岡田先生療病術講義録

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扁桃腺炎

扁桃腺は、外の方から指触すれば直に腫が判るので、診査は極容易であります。よくルゴールといふ薬で焼くが之は面白くないやうです。此療法は、私も昔随分やられましたが、反って長びいて慢性になりやすいのであります。焼く為に一週間も二週間もかかります。...
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アデノイド

之は、鼻と喉の間に「腫物」が出来る。之は外の方から、鼻と喉の間あたりの見当をつけて治療すれば治ります。殆んど子供の病気ですが、うっちゃっておいても成人するに従ひ治るのであります。(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)
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舌癌

之は最初、顎下腺に水膿が溜結して段々に深部へ移行し、終に舌根を犯すのであります。此病気は、舌を動かせば痛み、物を食べると滲みる。なかなか苦痛であります。此病気の手術の結果は、面白くないやうであります。手術をすれば、縫ふ為に舌はとても吊るので...
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舌病

吃音は-「生来の吃(ドモリ)」と「中風其他の為に呂律の廻らない」のとありますが-いづれも舌の運転が意志通りにならぬものであります。後天的の方は-顎の下の所を見ると、図の如く塊があります。それを圧すと痛い。之が原因でありますから、それを溶か...
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歯疾患

歯痛の原因としては-(一)は、歯根膜炎で、「歯の根」に膿が溜るもの。(二)は、歯神経の痛むもの-との二種であります。本療法で、非常によく治るんであります。歯痛を治療する場合は-先づ最初に「上歯が痛むか、下歯が痛むか」を訊き、其部を外から治療...
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顔面神経痛

此病気は、顔面の神経麻痺で症状はいろいろありますが、普通の症状としては、顔の半面又は口形が一方へ引吊るやうに曲り、甚だ醜いのであります。之は、顔面諸所を圧すと必ず痛む所があります。その個所に水膿溜結してゐるから、それを溶解すれば漸次治るので...
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耳病

耳は全聾と半聾、耳鳴、中耳炎、耳垂等があります。聾は、中耳炎などの為に自然的に鼓膜が破れたのと、手術などで人為的に破ったのとあります。又其鼓膜の破れ具合によって、軽い重いがあります。然し鼓膜はなくとも相当に聞えるものであります。中には、鼓膜...
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鼻病

鼻病で一番多いのは蓄膿症であります。蓄膿症は、鼻の孔が塞がる症状で、之には根原が二種あります。それは、鼻柱の両脇の場合と、眉間から両眼の間に膿が常に溜っては鼻孔から出ようとする。然るに膿が濃い為に出切れず、途中で固まるのであります。普通左右...
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眼病

一番の眼目は眼で、眼にも種々な病気がある。又此眼病は割合多くて治り難いのでありますが、眼そのものの病気としては治り難い事はない。然し誤れる療法の為に助かる眼も駄目になって了ふ場合がよくあるのであります。近来非常に多いのは何といっても近眼であ...
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上体の中部

此前は上体の上部の話でしたが、今日は上体の中部であります。(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)