。
【御垂示】ほくろは場所によつて、よい意味と悪い意味とあるから場所を知らせなさい。又ほくろはその人の幸不幸の前世の因縁による現世への印であるから無意味なものではない。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】お守の「浄力」を授かりました場合、今迄頂いておりましたお光様は、どの様に致しましたら宜しいでせうか。
【御垂示】御光のお守は額になるやうになつておるのだから額にするのが一番よい。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】廿一歳の女(信者)医師は結核性腎臓炎と診断、腎臓摘出手術を行はねばならないと申しますが、右は如何なる原因によるものでせうか、全快致しますでせうか、御浄霊は腎臓だけでよろしいでせうか、又腎臓は腐敗するものでせうか。
【御垂示】結核性腎臓炎は浄霊によつて、必ず治るから手術の必要はない。此病気は腎臓の外部に毒素が固結し、それが溶解される為の発熱であつて溶解されただけが液体化し、腎臓内へ滲透し、尿と共に排泄されるもので、医学はそれを称して蛋白が出るといふのである。従而、蛋白が出るのは治癒作用だから結構である。もし痛みがあれば、それは毒結溶解作用だから少しも心配はない。浄霊は腎臓部だけでよろしい。但し相当長くかかるが、必ず治るから心配はない。又食物は何でもよろしく、成可運動する方が早く治る。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】満十七歳の娘、昨年春から掌が指の方から赤くヒビ割れて来まして洗濯や漬物等に大変痛くしみます。昨年秋御浄霊により御守護頂いたのでしたが、最近又激しくなつて参りました。医者には原因不明と言はれた事があるそうです。本人は小肥りで薬は殆んど用ひたことがないと申します。何か霊的のものでせうか。御浄霊の急所と御守護頂きます様に致させますには如何致しましたらよろしうございませうか。
【御垂示】之は霊的ではない。赤子の時の薬毒か又はその他の異物であるから、生れた時からの事をよく調べてみれば、必ず思ひ当る事がある。患部は掌でも元は頚部から肩、腕にある。調べてみれば、固まりがあるからそこを浄霊すれば必ず治る。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】廿八歳の人妻、骨盤狭小と医師に診断され二回迄人工流産を受けた者でござゐますが、只今、六ケ月の再姙を見ましたので、何とかして子供を授かりたいと申し、御浄霊を頂いております。御浄霊の重点をお伺ひ申し上げます。
【御垂示】浄霊は腎臓部及び腹部胎児の位置でよろしい。姙娠するといふ事は、生む資格があるからであるから、心配せず神様にお願ひすれば、必ず生めるが、只二回の人工流産の不自然的人為方法が災ひしなければよいと懸念される点があるから、出来るだけ浄霊をするやうにしなさい。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】卅歳の男(信者)以前に肋膜炎を患ひ、盲腸手術も行つたことがありますが、昨年十一月脊髄カリエスにて御浄霊を始めましてから腰部が腫脹排膿し、今年一月と四月には右大腿部が腫れ、玉子大の潰瘍が出来て排膿致しました。最近は腰部穿孔部の少し上腎臓部の処が腫脹し、又脇の下の淋巴腺が腫れてグリグリを生じそこが痛みます。御浄霊はどこを主にやらせて頂いたらよろしいでせうか。
【御垂示】あなたのように、方々腫れて膿が出るのは非常に結構だ。これで治つて行くのだから、身体にあるだけの膿が出切れば、素晴しい健康になるのだから、それを楽しみにして、相当長くかかるだらうが、辛抱が肝腎である。浄霊は痛む所だけでよい。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】本年廿一歳になります女の信者で御座いますが、幼年の頃より目が悪く医師の診断を受けました処、貧目と言はれ十八年間種々の治療を致しましたが遂に治らず、廿三年十二月入信致し廿四年四月御屏風観音様をお祀りさせて頂きましたが、家族の者が解らず兄は昨年末から肋膜にて床に就いておりますが御浄霊を頂く気も御座ゐません、本人の目は平常は近眼で黒眼に雲がかゝり、物が二つに見える事もあります。