御守の偉力

先日はレントゲンよりも御守から発する光の方が、強力であるという実例をかいた記事は、読者は今更乍ら感激したであろうが、今度更に、別な奇蹟の報告があったので、左にかいてみると共に、其解説をしてみるが、之は実に珍しい、今迄にも例を見なかった事である。之によってみても、如何に霊界が変って来たかという事で、それは神威が益々発揮されるようになったかである。

報告の通りとすれば、御守から発する偉力が、颱風の如き響きを発し、それが隣家に迄及び、隣家の主人は、塀が倒れると思い、突支棒をしたというのであるから驚くべき奇蹟である。之は何が為に起ったかというと、神様は御守の偉力を色々な奇蹟によって、一日も早く人間に分らせ、信じさせようとされる一つの現われである。

という事は、愈々重大時局となり、何時原子爆弾の如き、危機に見舞われるかも知れないという、深刻な心配に対し、神様に御委せすれば、安心であるという事をお知らせになるのである。それは仮令、原爆たりとも、御守を身につけている以上、驚くには当らないという事を、如実に示されたのである。

相つぐ奇蹟

(本文省略)

(栄光八十七号 昭和二十六年一月十七日)