結核に対し医療を施せば施す程悪くなると共に、浄霊を受ければ受ける程よくなるという実にハッキリした比較が左の御蔭話である。この一事を読んだだけでも、どんなに疑い深い人でも、兜を脱がざるを得ないであろう。処がこれでも尚信じない人があるのだから、医学迷信の根強い事には恐れ入るのである。この事実に直面して医学関係者はどう思うであろうか聞きたいと思うが、決り文句の科学的でないという理由の下にテンデ相手になるまい。というのは科学的理由もあるであろうが、内心一種の脅威を感じている点もあろうと察せられるのであるが、併し今更どうにも仕様がない時節が近寄りつつある事を知らしたいのである。
肺浸潤を治して頂いて
(本文省略)
(栄光二百十六号 昭和二十八年七月八日)