御神書

栄光

日本は木の国

この事は余り人に知られていないから、一通りはかいてみるが、それは日本は霊の国、外国は体の国と自ら定まっているのである。それについて気のついた種々の点をかいてみるが、第一建築である。日本は木造建築が多く、外国は天然石と人工石ともいうべきセメン...
栄光

新宗教とは何か

近頃新宗教の言葉は、社会各方面の話題に上って来たと共に、新聞雑誌等も割合重く扱われるようになった事は喜ばしい限りである。併しこれ等をよくみると只漫然と、新しく出来た宗教だから新宗教というまでの事で、その内容に至っては殆んど無関心のようである...
栄光

先駆者の悩み

近頃よく言論機関やラヂオなどで、新宗教流行の為かは知れないが、学者、ジャーナリストなどの批判をみると、どうも本教を一番目標にしているらしいから、本教の言い分を少しかいてみようと思う。それに就いて一番困る事は、全然本教の真相を検討もせずして、...
栄光

序文

近く発行する予定の、救世教奇蹟集の序文であるが、これは先日この欄に載せたが、どうも面白くない点があるので、今回書き直したのであって、それが左記の序文であるこの著は科学に対する原子爆弾であり、人類に対する啓蒙書であり、救世の福音でもある。今そ...
栄光

医学の無力

この御蔭話の患者について言いたいことは、医学の余りに無力なことである。日本製の注射では効かない、アメリカの注射薬より外にないというので、それで治るかと訊くと、請合われないという。只それだけの話でどうしようもないのである。としたら医学の余りの...
栄光

吉田さん

私は二十年位前、笑冠句会という会を主催していた事があって、今でも忘れる事の出来ない名句として、左のような句があった。『馬鹿野郎よく考えりゃ俺の事』処がこの句が今度の吉田さんの問題に、実にピッタリしているような気がするのである。それは何といっ...
栄光

野蛮なる文明

この題を見たら一寸変に思うだろうが、これより外に附けようがないからそうかいたのである。というのは先ず文明というものの意味である。これは考える迄もなく条件は色々あるであろうが、何といっても第一は人類生命の安全確保であり、それと共に暴力否定の思...
栄光

栄光201~210号

■栄光二百一号 昭和二十八年三月二十五日・野蛮なる文明・吉田さん・医学の無力■栄光二百二号 昭和二十八年四月一日・序文・先駆者の悩み■栄光二百三号 昭和二十八年四月八日・新宗教とは何か・日本は木の国・心臓の手術・地獄の娑婆■栄光二百四号 昭...
栄光

児童の歯牙に就いて

去る三月三日の読売紙、静岡版に、左の如き記事が出ていたので、愕然としたのである。近頃児童の歯の衛生に就いては随分喧しく言われているが、事実がこれ程としたら、余りの意外に誰しも驚くであろうから、その理由をかいてみよう。医学は肉体とは別のように...
栄光

満足と不満

人間誰しも満足の境地になりたいのは言うまでもないが、それが思うように得られないのが人生であって、考えようによってはこれも面白いのである。処がよく考えてみると文化の進歩の動機は、人間の不満足な心にあるのだから、世の中というものは単純に解釈出来...