霊科学

私は常に霊主体従という事を唱えているが、この事を全人類が知ったなら、茲に文明は一大飛躍となるであろう。処が現代人は霊の実在を信ぜず、只体のみを対象としている以上、言わば外表的間に合わせ文明であるから、如何に進歩したとて、相変らずの地獄世界である。

この理によって、霊の認識と霊の曇りを解消する事こそ根本である。ではどうすればいいかというと、これこそ常に神の光に浴し霊を浄める事で、これ以外に道はないのである。といっても神にも上中下の階級があり高位の神程光が強い、この点が重要である。そこへゆくと自画自讃ではないが、我救世教の主宰神は今まで出現されたことのない最高最貴の神であるから、信者は常に大いなる光に恵まれ浄められているので、無病健康は勿論、他人の病気まで治し得るのである。

又本教信者には驚くべき奇蹟が多いのも光の為であるからで左の御蔭話は物質の霊よりも、その人の霊力の強い為、撥ね返してしまった例である。

有難き奇蹟を戴いて

(本文省略)

(栄光二百三十五号 昭和二十八年十一月十八日)