寸鉄 (救世四十八号)

片山仙人、人間共に愛想を尽かして、どうでも勝手にしろ、俺は山へ帰るよーと言ったか如何だか

重症患者日本、頭はガンガン、喉はゼイ税、心臓はドキドキ、腹はペコペコ、糞詰り、一人歩きが出来ず、ハテ如何したらよからうと言ふから、神薬を呑みなさい

政治は嘘で固め、作物はクソで固め、医学は薬で固めるとしたら、今に国が固まって了ふだらう

今、宗教界の人気者は本教とされてゐる、その原因を知ってるか、新聞の無料広告の為だよ

宗教にも人気と不人気があるといふのだから、映画スター、エロ作家、裸ショウみたいなもんだね

大野伴睦君が尻をまくったんで、吉田大親分ギャフン鈴モサ君が尻をまくったんで、片山君ギャフンとすれば、今後政治家たるもの、尻をまくるに限るとさ

俺はソ聯へ生れて来たらよかったと口惜しがってゐるそうだよ、野坂君や徳田君

日本の飯を食ってソ聯の御用してゐる共産党幹部は、飯泥棒だね

日本人が日本へ居候してゐる野坂君等

(救世四十八号 昭和二十五年二月四日)