明主様

天国の福音

本医術と既存医術

前項迄に於て個々の病気に対し概略解説したが、それ以外の凡ゆる病気に就ては類推すれば大体は判る筈である。本来病気なるものは一定型的ではなく、万人が万人面貌の異なるが如く悉く多少は異るものである。例へば肺患と雖も結核あり壊疽(エソ)あり気腫あり...
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腎臓医術と若返り法

本医術は一言にしていへば腎臓医術ともいへるのである。曩に詳説した如く、病原としての毒素は然毒、尿毒、薬毒の三種で、その三毒が最も作用する局所としては腎臓である。先づその順序を説いてみよう。人間が此世に生を享けるや、既説の如く先天性毒素として...
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乳幼児及び小児病

乳幼児及び小児に関する病気といへば、先づ消化不良、便秘、疫痢、麻疹(ハシカ)、百日咳、肺炎、喘息、脱腸、ヂフテリヤ、腸炎、小児麻痺等であらう。乳児に於ける消化不良は最も多く嘔吐、青便、泡便等の症状であるが、嘔吐にも単なる飲み過ぎの為と病的の...
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腫物及び火傷、切傷

腫物には瘍疔(ヨウチョウ)は固より、普通の腫物、結核性、毒虫の為等種々あるが、何れも浄化作用であって、体内の不純物が毒血膿汁となって皮下に集溜し腫脹し、皮膚を破って排泄せられるのであるから、全く生理的自然作用ともいふべきで、放任しておけば順...
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婦人病

婦人病にも種々あるが、最も多いのは子宮に関する病気である。即ち子宮内膜炎、実質炎、周囲炎、前後屈、発育不全、筋腫、癌等であり、内膜炎は子宮内壁に白帯下(コシケ)による毒素が汚穢として附着する。その為の加答児による浄化微熱の発生である。之は放...
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精神病及び癲癇

精神病と癲癇は洵によく似てゐる。原因は霊的で、後に詳説するが、之等の疾病は唯物的医学が如何に研究すると雖も解決は絶対不可能である。然るに近来脳の手術によって癲癇を治癒せんとする医家があるが、之等は徒労でしかないと共に予後反って悪影響を与へる...
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花柳病

花柳病は、医学上硬性下疳(ゲカン)即ち梅毒及び軟性下疳と淋病の三種とされてゐる。尤も医学は近来今一種発見され第四種ありとしてゐるが、茲では三種だけの説明で足りると思ふ。硬性下疳は医学上スピロヘータなる黴菌によって、不潔な行為から感染すると...
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脚気とバセドー氏病

脚気も日本人特有の病気で、原因は医学で唱ふる如く、白米中毒である事は間違ひない。故に療法としては糠を、食後茶を飲む時、普通匙に一杯位服用すれば、大抵は一週間位にて全治する。又副食物を多く摂る事も効果がある。昔から脚気は坊ちゃんやお嬢さんには...
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痔疾患

此病気は日本人特有のものであらう。種類も脱肛、内痔核、外痔核、出血、掻痒症、痔瘻等がある。何れも浄化に因る膿及じ毒血が肛門部から排泄されようとする為である。本医術によれば何れも容易に全治するが、但だ痔瘻のみは他の痔と異る。それは激痛と多量の...
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癌病

癌は既説した胃癌の外食道、咽喉、子宮、乳、肝臓、肺臓、腸、舌、肛門、頬、顎等、癌の種類は頗る多く、又癌そのものも種類があり、医学に於ても今日迄数種の発見がある。又癌に酷似せるものに肉腫があるが、之は癌よりも治癒し易いのである。然し乍ら癌も肉...