乱視も(近視と)同様の原因で、萎縮腎の為、頭部に向って進行する毒素は、延髄附近にも固結するので、眼球に送血する血管が圧迫され、眼は貧血を発す事になる。つまり眼の栄養不足で、其為視力が弱り、遠方迄見得る力が足りない。右の固結を溶解するに従って、乱視眼は全治する。只乱視の方は、浄化の為人により固結状態が絶えず動揺し、血管を不規則に圧迫する為、視力も動揺するからである。乱視は、光線と物体映写の刺戟に眼の方が負けるのであります。よく乱視の人は日向を見るとまぶしがるのは、光線の刺戟に堪える力が乏しいからであります。
眼は後の方をよく治療するのです。眼の悪い人に限り、眼の裏の方が非常に凝ってゐるもので此辺をよく浄化するのであります。眼病の治療日数は、最初に於て言明する事は不可能でありますから、先づ一週間位治療し、其効果によって判断すべきであります。
〔浄霊箇所〕
後頭部、延髄、肩、腎臓