1.小児病

1) 消化不良
 生まれたての嬰児に多いのは、消化不良という青便や泡便が出る病気だが、之は消化不良というより、母親の毒素が乳に混ざっているので、つまり親の毒が子を通して浄化される訳だから、実に結構なのである。従而、放っておけば出るだけ出て必ず治るものであるが、それを知らない医療は乳児脚気などと称し薬毒を使うから、反って弱ったり、発育不良となったりする。之が将来虚弱児童や腺病質の因となり、年頃になると結核になり易いので、近来結核の増えるのも、右のような誤りが大いに原因しているのである。
                      (文明の創造 「小児病」)

2) 発育不良
 又生後間もなく、種痘をしたり、何々の予防注射とか、栄養の為とかいって注射をするが、之が又頗る悪い。何しろまだ体力が出来ていないから、注射などは無理である。此為多くは発育不良の原因となり、よく誕生すぎても首がグラグラしたり、歩行が遅れたり、智能も低かったりするのはみな之が為で、医家に対し此点一層の研究を望むのである。
                      (文明の創造 「小児病」)

3) 胃潰瘍
 それは生後一、二ケ月経った頃吐血する幼児で、医診は胃潰瘍などというが、之は滑稽である。何となれば胃潰瘍は消化薬連続服用の結果であり、此方の原因は出産前後、母親の古血を呑んだのを吐くのであるから、其後食欲も増す事である。
                      (文明の創造 「小児病」)

4) 百日咳
 百日咳であるが、此原因はヤハリ出産前母の悪露を呑んだ為で、それが一旦吸収され保有していたものが、時を経て浄化によって出るので、何よりも此病に限って、猛烈な咳と共に、必ず泡を吐くのである。そうして百日咳の特徴は、咳する場合必ず息を引く音がするからよく分かる。つまり右の泡を出し切る迄に百日位かかるから、その名がある訳だが、浄霊によれば発病後間がなければ三週間位かかり、最盛期なら一週間位で全治するのである。
                      (文明の創造 「小児病」)

 此病はよく肺炎を起こし易いが之は咳を止めようとするからで、溶けた泡が一旦肺に入り、咳によって出るのが順序であるのに、其咳を止めるから泡が出ず肺の中へ溜まり固まるので、溶かす為の高熱が出る。それが肺炎であるから、言わば百日咳だけで済むものを、誤った方法が肺炎という病を追加する訳である。
                      (文明の創造 「小児病」)

浄霊の急所
 急所は胸が第一、背中が第二、胃部が第三と見ればいい、即ち其辺に泡が固まっているのである。
                      (文明の創造 「小児病」)

5) 脳膜炎
 次は脳膜炎であるが、此症状は発病するや前頭部に火のような高熱が出ると共に、割れるような激痛で、眩しいのと眩暈で、患者は目を開けられないので、之だけで脳膜炎とすぐ判るのである。此原因は毒の多い子供が、物心がつくに従って、頭脳を使うから、頭脳に毒素が集中する。それが前頭部であって、学校へ行くようになると尚更そうなるから、事実、其頃起こりやすいのである。処が茲に見逃し得ない問題がある。というのは熱を下げようとして極力氷冷するから、折角溶けかかった毒素を固めて了うので、頭の機能の活動は阻止され、治っても白痴や片輪になるので、特に恐れられるのである。処が浄霊によれば毒素が溶けて、目や鼻から血膿になって沢山出て了うから、頭の中の掃除が出来、反って頭脳はよくなり、例外なく子供の学校成績も優良となるのである。従ってそこに気が付きせめて氷冷だけでも廃めたら、如何に助かるであろうかといつも思うのである。                    (文明の創造 「小児病」)
浄霊の急所
 脳膜炎なんて訳がないですよ。これは是非治してあげたいですね。急所はこの(前頭部)中ですからね。この中に固まってるから、これをやれば良いんですが、力を入れちゃいけませんよ。
                         (御教え集8 p16)

