姙娠腎

其他よくあるものに姙娠腎がある。勿論症状は浮腫であるが、之は医学でもいふ通り、腎臓障害即ち腎臓萎縮である。此原因も曩にかいた如く、平常から腎臓背部に毒結があり其圧迫がある処へ、姙娠の為前方からも圧迫されるので、腎臓は言はば挾み打ちとなって萎縮し、全部の尿が処理されず、溢れて浮腫となるのであるから、背部の毒結を浄霊溶解すれば、腎臓の負担が軽くなり、治るのは当然である。処が医学ではどうする事も出来ないので、重症の場合親の生命には代へられぬとして人工流産させるが、折角出来た大切な赤子を犠牲にするのだから、実に気の毒な話である。而も此時は大抵八、九ケ月頃であるから、猶更親は悲歎に暮れるのである。

〔浄霊箇所〕
背面腎臓部

婦人病(文明の創造 昭和二十七年)