文明の創造 科学篇 其他のもの 之は少ない病気だが、心臓が元で脳に影響する症状である。それは心臓弁膜症などある人が、一寸した事で動悸と共に眩暈が起るので、之は何が為かといふと、心臓の周囲即ち胸部、横腹、肩胛骨下部等に固結のある場合、それに浄化微熱が発るので、心臓が昂奮し、... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 耳鳴 之も多い症状であるが、医学ではどうする事も出来ない。併し別段命に関はる程の病気ではないから、大抵放って置くが割合辛いものである。此原因もヤハリ延髄部の固結で、之が不断の微弱な浄化によって、溶ける其音が耳に響くのであるから、之も其部の固結を溶... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 睡眠不足 睡眠不足とよく言はれるが、之は結果であって、睡眠困難といふのが本当であらう。然し之も病気とは言へないが、病気の原因になる事が大いにあるから、仲々馬鹿にはならないものである。此原因は全く一種の脳貧血であって、延髄部に固結が出来、それが血管を圧... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 脳貧血其他 次に脳貧血をかいてみるが、之は脳溢血と反対であって、脳溢血は毒血が頭脳に入り、脳の血液が増へるに反し、之は脳の血液が減少の為発る病気である。では何故減少するかといふと、人体は絶へず頭脳に向って、送血されてゐるので、之が一定量なら何事もないが... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 上半身の病気と中風 上半身の病気に就ては大体かいたが、未だ書き残したものがあるから、之からかいてみるが、先づ今日最も恐れられてゐる病気としては中風であらうから、それを最初に説く事とする。今日、若い者は結核、老人は中風といふやうに、相場が決ってゐるが、全くその通... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 神経痛とリョウマチス 単に神経痛といっても色々あるが、それは勿論場所によるのである。然し普通は手や足や肋間等でリョウマチスを併発する場合も多く、要するに此病気は、外部的神経が痛むだけで、内臓は何ともないのである。只特種のものとしては骨髄炎の痛みで、之は薬毒が骨に... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 肝臓、胆嚢、膀胱の結石 医診でよく言はれる肝臓病といふのは、実は誤りで、肝臓そのものには異状がないので、只肝臓の外部に薬毒が固結してをるのを間違へたものである。然し勿論其毒結が肝臓を圧迫してゐるので、苦痛であるのみか、之が黄疸の原因ともなるから、始末が悪いのである... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 喘息 喘息に関しては、医学では全然判ってゐないのである。といふのは医学に於ける喘息の説明は、殆んど問題になってゐないからである。ヤレ、アレルギー疾患だとか、迷走神経の緊張だとか、神経過敏性とか、そうかと思へば食物とか、土地とか、中には部屋の構造、... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 主なる病気(二) 肋膜炎と腹膜炎 肋膜炎は、医学でも言はれる如く、肺を包んでゐる膜と膜との間に水が溜るので、之が湿性肋膜炎と言ひ、膿が溜るのを化膿性肋膜炎と言ひ、何も溜らないのに膜と膜との間に間隙を生じ、触れ合って痛むのを乾性肋膜炎と言ふのである。湿性の原因は、勿論胸を強打... 2020.10.07 文明の創造
文明の創造 科学篇 主なる病気(一) 腎臓病と其他の病 私は、人体の重要なる三大機能の大体をかいたが、之から主なる病気に就て解説してみよう。腎臓は体内機能中、三大機能に次いでの重要なる役目をしてゐるもので、之は医学でも唱える如く、一旦腎臓へ集溜されたる液中から、貴重なるホルモンを抽出すると共に、... 2020.10.07 文明の創造