子宮癌

此病気は割合多く、治療困難とされてをります。症状としては、子宮部の痛み、出血持続、悪臭の白帯下等であります。原因は、子宮の外部に溜結した毒血と水膿が、時日経過によって濃度を増し、化膿性となって子宮の内壁にまで侵入するのであります。此点胃癌の経路と同一であります。

本療法によれば、驚異的に容易に治癒するので、軽症で一週間位、重症で三週間位と思へばいいのであります。但し治療の場合、多量の出血をする事がありますから、予め患者に言明してをく必要があります。そうして出血がある程速く治るのであります。

然し末期で衰弱が余り甚しいのは治療困難であります。何となれば癌腫溶解迄生命が保てないからであります。

〔浄霊箇所〕
下腹部、鼠径部、背面腎臓部

子宮癌(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)