6) 泣癖の赤児
 よく泣癖の赤児がある。それは虫気の為とか虫が強いとか言うが、こういう赤児を診査すると必ず頭脳及び肩部に微熱がある。赤児で肩の凝っているものも沢山ある。これ等を本教浄霊によれば、毒素は軽減し無熱となって泣癖は全く治癒するのである。
                   (天国の礎 「大三災と小三災」)

浄霊の急所
 頭脳、肩(上記に同じ)

7) 猩紅熱
 猩紅熱もヤハリ簡単な病気で、原因は先天性保有毒血が、皮膚から出ようとするもので、一時患部の皮膚は真ッ赤になって、細かい発疹が出る。重いのは全身に迄及ぶが、大抵は局部的か半身位である。之も放っておけば治るが、医療は氷冷や色々の手当てをするので、長引いたり危険になったりするのである。此病気は治りかけた時、毛細管から滲出する毒が、乾いて細かいか瘡蓋(かさぶた)になり、之が伝染の危険多しとして非常に恐れるが、浄霊によれば二、三日乃至一週間位で全治するのだから問題ではない。
                      (文明の創造 「小児病」)

8) 疫痢
 疫痢は割合多い病気で、死亡率も高いから、最も恐れられているが、此症状は最初から頻繁な欠伸が特色で、全然食欲もなく、グッタリして元気がなく、眠りたがる等で、それらの症状があれば疫痢と見ていい。此原因は上半身にある殆どの毒素が、浄化によって胃へ集まり、それが脳に反映し、脳症が起こり易いので、医師は恐れるのである。然し浄霊によれば実に簡単に治り、一日か二日で全治する。
                      (文明の創造 「小児病」)

浄霊の急所
 胃を第一、後頭部、後頸部を第二、腸部を第三とする
                          (教修要綱 p34)
9) 小児麻痺
 小児麻痺も、近頃は仲々増えたようで、当局が最近法定伝染病の中へ入れた位である。然し此病気は霊的と体的とあるが、霊的の方は滅多になく、世間一般小児麻痺というのは体的の方で、言わば疑似であり、必ず治るものである。症状は足が満足に歩けないとか、片手が効かないとか、腰が動かない等であるが、就中足の悪いのが一番多いようである。此原因は遺伝薬毒と、生後入れた薬毒の為で、どちらにしろ其毒が足の一部に凝結するので、足を突いたり、動かしたりすると痛むのである。特に足の裏が多いが、此診断は訳はない。足や手全体を順々に押してみれば、必ず痛い所があるから、其処を浄霊すればズンズン治ってゆく。処が医療では一耗の毒も除る事が出来ないから、苦し紛れに色々な手当てをするが、先ず気休め程度で、本当に治るものは一人もないという訳で、世界的恐るべきものとされているのである。
                      (文明の創造 「小児病」)
浄霊の急所
 よく診査してみると必ず固結があり、圧すと痛むから直ぐ分かる。その個所は足の裏の一部、甲の横、踵、指等が殆どであるが、稀には鼠蹊部にある場合もある。
                   (アメリカを救う 「小児麻痺」)

10) 痲疹
 痲疹は衆知の如く、生まれてから罹らない人は一人もあるまい程一般的の病気であるが、此原因は親から受け継いだ毒血の排除であるから、実に有り難いもので、寧ろ病気とは言えない位である。それを知らないから、無暗に恐れ当局なども予防に懸命であるが、全く馬鹿々々しい努力である。故に痲疹は何等の手当てもせず、放っておけば順調に治るものである。それを余計な事をして、反って治らなくしたり、生命迄危くするのである。只此病気に限って慎むべきは、発病時外出などして、風に当てない事である。というのは痲疹の毒が皮膚から出ようとするのを止めるからで、昔から言われている風に当てるな、布団被って寝ておれとは至言である。というのは発疹を妨げられ毒が残るからで、再発や他の病原となるので注意すべきである。そうして痲疹は人も知る如く肺炎が最も起こり易いが、之は氷冷など間違った手当てをする為で痲疹は外部に出ず、内部を冒す事となり、肺胞全体に発疹する為で、肺の量が減るから、頻繁な呼吸となるが、其割に痰が少ないのはそういう訳である。此肺炎も何等心配せず放っておけば二、三日で必ず治るものである。又痲疹が治っても、よく中耳炎や目が悪くなる事があるが、之は毒の出損なった分が、耳や眼から出ようとして、一旦其部へ固まり、高熱で溶けるのだから、放っておけば、日数はかかっても必ず治るものである。                      (文明の創造 「小児病」)

