此著は、本教刊行の光新聞、及び雑誌地上天国に掲載した論文中から、取捨選択したもので、成可興味に富み、魂の糧として有意義なるもののみを抜いたのである。尤も、相当改竄(カイザン)した点もあり、補足した所もあり、出来るだけ完璧を期したので、已に一読した者と雖も新たなる感銘を受けるであろう。
勿論、時事問題あり、宗教、倫理、処世訓等々人間として知らねばならない事を主として載せてある。従而、人生行路の指針として読まれん事であると共に、新しい人生哲学ともいえよう。
(自観叢書十二 昭和二十五年一月三十日)