霊界と現界との関係

現界 火 水 土

火は水と物とで燃ゆるのである。水は火により流れるのである。火が無ければ凍結す。夫婦にしてもこれと同様に、正反対なるが為に生成化育が出来進歩発達するのである。如何に反対な性格でも子供が出来るだけ調和がとれているのである。土は木、石、金、火、水、灰、炭、酸、密、結、粘の十一種より成る。故に十一則ち土である。

陽電子と陰電子と寄りて電素となり、電素がよりて物質となるのである。

現在発見されたものに右記陽子という非常に細かいものがあるが、之に対する陰子も発見されんとしている。尚又其後に発見さるべきものに仮に陽密子、陰密子と名付けたが、此れも今後に於て発見さるべきものである。

霊界は霊素、精素、密素の三段にならねばならぬ。これによりて初めて霊界が解ってくるのである。これが解れば学問上よりも神様が知れる様になるのだ。

音にも光と色とがあるのであって、これをトーキーに写せるという事になったと言うが、音楽家がこの色と光と各々個性により相違があるが作曲家によって色が種々に変って出るが美しい。それが一人一人違うから面白いのである。

「道(言葉)は神なり万物によりて作らる」という事がある。私の言葉の働きは大変なものである。大森にまだ在住の節言霊を以って病気を治した事があったが、必ず癒るが、之では罪穢が取れぬから手で擦って罪穢を除って病気を癒すのが肝心である。結局神霊と科学は一緒になるのである。神霊は日本であり、科学は外国でもある。此の神霊及科学が非常なる速さで近寄りつゝあるのである。


神霊 = 日本 = 天照皇大御神 = 日の本 = 極微極大
科学 = 外国 = 素盞嗚尊   = ユダヤ


ユダヤが日本に従う時が五六七の始まりであり、大光明世界の第一歩になるのである。観音様の御経綸を之に向って進めているのであるが、これはハッキリと解り切っているからよいのである。少しも心配なく必ずこゝ迄到着するのである。

(昭和十年八月十五日)