湿布

之は反って害があるのである。前述の如く、治療上温めるのはよく、冷すのは悪 いのであるから、縦令、熱湯湿布をするとも、暖い時間より冷たい時間が多いから 不可である。且つ、薬剤を使用するに於ては、反って害があるのである。何となれ ば、薬剤が皮膚から滲透すればするだけ、それは膿汁の如き、不純物と化するから である。