「おかげ」の批判 毒素を排泄せよ!

信ずるところから光明

(本文省略)

批判のお言葉
前者は、最初背中に出来た腫物を何にもせず放置しておけば順調に化膿し膨大し、自然に孔が開いて膿血を出し完全に治癒すべきに拘はらず手術した為の法則である化膿不充分の結果再び足部に腫物が出来た訳で幸にも浄霊によって治ったからよいが、もし右の足部の場合手術したなら又別の所へ出来たかも知れないのである。

後者は、最初腫物の出来た時先の子供の切開、死に至らしめた失敗があるので、本教に縋るようになったのが倖せであった。而も浄霊三日目沢山の膿が出て跡形もなく治った事は全く手術を躊躇してゐた為、充分化膿したからで、浄霊するや間もなく排膿した訳である。

之によってみても如何に腫物は手術に悪いかが判るであらう。処が世人は腫物は切開する方が早く治るように思うのが大間違いで、自然放置なれば早く治り、再発や痕跡も残らないのである。全くその愚や及ぶべからずである。

次の火傷の場合も浄霊一方で治り前よりも綺麗になったという事は、火傷によって顔面部の毒素が排泄したからで、血が綺麗になった為である。処がそれを知らない為に薬をつける。すると薬毒が滲み込んで醜い顔となり、それが何年も続くのであるから困ったものである。

(救世四十八号 昭和二十五年二月四日)