寸鉄 (光新聞四十一号)

本教は今、厳重な防禦施設を施している、それは一体何のためかと聞きたいだろうが、外でもない犬の糞除けだよ

吾々が一寸仕事をし出すと、日本中の新聞雑誌が書きたてるとは、日本も狭いものだよ、何れ本当の事をやり出したら、日本人はみんな気絶するだろう、とは聊か自惚れかね

要するに、蚊の眼玉を人間の眼玉にするんだから大変さ

今に腰の病が殖える事は請合だ、地上天国の大看板を見ると、みんな腰が抜けて了ふから

今にミロク人種が殖えて、モーロク人種が減るんだとさ、その時、ソレミロクと言ってやるかな

今に見ろ、クやしがるぞ、神様にお邪魔した罰で、クタクタにクタびれて、揚句の果はクルしまぎれに、クビを縊(クク)る奴等が沢山出来るだろう、ロクでもない、クダらない人間のクズが、ゾクゾクカタづくだろう、ボクはそれを待つんだ、ア丶クタびれた

虫ケラも人間様になれるんだから、観音様は有難いよ

読売紙は目下記者募集中、但し盲唖学校出に限るんだと

成程、麻薬流行時代だよ、麻薬新聞も出るんだから

(光新聞四十一号 昭和二十四年十二月二十四日)