自然農法を行う場合、浄霊による効果の顕著なる事は、増収報告の中に必ずあるのは、どういう訳かという事をかいてみよう。
自然農法の原理は、従来の人為農法によって土が汚されている為、土は活力を阻害され、本来の性能を発揮出来ないから、成績が悪いという原理を、農民は知らなかったので、今日迄高い肥料を購い、結果が悪く骨折り損の草臥儲けをして来たのを、私は神示によって其誤りを知り、今迄とは反対に土を清浄にする程、作物はよく出来るという原理を発表したのであって、其通り実行したものは素晴しい成績を挙げている事は、本教刊行物に満載されている通りである。
それに就て浄霊が何故農作物に、顕著な効果があるかという事を知りたい人は、沢山あるだろうから茲にかくのである。抑々、万有は霊と体で成立っている事は、本教信者はよく知っている筈だが、勿論、土も作物も、霊と体から成立っている以上、土が人為肥料によって汚されていれば、土の霊も其通り曇っている。処が一度浄霊するや、土の霊の曇りが減るから、其通り土の方も不純物が減り浄まるのである。従而、清浄になった土は成育力が旺盛になると共に、作物の方も残っている肥毒が減るから、両々相俟って、霊主体従の法則により、成育が旺盛になるのである。之で大体判ったであろう。
(自然農法解説 昭和二十六年一月十五日)