世界救世教教義解説 (病貧争の巻)

序文

今度、本教出版部客員松井誠勲氏が、本教に関する同氏独特の、批判解説を試みた原稿が出来たから、見てくれというので一読した処、全般に渉って肯綮(コウケイ)を得ている好記述なので、私も大いに意を得、出版を勧めたのである。

特に、最後の医学に対する、世界各国の専門家の直言に至っては、よくも査べ上げたものと思うと共に、是非世人に知らせたいと茲に推薦する次第である。由来日本人は舶来崇拝の癖が、未だ抜け切っていない今日、最も好適の著というべきであろう。(S・26・5・15)

(昭和二十六年六月一日)