救世主

キリストは人類の諸々の罪の赦し主である。救世主は罪を赦しに現われるのである。


神明統一者である。キリストの㋖は天地を貫く貴い字で、神の霊返しは㋖である。キリストが雲より降ると言う事があるが、人間が雲に乗ることは絶対に出来ない。人間が雲の上に止っていられん事に出来ているのである。是が出来たら天地の律法に反することになる。

イエスとはイスラエルの事にして、㋓は天地を貫かぬ。エは枝の働き、又江は水の枝、スは一人で統(スベ)るとなる。素盞嗚尊の分身・分霊の事となる。雲から降ると言う事は何か。日月を隠すものは雲である。神を隠すものとなるのである。神を隠すものは雲の働きである。

是は科学文明の事である。神を隠すものは現代科学文明である。今の文明は如何に神を隠そうかと一生懸命である。神を隠そうと今の学者が総ての神とか霊とかを無視して此の事を発表すると、皆インチキであると決定して終う。

而も今の世の神とか霊とか言う連中が多くインチキばかりやっているのが多い為で、本物こそ良い面の皮である。是が為本物は非常に迷惑であるが、是を区別することを致さない警察は実に情ない。科学が如何に神を隠すことに一生懸命であるか、それが雲の働きである。

現代文明は科学の文明である。現代に於いては現われると言う事が雲から現われるという事である。則ち天から降ると言う事になるのである。

神霊文明-科学文明

神霊文明が天で、科学文明が地であるから、神霊文明から科学文明へ降るのである。

(昭和十年八月五日)

キリストの再臨

二千年の後黄金の国にキリストが再臨すると予言してあります。黄金の国とは日本の事である。人の顔を見れば日本人は黄金色をしているのである。支那人は青金の色であり、日本の地下には金が沢山ある。その霊気により黄色となるのである。

キリストとイエスと一度に再臨するとある。キリストはイエスの父なのである。イエスでは世界統一は出来ん。二千年前ですら出来なかったのである。国常立尊が一度世界を統一した事がある。

今イエスが現われて罪を贖った処で赦すことが出来んから、何程出ても無駄である。観音会のことを世界で知ったら驚く事である。今度は本当に金剛力を持った神様が出て今迄の世を救うのである。而も罪を赦す権力を持って出られるのである。

神様が仏に化して外国へ行ったから仏になったのだ。

物は外郭であり心が中心である。
神様が外国へ行って仏になったのだから、日本へ帰れば神様であらねばならない。神仏を逆にすれば仏神であるから、逆(釈迦)の教である。

外は空で中が魂であるから、人の事を「カラ魂」と云うのは肉体と魂を言うことなのである。空っぽへ霊が止るから霊止(タマシ)というのである。霊体がくっ付いていなければいけない。離れては開く事になる。八の字である。霊は左にして体は右である。

今迄は仏神であったが三段となり、仏神に伊都能売が加わって仏、神、伊となったのである。この三段が区別があって無く、又無くてあるのが今後の事である。

中心が天皇其の上が伊都能売大神その外が神で仏は滅するのである。
此の図を縦に見れば左図の如くである。

又斜に見れば、

大東京が十五区から三十五区になったのである。
海を埋めて丸くなるのであるが是は今後の事である。市役所が月島に移転する等の問題もこの為の御経綸である。


統一が成る事になれば、今迄は土でなく泥であったから固らずにいたのである。その為地震があったり、何かしたのである。今後に於て完成する時初めて地となるのである。地となれば地震や色々の災難も無く地上天国となる。

(昭和十年八月五日)