無肥料栽培の非難

無肥料栽培の非難の声を耳にするが、その理由は、無肥料栽培をすると減産になるから、国家の為由々しき悪法であるというのである。

然し之程おかしな話はない。

何となれば欲のない農民は一人もあるまいからで、無肥料で成績が悪ければ一遍でやめるに決っている。

従而斯様な非難の声は、ユスリのイヤがらせと心得て間違いない。

(光新聞二十二号 昭和二十四年八月十三日)