昭和二十八年一月二十五日
【お伺】謹んで御許いただき、御伺い申し上げます。昭和二十七年十二月十八日、大光明如来様の御奉斎の御許をいただいた者で御座いますが、これより以前に拝受いたしました大光明、大浄光の御守様と金龍の横の御書体を二十七年八月一日表具師平田護(二十九歳)に表装を願い、十二月十八日御奉斎の当日出来上って参りました。処が金龍の御書体の龍の御文字の端が縦に破れて居りました。早速明主様に、表具師と共に御詫致しました。大変申訳なき御無礼を御許下さる様、御願い申し上げます。表具師は「裏紙を貼って乾燥中に裏紙のつぎ目より破れた」と申して居りますが、何か霊的御関係がある様にも思いますので、御伺い申し上げます。
尚平田護表具師は後にて聞きましたが三五教の信者で、二年位になるそうで御座います。破れた御書体は取りはずす様頼んで居ります。処分は如何が致しましたらよろしいでしょうか。御伺い申し上げます。
【御垂示】破れが龍の文字にかかっていれば、御詫して焼きなさい。かかっていなければそのまま継いで表装してもよろしい。
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昭和二十八年一月二十五日
【お伺】此の度妻の帰幽に際しまして、私の不注意から、私が以前頂きました大浄光の御守様を、妻の頂いた緯の大光明の御守様と思い違え、棺の中へ入れて持たせてやってしまい、取返えしの附かぬ事を致しました。
何卒御許を御願い致します。
尚如何がさせて頂けば宜しゅう御座いますか。
御教示御願い申し上げます。
右不注意の段御詫び申し上げます。
【御垂示】済んだものなら致し方ないから、それでよろしい。心配するに及ばない。
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昭和二十八年一月二十五日
【お伺】私共夫妻は、二十年より信仰に入れて戴き、二十三年八月に光明如来様を御奉斎させて戴き、愚息(本年二十五歳)にもむりに入信させました為か信仰心なく、私共の意にも添わなくて困っておりました。
昨年十一月二十六日夜、金銭の問題から口論となり、揚句の果に、恐れ多くも御神体に手を掛け引裂いてしまいました。
私共の不行届きから、かかる不祥事を引起しまして誠に申訳なく、何とお詫申し上げましたら宜敷しいものか、途方に暮れております。謹みてここにお詫とお許、をお願い申し上げ、破損しました光明如来様の御書は如何致しましたら宜敷う御座いましょうか、伏してお詫と共に御教示を御願い申し上げます。
尚一日も早くお詫が叶って、再度御神体をお迎えさせて戴けます日の一日も早からん事を御祈願申し上げます。
【御垂示】之は大変な間違いをしたのである。というのは御子息を無理に入信させた為である。信仰心の湧かない者を無理に入信させるのは、尊い神様に対し非常な御無礼になるので、神様は覚らせる為に、御子息の手を通じて破られたのである。いつもいう通り信仰には無理が最もいけないのである。併し出来た事は致し方ないから、よくお詫をして焼き、新規に御受けすればそれでよろしいから余り悔んだりしないで、今後注意すれば神様は御赦しになるので、余り心配しないようになさい。
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昭和二十八年一月二十五日
【お伺】現在日本の食糧事情によりますと畑作を主にした農家においては経済上より二毛作三毛作をしている現状ですが、自然農法実施の場合、同一畑地に同一物の二毛作はお許し戴けるものでしょうか(例えば麦と薩摩芋丈毎年繰返えし連作する様な場合)右謹んでお伺い致します。
【御垂示】それは土地や気候の関係もあるから、臨機応変にやればいい。
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昭和二十八年一月二十五日
【お伺】私は入信前昭和二十三年初めの頃より、稍々脚気的症状でございましたのが、漸次全身の筋肉の疲労感が高まり、遂に昭和二十四年六月入院する身となりました。入院後あらゆる医学的療法を加え、医師も研究されましたが全く病因不明で、「まあ内分泌系統らしい」との事で何等得る処なく同年九月退院しました。
