本教信者の奇蹟の多い事は、恐らく有史以来、例のない事は常に曰われている処であるが、過般京都に於ける、水害の大きかった事は、新聞で報道されているが、左記報告は、実に素晴しい奇蹟中の奇蹟で、之を読んだとしたら、信者以外の人でも、心を揺り動かさない訳にはゆくまい。処が此報告以外聞く処によれば、其時水に流された者が四十人あったそうだが、其中で此二人だけが助かって、後の三十八人は全部溺死したというのだから、何と驚くべきではなかろうか。
京都府下水害の奇蹟
濁流に転落愛児二人救わる
(本文省略)
(栄光百二十号 昭和二十六年九月五日)