時々目星の様なものが出来たり曇がひどくかかつて見へなくなつたり致します。此様な時には目脂が多量に出て堪へ難い程の痛みが御座います。入信後一ケ年半程御浄霊を頂いておりますが同じ状態を続けております。下腹部に固まりのやうなものがうねる様な気が致し、それがおさまると押へられる様な感じがするそうで御座います。四代前のお婆さんは盲で死んでおり、尚本年四月頃本人が寝ておりますと急にお腹が痛くなり同時に障子の間がガサガサ音が致しますので、見ますと蛇の尾が一尺程見え驚いて早速弟を起しますと弟も驚き『蛇だ』と叫びました。蛇は間もなく縁の下へ行きました。目の御浄化と蛇と何か関係がある様に思はれますが、如何なるものでござゐませうか。又蛇と関係が御座いましたら如何致しますればよろしうござゐませうかお伺ひ申し上げます。尚本人は光明如来をお祀りさせて頂きたいと申しておりますが家族が判らない為お迎へ出来ず現在に至つております。
【御垂示】此の目と蛇とは関係はない。此目は頭脳内及び首肩の毒素が浄化作用によつて、目に集中するのであるから、頭脳を第一に浄霊すれば必ず治る。目脂及び痛みがあるのは治る作用である。但し薬毒を沢山入れてあるから相当長くかかる。目脂、涙、痛み等は全部薬毒の排泄の為である。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】昭和廿二年八月入信させて頂きました豊田サダ子(二十七歳)と申す信者、昨年十一月より結核の御浄化を頂き毎日御浄霊を頂いております。御浄霊を頂きますと楽になり痰も沢山出ます。特に腹膜から沢山出ます。本人は心から感謝致しておりますが一進一退で次第に衰弱し現在では身体全部特に足部に浮腫が出ております。又時々頭がボーツとしてぬけた様になります。父親は十五年前結核で亡くなり、主人の母親も九年前やはり結核と腹膜で亡くなつております。御神体は未だお祀りしてございません。御屏風観音様は本年一月お祀りさせて頂きました。主人も親戚の者も姉一人を除きまして全部お道がわからず反対で御座います。今後如何なる方針で進ませて頂きますれば宜しう御座いませうか。
【御垂示】之は反対者の生霊が邪魔してゐるのだから請合ふ事は出来ない。原因は頭脳を第一とし首筋、肩に毒素があるから、その部を浄霊すればよい。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】最近精神病で死亡致しました六十歳の男の信者の死体の腰の部分の脊骨の両側にそつて箸で突いた跡の様な穴が十ケ所位穿いておりました。俗に動物霊のぬけた穴だと申しておりますが、これは如何なるもので御座いませうか。動物霊は肛門や足以外から此様な穴をあけて離脱する事もあるので御座いませうかお伺ひ申し上げます。
【御垂示】此の穴は、霊の抜けた穴ではない。多分灸の跡ではないかと思ふが、死ぬ迄の療法や薬剤の事を聞かなければ解らない。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】三年程前に入信致しました信者で一家入信し御神体もお祀り致しております家で御座いますが、入信当時それまでお祀りしておりましたお稲荷さんの祠を調べました処、お札が何時の間にか紛失しておりました。近所の子供が取り出して捨てたものらしくその後へ玩具様のものが入つてゐたそうで御座います。そのままにして現在祀つてないので御座ゐますが、その後家の中が中々まるく治まらず特に現在は入信致しました父がひどく此お道の反対を申し、娘さんが人の御浄霊を致します事さへ許しません。他にも色々と曇りの多い家で御座いますが、此父の反対は捨てられたお稲荷さんと関係が御座いませうか、お稲荷さんの名前が分らなくなつてゐるそうで御座いますが、改めて祭ると致しますとどの様にしてお祀り致しますれば宜しう御座いませうか、御教へを賜はりたくお願ひ申し上げます。
