疫痢

疫痢は割合多い病気で、且死亡率も高いから、最も恐れられてゐるが、此症状は最初から頻繁な欠伸が特色で、全然食欲もなく、グッタリして元気がなく、眠りたがる等で、それらの症状があれば疫痢と見ていい。此原因は上半身にある殆んどの毒素が、浄化によって胃へ集まり、それが脳に反映し、脳症が起り易いので、医師は恐れるのである。然し浄霊によれば実に簡単に治り、一日か二日かで全治する。

此病気は、十歳以下の小児に限るのであって、五、六歳が最も多く、二、三歳が之に次ぐのである。症状は、最初発熱、嘔吐、甚しいのは痙攣が起る。今迄元気で遊んで居ったのが、急にグッタリとするのである。非常に眠がり、欠呻をするのは最も悪性で、一昼夜以内に死の転期をとるといふのが尠くないのである。

原因は浄化作用に由る毒素が、最初胃へ集溜し、その反射作用によって脳症を呈するのである。そうして胃に滞溜した膿は、順次腸へ下り、下痢となって排泄されて治癒する。治療は、胃部を第一とし、後頭部、後頸部を第二とし、腸部を第三とするのである。本療法によれば、二、三回で容易に治癒し、実験上、治癒率百パーセントでありますから、生命に係はることは無いのである。次に、疫痢又は百日咳等による小児の痙攣の場合非常に驚くのであるが、之は少しも恐れる必要は無いので、如何なる激しい痙攣でも二、三十分にて、放置してをゐて治るのである。

〔浄霊箇所〕
胃部を第一とし、後頭部、後頸部を第二とし、腸部を第三とする

小児病 疫痢(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)
小児病(文明の創造 昭和二十七年)