嗚呼悲惨なり医療の結果

 此御蔭話を読んで私は涙の滲むのをどうする事も出来なかった。之に就いて幾度もかいた如く、医療では仮令治っても一時的で、根治ではないから必ず再発し、前よりも悪化するという事で、此患者の経過がよくそれを物語ってゐる。即ち最初の腰骨カリエスと曰はれた病気が、医療によってやっと全快したと思い喜んでゐると、僅か三ケ月にして再発し、再び医診を受けると、今度は前より重い脊髄カリエスと曰はれたので、それから出来るだけ医療を受けたが悪化するばかりで、進退谷った際浄霊を受ける事になるや、二ケ月にして全治したのであるから、その母親の喜び、感謝の情、胸が迫る位である。


 此事実を公平に見る時、医療が生んだ不幸を浄霊が消して、今度は幸福を生むのであるから、実にすばらしいではないかと思う。


子供の「カリエス」お救い戴く

(本文省略)

(医学革命の書 附録(おかげ批判) 昭和二十八年)