中村氏、真山氏との御対談(二) 汚職は浄化作用なり

真山氏 新聞で御承知と思いますが、政治汚職が毎日の新聞を賑わしておりますが、これは如何なものでございましょうか……。

明主様 あれは浄化作用というわけです。そういった悪い事、間違った事をすると曇りが溜るから、その浄化があるわけで、病気と同じです。

真山氏 そうしますと、必然的なものでございますか……。

明主様 無論そうです。借金するから返さなければならないようなもので、自分で作ったものです。借金を返すには苦しみがありますから、そこで苦しむわけです。処がこの信仰は苦しまなくてやるというわけです。

真山氏 浄化されております今の日本の政界というものは、治りますでしょうか……。

明主様 治ります。しかしあれを治す方法は救世教以外にはありません。

真山氏 救世教はその手段として何か方法をとっておられますか……。

明主様 日本に信者が増えつつありますが、これがその現われです。処がああいう偉い人は体的には敏感ですが、霊的には甚だ鈍感なのです。だから分りかけが遅いのです。というのは要するに学問を受けたり、社会で偉くなった人というのは科学迷信の根強いものに囚われてますから、そこが普通の考えとはアベコベになってます。

(昭和二十九年七月二十八日)