二、六〇六号(サルバルサン)

 1、六〇六号の中毒に就いて
               (御教え集六号 八一頁)
 六〇六号の為に盲になるのがあります。六〇六号の中毒は、盲と精神病です。処が、それで旨く口実がつくのです。六〇六号を射つのは梅毒の為だと言うのですが、目が悪くなったり、精神病になるのは、梅毒だという事になるのです。旨く口実はつくものです。

 2、梅毒と六〇六号
               (御教え集一号 一八頁)
(御 伺)
 昭和二十五年五月入信させて頂きましたが、昭和二十四年三月梅毒の感染にて医師の勧めにより六〇六号二十五本射ちました。一年後血液検査の結果、強陽性でありましたが、身体に異常ありませんので結婚。二十五年五月お道の有難い御話を承り夫婦揃って入信させて頂き、その後感謝の日を送らせて頂いて居りますが、夫婦共時折腰が痛み身体のだるい時がありますので、本年五月夫婦で血液検査を受けました処、二人共強陽性(三プラス)との事にて医師は治療を勧めます。放任しておけば恐ろしい事になると色々申します。医師の言葉は別に気には致して居りませんが、現在では二人共時折腰が痛く身体がだるい時がありますが、別に仕事には差支えない程度で御座います。
 右如何致しましたら宜しゅう御座いましょうか、御教え賜わりたく御願い申し上げます。
(御垂示)
 これは陽性も陰性もないです。梅毒なんて直きに治ります。梅毒などは一週間で治ります。この六〇六号が悪い。腰が痛いのは絶対に六〇六号です。梅毒は痛みもかゆみもない、無感覚のものが梅毒です。併し六〇六号でも、昔は強いのをやりましたが、今はお医者さんの方で分ったのか、気がきいているのか、昔程強いのはしないが──二十五本というのだから水みたいなものでしょう。中には金儲けの為に六〇六号するのも随分聞いた。自分の近所の薬局に遊びに行って──用でなくて──一寸寄って話した。「六〇六号射って居ります」と言うと、「何処で」「あそこで」と言うと「道理で私の所から持って行くよ。幾らで」──「幾 ら」と言うと、「そんなら随分儲けている」と言っていた。
 浄霊は、腰の痛い時、其処だけ浄霊する。だるいというのは其処から熱が出ている。六〇六号が垂れて其処に浄化が起って、その熱で体がだるいのですから、其処だけやれば良い。

 3、六〇六号、消毒薬、ゲンノショウコは強い
                (御垂示録八号 二頁)
(御 伺)
 六々(六〇六号)の毒で御座いますが、これも一代では取れ切れませんので──。
(御垂示)
 六々は 強いのです。六々と消毒薬、それから漢方薬のげんのしょうこ、これが一番強いのです。六々(碌々)効きもしないのに、げんのしょうこでなくて、現に証拠ですよ。

 4、六〇六号は頭が悪くなる
               (御垂示録四号 六八頁)
(御 伺)
 六〇六号を射ちました場合、何処に来るもので御座いましょうか。
(御垂示)
 一番特徴は頭です。これは例外がなく頭が悪くなる。というのは、精神病的に変になるのです。言う事が一寸変になったり、考え方がはずれたり、そういう事があり易い。六〇六号でも、薄くやる医者と濃く使うのとあるが、薄ければ数が多いです。昔は十二本に限ったものですが、今は、薄くして五十本、六十本もする。(中略)
 六〇六号が日本に入って来た時、若いのに頭が禿げている人があって、医者が──これは梅毒かも知れないのでと言って、頭に射った。松下と言う人です。それから暫くして、頭が変になって、到頭精神病になった。『天国の福音』かに書いてある。
 「私も一時毛が全部抜けました」
 あなたは、頭は変にならないようですね。なってから治ったのかも知れないが、それなら大丈夫です。