【御垂示】多分稲荷の霊だと思ふが名前も判らずお祭りをする程の事もないから、そのままでよろしい。父親が反対し、家族の者が苦しむとしたら、家族の人達も罪穢があるのだから、人助けをするのがよいが、それも反対されるとしたら、出来るだけ御神書を読むようにする事である。それによつて身魂が磨けるから、父親の反対も段々薄らぎ、再び信仰を取戻す事になる。焦らず時節を待つべきだ。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】昭和廿三年入信致しました八道弘子(二十七歳)廿三年二月頃より腰椎カリエスにて四月より御浄霊を頂き、廿四年二月より膿が出始め現在迄続いております。夏頃一時結核症状で衰弱致しましたが御浄霊により元気を取戻しております。主人正治も昨年七月入信致し御神体もお迎へさせて頂いております。四歳になる子供がありますが本年一月頃より大人も及ばぬ様な大鼾をかいて寝る様になり、その頃から食欲が減り遊ばなくなり、次第に衰弱が増すので集会所に御浄霊に通つておりましたが、一度迷ひまして三月十七日より一週間医者に行きました処、急に痩せ衰へましたので、直ぐやめその後は真剣に御浄霊を頂く様になりましたが、一進一退で段々衰弱し只今では文字通り骨と皮でござゐます。食物は非常にかたより鯖の頭、小豆、チヨコレート等で野菜類は全然頂きません。先日政治さんが夢を見まして硫黄島で戦死致しました主人の弟が子供を連れて行こうとする処を危く止めたそうです。又弘子さんの父は現在の妻(主人の母)で三度目であります。その間に出来た三人の子供は生存致しております。一度目の妻は二子を残して死亡、二度目の妻は一子を残して死亡しております。弘子さんは二度目の妻の子であります。一度目の妻の長子が十年ルイレキでなくなり、その弟が十七年結核でなくなり二十年に主人の弟が硫黄島で戦死し、その弟が廿一年満州より復員後腰椎カリエスで十ケ月の患ひで死亡致しました。三度目の妻の祖母は老衰にて十二年に死亡、母は二十四年同じく老衰にて死亡し、現在の家に移りまして十五年になりますが六人死んでおります。弘子さんの父と三度目の妻との間の三人の子供の中、二番目の子供が(十九歳)五年前より癲癇になり一日に二、三回軽い発作が起ります。二年前より入信し集会所で御奉仕させて頂き熱心に信仰し元気になり感謝致しておりますが、発作は変りません。此病人の祖父は縊死しております。又教導師の人が泊りました晩何かに胸を抑へつけられたそうです。
右の事と子供の病気癲癇と如何なる関係がありませうか。
【御垂示】此一家は霊的に非常に罪穢が溜つてゐる。従而、此家の主人公が余程熱心に信仰して人助けをし、徳を施し、罪穢を軽減しなければ救はれない。且御夫婦共御神書を出来るだけ読む事である。信仰雑話中の夫婦の道といふ処をよく読むとよい。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】三重県阿田和町の信者尾宇江平之さん(夫婦共入信)の本年一歳の長男は生れつき頭髪及身体全体が真白で目は兎の目の様に真赤で御座いますが、実は廿四年一月母親が姙娠六ケ月の時他家より白兎の料理したのを貰ひスキ焼にして食べたそうでござゐますがその兎と何か霊的な関係が御座いませうか。外に思ひ当る事も御座いませんが、如何致しましたらよろしう御座いませうか。
【御垂示】無論、兎の霊の憑依である。然しそうなるのは、親の罪穢の為であるから、両親共熱心に信仰をし一人でも多く人を助けて徳を積めば、育つに従つて普通の人間のやうになるものである。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】昭和十九年に入信させて頂きました四十八歳の男子、半年程前に頭部左側に二銭銅貨位の丸い禿が出来まして御浄霊を頂いております中に、其処に白髪まじりで御座いますが元の様に段々と毛が生えて参りましたが其大きさの禿が移動し後頭部を廻つて只今は右側に移りました。移つた後は初めと同様白髪まじりの毛が生えて来ております。此様に禿が移動して行くのは霊的に何か意味がございませうか。
【御垂示】之は無論霊的であつて、人間の霊ではない。鳥か虫の霊である。気長に浄霊すれば必ず治る。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】三年前に入信致しました三十六歳の女、去年の秋頃より左乳に瘤が出来まして、その瘤が移動したり無くなつたり致します。瘤が出来ました時は大変苦しみます。之は霊的に如何なる関係がありませうか。
