只今宝島さんから非常に参考になるお話がありましたが、この天理教がそういふ風になった根本は神様の方の原因がある。以前は病気も治り大変いい教であったものが、どうしてそうなったか。之は天理教に限らぬ。あらゆるものが、そうなっております。
阿呆文学も段々といろんな方面に材料にしてするつもりですが、ズンズンと「光明世界」に載せますから、グーグーねてる人達に読むやうにしてもらひたい。
「貧乏製造宗」(御発表)
斯ういふ風に宗教は貧乏を作る。どういふ訳か、之が未だ誰も気が付いてない。天理教にしろ、凡ゆる宗教にしろ、最初教祖の出た時はよい。信者の行も正しかった。所で、邪神界の方では二千年以前から大きい野望をしてる。それがフリーメーソンであります。新しい宗教とか、新しい思想とかが起ると、すぐにそれを狙ふ。
そして、之も御承知の事ですが、将来世界を自分のものにしやふといふ為に、猶太人は今以て国家を形成してゐない。キリスト教は表面あゝなってゐるが、実権は猶太人が握っている。彼は最後にならなければ表面にならない。で、ロシアなどは未だ本当に表面に出てゐない。奥の奥で操ってゐる。
フリーメーソンは各宗教へ働きかけてゐる。そして世界の人間を残らずフリーメーソンの会員にしやうとしてゐる。その為、金はみんな自分の方へ吸ひとって了ふといふ行り方で、御承知の通りインターナショナル等ははっきりと貧乏を謳歌してゐる。つまり、貧乏人を非常に待遇をよくし、金持には恐怖を与へ、金持になるのをイヤにさす。
日本なんかは最近だんだんそういふ事は影が淡くなったやうに見えるが一しきり金持は非常に恐怖心を抱いたもので、それは出来る丈金持を造らず、その国家が富まぬやうにする。之が彼等の重大なる方針で、金が無ったら国防や軍備などが充分に出来ぬ。彼の策略としては各国を貧乏にして、自国が大いに軍備を造るので、今日ロシアなど自国の軍備を世界一にならしめやうとして、他国を貧乏にしやふとしてる。
この方針はキリスト教も実はそれに叶ってゐる。此前に、金持の天国に入るは駱駝の針の穴を潜るより難しといふ、之は有名な標語ですが、実は猶太から出てゐるんで、金持にさせない為のもので、金持が一番恐い、金持がゐると軍備をされるからです。 天理教は御多分に漏れず、実は猶太の悪魔が入って来て、教祖は之と戦って敗けてゐるんであります。
ですから天理教の神は実は猶太の神であり、それが為に盛んに金を搾取する。実に残虐なものであります。又実に巧い事を言ってゐる。第一に金は一切の罪穢とする。泥棒や人殺しをして貯めた金なら罪といふのがあたりまへだが、あたり前に稼いで得た金を罪穢という筈はない。
散々に吸ひとられて食ふや食はずになると、天理教の方でお助けとか、お授けをする仕事に廻されて、食ふ丈は食はしてもらふ。之は純然たる宗教的共産主義で、未だ未だ外にもそういふ宗教があるんであります。仏立講なんかもそうであります。
要するにファッショとか共産主義とかは恐ろしがって、政府も識者でもそれを弾圧してゐるが、滅亡しないといって苦心に苦心してゐるが、宗教が共産主義だとは宗教だけに気がつかない。それが気がつかぬ丈に深刻で、之は善の仮面を被ってゐる丈に厄介で、普通の共産党は悪を標榜してゐるからいいが、宗教は善の仮面を被ってゐるんで始末がわるひ。
然し如何にそうしやうとも、日本には天照大神がおいでになる。天照大神様丈には猶太の邪神も共産主義も敵はない。観音様には天照大神の光と力が観音様を通して救はれてゐるのでありますから、ですから、そういふ事が判るんでありまして、恐らく之を知ったら世の中の人は驚く事と思ふ。
もし信仰して貧乏になるやうな宗教ならば、全部猶太のものと思って差支えない。或は貧乏人が、若し沢山出たとしたら、それは邪教だとみていい。
天理教は沢山出来たら日本はどうなるでせう。現在でも八十億の赤字が出てる。現在所か、国防さへも充分でないから、どうなるか判らぬ。でありますから、日本には金持を沢山拵えなければならぬ。そうすれば赤字公債などもなくなる。
満洲開発も出来る。満洲の開発が充分出来れば、世界は日本に対してどうする事も出来なくなる。そして白人を日本が教へて行く。そうすれば世界の平和は来る。世界の平和を築くのは日本人しかない。ヨーロッパの方を見ても判る如く、白人は闘争の人種でどうしても喧嘩しなければ承知しない。
最近イタリー、ヱチオピアの喧嘩が始ってきかぬ。どうしてもヱチオピアをとらふとしてゐる。もっとも一八○年前ヱチオピアはイタリーを負かし、それから十年して又イタリーは敗けたんで、ムッソリーニは今度こそ勝たふとしてゐる。勝たふとしてゐるのもいいが、まるで理屈も何もない、それに対して国際聯盟はどうする事も出来ない。
日本の満洲問題に対しても、自分の御都合よい事ばかりして、どうする事も出来ない。善悪正邪は彼等には本当に心からない。ないからして日本が世界を支配しなければならぬ。それには日本が大いに力を持ってゐなければならぬ。そうすればどうする事も出来ない。
日本に国防が充実すれば、ロシアもアメリカもどうする事も出来ない。それには日本の兵隊軍人が素晴らしいものでなくてはならぬ。それには金を沢山ふやすより仕様がない。それには金持を沢山造らねばならぬ。金力を潤沢にしなければならぬといふのに宗教で絞ってる。
それで天理教はどういふ事に使ってゐるか判らぬ。鉄筋コンクリートなどのお宮を造るか或は貯蔵するか。それ位なものであります。之は資本の私蔵であります。経済学者も斯ういふ事に目を付ければいいと思ふ。
