蛔虫、十二指腸虫、真田虫、蟯虫等

腹に虫の湧く病気で、彼の蛔虫、十二指腸虫、真田虫、蟯虫等があるが、之等も薬毒が溜って膿化し腐敗し、虫が湧く場合と、伝染による場合とがある。

何れにしても考えて見て貰ひたい事は、人間の躰の中に虫が湧くなどは実に恥辱である。之では塵溜か糞溜と何等択ぶ処はないからである。故に虫など湧かなく清潔な身体であってこそ、万物の霊長といって威張れるのである。

眼、耳、鼻、口(医学革命の書 昭和二十八年)