【御垂示】之は龍神の霊である。固まりの出来た時、その部を浄霊し、移動しても何処迄も根気よく浄霊すれば、段々小さくなり治つて了ふものである。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】一家四人入信し御神体を奉斎致しましてから三年になる、熱心な信者で御座いますが、入信前より主人は右足の膝が腫れ最近は一寸した拍子にもギクンとひどく痛み足の裏がつけない様に辛く腰が痛んだりポツポツと熱くなり、入信前より辛くなつて来ております。主人の父親は今より五十年前屋敷を買ひそこに古い稲荷があつたのを其家主が稲荷の御神体を持つて行きましたので、残つてをりました榊の木を切つて了ひました。其後二月が来ると水子が次々に亡くなりあまり不幸が続きますので、或人に見て貰ひました処、稲荷が祟つてゐるからと言はれて、又側に祭りその後引越しまして稲荷の祭が出来ないからと床の間に祭りました処、今度は年上の子供から亡くなります。人の勧めによりまして日蓮宗を信仰致しましたが一向よくならず、その後一家四人お道に入信致し、御神体をお祀りすると同時に、不要の物は全部処分して頂きました。昨年夏頃妻に霊が浮き、初代の先祖だと称し主人のお婆さんが自分は大変苦しみ(主人の父親が兵隊逃れにお婆さんの家へ貰はれてゆき、そのお婆さんは生前足腰が長年悪かつたそうで御座ゐます)仲々救つて貰へなかつた為に何人も殺した事をわび、お観音様によつてやつと救はれそうだといつて喜び、尚信仰を続ける様に、又家を守護する事等を述べました。その数日後稲荷が浮き家がないので帰れない。ここにはお光がつよくとても居られない。どうか帰れる様にして欲しいと申しますので、昔の地所に家を建てゝやり希望通り正一位稲荷明神として祭り、そこに住んでゐる人に話してお詣りして頂いておりますが、その後も体の状態が変りませんので光明如来様にお念じ致しておりました処、最近又稲荷が浮き浄まつてお経を沢山聞かねば帰られない。正一位稲荷でなくて権兵衛稲荷として祭つて欲しいと申しますので、希望通りに致しました。尚お婆さんと一緒に家の中を荒した事などをわびまして、今度こそ帰りますと申します。浮く毎にその通りにしてやりますが一向よくなりません。如何様に致しますればよろしいでせうか。
【御垂示】足の腫物は薬毒がそこから出るのだから結構である。膝裏から腎臓部、右股の付根を押すと痛い固まりがあるから、そこを浄霊すれば治る。又稲荷へは天津祝詞を奏げて言葉を以て、此家へおいて貰ひたければ温味しくしなさい。災ひをするなら、速かに帰りなさいと言つてやればそれでよろしい。後、何か要求しても言ふ事を聞いてはいけない。唯、差支えない願ひなら聞いてやつてもいいが、無理な願ひならよく道理を説いて、たしなめてやればそれでいい。余り狐霊のいふ事をきくと、段々図に乗るから限度を決めて、それ以上応じなければ、狐霊は諦めて了ふものである。
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昭和二十五年十月十五日
【お伺】田舎では土葬の際昔葬つた処を掘り返して又新しく亡くなつた人を葬るそうで御座いますが、斯様に致しますと、昔の骸骨が出て来たりする事もあるそうで御座います。此様な事は致しても宜しいもので御座いませうか。又土葬の際お守様は如何致しましたら宜しう御座いませうか。お伺ひ申上げます。
【御垂示】これは事情によるものである。墓所が狭くて、他へ埋める事が出来ない場合は、霊も承知するから差支えない。御守様は焼くのが本当であるが、本人の希望なれば、そのまま掛けても差支えない。
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昭和二十五年十月十五日
従来本欄を、「妙智の光」と題して別院で明主様から、御即答戴いた御垂示の無数の筆写中より抽出掲載したのであるが、八月一日以降の御伺い事項は本誌上にて御解答戴ける事となつたので本号から、之を実施し、本欄をそれに充当した訳である。右念の為。 井 上 生
(地天十七号 昭和二十五年十月十五日)