子宮後屈

此病気は非常に多く、医学上では不姙の一原因とされてをります。然し、後屈と言はれて姙娠した婦人も相当ありますから、絶対ではないのであります。症状としては、腰部及び下腹部の不快感等であります。

原因は、子宮の裏面の部に水膿が溜結し、それが為に牽引され、又は下腹部の水膿溜結に圧迫されて子宮の位置が変化するのであります。故に、腰痛や不快感は後屈のためではなく、水膿溜結の方が直接原因であります。

而て、本療法によってそれを溶解すれば、容易に全治するのであります。一週間乃至三週間位でよく、施術は、腰部特に尾骨の附近を指圧して痛む所と、下腹部を指圧して痛み或は凝結のある所を行へばいいのであります。

〔浄霊箇所〕
腰部特に尾骨の附近を指圧して痛む所、下腹部を指圧して痛み或は凝結のある所

子宮後屈(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)