救世

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宗教は世界的たれ

抑々、宗教なるものは如何に他の条件は完備していても、その根本は世界的でなくては真の宗教とは言えないのである。何故なれば民族的、国家的だとすれば、今日迄の世界の実態と同様、争を生ずる事になるからである。という訳はお互い自分の宗教の優越を誇り、...
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世界的名所としての瑞雲郷

今、私が造りつつある熱海桃山の地上天国の模型は、最初は関東一と謂はれていたが、工事が進むにつれて日本一といはれ、最近に至っては世界一と謂はれている。成程宗教的建造物として世界で有名なのは、旧い所ではギリシャのパルテノンであり、近世のものとし...
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「おかげ」の批判 毒素を排泄せよ!

信ずるところから光明(本文省略)批判のお言葉前者は、最初背中に出来た腫物を何にもせず放置しておけば順調に化膿し膨大し、自然に孔が開いて膿血を出し完全に治癒すべきに拘はらず手術した為の法則である化膿不充分の結果再び足部に腫物が出来た訳で幸にも...
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「おかげ」の批判 薬浸りから病苦の一家

原因に目覚めれば幸福に(本文省略)批判のお言葉右の一家は長年のキリスト教信者であり乍ら、殆んど一家病人ばかりで、特に母親は廿七年間眼病というのだから、全く病苦の一家といっていい。処が此家は、主人公が市内第一の大きな薬局と懇意である事と、役所...
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宗教に自由はあるか

世間一般の宗教観は、宗教というものは、非常に自由がないように思い、窮屈を恐れて触れない者も相当あるようである。処が之は大きな誤りで、斯ういう誤りの原因は全く既成宗教の中の小乗信仰に因るのである。小乗信仰は難行苦行と禁欲主義を実行する事によっ...
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冷えるという事

冷えると小便が近くなるのはどういう訳かと時々聞かれるから茲にかいてみよう。先づ人体と水分との関係であるが、人間は水分を口から飲用するばかりではなく、不断に空気中の水分を肺臓の呼吸によって吸収しているので、此量は予想外に多量に上るのである。何...
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男女合権論

男女同権論は民主主義の産物として、洵に合理性に富んだ良識であるが特に日本などは長い間余りに女性の権利を無視し不幸な地位に置かれてゐたのが、男女同権によって如何に救はれたかは今更言うまでもないが、之も行過ぎによる弊害も注意すべきである。という...
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株価値下りの原因と其前途

最近の株価は、一頃からみると、普通半分から三分の一、ひどいのになると十分の一以下になったものもある。之が為、大損をした者数知れずという訳で、実に同情に堪へないものがある。中には気狂いになったり、自殺する者さえあるというのだから、全く気の毒を...
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栃木地方の地震の原因

今回の栃木地方の地震に就て、吾等の見解を述べてみよう。此の地震は気象台でも原因は判らないとしているが、之は判らない筈である。現在の気象学では、今回の如き地震を判る程度には達していないからで、唯物科学の研究だけでは何世紀かかるか判らないのであ...
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今流行のインフルエンザ

最近、全国各地に流行性感冒が猖獗(ショウケツ)してをり益々蔓延の兆ありとの事で、当局も躍起となって、原因を検討してゐるが、今以て真の原因は判らないようである。その症状としての「特徴は悪寒、頭痛がはげしく、首、背中、腰、手足の筋肉や関節が痛み...