無神論者の言葉を詰めれば、虫論者となる、之は御自分が虫ケラだからツマリ自己弁護という訳だね、その虫ケラ共を人間に救い上げるのが、吾々の仕事なんだが、時々糞壺の蛆虫を床の間へ上げてやると、臭くないので、苦しい苦しいといって逃げ出す奴があるんだから、糞面白くもねえ、糞でも喰え、此糞ッ垂野郎といいたいが、そこはそれこちらは神様のお使いなんだから、糞忌々しいが、糞我慢、糞イキ味して、何糞と言いたい処を押えつけるんだよ、ああ臭くて胸糞が悪くなったから、此位でよそうよ
今度追放解除になった御偉方口を揃えて五年間格子なき牢獄で苦しんだというが、久しぶりでいい気持になって、浮かれた揚句、今度は格子ある牢獄へお入りにならんようにしなさいよ、とも何共言わないよ
英国のアングロ、イラニヤン会社問題が段々悪くなるので、流石の英国もイランイランしているが、イランの方は石油権は絶対イランとは言わないよと、強硬に頑張るので、今やタイランが起るかも知れないと、イラン事を心配している奴もおるだろう
(栄光百十四号 昭和二十六年七月二十五日)