弁膜症

症状は動悸、心臓部圧迫感、脈搏不正等である。原因は狭心症と同様であって、唯心臓周囲の毒素溜結が軽度であるからである。然し、弁膜症といはるる患者で、実際弁膜症でないので、誤診が多いのである。それは、如何いふ訳かといふと、心臓に近い部の肋骨に毒素溜結し、その浄化作用の微熱によって心臓が昂奮するのである。ちょうど、入浴時動悸が高くなると同じ理由である。心臓が悪いといふ患者の90%位は、此種の原因であるから、寧ろ旺んに運動して浄化作用を起させれば速く治るのである。

弁膜症は狭心症と同一原因でただ全体的でなく局部的圧迫であるから、心悸亢進、脈拍不正、軽度の呼吸逼迫等が重なる症状である。これは心臓の廻りに毒があって固まろうとする。その固まる時に苦しむのです。それともう一つの場合は、心臓の廻りの毒が浄化して熱を出す為、その熱にあおられてなるのです。それから、偶にはお腹の浄化による事もあります。大体臍の上下に固まりがあり、その浄化熱が心臓に影響するのです。心臓の表裏とお腹ですが、お腹の因は腎臓だから、腎臓もよくやる事です。

之は少ない病気だが、心臓が元で脳に影響する症状がある。これは心臓弁膜症などある人が一寸した事で動悸と共に眩暈が起こるので、之は何が為かというと、心臓の周囲即ち胸部、横腹、肩甲骨下部等に固結のある場合、それに浄化微熱が発るので、心臓が昴奮し、頭脳に反射するからである。

〔浄霊箇所〕
肩、心臓の前後、腹部、腎臓

2) 弁膜症(天国の福音 心臓病と高血圧)
其他のもの(文明の創造)
(二)弁膜症(医学試稿 昭和十四年)