主旨 岡田式指圧療法の原理と其目的

此療法の創成は、主神が、人類の最も苦悩とする病気疾患を根絶せんとなし給ふ御目的に出でたるものにして、その御目的遂行の為表現仏たる観音の霊体を通じ、仁斎の肉体を活用させ、茲に、神人合一的大能力を発揮するに到ったのである。

此大偉業の神命を受けたる余は、爾来、七年間、凡ゆる病者に接触、研磨修錬を経、其間、観世音より、幾多の霊示を享けたる結果、従来の医学の、殆んど夢想だもせざる治療成績を挙げ得たので、爰に、日本医学の新しき名の下に、人類救済の根本的大経綸を開始する事となったのである。

而して、此療法は、何人が修得すると雖も、余の許しを受くれば、其人の霊体を通じて発揮する観音力に依って、驚くべき治病能率を挙げ得るのである。

(日本医術講義録 昭和十年)