その後お道のことを承り、九月十九日より御浄霊を頂く様になりましたが、その日から床の中にて、独りでに手及び足がピクピクと痙攣し始めたのでございます。私はこの様な反応が起った事に心中大いに不思議に思いまして、御浄霊を続けて頂く中に、大変御守護戴いて便所にも行かれる様にさせて頂き、家内とも入信させて戴き御屏風観音様を御奉斎申し上げ、二十六年には箱根にて明主様の御光を戴く事が出来る様にして戴きました。その後時折疲労感が出ましても、その都度教会にて御浄霊頂いて治して頂いて居りました。
ところが二十七年春頃より浄化を強く戴く様になり、御浄霊中、痙攣が起る様に変化して参り肩、腕、腹、大腿部の筋肉が、或時は次々に盛上るごとく、或時は普通では迚も動かせないように筋肉丈が痙攣し、ピクピク動きます。酷い時は約一寸位も盛上る事もあります。
十二月初め迄は右の様な状態でも特別疲労感は強くございませんでしたが、十二月初めより非常に疲労を感ずる様になり、会社も休み専ら御浄霊を戴いています。力は重い火鉢を寸時運べる程あっても、はたき四、五回振ったり、半里近く歩くと、一日中動き廻った様な疲労感があり、心臓の鼓動が非常に早くなって参りますが、痙攣の御浄化の外には発熱その他の浄化作用は一切頂いていません。 これは全身に亘って溜った薬毒の外に、特に毒素集溜の急所があるものでございましょうか。又、霊的関係がございましょうか。私の知って居ります範囲では変死者は居りません。御神体は二十七年十二月八日御奉斎させて戴きました。謹みて右御伺い申し上げます。
【御垂示】之は霊的であって蝮に噛まれて死んだ霊である。その霊の憑依で、腫れも、痙攣も、強烈な疲労感も蝮の毒の特徴であるから、気長に浄霊すれば必ず治る。勿論薬毒も大いにあるから、何れは浄化が起るが、長く浄霊してるから大した事はない。急所は頭脳を第一とし、腫れや痺れた所を第二とすればいい。
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昭和二十八年一月二十五日
【お伺】昭和二十三年七月神経痛を色々と御守護戴き入信さして戴いた者でございますが、昭和二十五年御神体、御屏風観音様を御奉斎致し今日に及びました処、昨年五月頃より左目が次第に不明となり、八月頃には右目も薄く見える程度になって参りましたが、家人にも知らさず支部に参り、時々御浄霊御願してましたが、十一月三日頃物につまづき主人にも話した処(主人共四名入信)一応医師の診察を奨められ、その儘に医診を受けました。医師は血液検査の結果「青そこひ」で視力○・二と言われましたが、その儘御浄霊を御願い致して居ります。最近では一間離れましても人の顔さえ判然と致しません。御浄霊は眼の後及び後頭部、延髄を主とし一日に支部にて二回帰宅後家人にも御浄霊して戴き、其の都度涙の様に二、三滴は出ますが目脂(メヤニ)迄は出ません。私はサフラン、中将湯の飲薬も相当やり、又死産の時手術し、腎孟炎で出血多量の為母体保護の為と申し人工流産させた事があります。尚今日にても月経がある程の毒血の持主であります。
御浄霊戴いて居りまして此の様に見えなくなって参りましたのは内部の毒血が浄化して参り、外部に出て来る為の一時的失明で、今後も続けて参りました時必ず治るもので御座いましょうか。霊的に思い当ることも御座いませんが、流産させた子供に対しましては位牌を作り祀って居ります。浄霊者は力をぬく事に留意致して居りますが他に原因が御座いましょうか御伺い申し上げます。
【御垂示】この人は後頭部から延髄附近にかけて固まりがあるから、それを溶かせば必ず治る。併し大分性質(タチ)の悪い薬毒の為、溶けにくいから気長にやりなさい。何れは涙か目脂が出るようになれば、少しずつよくなってゆく、霊的関係はない。
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昭和二十八年一月二十五日
【お伺】昭和二十五年八月入信四十八歳の女でございます。入信間もなく御屏風観音様を奉斎させて頂き、昭和二十六年長女、二女と同時に入信、夫も昭和二十七年九月に入信致しましたが、まだよくお道が分らず、又住宅の関係上大光明如来様は御奉斎致して居りません。長男は未入信でお道に反対致してます。
《御浄化の状態及び経緯》
