御神書

文明の創造

総篇 地上天国

地上天国とはバイブルから出た言葉であり、仏教ではミロクの世といひ、西洋ではユートピヤなどといふが、勿論意味は同一であって、つまり理想世界である。之が曩にかいた如く神の目的であるから、現在迄の歴史は其世界を造る過程であったので、幾変遷を経て漸...
文明の創造

総篇 救ひ主と贖罪主

私は之迄悪に就ての根本理論として、悪が必要であった事、悪によって今日の如き文化の進歩発展を見た事をかいて来たが、茲で今一つの重要な事をかかねばならない。それは有史以来今日迄幾多の宗教が生れ、其説く処は例外なく善を勧め、悪を極力排斥したのであ...
文明の創造

総篇 健康と寿命

私は之から医学を全面的に批判解剖してみるが、其前に健康と寿命に就てもかかねばならないが、現代医学が真の医術であるとすれば、病人は年々減ってゆかなければならない筈であり、それと共に寿命も漸次延びてゆかなければならない道理であるばかりか、そうな...
文明の創造

総篇 悪の発生と病

前項の如く悪の九分九厘に対して、善の一厘が現はれ、絶対神力を揮って既成文化を是正すると共に、新文化を打ち樹てる。早くいえば掌を反えすのである。之が今後に於ける神の経綸の骨子であって、其破天荒的企図は想像に絶するといってよかろう。之に就ては彼...
文明の創造

総篇 悪と守護霊

前項の如く、現在迄必要であった悪が、不必要になったとしても、そう容易(タヤス)く追放される訳にはゆかないが、それに就ての神の経綸は寔に幽玄微妙なるものがある。之は追々説いてゆくが、茲で前以て知らねばならない事は、抑々宇宙の構成である。言う迄...
文明の創造

総篇 天国建設の順序と悪の追放

抑々此世界を天国化するに就ては、一つの根本条件がある。それは何かといふと、現在大部分の人類が心中深く蔵されてゐる悪の追放である。それに就て不可解な事には、一般人の常識からいっても悪を不可とし、悪に触れる事を避けるのは勿論、倫理、道徳等を作っ...
文明の創造

総篇 既成文化の謬点

此著は序文にもある通り、現代文明に対する原子爆弾といってもよからう。そうして既成文明の根幹となってゐる宗教も、思想も、哲学も、教育も、科学も、芸術も悉く包含されてをり、其一々に就て鋭い眼を以て、徹底的に批判し究明し、赤裸々に露呈してあるから...
文明の創造

総篇 序文

此著は歴史肇って以来、未だ嘗てない大著述であり、一言にしていへば新文明世界の設計書ともいふべきもので、天国の福音でもあり、二十世紀のバイブルでもある。といふのは現在の文明は真の文明ではないので、新文明が生れる迄の仮の文明であるからである。聖...
文明の創造

文明の創造

■総篇・総篇 序文・総篇 既成文化の謬点・総篇 天国建設の順序と悪の追放・総篇 悪と守護霊・総篇 悪の発生と病・総篇 健康と寿命・総篇 救ひ主と贖罪主・総篇 地上天国■科学篇・科学篇 病気とは何ぞや・科学篇 病気と医学・科学篇 医学の解剖・...
著述一覧(未発表)

著述一覧(未発表)

・観音講座(昭和10年)・新日本医術書(昭和11年)・医学試稿(昭和14年)・神秘光線(昭和20年)・世界の予言書(昭和20年)・二十一世紀(昭和23年)・文明の創造(昭和27年)・私物語(昭和27年)・医学革命の書(昭和28年)・未発表御...