自観叢書

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六 キリストの審判と自観師

キリスト教に、「神の審判」の教訓あるは何人も知るところである。自観師にもまた「審判」の思想がある、そは師が『讃歌集』に、厳かな神の審判に赦さるる人にこそなれ身魂清めて誤れる道や心に気付かずばやがて滅びむ神の審判にと詠めるによっても明かである...
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五 和歌を通して見る自観師の精神

自観師著『讃歌集』に師自作の和歌が輯録されてある。此和歌に最もよく師の精神が現れておる。今其中より十数種を択び、夫を通して師の精神を検討するであろう。キリストも釈迦も讃えむ大いなるわが神業を幽世に居まして万人の再臨待ちしキリストもメシヤもみ...
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四 米国キリスト教と自観師の共通点

1 渡米前後のキリスト教自由派の巨頭、エマーソンが「真の米国キリスト教は、新大陸大平原の中に打ち建てられる」と宣言した、その米国キリスト教とは如何なるものか、原始キリスト教に比較して、その進歩変化や如何、これ等の叙述に先だち、米国渡米前のキ...
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三 キリストの神と自観師の観音

1 キリスト教発生前の神格キリスト教に於ける神については、其の淵源を尋ぬれば、遠くヘブライ人の信仰神たりしヤハウェ=エホヴァにさかのぼらねばならぬ。此の神はもと、シナイ山に宮居すると考えられていた一つの自然神で、ヘブライ人の間には古くよりヤ...
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二 山上の垂訓と自観師

1 「垂訓」の真理性キリスト教に於ける「山上の垂訓」は福音書中の魂魄とも称せられ、アメリカ第一六代の大統領リンカーンは、田舎の一弁護士時代より此の聖訓によって南北対立問題に根本解決を計らんと決意したと伝えられ、大統領に就任後も、一切の政策は...
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一 緒言

松井誠勲二〇〇〇年の昔、パレスチナのナザレに生れしキリストは、「天国は近づけり」と叫び、今また生を日本にうけし岡田自観師は、「天国を建設す」と称え、「時已に熟せり」と説く。古今につらなり、東西相呼応せる此の二大獅子吼こそ、 果たして何を意味...
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神秘家としての岡田自観師

一 自観師の見神前後自観師は目下偉大なる霊能力を発揮し、病気治癒の恩沢に浴する者全国に渉り、其の数既に二〇万人に垂んとすると称せられ、更に無肥料栽培を提唱して着々その効果を挙げ、また地上天国の模型を熱海及箱根強羅に建設しつつ、軈ては此の理想...
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預言者マホメット

一 イスラム教と教祖マホメット最早誰でも知っているように、イスラム教はその中国名を回教と言い、また別にフイフイ教とも呼ばれている唯一神観に立つ宗教であって、所謂教祖マホメットの教えであることはここに改めて新しく言うまでもないことである。その...
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パウロと神霊

一 パウロとユダヤ教歴史上にパウロほど興味深く、また感激的な人間は実に稀である。パウロはピリピ書の中で自分の生れた人種について誇らしげに書いておる。「我は八日めに割礼を受けたる者にして、イスラエルの血統、ベニヤミンの族、ヘブル人より出でたる...
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イエス・キリストの神秘性

一 イエスの誕生とその背景イエス・キリストについての優れた研究は古来非常に多い。況してやイエス・キリストに関する書籍などそれこそ汗牛充棟もただならぬものがある。けれども、根本的にいって、イエスとキリストとを全然同一視する立場と、一応イエスと...