浄霊の急所
 発熱部(教修要綱 p35)

11) 喘息
 小児喘息は、前項の如き原因が多いのであるが、その他の原因としては遺伝である。そうして小児喘息は、その殆どは横隔膜辺から胃及び肝臓の外部へかけての毒素溜結であって、之は放任しておけば、成人するに従い自然治癒するものである。又、背面腎臓部より心臓部裏面にかけて溜結毒素があり、その浄化作用による事もある。
                   (明日の医術 「小児病・喘息」)

12) 小児肺炎
 小児の肺炎は、百日咳を固めた結果と、痲疹の場合と、肺臓の周囲又は其一部に集溜せる毒素の猛烈な浄化作用とである。特に小児に於ては呼吸逼迫、喘音、不快感等が著しいので、近親者は恐怖し、痛心するのである。然し、医療に於ては、凡ゆる浄化作用停止方法を行うから、不良の結果が多いのである。寧ろ放任しておいた方が、治癒率は多いであろう。本療法によれば、一週間とはかからないで、完全に治癒するのである。そうして此病気は、痰の排除されただけは軽快するのであるから、痰の排除を促進する療法であれば必ず治癒するのである。
                   (明日の医術 「小児病・肺炎」)

浄霊の急所
 肺臓の周囲又は一部(発熱カ所)(上記に同じ)

13) 脱 腸
 此病気も小児には多いのであるが、老人にも偶々あるのである。そうして此病気は、人により軽重が甚だしく、軽症に於ては、成人するに従い自然治癒するが、重症は治癒が困難で、医療に於ては手術をなし、軽症は脱腸帯を使用させるのである。此病気の原因は腹膜部に於ける局部的毒素溜結が腸を圧迫する為逸脱するか又は恥骨の左右の穴の何れかの方が先天的大きい場合発るのである。重症に於ては、男子は腸の下垂が睾丸に迄及ぶので、そういうのは治癒が困難である。此病気の手術は多くは結果良好であるから、私としても手術を推奨する事もある。そうして本療法に於ては、腹膜の毒素溜結を溶解し腸の活動を旺盛にさせるのであるから、相当の時日を要するが、殆ど治癒するのである。又脱腸帯は相当の効果がある。
                   (明日の医術 「小児病・脱腸」)

浄霊の急所
 然し、脱腸と言うのは、年寄りによくありますよ。赤ん坊と年寄りに多いですね。こう言うのは腹膜に毒が溜まって、圧迫するんですからね。子供のうちのは───鼠蹊部に穴が開いている───人間はね。穴が大きいのは腸が出る。年取ったのは穴が開いていると言う事はないから、圧迫です。圧迫されるから、どうしても軟らかいところに出るんですね。それから色が変わる様であれば生命に─ ──こんな事はないですね。他の訳ですね。腸は───腹が疵して脱出するのは、命に関わりますが、皮膚の中で疵しても、まあ───命に関わる事はないですね。心配しなくても良いです。お腹に固まりがありますから、浄霊して取ると良い。それから、帯を固く締めてはいけない。固く締めると、どうしても腸を圧迫して、出るから───帯は固く締めてはいけない。それから、腎臓の後も大事ですから背中から尾底骨の方をやる。それから、之も力を絶対に抜く様にしてやる。
                         (御教え集4 p99)

14) ヂフテリヤ
 ヂフテリヤは咽喉が腫脹し、呼吸困難となり窒息死に到るのである。勿論急激なる浄化作用で、本医術によれば普通は数十分位にて治癒する。此疾患は霊的もあって、これの治癒は相当困難であるが後に解説する。
                 (天国の福音 「乳幼児及び小児病」)

浄霊の急所
 咽喉と鼻腔との交叉点と思う所を狙ってやる(教修要綱 p35)