昭和十八年秋頃軽い咳をし始め、背筋が痛み出しましたので医師の診断を受けました処「肋膜に水が溜ってる」と云われ、すぐ青森市の病院に入院し約六カ月にして退院致しました。退院後二カ月にして又悪くなり、今度は○○病院に入院六カ月にして一応退院致しましたが、又二カ月程で再び○○病院に入院七カ月位で退院しました。退院時の体重は十八貫位ありました。退院後三カ月程して中耳炎となり、青森市の病院で手術を受けました。其の後四年間医薬を用いることなく家事をして居りましたが、昭和二十五年五月頃、咳が出始めたので同地の二人の医師よりの診断の結果、二人共「気管が悪く、今の処まだ肺は冒されてない」と云われ、幾日か治療受けましたが咳が止りませんので、其の旨医師に話しましたら「劇薬」と云って注射しました。一日位咳が止りましたが翌日には又咳が出始め、同時に四十度位の熱が出ましたので床に就き、氷冷している処に信者さんがお出でになり、御浄霊を頂きましたら熱は下りましたが咳は止りませんでした。併し何となく身体が軽くなった様に感じましたので御浄霊を続けましたら、二、三日で床を離れる事が出来ました。
昭和二十三年来肺結核にて入院中の長男が手術するとて看病に行き四十日間位御浄霊を休み、帰宅後時々頂き入信後も月並祭にお参りし御浄霊を頂いて居ました。
昨年の春中教会長先生よりの御浄霊中憑霊(狐霊)あり、其の後の御浄霊中にも憑依しますが目的がはっきり致さぬ様に感じられます。話す事がまちまちで一致しません。憑依しますと寒気がし、霊動致します。間もなく頭部、耳下腺、延髄等に三十九度位の熱が出、咽喉、胸部(気管)が苦しくなり、食欲が減り、したがってだんだん衰弱して現在の体重十一貫位になりました。
昨夏より明主様の御教え通り、床についたり起きて食事等して居りますが、咳、咽喉、気管、腹(腸と思われます)にあまり変化が御座いません。まだ寒気も霊動も時々致します。御浄霊の個所及び如何様に致しましたらよろしゅう御座いましょうか、御伺い申し上げます。
【御垂示】それは肋膜に溜った水が膿化し、大分残っているのでそれを排泄する為の咳であるから、痰が出るだけ出れば治るのは勿論だが、それまでに衰弱しては面白くないから、今後は絶対菜食にしなさい。そうすれば衰弱しないで必ず早く治る。浄霊個所は無論肋膜を患った個所で、此の個所を発見するには、息を深くして痛む処、又は圧して痛い所、熱のある所で、触ってみればよく分る。
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昭和二十八年一月二十五日
【お伺】信者(四十四歳職業助産婦)の御浄化につき御伺い申し上げます。 昭和二十五年七月入信、御屏風観音様御奉斎、其の頃二十六年三月大光明如来様御奉斎させて戴いています。
七歳頃「はやり目」にて医療を受けましたところ、右眼に星が出来、次第に近眼となり、十三歳頃より眼鏡を掛け始めましたが、段々に度が進み、三十七歳頃非常に眼が痛みましたので医師の診察を受けました処「網膜剥離」と云われ手術致しました。其の後間も無く右眼は失明し、尚黒目が左に片寄ってしまいました。昨年五月頃より左眼の視力が急に衰え、明暗の判る程度となり、八、九月頃頭痛と共に全身浄化を戴き、其の頃は御浄霊致しますと急に見えたり致しましたが、十一月初め頃より一向に変化無く、只今では殆ど失明状態となりました。雨眼共外見は失明して居る様には見えません。尚御浄霊致しますと眼球がクルクルと廻り、パチッパチッと音が致します。最近金色又は青色の角の生えた龍の様な物が、昼夜の別なく又瞼を開けても閉じても見え、安眠出来ず頭が痺れた様に感じると申します。これは何か霊的のものでございましょうか。御浄霊は前、後頭部、頭部の天辺、眼、こめかみを致して居ります。右何卒御守護御垂示賜わり度く御願い申し上げます。
尚助産の仕事の方は会長先生からの御注意にて一時休む様申しましたが、本人は懇望され断り切れず時々取上げさせて戴き、其の都度大変御守護を戴き、心より感謝申し上げて居ります。
【御垂示】 之は最初痛んだ時、放っておけば眼脂が出て治るものを、医師にかかった為、手術をしたり、その薬毒の為とで、謂わば医学の被害者である。併し色々変化があるのは非常によいので、気長に浄霊すれば治る筈だが、只どういう手術か分らないから、手術によっては全部治るかどうかは分らないが、不自由ないまでには治る筈である。
(地天四十四号 昭和二十八年一月二十五日)