寸鉄活人 (栄光百五十一号)

拙者は今参拝の信者諸君だけ浄霊しているので楽だが、今に二十億を一遍に浄霊するとなったら、サゾ手が草疲れるだろう

だが何億という御礼が来るに違いないから、我慢するよ

考えただけでもゾクゾクするよ

どうだ諸君 神様の欲の皮には驚いただろう エッヘン

巨大なる赤龍、ペロリペロリ赤い舌を出して、飴じゃないアメリカを舐めんとす

アナ恐ろしや、とみるや天の一角にピカリ光るものあり、原爆か水爆か非ず、之ぞ全人類待望の霊光に非ずして何ぞや、之を仰ぐ者悉く感激の涙滂沱(ボウダ)として、手の舞、足の踏む処を知らず万人米搗バッタと化す

其光景たるや、宛然天国そのままなり

之即ち神様の寝言に非ずして何ぞや、誰だへー神様にも寝言があるんですかと訊く奴は

(栄光百五十一号 昭和二十七年四月九日)