実は日本を弱らせる猶太の邪神がやってゐるのであります。で此邪神の癖として、必ず一方にエロ問題を起す。先刻宝島さんが言はれた桃色問題を起す事が沢山あるといはれたが、之は当然な事で、各宗教は皆そういふ工合に邪神が占領してゐる。ですから最初よくても仕舞にはだんだん崩れて行くんであります。
今度観音会の教は--教といってもはまりませんが、今迄の習慣上判り難いから、教義を立てるんですが、それに就き観音講座といふものを開く事になりました。
今迄の宗教又は宗教に類似のものにないものを発表するんで、之は、天地経綸の真相で神様が観音会によって光明世界を建設さるるといふ、凡ゆる意味を発表さるるのであります。最初の一回丈は、私一人でやるつもりで第二回目からは、他の人が手伝ふやうになると思ひますから--
此講座は殆んど今迄聞かれたやうな事のない事が多いのですから、一通りお聞きになれば、今迄の判らなかった事が殆んど判る。之はお釈迦様でも説かなかった事でありますから、之をお聞きになれば迷ひがなくなる訳であります。之で迷ふ人は仕様がない。
信仰を宣伝されて判らないとか、もっときき度いとかいふ人は、此講座にお出になった方が一番よい。之は講義録は出来ない。ここへお出でにならなければいけない。ここの霊気に触れればよい。その人の魂が触れれば、居睡りしてゐても来なくてはならぬ。お聞きになるうちにその方の志望によって、将来講師になられる。講師として大いに働く事も、大変結構な事が出来ますから、お聞きになって申込むやうにしていただき度いと思ふのであります。
此講座によって、各聖者、キリスト、釈迦、阿彌陀等の本体が判るから、之等聖者は今迄手形を発行してゐる。今に支払ふと言ったのが今以って支払へない。今度は観音会によって、その手形をみんな支払ふんであります。観音様は几帳面で借金は嫌ひなんで、人の借金なども払って下さる。
二三日前に斯ういふ話がありましたが、葱を食ふと血が綺麗になるとは如何いふ意味だかといふのです。私は葱を食ふよりも魂を綺麗にした方が血は綺麗になると答へた。之は詰らないやうな事で、大変大きい意味で、今迄は血を綺麗にするとか、身体を綺麗にするのに外部からやったが、それは根本でない。中心からやるのが根本なんであります。それが観音運動になる。
日本が世界の中心で、日本の中心へ方々から、西の方からいろんなものを持込まれて来た。これもそうであります。
又病気治しでも外部的に薬とかラジュウムとかレントゲンとか、太陽燈とかお灸とか、そういふものを使った。宗教や道徳も外部的に教へ込んだ。之も葱を食って血を綺麗にするといふ事と同じ事であります。
今度は反対に中心から外部の方へ向ってよくして行くんであります。それが観音会が麹町に生れた所以なんで、麹町が日本の中心で、又世界の中心です。ですから麹町に出現する救ひが本当のもので、之が魂であります。
実際、陛下のお膝元から外へ遠心的に外部へ働きかけるので、実は、天照皇大神様の御仕事を天皇陛下がおやりになる事になります。所が、天皇陛下が病気を治したり、世の審判が出来得べきものではない。医学の革命とか、宗教の改革とか、そういふ事は出来ない。
陛下はどこまでも尊厳犯すべからざる地位であって、之は天照大神の御力によって観音様が致されるより仕様がない。ですからお膝元で此仕事が始まった訳で、御稜威八紘に輝かすといふ事は、実は観音会のする事で、外国で出来た凡ゆるものの間違ひを正して行くんでありまして、それは光明によって、今迄の間違ったものが浮び出る。はっきりする。
世の中の人が今迄間違ったのは、明るくなかったからで、仏教の語に寂光浄土という事がありますが、寂光は月の光で寂しい光ですから、そんな寂光の浄土などを作られては堪らない。薄暗い夜だから種々な間違ひや悪い事が起る。どうしても太陽でなくてはいけない。要するに観音会は太陽の光で、陛下の御光を間配るやうなものでありますから、どうしても麹町から始めなければならぬ。
極楽などといふ事はあまり面白くない。極楽は無為徒食の世界で、たゞ座って何もせず字の通り極楽なところなんであります。気の利いたのはいやがる。蓮の台(ウテナ)といって蓮の台に二人で乗って、仲よく暮すといふ事がありますが、本当なんで、二人位乗れる蓮の葉があって、漕がなくとも思ふ所へ自由に行く。後はお説教を聞く。伝教とか弘法とかがお説教をする。とても楽だが面白くない。
神の世界は進展主義で活気があるんで、神様の方へ廻してくれといふ霊もありました。極楽とか寂光浄土とかはつまらない。神様の方の光明世界がよい。これは光明世界の建設したりなどする、建設発展の世界であります。要するに寂光浄土などといふと結構と思ふが、実は、夜の世界なんで月夜の事で暗(ヤミ)よりはいい。その時お釈迦様の時代は暗だったから、月の光でも結構だった。
今度、宣伝使の位は小宣使・中宣使・大導師となり、之が各三つになり九階級になります。その一番上に救世主が乗るので、之が五六七の世の型であります。
五六七の世はすべて三階級で、三階級が又三つになる。学校も小学、中学、大学といふやうになり、小学三年・中学三年・大学三年と三年づつで九年になる。
すべて凡ゆるものは三六九になる。
三三九度の盃など不思議に合っております。又、ミロクは三六九といふ事になっております。その形をだんだんやって行くつもりであります。