著述編

栄光

悪の世の中

現在世界のどの民族もそうだが、戦争と病気の不安、思想問題、経済難等、何や彼やで苦しみ抜いているのは、誰も知る通りであるが、茲では先づ日本の一々に就てかいてみよう。其中での大きな悩みである経済難からかいてみるが、政府は固より、民間に於ての経済...
栄光

医学断片集(二十) 塵芥溜には虫が湧く

時々訊かれる事だが、人間の腹の中に寄生虫が湧くのは、どういう訳かという事である。ヤレ蛔虫、十二指腸虫、蟯虫など色々あるがそれに対し私は斯う答える“つまり人間の腹の中へ虫が湧くのは、腹の中が塵芥溜と同じになっているからである”と言うと、誰しも...
栄光

薬毒の恐怖

凡ゆる病原は薬剤である事は、私の常に唱えている処であるが、之に就て一層深く突込んでかいてみると、右の原理を常に頭に置いて診査すればよく分る。例えば此病気は何の薬を服んだ為とか何の注射の為とか、何を塗布したからだとか、洗滌したからとかを考えて...
栄光

悪の追放

現在の世の中は、まだ文化の進歩が遅れている為ではあろうが、どうも識者なるものは実に馬鹿々々しい事に骨を折っている。それは何かというと、ヤレ共産主義とか、社会主義とか、資本主義とか、何々主義などといって、色々な主義を作り、一生懸命になっている...
栄光

(ス)の文化

此標題を説くに当っては、先づ最初 (ス)の意味からかいてみるが、見らるゝ通り(ス)とは、○の真中にチョンが点いている。只之だけなら別に大した意味はないが、実は此 (ス)の形程神秘偉大な意味はないのである。それは何かというと、此○は斯ういう意...
栄光

医学の罪悪観

此標題を見たら、第三者としては余りの意外な言葉に、唖然として私の頭脳を疑うかも知れない。然し私にして初めて言える言葉で、他の如何なる人も言う資格はないであろう。何故なれば現在の世界は其悉くの民族は、現代医学を以て無上のものと信じ、些かの疑い...
栄光

宗教と妨害

昔から宗教に妨害は附物とされているが、その中の一番大なるものは、彼のキリストの受難であろう。其外釈迦に提婆なども有名なものだが、日本に於ても法然、親鸞、日蓮等の受難も衆知の通りであるし、近い処では天理教、大本教、人の道等もそうであったと共に...
栄光

死後浄霊十分にして蘇生させた此大奇蹟

本教信者が顕わす奇蹟の素晴しい事は、今更言う迄もないが、左の御蔭話は心臓が停止していたのを、十分間の浄霊で蘇生させたという奇蹟である。斯んな素晴しい起死回生的事実は、未だ嘗て世界に例がないであろう。若し之が医学上での成果とすれば、世界医学界...
栄光

医学関係者に警告する

本教は現代医学が如何に間違っているかを理論と実際の上から常に知らしており、其発表を始めてから最早十数年になるので、大抵な医事関係者諸君は知っているであろうが、茲で大いに注目されたい事は、年を経る毎に本教の理論が、益々光を放って来る事実である...
栄光

本教と社会事業

よく本教へ対して、メシヤ教は割合社会事業に冷淡だが、どういう訳かと訊く人があるが、之は実に可笑しな質問であると思う。今それを詳しくかいてみるが、本来宗教と社会事業とは、似て非なるものである。何となれば宗教は精神的救いであり、社会事業は物質的...