自観叢書 善人よ強くなれ 熟々今日の世相を観るに、悪い奴があまりにノサばり過ぎている。それが為、善人が如何に虐げられ苦しみつつあるかで、之は誰も知る処であろう。それに就てその根本の原因をかいてみよう。昔から兎角善人は弱いもの、悪人は強いものとされている。之が為悪人共... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 信仰の種類 単に信仰といってもいろいろ種類がある。ざっと書いてみるが、お陰信心。景場信心。有難信心。利用信心。神憑信心。身欲信心。たがる信心。御無沙汰信心。浮気信心。気紛れ信心。鰹節信心。贋信心。-等々ある。之等を一つ一つ解説し... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 第三宗教 本教が宗教として、既成宗教並に見られているのは致し方ないとしても、実は既存宗教とは比較にならない程の著しい異いさのある事である。第一本教には、神道も仏教もキリスト教も、哲学も科学も芸術も包含されて居り、又左派も右派も、資本主義も社会主義も共... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 低気圧は人災なり 昔から颱風や、暴風、洪水等はすべて天災と言い不可避の現象として諦めていた事は誰も知る処であるが、吾等から言えば実は天災ではなく人災である。それを之から解説してみよう。今日之等の災害を少しでも軽減しようとして、科学は気象学の研究進歩に努力して... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 智慧の光 世の中で一口に智慧というが、智慧にも種々あり、浅い深いもある。それ等に就て解説してみよう。智慧の中でも神智、善智、叡智は最上のもので此等の智慧を磨くべく大いに信仰を励むべきである。何となれば斯様な智慧は神を認め、正しい誠心からでなくては湧起... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 自然無視の文化 今日、日本に於ける文化が進歩しつつあるに拘わらず、或面には種々の行詰りが生じ、予期の如くにゆかないのは何故であろうか。私の見る処によれば、その根本に一大誤謬のある事で、世間はあまりそれに気がつかないようである。例えば政治の面であるが、どうも... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 日と月 宗教上より見たる日と月に就て説明してみるが、之は甚だ神秘幽玄にして、コジツケとみらるる節なきに非ず、然し之は真理である以上、心を潜めて判読されたいのである。日本古代に三種の神器がある。之は璽(タマ)、剣(ツルギ)、鏡という事になっているが... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 学問のズレ 一口に学問と言うが、学問にも生きた学問と死んだ学問とがある。というと可笑しな話であるが、判り易くいえば、学問の為の学問は死であり、学問を実社会に活用するのが生きた学問である。然し真理探究の為の学問は又別で、之は貴重なものである。先づ学問とは... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 神秘の扉は開かれたり 私が解く処の多くの説は、その殆んどが前人未踏のものばかりといってもよかろう。之に就て、良い意味の疑念を起す人が数多くあろうと思うから、その訳を簡単にかいてみる。私は常に地上天国建設を唱えているが、之は私が考え出したのではない。天の時到って神... 2020.09.06 自観叢書
自観叢書 大乗宗教 宗教、特に仏教に、大乗、小乗の区別のあるのは遍く人の知る所であるが、どうも今日迄、徹底されない恨みがあったようである。之に就て私の見解を述べてみよう。抑々大乗とは大自然という意味である。大自然とは、万有一切の生成化育のあり方をいう事は勿論で... 2020.09.06 自観叢書