世界救世教教義

抑々、世界の創造主たる主の大神(ヱホバ)は、此地上に天国を樹立すべく、太初より経綸を行はせ給いつつある事を吾等は信ずるのである。之に対して人間を神の代行者とされ給うと共に、一切万有は人間の為に造られたものである。故に今日迄の人類史は其為の準備工作に外ならない事を信ずるのである。従而、神は其時代々々に必要なる人間と、必要なる宗教を顕はし給い、それぞれの使命を遂行させ給うのである。

今や、世界の状勢は混沌として帰趨を知らず、此時に際し、主神は吾等の教主岡田自観師に救世の大任を下し給い。人類救済の聖業を達成せしめ給うを信ずると共に、人類の三大災厄たる病貧争を根絶し、真善美の完き恒久平和の理想世界実現を目標として精進邁進せん事を期するものである。

(救世五十三号 昭和二十五年三月十一日)